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SEOで成果を出すキーワード選定の手順やコツを解説!

最終更新日:

コンテンツマーケティング

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キーワードの選び方

キーワード選定はSEOにおいて非常に重要です。Webサイトへの流入が増える見込みがある、上位表示される可能性がある、コンバージョンに繋がる可能性がある、そういったキーワードを正しく選ばなければ、SEOで成果を出すことは難しいでしょう。初心者の方はキーワードの選定方法やコツなどが分からず、SEOやビジネス成果に結びつかないという方も多いと思います。

当記事ではキーワード選定をする前に押さえておくべきポイントや初心者の方でも実践できるキーワード選定の正しいステップ、キーワード選定に使えるツールなどを紹介します。

キーワード選定に時間がかかっている方や成果の出るキーワードが見つからないという方、そもそも選定が難しいと考えている初心者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

<キーワード選定の基本的なステップ>

  1. 軸となるキーワードを決める
  2. キーワード候補を洗い出す
  3. キーワードをカテゴリごとにまとめる
  4. 対策キーワードの優先度をつける

⇒キーワード選定の面倒な調査を自動で行います。URLを入れて簡単にキーワード選定してみる。

SEOにおけるキーワード選定とは?

SEOにおいて、キーワードはなぜ重要なのでしょう。

重要性を説明する前に、まずはSEOとはどのようなものか簡単に説明します。

SEOとは

SEO(検索エンジン最適化)は、Googleなどの検索エンジンの検索結果において、自社のWebページを上位に表示させることにより、ユーザーとの接触機会を増やしサイトへの流入数を増やす施策を指します。またこういった検索エンジン最適化のための施策は「SEO対策」と呼ばれています。

SEOの基礎や手順について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。

【2023年最新】SEOとは?初心者向けの基礎から進める手順・ポイントまで

SEOにおけるキーワード選定の重要性

SEOを行う上で、「キーワード」という概念をおさえておくことは必須です。

ユーザーは検索エンジンで情報収集する際、必ず検索窓に言葉(キーワード)を入れて検索し、検索結果に表示されているWebサイト・ページを訪問します。そのため、ユーザーを集客したい場合、どのようなキーワードで自社サイト・ページを上位表示させるのか、あらかじめ狙いを定めて選んでおく必要があります。

このような、自社サイト・ページの上位表示を狙うキーワードを選ぶことを、SEOにおける「キーワード選定」といいます。

当記事では、どのようにキーワードを選定すれば良いのか、初心者の方にも分かりやすく解説します。

キーワード選定の前の重要なポイント

キーワード選定とは、SEO施策において上位表示させたい検索キーワードを選ぶことです。適切なキーワードを選定することで、Webサイトへのアクセスを増加させたり、自社商品・サービスへのニーズをもつユーザーと接点を持ちやすくなります。

当記事ではキーワード選定のやり方について解説しますが、実際にキーワード選定を行う前に、まずは適切なキーワードを選ぶためのポイントを把握しておきましょう。

以下5点のポイントを押さえておくかどうかで、数か月後、数年後のWebサイト集客の効果が確実かつ大幅に変わります。ぜひチェックしておいてください。

  • ペルソナを明確にしておく
  • ベンチマークするサイトを決めておく
  • 目的を明確化しておく
  • 1記事1キーワードの鉄則を心得ておく
  • ユーザーの検索意図、検索クエリのタイプを把握しておく

ペルソナを明確にしておく

ペルソナとはターゲットとする消費者をイメージしやすくするために設定する、架空の人物像のことです。

ペルソナを設定にしておくことで、対策すべきキーワード領域が明確になります。

例えば、「スキンケア用品」の購入につなげるためのキーワード選定を行うのであれば、スキンケアへの関心が高い消費者の属性(年齢・性別・興味関心など)に基づき、ペルソナを設定しましょう。

ペルソナを設定することで、ターゲットユーザーが求める情報の解像度が上がるため、より本質的で集客を最大化するようなキーワード選定が可能になります。

ベンチマークするサイトを決めておく

キーワード選定を行う前に、狙っていきたいキーワード領域で上位表示しているサイトや、対策キーワード領域・サイト規模が近しいサイトを参考基準(ベンチマーク)として設定しましょう。

ベンチマークサイトの獲得キーワードを調査することで、自社サイトへアクセスしてほしいユーザーがどんな情報を求めているのか、競合サイトがどんな戦略でサイトを運営しているのか理解しやすくなります

そのため、手っ取り早く対策すべきキーワードを見つけることができます。なお、ベンチマークサイトの獲得キーワードを調査するためには、専用のツールが必要になります。

事業上の競合とSEOの競合は異なることが多いため、正しいベンチマークサイトがわからない方も多いのではないでしょうか。

Keywordmapでは、下図のように自社サイトのURLを入れるだけでSEOの競合サイトが発見できます。

さらに、発見したベンチマークサイトの獲得キーワードまで調査まで行えます。

⇒正しいベンチマークサイトを調査してみる

Keywordmapの競合ドメイン分析

目的を明確化しておく

サイトを運営する目的が何かによって、対策すべきキーワードが変わってきます。

例えば、多くのセッション数を獲得したいのであれば、最終的に検索ボリュームの大きいキーワードで上位表示できるようなキーワード戦略が必要になります。

一方で、「購買」や「お問い合せ」など、ユーザーに起こしてもらいたいアクション(コンバージョン)につなげたいのであれば、検索ボリュームが小さくても、よりニーズが顕在化されたキーワードを狙ったほうが成果につながりやすくなります。

このように、サイト運営の目的によって選定すべきキーワードは異なります。

ユーザーの検索意図、検索クエリのタイプを把握する

検索クエリからユーザーの検索意図(ニーズ)を考えましょう。検索クエリとは、ユーザーが検索エンジンの検索窓に入力した語句のことです。「クエリ=質問」を意味するため、検索ユーザーが質問したい(知りたい)内容と解釈することができます。

検索クエリには、以下表の通り、4つのタイプがあります。対策キーワードがどのクエリタイプに該当するのか理解しておくことで、キーワード選定後、検索ユーザーの意図に基づいたコンテンツ制作、(リスティング広告であれば)ランディングページの作成が可能になります。

クエリの種類概要具体例
Knowクエリ「何か情報を知りたい」という意図で検索される「東京 人口」「クレジットカード おすすめ」「SEOとは」
Goクエリ「特定の場所やWebサイトに行きたい」という意図で検索される「近くのドラッグストア」「赤坂 中華」「Amazon」
Doクエリ「何かしたい」という意図で検索される「スキンケア 方法」「ZOZO 会員登録」「飛行機 予約」
Buyクエリ「何かを買いたい」という意図で検索される「スキンケア 人気」「マフラー 1万円台 レディース」「SEO対策 相場」

参考:ユーザーの検索意図を狙うSEOの最新動向を住氏が解説! 売れるサイトにするための4つのポイントとは?

上記の検索クエリタイプを参考にして、あなたのコンテンツを届けるべきユーザー(ペルソナ)は何を知りたいのか、何に疑問を感じているのか、何を求めているのか推測していきます。

たとえば「スキンケア」という言葉から派生する、「スキンケア 方法」と、「スキンケア 人気」や「スキンケア ランキング」では、ユーザーの検索意図は全く違います。前者は実際の方法を知りたいというDoクエリで、後者は商品の購入(あるいはダウンロード、資料請求)などが目的のBuyクエリの検索意図になります。

集客ターゲットとなるユーザーの検索意図について、検索クエリのタイプと照らし合わせて考えるようにしましょう。

1記事1キーワードの鉄則を心得ておく

1記事で複数のキーワードを同時に獲得しようとするあまり、対策キーワードと関連性の低いテーマも盛り込んでしまうと、記事全体の関連性が損なわれ、SEO評価の低下やユーザーの離脱につながります

そのため、1記事=1キーワード(テーマ)を心がけましょう。

ただし、対策キーワードと関連性の高い掛け合わせキーワード(例えば、対策キーワードが「スキンケア やり方」の場合、「スキンケア やり方 男」「スキンケア やり方 夜」といった関連したニーズがあると考えられるキーワード)であれば、記事のテーマ性を低下させず、かつユーザーのニーズより網羅することができるため、同時に対策しても問題ありません。

SEOキーワード選定の手順【初心者でもできる4ステップ】

本章では、SEOキーワード選定の手順を初心者の方にも分かりやすく解説します。

具体的には、以下の4ステップです。

  1. 軸となるメインキーワードを決める
  2. キーワード候補を洗い出す
  3. キーワードをカテゴリに分ける
  4. キーワードの優先度をつける

【ステップ1】軸となるメインキーワードを決める

まずは軸となる(ターゲットユーザーが関心を持つ主題となる)キーワードを決めます。これにより、関連してニーズのあるキーワードを調査しやすくなります。

軸となるキーワードを見つける方法としては以下3点があげられます。

  1. ペルソナのお悩みごとから連想する
  2. 獲得していきたいキーワード領域から考える
  3. 現状CVしているキーワードから考える

ペルソナのお悩みごとから連想する

サイトにアクセスしてきたユーザーに最終的に見込み顧客となってもらうためには、自社商品・サービスを通じて解決できる、ユーザー(ペルソナ)の悩みから逆算してキーワードを立てる必要があります

自社商材に関連性の低いキーワードの場合、ただ読者の疑問が解消されるだけで集客に結びつきにくくなります。

例えば自社でスキンケア商品を販売しているのならば、「スキンケア」や「肌荒れ」など、自社のサービスや商品とユーザーニーズを照らし合わせ、コンテンツとして取り上げるべき大まかなキーワードを決めます。

また、既に自社商品・サービスに対してニーズのある顧客にヒアリングすることも軸となるキーワードを決める方法として有効です。

獲得していきたいキーワード領域から考える

現状対策はしていないものの、今後獲得していきたいキーワード領域から、軸となるキーワードを見つける方法もあります。

この場合、既にそのキーワード領域で対策をしている競合サイトの獲得キーワード状況を調査することで、軸となるキーワードを発見しやすくなります

※他社サイトのキーワード獲得状況を調査する方法は、後ほど解説します。

現状CVしているキーワードから考える

現状CV(コンバージョン)を獲得しているキーワードの特徴を分析することで、さらにコンバージョン(CV)獲得が見込めるキーワードを洗い出しやすくなります

例えば、先述した検索クエリの種類の中で、「Doクエリ」で対策しているコンテンツが「Knowクエリ」の記事よりも多くのコンバージョン(CV)を生んでいるのであれば、今後新規記事を作る際は「Doクエリ」のキーワードを対策してみようといった意思決定を行うことができます。

【ステップ2】キーワード候補を洗い出す

適切なキーワードを選ぶには、軸となるキーワードを起点に候補となるキーワードを大量に洗い出してみるのが良いでしょう。

軸となるキーワードに関連したてニーズのあるキーワードを調査することで、自社商品・サービスに関連し、かつ検索需要(集客力)のあるキーワードを選びやすくなります。(※検索需要の有無を調査する方法は次章で紹介します。)

なお、キーワードを洗い出す際、人力で行うのは限界があるため、キーワードツールの使用をおすすめします。下記にて紹介するツールを使って以下の方法でキーワードを拡張していきましょう。

  • サジェストキーワードを一括抽出する
  • 再検索キーワードを調査する
  • 競合サイトが対策しているキーワードを参考にする

サジェストキーワードを一括抽出する

軸となるキーワードに関連しており、かつニーズのあるキーワードから、キーワード候補を広げることができます。例えばサジェストキーワードが挙げられます。

サジェストキーワードとは、検索窓にキーワードを入力した際に表示されるキーワード群を指します。サジェストキーワードは、入力したキーワードに関連してトレンドとなっているワードや、ユーザーがそのキーワードと一緒に過去に検索したワードなどに基づいて、表示される仕組みとなっているため、ユーザーニーズを一定反映していると言えます。

サジェストキーワード群を洗い出すためには、ラッコキーワードの使用がおすすめです。ラッコキーワードでは、以下図のように軸となるメインキーワードを検索すると、サジェストキーワードが大量に表示されます。

キーワード選定-ラッコキーワード

詳しくは後述しますが、キーワード選定の一例として、これらのサジェストキーワード群を検索ボリュームや競合性の観点でふるいにかけ、対策キーワードを決める方法があります。

また、KeywordmapというSEOツールを活用すると、サジェストワード(ユーザーニーズ)を以下のように表示させることができ、キーワードの拡張に活用できます。

Keywordmap「ワードマップ機能」

Keywordmapでユーザーニーズ調査

再検索キーワードを調査する

先述したサジェストキーワード同様、再検索キーワードも軸となるキーワードに関連している、かつニーズのあるキーワードです。

再検索キーワードとは、以下図のように「他の人はこちらも検索」、「他のキーワード」「関連キーワード」といった表記の欄に表示されるキーワード群を指します。

「東京 スポット」と検索した場合の関連キーワード

検索結果に表示されたページで、ユーザーの悩みが解決されず、再度検索されたキーワードであるため、ユーザーが関連して知りたいテーマであると言えます。

つまり、軸となるキーワードに対し、関連してニーズのあるキーワードだと考えることができるので、対策キーワード候補として役立ちます

再検索キーワードの調査にあたり、検索結果上でいちいち再検索キーワードが表示される部分を見に行くのは手間がかかります。そこでおすすめなのがツールの活用です。

GetKeywordというツールでは、以下図のように、特定のキーワード「再検索キーワード」を一括で抽出することができます。

Getkeyword

競合サイトが対策しているキーワードを参考にする

競合他社サイトの上位獲得キーワードを調査することで、自社でも対策すべき(機会損失を起こしている)キーワード候補を見つけることができます

しかしながら、人力で競合他社サイト上位を獲得しているキーワードを見つけることは非常に困難です。そこで便利なキーワードツールの出番です。

Keywordmapでは、自社と競合他社サイトのキーワード獲得状況を比較することができます。そのため競合他社サイトでは、対策され、多くの流入数を獲得しているが、自社は獲得できていないキーワードを洗い出すことができます。

Keywordmap「競合サイト比較機能」

キーワードツール_Keywordmap

【ステップ3】キーワードをカテゴリに分ける

ここまでの手順で洗い出したキーワードを以下図のようにグルーピングしてみましょう。同じカテゴリーに含まれるキーワード群は1つのコンテンツで対策できる可能性が高い傾向にあります。このようなキーワードをまとめてグルーピングすることで、無駄な工数を省いたり、キーワードのカニバリを防ぐ効果があります。

例えば、「腕時計 レディース」をメインのキーワードとして対策したいのであれば、同じカテゴリに含まれる「安い」「20代」「ブランド」といったキーワードを副次的に対策することで、メインの対策キーワード以外からの流入を見込むことができます。

また、グルーピングをすることで同じカテゴリ内での重複コンテンツの作成(カニバリ)を防ぐことができます。検索エンジンに重複したコンテンツであると判断されると、各ページの評価が分散してしまう可能性があります。

グルーピングにはツールを活用することがおすすめです。

キーワードグルーピングツール で抽出

Getkeyword

【ステップ4】キーワードの優先度をつける

最後に、候補として洗い出したキーワード群の中から、どれを優先的に対策すべきか優先順位を決めましょう。

以下のように、「検索ボリューム」と「競合性(難易度)」の観点で優先順位をつける方法がおすすめです。

キーワード選定の優先順位
  • 第2象限(左上):検索Volが多く、競合が少ないキーワードは上位表示されやすいので、ぜひ狙っていきたいキーワードになります。優先度は高めです。
  • 第1象限(右上):ビッグキーワード付近であり、基本的には対策を見送ったほうがいいですが、チャンスがあれば検討するのもアリ。優先度は中。難易度は激高。
  • 第3象限(左下):ロングテールキーワード付近であり、コンテンツ拡充を目指してキーワード対策すべき領域です。優先度は中。
  • 第4象限(右下):とくに理由がなければ対策するべきではない領域。優先度は低めです。

※優先度は絶対ではありません。臨機応変の対策が望まれます。

検索ボリュームをチェックする

大前提として、ユーザーに検索されている需要のあるキーワードなのかを確認することが必要です。

検索ボリューム(月間検索回数)を調べることで、ニーズのあるキーワードなのか把握することができます

検索回数が多いということは、そのままニーズがある、と単純に考えることができます。つまり、「スキンケア」というキーワードは、以下画像の通り、検索ボリュームが74,000と非常に大きいことがわかります。「スキンケア」で対策した記事を作れば、ユーザーニーズに適っているといえるでしょう。

しかし、ユーザーニーズを満たすキーワードということは、当然競合が多いということでもあります。

検索件数と競合が多く、上位表示が難しいキーワードを「ビッグキーワード」と言います。ビッグキーワードの検索結果には競合が非常に多く、上位を大手サイトが独占しているというケースが多々あります。

それゆえ、メディア運用の最初期~中期におけるコンテンツSEOには不向きなキーワードであり、すでにサイトの検索順位が高い(ドメインパワーが強い)のならまだしも、絶対に勝てるというビジョンが見えていない限りは避けたほうがいいでしょう。

検索ボリュームをチェックするためには、キーワードプランナーを活用することがおすすめです。先述したラッコキーワードで調査したサジェストキーワード群をcsvダウンロードし、キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」に貼り付ける方法が効率的です。

キーワードプランナーで検索ボリュームを確認する方法

すると、各キーワードの検索ボリュームが表示されるので、チェックしましょう。

キーワードプランナーで検索ボリュームを確認する方法

また、Keywordmapというツールでは、軸となるキーワードと掛け合わせで検索されるキーワード群、及びその検索ボリュームを一括調査できます。そのため、キーワード候補の洗い出しと検索ボリューム調査を別々のツールで行う手間を省くことが可能です。

Keywordmap「検索ボリューム調査」から抽出

Keywordmap-ビッグキーワード

検索ボリュームの調べ方は以下の記事で解説しています。
Google検索ボリュームの調べ方と無料ツールの紹介

難易度を確認する

前述した「難易度」を調査するには、「SEO難易度」や競合サイトの多さを示す「競合性」といった指標を分析できるツールの使用が必要です。

※本章で紹介する「SEO難易度」とは検索エンジンが公式に定めている評価基準ではありません。

SEO難易度は、既に上位表示している競合サイトのドメインパワーの強さなどによって算出されているケースが多い傾向にあります。

Getkeywordでは、以下のように指定したキーワードのSEO難易度を調査することができます。

また、「競合性」の調査については、Keywordmapで実施可能です。以下図の通り、検索ボリュームが大きいほど「競合性」が高い傾向にあることがわかります。

Keywordmap「検索ボリューム調査」から抽出

Keywordmap

SEOキーワード選定に役立つツール

SEOキーワード選定は人力で行うことも可能ですが、より効率的、かつ本質的に、また各工程の工数を削減するためにも、積極的にツールを活用することを推奨します。

以下のようなツールを使うことで、キーワード候補を大量に洗い出すことができ、キーワード選定を効率よく行うことができます。

ラッコキーワード

調査したいキーワードを入力すると、そのキーワードに関連するワードを多数抽出することができます。

キーワードの抽出がとにかく早く、時間や工数削減に大いに役立ちます。

また、Yahoo!知恵袋や教えて!gooといったポータルサイトからのキーワード情報も反映されているため、情報網羅率が高い点が特長です。

KeywordTool(キーワードツール)

調査したいキーワードの候補キーワードを大量に素早く抽出できる無料ツール。 有料版に登録すれば、キーワード候補のほかに、それぞれの検索Vol.やクリック単価、競合性などが表示されるようになります。

無料版でも、キーワード選定に必要な量のワードは十分に抽出できます。

Googleの他にも、YoutubeやAmazonといった様々なプラットフォームにおけるキーワード調査が可能です。

グーグルサジェスト キーワード一括DLツール

抽出までにやや時間を要しますが、キーワード候補を大量に表示してくれる無料の便利ツールです。CSVファイルとしてダウンロードすることができます。

Keywordmap

Keywordmap

Keywordmapが持つ様々な機能のひとつ「検索ボリューム調査」を使えば、大量のキーワード候補のほかに、それぞれの検索VolやCPC(クリック単価)、競合性などを調査することができます。

Keywordmap「検索ボリューム調査」機能

もちろんCSVファイルでのダウンロードが可能ですので、Excelでリスト化して一括管理することが可能。

Ahrefs

キーワード選定ツール-ahrefs

Ahrefsでは調査したいキーワードを検索すると関連ワードと、その検索ボリュームが表示されます。また、他社サイトのURLを入力することで、そのサイトが上位表示できているキーワードを調査可能です。

これらの機能から、効率的にキーワード選定が行えるツールと言えます。

その他、キーワード選定に役立つツールは以下の記事で解説しています。
キーワード選定ツール13選!無料のおすすめツール情報まで網羅

SEOキーワード選定のコツ

ここまでSEOキーワード選定の手順について解説してきました。

本章では、SEOキーワード選定の効果を大きく向上させるコツを紹介します。キーワード選定に無駄な工数をかけないため、あるいはより本質的なキーワード選定を行うために、ぜひ参考にしてみてください。

上位表示させたいキーワードに評価を集約する

初めから検索ボリュームが大きいキーワードを狙うべきではないことは前述しましたが、内部リンクやサイト構造を利用して、徐々に上位化を図ることは可能です。

例えば、上位表示させたいキーワードに関連するミドルキーワード・スモールキーワードで対策した記事を用意し、内部リンクでつなげます。内部リンクが多く集まったページは、サイトの中でも重要なコンテンツであると判断され、検索エンジンから高く評価される傾向にあります。下図がそのイメージです。

内部リンクの集約構造を解説する図

つまり、事前にボリュームの小さいキーワードで記事数を担保しておき、それらからビッグキーワードで対策したページにリンクをつないで評価を高めていく、という方法が長期的なメディア運用においては有効な手順となります。

YMYL領域に当たるか確認をしておく

YMYLとは、「Your Money or Your Life」の頭文字をとった言葉で、Googleの「検索品質評価ガイドライン」では、「人々の将来の幸福、健康、経済的な安定、安全などに影響を与える可能性があるコンテンツやWebページ」と定義されています。

YMYLに該当するジャンルに対しては、特に厳しい評価基準が設けられています。そのため、YMYL以外の領域に比べて、上位表示の難易度が非常に高い傾向にあります。

実際に、「医療」に関するキーワードで検索してみると、医療機関のWebサイトが多く上位表示されており、医療に関係のない組織や団体のWebサイトは表示されていません。

YMYL領域に対するE-E-A-Tが高いWebサイト以外は、基本的に参入すべきではないといえるでしょう。

▼YMYLについて、より詳しく理解したい方はこちらもチェック
YMYLとE-A-Tの関係ーYMYLの基礎と対策方法について

記事型コンテンツで対策できるのか確認をする

対策したいと思ったキーワードの検索結果において、記事コンテンツが表示されていない場合、記事で対策しても上位表示される可能性は低い傾向にあります。

というのも、検索エンジンはそのキーワードを検索するユーザーの意図を満たすための適切なアンサーとして、記事型コンテンツが適切ではないと判断している可能性が高いからです。

例えば、「東京 賃貸」というキーワード検索すると、SUUMO、HOMESといった記事型コンテンツではないページが上位を占有しています。このようなキーワードの場合、記事型コンテンツで上位表示させることは難しくなります。

キーワード選定が完了した後に実施すること

キーワード選定がひと段落したら、すぐに次の施策の準備・実行に移りましょう。キーワード選定は、あくまでもWeb集客におけるスタートラインです。SEOやリスティング広告で成果を出すためには、選定したキーワードをどのように使うかが重要なため、あらかじめ次の打ち手について洗い出しておきましょう。

記事作成スケジュールを作る

キーワード選定が完了したら、早速コンテンツ制作に取り掛かりましょう。

記事作成のスケジュールを設定することで、コンスタントに記事を公開できる体制が構築しやすくなります。

なお、Webサイトが検索エンジンから評価されるためには、一定のページ数が必要です。したがって記事を量産できるような体制を整えておくことも忘れないようにしましょう。たとえば、編集プロダクションや制作会社に外注するのか、クラウドソーシングでライターを募集するのか、あるいは、自社内で記事を作るのか、キーワード選定前に決定しておき、すぐに発注できるような体制が望まれます。

キーワードの順位を確認できるようにしておく

対策したキーワードで上位表示できているか、定期的に確認することが重要です。

上位表示されているかどうかの検索順位のチェックは、Googleサーチコンソールを活用するのが一般的です。「サーチコンソールの使い方」についてはあらかじめ学んでおきましょう。

公開した記事がなかなか上位表示されない場合は、リライトを行うなど、再度コンテンツを見直す必要があります。順位計測⇒リライトといったPDCAサイクルを回すことが、Webサイトの集客を最大化させる近道です。

まとめ

キーワード選定のやり方や注意点について解説してきました。具体的には、以下のステップでキーワードを選ぶことが効果的です。

  1. 軸となるメインキーワードを決める
  2. キーワード候補を洗い出す
  3. キーワードをカテゴリに分ける
  4. 対策キーワードの優先度をつける

また、適切なキーワードを選定するためには、事前に以下のポイントをおさえておく必要があります。

  • ペルソナを明確にしておく
  • ベンチマークするサイトを決めておく
  • 目的を明確化しておく
  • 1記事1キーワードの鉄則を心得ておく
  • 検索クエリのタイプを把握しておく

ただし、キーワード選定はいつもうまくいくわけではありません。試行錯誤を繰り返せば繰り返すほど、質の高いキーワードを選定するノウハウがきっと身につくはずです。

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ツールは使いやすく、コンサルタントのサポートが手厚い

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  • 競合他社と自社のキーワード獲得状況や想定流入数などを数クリックで確認できるので、自社の強み、弱みを把握できる
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  • 自然検索の流入数が約4倍まで増加
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良いポイント

  • 一見すると似ているキーワードでも、実はニーズが少し違うといった細かいニーズ分析ができる
  • 競合が獲得している自然検索キーワードや広告出稿しているキーワードが抽出できるため、詳細な競合分析が可能
  • 上位サイトのコンテンツ内容を調査して、自社コンテンツには何が欠けているか分析できる共起語分析機能がすごく便利