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SEOライティングとは?初心者でもできる書き方やコツを解説!基本的な手順を紹介
当記事では、初心者向けに理解しておくべきSEOライティングの基本的な説明から始め、コツや実施する手順、コンテンツSEOを補助するツールまで解説します。
SEOについての理解に加えて具体的なコツを知れば、コンテンツ制作やサイト設計の際に迷わずに、やるべき施策に最大限集中できるようになります。
SEOライティングについてくわしく知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
また、Keywordmapを開発したCINCでは、ビッグデータを活用し、SEO戦略の策定から効果検証まで一気通貫で支援しています。これからコンテンツSEOを始めたい、上位表示されるコンテンツを作りたいといったお悩みがある方はお気軽にご相談ください。⇒CINCのSEOコンサルティング・SEO対策代行サービス
目次
SEOライティングとは
SEOライティングとは、検索ユーザーのニーズを満たした記事を書きつつ、検索エンジンから正しく評価されるためのSEO対策を意識したコンテンツの作成方法です。
SEO対策は、よくユーザーに向けた施策と検索エンジンに向けた2つの側面から語られます。ユーザーファーストとは、ユーザーのニーズや環境に合わせたWebサイトやコンテンツを作ること。一方、検索エンジンに向けたSEO対策とは、主にGoogleなどの検索エンジンに評価されやすいWebサイト・ページを組み立てることで検索結果での上位表示を狙う対策のことを指します。
SEOライティングの大原則は、第一にユーザーファースト、続いて検索エンジン向けですが、両者はトレードオフではなく両立させることができます。
SEOライティングのコツやポイント
まずは、SEOライティングのコツや押さえるべきポイントから解説します。
- ユーザーファーストのコンテンツ制作を意識する
- 検索エンジンに向けたSEOを押さえる
- 検索意図に対して最適な回答を用意する
- ユーザーにとって分かりやすい表現方法を用いる
- 記事構成案を作る
- 経験(独自性)と専門性を入れる
- 定期的にコンテンツを更新する
ユーザーファーストのコンテンツ制作
繰り返しになりますが、SEOライティングの大原則は「ユーザーファースト」です。
ユーザーファーストのコンテンツ作成については、これまでにGoogleは何度も言及しており、また検索結果を決めるアルゴリズムのアップデートからも、その重要性を読み取ることができます。
たとえば、2022年8月25日にリリースされた「ヘルプフルコンテンツアップデート」でも、ユーザー向けのコンテンツ制作について、以下のように推奨しています。
ヘルプフル コンテンツ アップデートは、訪問者に満足感を与えているコンテンツを高く評価し、訪問者の期待に応えていないコンテンツとの差別化を図ることを目的としています。この新たな変更に合わせて、作成したコンテンツが良い評価を得られるようにするにはどうしたらよいでしょうか。それは、Google のこれまでのアドバイスとガイドラインに従って、検索エンジン向けではなくユーザー向けにコンテンツを作成することです。
2022 年 8 月の Google の有用なコンテンツの更新についてクリエイターが知っておくべきこと
ユーザーファーストとは具体的に、検索ユーザーがどのような情報を求めているのかという「検索意図(ニーズ)」を満たすようにわかりやすく情報提供を行うことです。検索意図の調べ方や、どのようにすれば検索意図を満たせるかについては後述します。
検索エンジンに向けたSEOを押さえる
一方の検索エンジン向けのSEO対策とは、検索上位表示を目的とした対策のことを指します。具体的な手法については後述しますが、前提として、検索エンジン向けのSEO対策の目的は、そのページがユーザーの疑問を解決したり興味・関心を満たすことができるページであることを検索エンジンに「伝える」ことです。
検索エンジンの評価だけを狙うあまりユーザーの利便性を無視したり、検索エンジンのアルゴリズムを欺こうとする手法(ブラックハットSEO)とは異なる点に注意が必要です。
検索エンジン向けの観点とユーザーファーストの観点は両立でき、さらに、検索エンジンが理解しやすいように情報を整理することは、ユーザーの求めるコンテンツを検索エンジンがユーザーへ提示しやすくする、つまりユーザーの利便性向上にもつながります。
構造化データでマークアップする
検索エンジンに自社サイトの情報を正しく伝えるために、構造化データを用いてマークアップを行います。
構造化データでマークアップと書くと、ややとっつきづらい印象がありますが、簡単に言えば「ページに情報を補完する」ことを指します。もう少し詳しく書くと、検索エンジンがWebページを理解しやすいように、そのページに対して特定のフォーマットで「意味づけ」するということになります。
構造化データのマークアップには次のようなメリットがあります。
- 必要に応じてリッチリザルトを表示させるなど、検索結果を分かりやすくする
- 検索エンジンのクローラーボットがサイトをより正確に理解しやすくなる
- それによってより正確な回答が検索結果に反映されるようになる
- デバイスやプラットフォームによる表示の差異を減らす
構造化データでマークアップするには、以下3つの記述の仕方があります。
- JSON-LD
- Microdata
- RDFa
以下は、「JSON-LD」方式を用いてマークアップした際の記述例です。
「name」「url」などの要素ごとにページ情報を書き加えていくことで、その要素がどのようなものか検索エンジンに伝えることができます。
構造化データの仕組みや概要、マークアップのやり方については以下のGoogle公式サイトで解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
「Google 検索での構造化データのマークアップの仕組み概要」
検索意図に対して最適な回答を用意する
ユーザーファーストのコンテンツ制作には、ユーザーの検索意図(ニーズ)を理解して、それを記事ページで満たすようライティングすることが重要です。
検索意図を満たすためにおすすめなのが、以下の2点です。
- 上位ページを参考にする
- 独自(オリジナル)の情報を含める
検索結果で上位表示されているページは、検索意図への回答として最適なコンテンツだと、すでに検索エンジンから評価されている可能性が高いです。最低でも上位5ページ分、余裕があれば10ページ分の上位記事を参考にしましょう。「検索意図への回答としてこのページのどこが・どんな内容が評価されているのか」を踏まえながら、トピックやテーマとして吸収しコンテンツを制作していきます。(当然、コピペや剽窃はNGです。)
また、コンテンツ制作者独自(オリジナル)の情報を含めることも、検索意図を満たす要素だと考えられます。
コンテンツは、実体験や深い知識(たとえば、実際に商品やサービスを使用したり、ある場所を訪れたりした経験に基づく特別な知識)を明確に示していますか。
2022 年 8 月の Google の有用なコンテンツの更新についてクリエイターが知っておくべきこと
Googleは、ヘルプフルアップデートを行った際に、「ユーザーに満足度を与えるコンテンツの基準」として、上記のような観点を提示しています。複数の他のサイトから得られるような月並みな内容ではなく、そのサイトからしか得られないような「オリジナリティある実体験や深い知識」を示せているかが、検索意図に対して満足度の高い回答となる場合がある点は押さえておきましょう。
ユーザーにとって分かりやすい表現方法を用いる
価値のある情報を発信していることと、それをユーザーがきちんと理解できているかは異なります。検索意図を満たすためには、ユーザーにとって分かりやすい方法で表現することも重要です。文章のわかりやすさは、次のような点をチェックすると良いでしょう。
- 複雑で回りくどい説明は避けてシンプルに伝えられているか
- 専門用語ばかりになっていないか
- 1文が長すぎないか
- 見出しの量は最適か
- 誤字や文法上のミスはないか
さらに、「ユーザーにとって分かりやすいか」を気にするのは文章の中身だけではありません。コンテンツを「視覚的」にわかりやすくするために、以下のような点も改善できます。
- テキストを画像や動画に置き換えて、より見やすくできないか
- 文字を太字にしたり、色やアンダーラインなどを付けて読みやすくできないか
- 情報を箇条書きや表にまとめられないか
記事構成案を作る
SEOライティングはもとより、記事コンテンツを作り始める前には、必ず記事構成案を作成してください。
構成案は、記事の全体を支える「骨組み」です。構成案の段階で「ユーザーの検索意図を満たしているか」「全体をとおして論理的な流れになっているか」「検索エンジン向けの対策もできているか」としっかりと確認できると、途中工程でテーマがぶれたり、ユーザーや検索エンジンを無視した内容に逸れていったりすることを防ぐことができます。
記事構成案の具体的な手順は以下の通りです。
- 対策キーワードを整理する
- 検索意図からテーマやトピックを洗い出す
- 見出しを箇条書きにする(構成段階でどの階層まで決めておくかは方針によるものの、一般的にはh1~h3)
- 各見出しに含める内容や注意点などを簡単にまとめる
- 引用サイトや内部リンク先ページがあればURLをメモしておく
記事構成案の作り方については、以下の記事で詳しく解説していますのであわせて参考にしてみてください。
「記事構成案の作り方!Webライティングで必須のプロット作成法を解説」
経験(独自性)と専門性のある内容を入れる
Googleがコンテンツを評価する基準として、下の4つの頭文字をとった「E-E-A-T」という言葉がよく登場します(2022年12月に「E-A-T」から「E-E-A-T」に変更されました)。
- 経験(Experience)
- 専門性(Experience)
- 権威性(Authoritativeness)
- 信頼性(Trustworthiness)
SEOライティングにおいては、特に経験と専門性を強く意識して記事に反映していく必要があります。
経験(独自性)とは、記事が他の記事にはない独自の視点やアイデアを提供していることを指します。Googleはほかのページでも書かれているような類似コンテンツ・コピーコンテンツよりも、オリジナリティのある記事を高く評価する傾向があります。上記でも「独自(オリジナル)の情報を含める」として紹介した通り、独自性のあるコンテンツは読者の検索意図を満たしやすく、興味を持って読まれやすくなります。
ユーザーが求める情報だということは前提ですが、自身の経験談や体験をふくめることで内容が分かりやすくなったり情報の信頼性が上がったりできそうな場合には、積極的に記事に盛り込むとよいでしょう。
また、専門性とは、その記事やサイトが特定の分野において専門的な内容を提供しているかを指します。その分野における専門家によるコンテンツの方が、そうでない人のコンテンツよりもわかりやすく有益であるだろうとGoogleは評価しています。専門性を高めるために、以下には注意するようにして下さい。
- 幅広い分野よりも一つの分野にしぼったコンテンツ作り
- 対象の分野に詳しくない場合は、その道の専門家に執筆か監修を依頼する
- 知らないこと、信憑性のないこと、ファクトデータがないことは書かない
E-E-A-Tについては、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「E-A-T(E-E-A-T)を徹底解説! SEOに重要な理由と高め方をガイドラインから読み解く」
定期的にコンテンツを更新する
Webサイトの更新頻度に直接的なSEO効果はないとされています。一方で実際には、更新頻度と検索順位やトラフィックにはある程度の相関が見られるというのが、現在のSEO界隈の定説になっています。
ただし、更新といっても更新日を最新の日付に変更するだけだったり、あるいは1文か2文程度テキストを加える、語尾を変えるといったような更新ではSEO効果を得ることは難しく、むしろ長期的かつ過度に行い続ければペナルティを受けて順位が低下することも考えられるので注意が必要です。
ページの更新は、主に以下のタイミングの際に推奨されます。
- 順位が低下したとき
- 掲載している情報が古くなったとき
- テーマ・トピックに関する新しい情報を追加する必要があるとき
- 何らかのSEO対策を追加・設定するとき
とはいえ、上位競合サイトの更新頻度を確認し、自社よりも高い場合はなるべく更新頻度を高めていくべきだと考えられます。
SEOの効果測定のやり方や活用できるツールについては、以下の記事で詳しく解説しているのでこの機会に参考にしてください。
「SEOの効果測定とは?やり方や分析すべき重要指標、活用できるツールを紹介」
SEOライティングの手順
SEOライティングの具体的な手順は以下になります。
- ペルソナを明確にする
- キーワード選定
- 記事構成案の作成
- 原稿執筆
- リライト
ペルソナを明確にする
ペルソナとは、ターゲットユーザーを具体的にイメージするために設定する、人物像のことです。
ペルソナを設定することで、対策するキーワード領域を具体的に決めることができます。
例えば、「筋トレ用品」の購入に繋げるキーワードの選定を行うのであれば、筋トレに興味関心が高いユーザーの属性(年齢・性別・悩み事など)に基づき、ペルソナを設定しましょう。
ペルソナを設定するとターゲットユーザーの解像度が上がり、求めている情報やニーズをイメージできるため、キーワード選定だけではなくコンテンツ作成時にも活かすことができます。
ペルソナの作り方について、詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
「ペルソナの作り方を解説!ターゲットを絞ったマーケティングを行うために」
キーワード選定
SEOライティングの工程の中で、キーワード選定はとても重要なプロセスです。
選定したキーワードを基軸としてユーザーニーズ(検索意図)の調査や記事構成案の作成、原稿の執筆などを行うためです。
キーワード選定は以下の手順で進めていきます。
- 軸となるメインキーワードを決める
- キーワード候補を洗い出す
- キーワードをカテゴリに分ける
- キーワードの優先度をつける
具体的に、キーワード選定方法を知りたい方は以下の記事を参考にしてください。
「キーワード選定の手順を解説!SEOで成果を出すコツやポイントとは」
記事構成案の作成
キーワードが決まったら、次は記事構成案を作成します。
記事構成案とは下図のような、いわゆる記事の「設計書」であり、検索ユーザーの、どのようなニーズを、どのような情報で解決するのか、またその内容を伝える手順を考える作業でもあります。
Googleは、ユーザーの疑問や悩みを解決できるような有益なコンテンツを高く評価します。記事構成案を作ってから記事を書くことで、テーマやトピックにブレがなくなり、より情報を体系的に伝えることができるため、ユーザーが情報を理解しやすくなり、疑問や悩みを解決しやすくなります。
一方で、記事構成案を作らずに、いきなり記事を書き始めてしまうと、テーマやトピックに統一性がなく、情報が散らかってしまいかねず、疑問や悩みを解決しにくい状態になってしまいがちです。
記事構成案を作成することでユーザーにとって利便性の高い記事を作ることができ、ひいてはGoogleからも評価されるコンテンツを作成することができます。
記事構成案の作り方について、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
「記事構成案の作り方!Webライティングで必須のプロット作成法を解説」
原稿執筆
記事構成案が完成したら、本文原稿の執筆に取り掛かりましょう。
以下の点を意識しながら執筆すると、ユーザーが読みやすく理解しやすいい記事を作成することができます。
- PREP法で書く
- 同じ語尾を連続させない
- 論理を飛躍させない
PREP法で書く
本文の書き方に最適なのが、PREP法です。PREP法とは以下の手順で説明する方法です。
- Point (結論・主張)
- Reason (結論を支える理由)
- Example(理由に根拠を与える事例・データ)
- Point (再度結論の主張)
ユーザーは、特定の課題をスピーディに解決するために検索して情報収集をしています。そのため、結論から書くことによって、早くニーズを満たしたいユーザーの要望に答えることができます。
また、Googleは見出し直下の文章で見出しの内容を理解する傾向にあります。したがって、見出し直下においてPREP法で記述されていることにより、Googleはその見出しで言及されている情報が理解しやすくなります。
例えば、「SEOライティングとは」という見出しの直下では、「SEOライティングとは〇〇〇です。」と書き始め、一言でSEOライティングの端的な説明を行うイメージです。
リライト
リライトとは、すでにWebサイト上にアップされているものの、上位表示されていない記事をピックアップして加筆修正を行い、順位上昇を狙う手法です。
リライトを判断するには、Googleが記事を評価しきったタイミングで行うのが望ましいため、アップして1ヶ月半〜2ヶ月を目処に行うと良いでしょう。
リライトのタイミングが来たら、以下のような記事をリライトの対象としましょう。
- 検索順位は高いが、CTR(クリック率)が低いページ
- 検索順位は低いが、表示回数とCTRが高いコンテンツ
- CTR、あるいは表示回数が向上しそうなコンテンツ
- 更新日が古い記事
具体的なリライト方法などは以下の記事を参考にしてみてください。
「リライトとは?意味やSEO効果を高める方法、コツをわかりやすく解説」
SEOライティングの重要な要素
SEOライティングで成果を出すうえで、重要な要素と、要素ごとの対策方法について解説していきます。
タイトル(titleタグ)
タイトル(titleタグ)は、検索結果に表示されるページの内容を示す代表的な情報であり、また検索エンジンが検索順位を決めるために特によく確認している箇所の一つです。タイトルにはページの内容をわかりやすく表すようにした上で、上位表示させたいキーワードを含めるようにしましょう。
キーワードは、冒頭により近い場所にある方が良いとされているため、なるべくタイトルの左側に記述します。なお、以下図の通り、タイトルは不自然にならない限り短くまとめる方が良い傾向にあります。
出典:株式会社CINC Googleアルゴリズムアップデートレポート
また、キーワードを過度に詰め込んでも特に意味はありません。ペナルティを受ける可能性があるので最低限にするのが良いでしょう。
詳しくは以下の記事で解説しています。
「SEO記事のタイトルを付けるコツ9選!順位を上げる書き方や事例を紹介」
メタディスクリプション
メタディスクリプション(meta description)は、検索結果に表示され、そのページの内容を簡潔に説明するmetaタグです。検索エンジンがページの内容を理解するために用いる情報の一つです。
SEOに直接的な効果がないとされているメタディスクリプションですが、海外SEOメディアBACKLINKOによると、500万のGoogle検索結果を分析したところ、メタディスクリプションがあるページは、ないページと比べて平均5.8%多くクリックされたことがわかっています。
出典:How to Write SEO-Friendly Meta Descriptions In 2021
メタディスクリプションでは、次のようなことを考慮します。
- ページの内容をシンプルに短く記述する
- 記事を読むことで得られるメリットを記載する
- 上位表示させたいキーワードを含める(タイトル同様、過度にならないようにする)
なお、メタディスクリプションを設定しないと、Googleがページ内容を参照して自動的に検索結果に反映します。そのためあえて設定しないメディアもありますが、ページの内容を理解するために重視されていることを踏まえると、なるべくメタディスクリプション用に文章を作成して設定した方が良いでしょう。
また、メタディスクリプションはそのページの内容を説明するものなので、サイト内の複数ページで文章を使いまわすというのも適切ではありません。それぞれ個別に文章を作成しましょう。
メタディスクリプションについては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「ディスクリプションとは?SEOへの影響や効果のある書き方、文字数を解説」
見出しタグ
見出しタグ(hタグ)は、ユーザーや検索エンジンに対し、ページ内での文章の構造をわかりやすく示すものです。
見出しタグは直接SEOに影響を及ぼすものではありません。したがって、不自然にキーワードを詰め込んだり、見出しタグの数で試行錯誤したりするのではなく、「文章として自然な構造になっているか」「見出しが文章のかたまりを正しく伝えられているか」という点を重視するとよいでしょう。
ただし、たとえば「京都の観光」について書かれた記事のうち、「京都」や「観光」という言葉がどの見出しにも登場しないというのはやや不自然です。記事として違和感を与えないという前提のもと、上位表示させたいキーワードを見出しに含めるようにしましょう。
見出しタグに関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「hタグ(見出しタグ)の使い方とは?SEO効果やHTMLの書き方を徹底解説」
本文
記事ページの中核となる本文は、SEOライティングにおいて最も注力すべき箇所です。ユーザーのニーズを満たすのも、Googleがページを評価する割合が一番大きいのも本文です。したがって、本文のライティングには気を遣うようにしてください。
本文についてはいくつかの注意点があります。
- なるべく代名詞を使わない(何を指しているか検索エンジンが理解できない可能性があるため)
- 必要に応じてHTMLでマークアップをする(表やリストを使う)
- 誤字脱字を防ぐ(Googleは誤字脱字を判別していると考えて良い)
- 言い換え表現を用いる(類似キーワードで上位表示できる可能性があるため)
- 共起語を使う
共起語とは、あるキーワードやフレーズと一緒によく用いられる語句のことです。たとえば、「ダイエット」というキーワードについて書かれた記事の中には、「食事」「レシピ」「栄養」「スタイル」「運動」といったキーワードが頻繁に用いられます。これらが共起語にあたります。
共起語は、記事に含めれば順位に影響するというものではありませんが、「共起語を多く含む記事」は、そのキーワードについてより網羅的に情報を伝えていると考えるのが自然です。検索意図を満たすためにも共起語は有用であるため、コンテンツ作成の際には、不自然にならないレベルで含めるようにするとよいでしょう。
画像altテキスト(alt属性)
画像のalt属性にも注意を払うようにしましょう。具体的には、alt属性に画像を説明する正しいテキストを記述するようにしてください。
alt属性とは画像の内容を表す代替テキストであり、画像が表示されない環境などでその画像の内容をユーザーに伝える役割を持っています。検索エンジンもalt属性を参考にして画像の内容を認識しているとされています(もちろん画像自体からも情報を認識しています)。
altの設定にはSEOの効果はないといわれている一方で、2020年のコアアップデート時には、ページテーマと画像の関係性について差分が確認されました。alt属性が適切に設定されているページは順位が上昇傾向にあり、alt属性が適切に設定されていないページは下落傾向にあったことがわかっています。
画像altタグを記述する際のポイントは、次のとおりです。
- 画像の内容を簡潔に表す(装飾のために用いる場合は空白のままにする)
- (不自然でなければ)上位表示させたいキーワードを含める
ほかの箇所と同様、alt属性にもキーワードの過剰な詰め込みはNGです。「画像に何が書かれているかを検索エンジンに教える」ということを意識し、画像に書かれているままを記述してください。
なお、alt属性の記述の仕方や画像SEOについては、以下の記事で徹底解説していますのであわせて参考にしてみてください。
「画像SEOのやり方16選!alt属性の設定や画像検索で表示させる方法を解説」
URL
SEOライティングで意外と見落とされがちなのが、ページのアクセス先を示す「URL」にこだわることです。
検索エンジンはURLからもページの内容を認識しています。そのため、URLが意味不明な文字の羅列よりも、ページの内容が反映された整然とした文字列である方が好ましいとされています。このことはGoogleの公式サイト「検索セントラル」でも「シンプルな URL 構造を維持する」として推奨されています。
Googleによる具体例を紹介します。シンプルで分かりやすいURL構造が推奨され、長いIDなど判読できない文字の羅列は非推奨とされています。
- ○:http://en.wikipedia.org/wiki/Aviation
- ×:https://www.example.com/index.php?id_sezione=360&sid=3a5ebc94
ほかにも以下の注意点をチェックしながら、キーワードを含めたURLをつけるようにしましょう。
- シンプルで、ページや記事の主要テーマを表すようにする
- サイト内の階層構造を反映するようにする
- 複数単語が連なる場合、ハイフンを使って単語を区切る
- アンダーバー・アンダースコア(_)は使わない
- 絵文字といったASCII以外の文字は使わない
内部リンク
SEOライティングで忘れてはならないのが内部リンクの最適化です。
内部リンクの最適化は、検索エンジンによるスムーズなクローリングを促しインデックスを早め、かつページの評価値を受け渡す効果があるため、検索順位に好影響をもたらします。
新しいコンテンツを作成する際、あるいはリライトを行う際は、すでにある既存ページから新たに対策した記事へ、またその逆も同じようにして、内部リンクを常にアップデートしましょう。 関連ページを繋げることで、上記で挙げたSEO効果をもたらします。
すでにあるうちどのページから内部リンクを貼るかを考える際には、検索演算子「site:」が便利です。以下のように「site:」を付けて検索をすると、指定したサイト内で特定のキーワードが使われているページだけを見つけることができます。
(https://developers.google.com/のサイト内で「アップデート」のキーワードを含むページだけを表示)
この検索結果の中から、対策した記事と関連の強いページを見つけだして内部リンクを設定していきます。この作業は、新記事やリライトを行うときに習慣づけるようにしましょう。
より具体例を交えて、SEOに強い記事の書き方が知りたい方は以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみてください。
「SEOに強い記事の書き方を徹底解説!具体例でわかるSEOライティング」
SEOライティングに活かせるツール
SEOライティングをより効果的、効率的に行うことができるツールを、以下の3種類別にそれぞれ紹介します。
- キーワード選定ツール
- コンテンツSEOツール
- 検索順位チェックツール
キーワード選定ツール
SEOライティングにおいては、適切なキーワードを選定することが非常に重要です。関連キーワードや競合サイトを調査することで、適切なキーワード選定ができるツールを紹介します。
Ubersuggest
- 制限付きでキーワードの無料調査可能
- 特定キーワードのサジェストワードを一括抽出可能
- キーワード毎の検索Vol.やCPC、SEO難易度を調査可能
- 海外ツール
Ubersuggestは、無料で利用できるSEOツールです(ただし制限があります)。独自スコアにより、キーワード毎のSEO対策の難易度まで把握可能な点が特長です。有料版も安価に利用できるツールのため、フリーランスで利用されるがケースが多い傾向にあります。
- 料金:無料〜9,999円/月(お得な買い切りプランあり)
- トライアル:7日間の無料お試しあり
- ページはこちら⇒Ubersuggest
ラッコキーワード
- 制限付きでキーワードの無料調査が可能
- Googleに限らず、YouTube等の様々なプラットフォームのサジェストワードを調査可能
- 分かりやすいUIで初心者でも安心して利用可能
ラッコキーワードは、無料で利用できるキーワードツールです。Googleに限らず、YouTube、Amazon等の様々なプラットフォームのサジェストワードを調査可能な点が特長です。また、キーワード調査だけでなく、コンテンツ制作にも役立つ機能を備えています。無料版の場合は、検索ボリュームが見られないため注意が必要です。
- 料金:無料〜9,900円/月
- トライアル:登録無しで誰でも利用可能
- ページはこちら⇒ラッコキーワード
コンテンツSEO対策ツール
上位表示されるような良質なコンテンツ記事の作成にはユーザーニーズや上位ページ分析が必要不可欠です。
直近では、AIを活用して記事作成を行えるようなツールが増えているので、選定の際にはAI機能が実装されているかも参考にするとよいでしょう。コンテンツSEO対策ツールを紹介します。
Keywordmap
- 記事作成に必要なユーザーニーズ調査
- 上位表示に役立つ共起語の調査と含有率のチェック
- 上位競合ページの文字数、ページ構成(hタグなど)を抽出
- 生成系AIと連携、自動で記事構成案を作成
Keywordmapは競合調査、市場調査、ニーズ調査、およびキーワード調査からコンテンツ制作まで一気通貫で対応可能なSEOの決定版ツールです。ファクトデータにもとづくスコアリングにより、コンテンツに対して重要度の高い要素を分析できるのが特長です。自社記事をコピペすることで、上位表示コンテンツと比較して抜け漏れているユーザーニーズや共起語を提示してくれます。
- 料金:有料(企業ごとに最適なプランを提案:要お問い合せ)
- トライアル:7日間の無料お試しあり
- AI機能:あり
- ページはこちら⇒Keywordmap
EmmaTools
- 上位表示コンテンツの調査分析機能
- 完成したコンテンツの自動分析、アドバイス機能
- 外部ライターの管理や、コピペ率チェック等のライティング外注時のサポート
Emma Toolsは、自社にリソースが無い場合のライティング外注をサポートする外部ライター管理機能が特長です。分かりやすい操作画面のため、初心者の方も安心して活用することができます。コンテンツ内で不足しているキーワードをUI上で把握することでユーザーの意図に合う記事作成が可能です。
- 料金:基本料金59,800円/月
- トライアル:不明
- AI機能:あり
- ページはこちら⇒Emma Tools
tamicoSEO
- 比較的安価に利用可能なツール
- コンテンツ作成のためのニーズ調査、共起語が調査可能
tamicoSEOは記事のプランニング、作成に特化したツールです。自然言語処理技術にもとづき、ユーザーニーズをはじめ、検索結果や競合サイトの分析レポート、既存記事に不足している要素など分析・抽出できます。
- 料金:31,500円〜110,000円/月
- トライアル:14日間の無料お試しあり
- AI機能:あり
- ページはこちら⇒tamicoSEO
検索順位チェックツール
コンテンツを作成した後は効果検証が行うようにしましょう。
具体的には、対策キーワードの順位を計測して、上位表示されているか常にウォッチします。狙っていたような順位上昇が見込めないキーワードに関しては、記事のリライトが必要です。まずは、ここで紹介する検索順位の推移を計測できるツールの導入を検討してみましょう。
GRC
- 少量のキーワードであれば、無料版でも調査可能
- 自社サイトの特定キーワードの検索順位を定点観測
- 競合サイトの特定キーワードの検索順位を定点観測
- Google、Yahoo!、Bingの検索順位を調査可能
GRCは、比較的安価であることから、企業だけでなく多くの個人アフィリエイターの方にも活用されている検索順位チェックツールです。Googleに限らず、Yahoo!、Bingまで検索順位を調査可能な点が特長です。
シンプルなUIで、活用方法もWebやYouTubeにて公開されているものが多く、初心者でも安心して利用できます。ただし、Webブラウザには対応しておらず、インストールして特定のデバイスで活用することになるため、法人利用の方はアカウントの扱いに注意が必要です。
- 料金:無料〜2,475円/月
- トライアル:無料版をダウンロードすれば誰でも利用可能
- 形式:インストール型
- ページはこちら⇒GRC
Demandmetrix
- 自社サイトの特定キーワードの検索順位を定点観測
- 競合サイトの特定キーワードの検索順位を定点観測
- Googleサーチコンソールとの連携により各ページのCTR分析が可能
- PC検索、モバイル検索のデバイス別で順位計測
- 海外ツール
Demandmetrix(元GinzaMetrix)は、大量キーワードの定点観測が可能な施策評価に強みがあるSEOツールです。Googleサーチコンソールとの連携や、モバイル検索での順位計測が可能な点が特長です。海外ツールということもありグローバル利用にも対応しています。
- 料金:有料(問い合わせ後、料金を提案)
- トライアル:14日間の無料お試しあり
- 形式:クラウド型
- ページはこちら⇒Demandmetrix
より多くの種類や、他目的のツールを知りたい方は以下の記事で詳しく紹介しているので、この機会に参考にしてください。
「SEOツールのおすすめ33選!種類・機能別に徹底解説【無料&有料】」
AIによる自動ライティング・コンテンツ生成はSEOに有効なのか?
最後に、AIツールによるSEOライティングは有効なのかどうかについてです。
近年、AIの飛躍的な進歩により、コンテンツを自動で生成する動きが加速しています。膨大な工数を削減する恩恵をもたらすことから、リソースに問題を抱えるサイト運用者や、大量の記事を公開するパブリッシャーが、現在、このAIによる自動コンテンツ生成を利用しているとされています。
ここで気になるのが順位の影響、SEO効果の有無についてです。
GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏は、2022年のGoogle SEO office-hoursにおいて以下のように述べ、AIによる自動ライティング・コンテンツ生成に否定的な立場を示しています。
■質問
「AIによって作成されたコンテンツについて、Googleはどのように扱うのでしょうか」
■ジョン・ミューラー
「機械学習によってコンテンツを自動的に生成することは、単純に単語を入れ替えたり、同義語に置き換えたりするような昔ながらの翻訳トリックと本質的に同じです。つまり、AIによる自動生成コンテンツはGoogleのウェブマスターガイドラインに違反するということであり、我々はそれをスパムと見なします」
■質問
「Googleの検索エンジンは、人間が作ったものかAIが作ったものか判断できるのか」
■ジョン・ミュラー
「それに対して私は答えることができません。しかし、それが自動生成されたコンテンツであるとわかれば、ウェブスパムチームはアクションを起こすことができます。(中略)AIツールは、ライティングの効率化や、スペル・文法チェックのような、適切な文章を書くためのツールとして進化していくかもしれません。いずれにしても、そこにどんな未来が待っているかはわかりません。」
この弁から読み取れるのは、現状、AIにライティングを任せただけでは効果がない、むしろ低品質なサイトとしてスパム扱いを受ける危険性がある、ということです。
一方で、chatGPTやGPT-3といったAIツールの登場により、AIによるコンテンツが実際に人々の人気を集めるような事例も続々と生まれ始めています。AIが人間が書いたものと同等以上の品質でコンテンツを生成できるようになれば、検索エンジンの上位に表示されるような可能性は大いにあり得るでしょう。
また、AIが生成したコンテンツをそのまま公開するのではなく、人間が編集を加えることで品質を上げるという活用方法も見られるようになってきました。人間の得意分野は「独自性」「専門性」「信頼性」「経験」などを伝えることであるように、AIは膨大なコンテンツを瞬時に生成できるといった異なる特徴を持ちます。人間とは異なる特徴を持つものとして併用の道を探るのがよいと言えそうです。
まとめ
ユーザーにも検索エンジンにも評価されるSEOライティングのポイントやコツについて紹介しました。
【ユーザーに向けたSEOライティングのポイント】
- 検索意図(ニーズ)を調べる
- 検索意図に対して最適な回答を用意する
- ユーザーにとって分かりやすい表現方法を用いる
また、検索エンジン向けには、「タイトル」「メタディスクリプション」など、各箇所のポイントを押さえてライティングすることが重要でした。
これまで「SEOライティングが大切」ということは知っていても具体的な施策が分からなかったという方は、当記事で紹介した具体的なコツを参考にしながら、 実際にSEOライティングをおこなう場面で活かしてみてください。
詳しくはこちら
Keywordmapのカスタマーレビュー
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