ライターズ・ブロック
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【ライターズ・ブロック】文章が書けなくなってしまったときの対処法

「ライターズ・ブロック」という言葉をご存知でしょうか?
定期的に記事やブログといった文章の多いコンテンツを執筆している方にとっては、もしかするとお馴染みかもしれません。

ライターズ・ブロックは頻繁に文章を書いている人間に訪れる、ある種のスランプのようなもので、それまで書けていた文章が、とつぜん書けなくなってしまう現象です。文章を扱う人間からすれば非常に厄介な現象で、一刻も早く打破したいまさにライターにとっての「ブロック(壁)」といえるでしょう。

ところがこの「ライターズ・ブロック」、原因さえ突き止めてしまえば、案外簡単に脱することができるということを知っていましたか? 
そこで今回は、「ライターズ・ブロック」を引き起こす原因と、その対処法について解説していきます。いままさに「ライターズ・ブロック」に悩まされている方はもちろん、文章に携わっている方、そしてこれから携わろうと考えている方も必見です。

ライターズ・ブロック(文章が書けなくなる)

それではまず、文章がかけなくなるライターズ・ブロックに陥ってしまうと、どんな症状が出るのか見ていきましょう。一般的には、以下の項目が考えられます。

ライターズ・ブロックの諸症状

・パソコンの前で固まってしまう
・やる気はあるが、なぜか書けない
・そもそも何を書いていいのかわからない
・ネタを探す段階で途方に暮れる
・どこかで見たような文章ばかり書いてしまう(オリジナリティが出せない)
・文章が乱雑になる
・文章を見るのも嫌になる

物書きを生業にしている人の中には、思わず頷いてしまう方もいるでしょうし、「自分の場合はこうだ」というような、その人固有の症状を思い浮かべた方もいるでしょう。

それはともかく、それまではなんの問題もなく執筆できていたのに、ある日突如として何も書けなくなってしまうことが「ライターズ・ブロック」の主な症状になります。
物書きやライターにとっては、厄介きわまりない現象で、かりに襲われたとすれば、すぐにでも解消したい問題です。では、いったいどのようにライターズ・ブロックから抜け出せばよいのでしょうか。まずは原因から考えていきましょう。

文章が書けなくなる原因

ライターズブロックを打破するためには、なぜ文章が書けなくなってしまったのか、その原因を探る必要があります。「ライターズ・ブロック」に陥ってしまう原因は様々あると考えられますが、大まかには、以下の6つに分けられます。

ストレス・疲れ

ライターズブロックの原因のほとんどが、「ストレス」と「疲れ」です。
文章を書くことも含めた実生活すべてからの肉体的・精神的な疲労が、ある一定の基準を超えてしまうと、強いストレスを感じるようになり、ライターズ・ブロックを引き起こします。疲れていると、何もやる気が起こらなくなるというのは、特に不思議なことではありません。

仕事量が多すぎる

先が見えない、終わりが見えないと、人は意識的にも無意識的にも不安を感じます。
仕事量が膨大で、書かなければならないことが多すぎると、「書いても書いても終わらない」というマインドに陥ります。すると、作業がまったく進んでいないかのような錯覚を覚え、得体のしれない焦燥感が生まれてしまいます。その結果、思考力が低下、冷静な判断ができなくなり、物を書く手が止まるのです。

納期が現実的じゃない

適度な期限を定めることは仕事の能率を高めてくれます。
逆に納期が現実的でないと能率は低下します。納期が近すぎる場合、上記と同様に焦燥感から始まるライターズ・ブロックに陥りやすく、また遠すぎる場合は、そもそも取り掛かるモチベーションを高めるのが難しくなります。

知識不足

きわめて個人的なブログや発表する気のない小説などは別ですが、クライアントに依頼されている場合や、審査のあるコンテストに提出する場合など、浅薄な知識で書くことが許されないケースがあります。したがって、その分野や領域に明るくなければ、そもそも何を書いていいかわからない、という状態になります。

モチベーションが上がらない

物を書くというモチベーションが上がらずに「ライターズ・ブロック」に陥るのもよくあるパターンです。
モチベーションの低下は、ここまでに挙げた4つの原因から引き起こされることがほとんどです。
低いモチベーションで作業に取り掛かると、パフォーマンスの低下を招き、低品質なコンテンツになりがちなだけでなく、そもそも文章が書けなくなります。

原因不明

「ライターズ・ブロック」に陥る原因の中で一番恐ろしいのが、なぜ書けなくなったかわからない、というパターンです。
原因がわからければ、当然、具体的な対処方法を見つけるのも至難といえます。
下記でも触れますが、原因不明のときは、とりあえず「文章を書くこと」から離れて、時間を置いてみるのが一番いいかもしれません。

スランプから脱出するには?

さて、ここまで文章が書けなくなる「ライターズ・ブロック」に陥ってしまう原因を見てきました。ほかにも原因はあるとは思いますが、これらが代表的な事例になります。
ここからは、ライターズ・ブロックを脱するために効果的な対処法を、上記した各項目ごとに紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

ストレス・疲れに対して

上述しましたが、肉体的・精神的な疲労がストレスを誘因します。
したがって、ストレスを感じている、あるいは疲れているなと感じた際は、疲労を取り除くための休養をとるようにしましょう。

とにかく体を休め、何らかの方法でリフレッシュ(自分なりのストレス解消)できればベストです。

睡眠をとる、ご飯を食べに行く、散歩やジムに行く、スポーツをする、ゲームをする、買い物に行く、掃除をする……などなど。
方法は何でも構わないので、リフレッシュすることが大切です。

DMN

ただ、ぼーっとするのだけはオススメしません。
DMN(デフォルトモードネットワーク)という、脳が意識的に働いていない時に活動する回路が存在します。何もせずぼーっとしているとこの回路が働いてしまい、何か考えているときよりもむしろエネルギーを消費してしまうことがわかっています。
そこで、だらだらしたりぼーっとする時間を、瞑想に充てることが推奨されています。

参考記事:脳の疲れの原因は“デフォルト・モード・ネットワーク” 『α波がリラックスに最適』を覆す瞑想(マインドフルネス)の脳科学

仕事量、書く量が多すぎる、に対して

生活を犠牲にすることで膨大な仕事量をこなしても、「ストレスや疲れ」を生む悪循環にとらわれてしまうだけです。
負のスパイラルを生み出さないためにも、

・仕事量を減らす
・締め切りや納期を現実的に可能な範囲で設定する

を徹底するようにしましょう。
仕事量の多さによって、締め切りが守れなく、あるいは杜撰な仕事をしてしまった結果、信頼の失墜を招く、時間を浪費する、疲労がたまる、などといった実害が生まれてしまいます。自身のためにも、できる限り、許容量を超えるような膨大な仕事は避けるようにしましょう。

また、書く量が多すぎる場合、完璧を目指さない、ということも大切です。
完璧ではなく、とりあえず完成を目指す意識で書くことで、不必要なプレッシャーを覚えることもなくなり、すんなり執筆作業に進めることができるようになります。

知識不足に対して

知識がないものは書かないようにしましょう。
どうしても書く必要が生じた場合は、最大限情報を仕入れるか、その道に明るい専門家などに監修してもらうと良いです。

Googleの品質評価ガイドラインに記されたE-A-Tという基準があります。これは、高品質なコンテンツに求められる三つの要素を表した頭字語です。

・Expertise(専門性)
・Authoritativeness (権威性)
・TrustWorthiness(信頼性)

以上三つの要素を満たしたコンテンツは、Googleの検索エンジン上で高い順位に表示されやすくなります。一方で、YMYL系(Your Money or Your Life:お金や健康といった人々の生活に大きな影響を及ぼし得る分野)においては、このE-A-Tを満たしていないコンテンツは、低品質だと評価される傾向にあります。

はじめは胸を張って詳しいと言える分野か、あるいは情報の真偽や知識の深度を問わないようなテーマ(体験に基づいたものなど)を題材に選んで書くようにしましょう。

モチベーションが上がらない、に対して

「動機づけ」あるいは「やる気」を引き出すにはどうしたらいのか知っておくことが大切です。受験生が学校訪問で志望校のキャンパスライフを体感した結果モチベーションを高めるように、「これをすればやる気が出る」という動機を、自分の中でいくつか明確にしておきましょう。
参考として、モチベーションを高めるいくつかの方法を紹介します。

・ゴールを近くに設定する
ゴールが見えてくると、人はモチベーションが高まります。
逆に、遠すぎる・終わりがイメージできない、といったようなゴール設定はモチベーションを著しく低下させるので注意が必要です。

・様々な作品に触れる
インターネットコンテンツ、小説、専門書、ビジネス書、雑誌、漫画などといった、他の人が書いた作品を読むとモチベーションが高まる傾向にあります。ライバル意識が焚きつけられることで、やる気が持ち上がります。

・ターゲットを思い浮かべる
読者やユーザーという不特定多数の漠然としたターゲットではなく、まぶたの裏に思い浮かべられるような誰かに宛てて書くというイメージを持つと、執筆がはかどることがあります。

・図書館にいく
どこの図書館にもだいたい設けられている、フリーの作業スペースは「やる気」や「動機づけ」に最高のスポットです。自分の周囲が作業に没頭しているという環境は、自然とモチベーションを高めてくれます。代替スポットとしては喫茶店・カフェが挙げられます。

原因不明に対して

ライターズ・ブロックにおける最も厄介な「原因不明」ですが、まっさきに行うべき対処法としては、「休む」ことです。原因がわからない以上、半端な方法で対処するよりも、何もしないで「書くこと」から距離を置いてみるのがベターかもしれません。

休養期間を設けた結果、文章が書けるようになることもありますし、何が原因か判明する可能性も十分に考えられます。書けなくなってしまったからといって、自身を責める必要はありません。書けるようになるまで、「書くこと」以外に注力してみるといいでしょう。

ライターズ・ブロックTips

以上が、おもなライターズ・ブロックの脱し方になります。
これらの他にも文章が書けなくなったときに試すべき対処法はいくつかあります。どれも比較的簡単に試すことができるので、ぜひ参考にしてみてください。

時間を区切る

長時間の作業は、基本的にどんな仕事でもつらいものです。
そこで一定の時間で区切るようにしましょう。ゴールを近くに設定するということにもつながります。

たとえば、30分だけ集中すると決めて、その通りにします。30分経ったのち、集中力を持続できそうであれば、そのまま作業を続けます。ただ、少しでも疲労を感じたのであれば、小休止をとってください。この繰り返しです。

NGなのは、疲労を感じているのに続けてしまうことです。パフォーマンスが落ちて、品質を担保できないだけでなく、ライターズ・ブロックの状態を長引かせてしまいかねません。

環境を変える

環境を変えてみるのは良い手です。たとえば家で作業しているのであれば、上述したようにカフェや図書館に場所を移してみてもいいでしょう。
また、雰囲気を変えてみてもいいかもしれません。普段から無音で作業しているのであれば、お気に入りの音楽か、あるいは環境音(水のせせらぎ、鳥のさえずり、木々のざわめき)などを流してみてもいいでしょう。時間帯も環境のひとつです。早朝の仕事は能率が上がりやすいと言われていますが、普段と異なる自分にあった時間帯を探してみるのがオススメです。

とにかく何か書く

何も考えず、ただ気の赴くままに書いてみるというのも対処法のひとつです。
それは、ほとんど落書きレベルでも構いません。心に浮かんだたわいないことを、とにかく書いてみるのです。媒体も問いません。紙にペンでも、キーボードに打ち込んでもいいので、まず文字にするということが肝心です。
このことは、ある種ゆがんだ捉え方をすれば「文章が書けない」というライターズ・ブロックの症状が解消されていることになります。もちろん、症状が緩和されているのも一時的ではありますが、本質的な解消のきっかけにもなり得るので、「書くことができる」という自信をつける意味でも試す価値は十分あるでしょう。

まとめ

書くことで生計を立てている人間にとって、文章が書けなくなるというのは死活問題です。
したがって、そもそもライターズ・ブロックに陥らないようにすることが最も重要なことだと思います。今回紹介したライターズ・ブロックに陥ってしまった際の対処法ですが、これらは予防策としても効果があるので、ぜひ頭の片隅に留めておくようにしてください。

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