検索ボリューム
コンテンツマーケティング

検索ボリュームの調べ方とキーワード選定への活用法

Webサイトのマーケティング戦略において、キーワードの検索ボリュームを意識することは重要です。しかしながら、そのキーワードの「検索ボリュームだけ」に焦点が向いてしまうと、誤った戦略に繋がってしまいます。

この記事では、検索ボリュームの体系的な考え方と、行うべき対策方法までお伝えいたします。最後にはキーワード調査ツールを活用して、効率的かつ効果的なキーワード選定軸まで紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

【この記事の流れ】
①検索ボリュームの基礎知識を得る
②キーワード検索ボリュームの調べ方を知る
③サイトのフェーズによるキーワード戦略パターンを覚える
④実際の調査方法と選定までのイメージを掴む

検索ボリュームとは?

検索ボリュームとは、GoogleやYahoo等の検索エンジンを利用して検索されるキーワードの検索回数のことを指します。一般的には、月間の検索回数が基準となり、Webサイトの集客数を伸ばす際に重要になる指標です。

▼「カードローン」の検索ボリューム:月間、約49,500回検索されている

検索ボリューム:Googleキーワードプランナー
出典:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

検索ボリュームが大きいキーワード(ビッグキーワード)ほど、上位に表示された際の集客数は大きくなりますが、当然、上位表示を狙う競合サイトも増えるため、競合性は高くなります。競合性が高いことで、キーワードを上位表示させる難易度が高まり、対策に労力がかかります。

SEOにおける検索ボリューム

なお、検索ボリュームは自然検索だけでなく、リスティング広告で出稿する際にも調査が必要ですが、今回はSEO施策(自然検索)における検索ボリュームについて考えていきます。

検索ボリュームを参考にして、自社サイトのフェーズに合わせたキーワードを選定することで、KPI設定をより現実的な数値で設定することが可能になります。
※自社サイトのフェーズに関しては、後程詳しく説明します。

SEO、つまり『検索エンジンに評価させるための適切な方法論と自社サイトのフェーズに合わせたキーワード戦略を行うこと』で、段階的に、競合性が高く検索ボリュームが大きいキーワードを狙うことができるようになり、集客数の増大につながります。

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検索ボリュームからキーワードを分類する

検索回数が多く、それだけニーズが大きい、そして競合性も高いキーワードをビッグキーワードと説明しましたが、ビッグキーワードよりも検索回数が少ないワードをミドルキーワード、さらに少ないワードをスモールキーワード、あるいはロングテールキーワードなどと呼びます。

検索ボリュームに基づくキーワードの分類

スモールキーワード/ロングテールキーワードは、場合によっては1,000回以下も当てはまることがあります。
ニーズが大きいビッグキーワードよりもロングテールキーワードの方が競合性が低いため、上位表示される可能性は高いといえます。下記でも解説しますが、闇雲にビッグキーワードを狙うよりも、まずはロングテールキーワードから対策を始めるというのが、SEO集客の基礎となります。

検索ボリュームの調べ方

さて、ではここからはキーワードの検索ボリュームの具体的な扱い方についてみていきましょう。まずは調査・選定です。

ある程度、自社サービスに関連が深く、想像が容易なキーワードなら、担当者自らの感覚でキーワードを選定できるかもしれません。しかし、掛け合わせキーワードであるミドルキーワード・ロングテールキーワードの発掘、さらに具体的な検索回数(ボリューム)というところは、人力でたどり着くことはできません。

そこで、検索ボリュームの把握を含めたキーワードの調査には、ぜひ調査・分析ツールを用いるようにしましょう。

下図:キーワード分析ツールKeywordmap

検索ボリュームの調査_keywordmap

ツールを用いて、具体的な掛け合わせキーワードや検索ボリューム等の数値を知ることで、対策するか否かの判断と、KPI設定等の具体化につなげることができます。

そこで、以下のキーワード調査・分析ツールを紹介します。
なかでも特にキーワードプランナーは、Googleの公式ツールであり、無料で使えますので、まず始めに使ってみることをお勧めします。

  • キーワードプランナー
  • Keywordmap
  • Keyword Surfer
  • Googleトレンド

キーワードプランナー

検索ボリューム:Googleキーワードプランナー
出典:https://ads.google.com/intl/ja_jp/home/tools/keyword-planner/

キーワードの検索ボリュームを調べる際に、最もオーソドックスなのが、Googleが提供している無料ツールの「キーワードプランナー」です。

キーワードプランナーでは、調査したいキーワードだけでなく、関連するワードや掛け合わせワードを抽出、その検索ボリュームを把握することができます。具体的には以下のように月間の検索ボリュームやその推移をチェックすることが可能です。

キーワードプランナーは、リスティング広告などを出稿する際に使用するGoogle広告というツールの一機能にあたるため、まずはGoogle広告に登録する必要があります。基本的に無料で使えますが、実際にGoogle広告で出稿することで、検索ボリュームの正しい値をチェックすることができます。(無料で使うと、1万~10万といった曖昧な数値で表示される)

登録は、以下のGoogle公式サイトから行ってください。
リサーチツールを使って適切なキーワードを選びましょう | Google 広告

キーワードプランナー

なお、検索ボリュームを調べるうえで、キーワードプランナーの主な使い方は2つあります。それぞれ見ていきましょう。

新しいキーワードを見つける(キーワードを検索)

調査したいキーワードを入力すると、そのキーワードの検索ボリュームや競合性、リスティング広告が表示された際のクリック単価、年間の検索回数の推移、などが表示されます。また、対象キーワードに関連するキーワードも表示され、同じように検索ボリュームなどをチェックすることができます。

関連するキーワードを大量に洗い出してくれるので、抜け漏れしていた新しいキーワードを見つけるときに役立ちます。

※csv形式、あるいはスプレッドシートへ出力できるので、データを加工することも可能です。

キーワードプランナー_新しいキーワードを探す

検索のボリュームと予測のデータを確認する

一方で、すでに複数の対策キーワード候補を把握しており、その検索ボリュームをチェックしたい場合に役立つのが、「検索のボリュームと予測のデータを確認する」です。

たとえば、ラッコキーワードなどの無料ツールで複数のキーワードを洗い出し、それらのキーワードリストをこの機能に入力すれば、一覧で検索ボリュームなどを調べることができます。

複数のキーワードを入力して開始するを押すと、以下図のように、それぞれのキーワードの検索ボリューム、年間の推移、競合性、広告を出稿した際のクリック単価などをチェックできます。

メリット

キーワードプランナーには、検索ボリュームをチェックできるだけではなく、以下のようなメリットもあります。これらのメリットも頭に入れておくと、キーワード選定、コンテンツ作成の際に、より集客を意識した対応をとることができるので、ぜひチェックしておきましょう。

  • SP(スマートフォン)・PC別にボリューム把握ができる
  • 地域別に検索ボリュームを把握できる
  • 関連ワード調査で想定していなかったキーワード発掘ができる
  • フィルタ機能を用いることで、より詳細なキーワード調査が可能

その他ツールで検索ボリュームを調べる

基本的にはキーワードプランナーを用いれば検索ボリュームを調べることができますが、他にもキーワード調査・選定を行う上で便利なツールがいくつかあります。

キーワードプランナーに物足りなさを感じたり、別のデータが欲しい場合は、以下のツールもあわせて使ってみましょう。

  • Keywordmap
  • Keyword Surfer
  • Googleトレンド

Keywordmap

検索ボリューム:Keywordmap

Keywordmapは、検索エンジンマーケティング・コンテンツマーケティングをバックアップする、SEOの調査・分析ツールです。調査したいキーワードや、その掛け合わせキーワードの検索ボリュームの調査、また競合が獲得しているキーワードの検索ボリュームまで把握することが可能です。

Googleサーチコンソールというツールを用いれば、自社Webサイトが対策しているキーワードは把握できますが、競合Webサイトまではわかりません。Keywordmapなら、競合Webサイトの対策キーワードが把握できるので、あえて競合とバッティングしたキーワードを狙うような施策を立てたり、逆に競合が対策しているキーワードを避けて対策したりといったふうに、キーワード選定の幅が広がります。

  • キーワードの検索ボリュームを調査できる
  • 大量のキーワードを洗い出せる
  • キーワードの年間推移がわかる
  • 自社サイトが対策しているキーワードがわかる
  • 競合サイトが対策しているキーワードがわかる

Keywordmap:キーワードDB機能

検索ボリューム_KeywordmapキーワードDB機能

Keywordmap:自然検索ワード機能

検索ボリューム_Keywordmap自然検索ワード機能

メリット

  • キーワードの洗い出しと、検索ボリュームの調査が同ツール内で完結する
  • 自社だけでなく競合サイトが獲得しているキーワードの把握と検索ボリュームが把握できる
  • 競合の上位獲得キーワードを軸に、対策すべき関連するキーワードの抽出が可能

全機能開放、7日間の無料トライアルを受け付けています⇒こちらから

Keyword Surfer

KeyworSurfer

Chrome拡張機能として有名なKeyword Surfer

Googleの検索結果画面上で、検索ボリュームだけでなくサイトの想定トラフィック数、ページ内の単語数等が取得可能です。また、右カラムに、対象キーワードに関連するキーワードとその検索ボリュームが表示されます。

KeywordSurfer

メリット

  • Google Chromeを利用中であれば、検索するだけで検索ボリュームがチェックできる
  • 上位サイトのトラフィック数情報がグラフ化されているため、評価傾向を掴むことが可能
  • ページ内の単語数がわかるため、必要な情報量の想定ができる

Googleトレンド

Googleトレンド

Googleトレンドとは、以下のように、指定したキーワードがGoogle上でどれくらい検索されてきたのか、推移のグラフとともに確認できるツールです。検索ボリュームのツールとしては、意外と取り上げられることが少ないですが、検索のトレンドを把握してくことは非常に重要です。

Googleトレンド

たとえば、右肩上がりで検索数が上昇している検索ボリューム1万と、右肩下がりで検索数が減少している検索ボリューム1万では、同じ1万でも、どちらを対策すべきかは戦略によって変わってきます。将来性に期待するなら、右肩上がりでしょう。

ただし、表示されるのは検索数ではなく、最多の検索数を100とした場合の相対的な数値であるため、注意しましょう。

メリット

  • 指定したキーワードの検索ボリュームの推移を2,004年から現在まで見れる
  • 指定したキーワードがどの地域で多く検索されているか把握できる
  • 関連キーワードも同時に表示される

検索ボリュームの大きいキーワードを闇雲に狙わない!

キーワード調査・選定に必要な検索ボリュームの調べ方は、上記のようなツールを用いて行うことがわかりました。では、このまま検索ボリュームの大きい順にコンテンツを作成していけばいいかというと、そういうわけではありません。

上述したように、検索ボリュームの大きさによってキーワードは分類されますが、それらの種類によって戦略を分けて考える必要があります。そこで、ここからは、SEOにおける基本知識とWebサイト内における評価集約の構造が、検索ボリュームとキーワード選定にどう関係してくるのか、解説していきます。

なんのこっちゃと思われる方もいらっしゃると思いますが、これらを把握しておくと、検索ボリュームと密接に関わるフェーズ戦略が、すんなり飲み込めるようになります。以下で丁寧に説明していきます。

検索ボリュームとWebサイトの基本構造の関係性

Webサイトは一般的にトップページ → カテゴリページ → 詳細ページというピラミッド型の構造をとっていることが多い傾向にあります。これを『ディレクトリ構造』といいます。

▼イメージとしては以下図が参考になります。

検索ボリューム:ディレクトリ構造

詳細ページが「サイトの順位上昇を図る評価元」となり、「評価値※を束ねるページ群」となるカテゴリページに内部リンクを通して評価を受け渡す構造となります。ボトムアップ的な評価集約の形になるため、階層が上にいけばいくほど、ページのパワーが高まります。

※評価値:各ページがGoogleから得られる評価

では、このことと検索ボリュームの間にはどんな関係があるのでしょうか。
それは、検索ボリュームの高いキーワードは、評価が集まる上層ページでこそ獲得しやすいということです。

・記事本数を増やす
・商品点数が重要

ということが頻繁に語られますが、実はこの考え方がもとになっています。
ただ、記事本数や商品点数を増やすだけでなく、ページの質を高めることで、より評価を多く集めることができ、成果につながる確度を高めていく必要があります。

▼サイト構造について

検索ボリューム:サイト構造

検索ボリュームをフェーズ別で対策管理

自社サイトのブランディング・集客力を高めるために、ビッグワードを狙いにいきたい!と考えるケースが多いですが、冒頭でも述べたように競合性が高いため、上位表示が難しく集客難易度も高い傾向にあります。したがって、上記で考察したWebサイトの基本構造と、Webサイトのフェーズ(成長度合い)を適切に照らし合わせて、狙いに行く検索ボリュームを決めましょう。具体的に見ていきます。

第一フェーズ

サイト立ち上げ期は、検索ボリュームの小さいテールワードを対策
原則的にロングテールキーワードで対策して、Webサイト内に詳細(記事や商品)ページを多数ストックします。上記でも述べたように、ロングテールキーワードの検索ボリュームの目安は~1000となります。ただし、高単価商品を紹介するBtoBメディアなどでは、検索ボリュームが100以下でも十分なニーズがあるとみなし、対策することもあります。

第二フェーズ

サイト運用における成長期には、ミドルキーワードを対策
ロングテールキーワードで多くのキーワードが上位獲得(10位以内)できたら、検索ボリュームの基準値を上げ、カテゴリーページ(詳細ページでも可)などをミドルキーワードで対策します。ミドルキーワードの検索ボリュームの目安は1000~1万ほどになります。通常は検索ボリュームの小さいテールキーワードで対策し、メディアの成長度合いに合わせてミドルキーワードに移行するという形ですが、競合性が低い場合などは、立ち上げ時からこちらのフェーズから対策することも可能です。今みなさんがご覧になっている弊社のWebメディア「KeywordmapACADEMY」では立ち上げ当初から、参入障壁を考慮し、このミドルキーワードから対策した経緯があります。

第三フェーズ

業界の大手サイトは、検索ボリュームの大きいビッグキーワードを対策
特集ページ等でサイトの資産(記事や商品)を活用する、CVを意識した評価獲得ページの作成、オウンドメディアにおいては集客数が大きい単ワード、お悩み系キーワードなどを対策します。

特に、立ち上げから成長期までは、サイトのテーマ性向上を図っていくことが重要です。適切なサイト構造で、自社の対策したいテーマに合った記事ページや商品ページを公開、テーマ性を高めていき、本来獲得したいビッグワードを中長期的に狙えるよう対策していきます。ビックキーワードの検索ボリュームの目安は1万以上となります。

検索ボリューム:SEO上のキーワードピラミッド

検索ボリューム調査手法とキーワード選定までの流れ

ここまでで、検索ボリュームとはなにか、SEO上の捉え方、調査ツールまで見てきました。さてここからは、実際にキーワードの調べ方と選定までの流れを簡単に紹介します(ツール例としてキーワード調査ツールのKeywordmapを用いています)。

競合を調査しよう

Webサイトを運用する上で、競合サイトを把握、調査することが非常に重要であることをご存じでしょうか。

検索ボリュームや膨大な掛け合わせキーワードを調査し、さらに

・調査したキーワード領域で強い競合サイトはどこか
・競合はどのようなキーワード領域を狙っているのか

といった、効率的に成果を創出するための競合サイトのキーワード戦略が把握でき、大変参考になります。たとえば、それが上位表示されている競合であればなおさらでしょう。キーワード選定の際には、検索ボリュームを調べるのと並行して、可能であれば競合の調査は行いましょう。

▼Keywordmapではツール内で、検索ボリューム調査から競合戦略調査までワンストップで行えます。

検索ボリューム:Keywordmap
Keywordmap:自然検索ワード

洗い出したキーワードから自社のフェーズに合ったキーワードを選定

競合サイトからキーワードを洗い出したら、そこから自社のフェーズに合った検索ボリュームで絞り込み、対策を行います。検索ボリュームの大小は業界によって異なるので、様々な関連ワードを予め調べ、検索ボリュームの相場を割り出すことをおすすめします。

検索ボリューム:Keywordmap
Keywordmap:キーワードDB

その後、割り出したキーワードの中から、優先して対策していくものを選別していきましょう。

Keywordmapは7日間、全機能を無料で開放しています。
まずはお気軽にお試しください。

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まとめ

集客を目指したWebサイト運営では、検索ボリューム調査は必ず必要になります。そして、検索ボリューム調査では、いかにキーワードを把握するか、効率化できるかという部分が重要になります。

少しでもこの記事を参考に、自社のフェーズ・規模に合わせた適切な戦略で成果創出に繋げていただけますと幸いです。

Keywordmap

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この記事を書いたライター
佐藤孝紀
Keywordmapのカスタマーサクセスチームマネージャーとして従事。地元札幌ではラッパーとして活動。週4日でサウナに通うCINCトップサウナ―。