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リライトとは?ブログ記事のSEO効果を高める方法やコツを解説

Webマーケティングにおいて、コンテンツのリライトは大変重要な施策のひとつにあげられます。というのも、リライト次第では、SEO効果、集客数の増加、CVRの向上などが見込まれ、コンテンツマーケティングの成功を促すような成果を得られるからです。コンテンツファーストが叫ばれる昨今、コンテンツの質はWebマーケティングの質といっても過言ではないでしょう。

2020-05-18 2023-02-21更新

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マーケティング(ing)は現在進行形であるため、コンテンツの質を高めるためには、常に変化する情報を押さえたリライトが必要不可欠です。

そこで今回は、リライトを行う際に押さえておきたいポイントをいくつか紹介したいと思います。ぜひお役立てください。

リライトとは?

リライトという言葉は「書き直し」を意味しますが、Webマーケティング・Webサイトにおけるリライトは一般的に「記事の修正・改善」を指します。

言い換えると、既存のコンテンツに手を加えて書き換えることで、よりユーザーニーズを満たすようなコンテンツに改善していく作業といえるでしょう。例えば、以下のような作業がリライトに該当します。

  • タイトルを修正する
  • 見出しに新しいキーワードを加える
  • 古い情報を削除・更新する
  • 解説用の図や画像を追加する
  • 不要な見出しや文章を削除する

リライトする際に強く意識しなければならないのは、「ユーザーが満足できる内容になっているかどうか」です。ユーザーがより満足できるコンテンツに仕上げるためにリライトが必要であるという点を覚えておきましょう。

リライトの目的・効果

リライトの主な目的・効果は「検索エンジンからの評価を高めることにより、記事ページの検索順位を上昇させ、上位を獲得すること」です。またリライトによって「商品・サービスの購入(コンバージョン)数を増やすこと」が目的となるケースなどもあります。

リライトは新しく記事を作成・投稿するよりも、コストがかかりにくい傾向にあるため、Webサイトの継続的な成長に欠かせない施策といえるでしょう。

リライトすべきコンテンツとは?

既存コンテンツすべてをリライトする必要はありません。集客やCVRにとって重要なページを優先すべきですし、ときにはリライトをしない判断も大切です。上位表示が見込めなかったり、かけた労力やコストに見合わなかったりする場合はリライトを見送ることも検討しましょう。

前提としては、対策キーワードの順位が低い、あるいは想定していた順位を獲得できていないページはリライトの対象になりえます。一方で上述したようにすべてをリライトする必要はありません。

さて、ではWebサイト内の既存ページに対し、どのように優先順位をつけるべきでしょうか。優先的にリライトすべきページの判断基準について見ていきましょう。

検索順位は高いが、CTR(クリック率)が低いページ

CTR(Click Through Rate)はクリック率とも呼ばれ、ネット広告や自然検索で使われる一種の目安です。広告やコンテンツなどがユーザーに表示(インプレッション)された回数のうち、クリックにつながった数を指します。CTRは次の計算によって算出されます。

CTR(%)=クリック数÷表示回数(×100)

(※なお、クリック数や表示回数、CTRなどはGoogle search Consoleで確認できます。)

検索順位が高いにも関わらず、CTRが低いということは、つまりクリックされていないということです。このような場合は、検索結果画面に表示されるタイトルとスニペット(descriptionタグ)に訴求力が欠けていると考えられます。

リライトするときはタイトルとスニペットに重点を置くようにしましょう。

自然検索を経た大部分のユーザーが、タイトルとスニペットを見て、クリックするかどうかを判断しています。ですから、キーワードを適切に含ませることで、ユーザーの検索意図にこたえるように書き換えましょう。タイトルで視線を奪い、スニペットで興味をひかせて、クリックまで誘導するのです。

検索順位は低いが、表示回数とCTRが高いコンテンツ

検索順位は低いが、表示回数やCTRが高いコンテンツがある場合は、上位記事にユーザーを満足させるコンテンツが不足している可能性があります。このパターンのときは力を入れてリライトすべきといえるでしょう。順位が低いにもかかわらず表示回数、CTRが高いということは、順位が上がれば上がるほど、流入は増加していくためです。

(※検索順位が低く、表示回数だけが多い場合(CTRは高くない)は、そもそもキーワードの検索Volが大きいという可能性があります。)

リライトの際は、タイトル(titleタグ)やdescriptionタグ、見出しといったタグを最適化させ、さらにコンテンツの内容を深めていきましょう。上位記事にあって自社記事にないようなテーマを追加する一方で、逆に上位記事にないテーマを載せると、検索クエリに対して情報が網羅され、競合と差別化させることができます。

また、検索順位は低いが、わりと表示回数が多くCTRも高いという場合は、ユーザーが比較・検討に慎重になるようなキーワードの可能性があります。悩みが深ければ深いほど、順位が低いコンテンツにも目を通しがちになるので、表示回数が多くなりCTRも上昇するようです。いずれにしても、ユーザーの検索意図を明らかにしてコンテンツの内容を充実させることが重要です。

以下の図のように、表示回数とCTRの関係からリライトの要否について判断することも可能です。

CTR、あるいは表示回数が向上しそうなコンテンツ

2021年に米国のseoClarity(SEOクラリティ)が2021年に公開した検索順位別クリック率データを紹介します。本調査は 7,500 億回以上のインプレッション、170 億以上の固有のキーワードにおける 300 億回以上のクリックをもとに集計・分析されている結果のため、信憑性のあるデータといえるでしょう。以下の図には、日本国内における検索結果1位から20位までの平均CTRが記載されています。

日本における検索結果のクリック率 (すべてのデバイス)

日本における検索結果のクリック率_出典seoclarity
2021 CTR Research Studyを参考に作成

簡単にまとめてみると、

  • 検索結果1位のCTRは14%程度で年々数値は減少傾向にある(2018年に公表された調査における検索結果1位のCTRは31.7%)
  • 検索結果2位のCTRは1位の6割ほどで7.5%程度
  • 検索結果3位は1位の4割ほどで4.7%程度、4位は3.9%程度5位~10位は3%を下回り、クリックされる可能性が下がる
  • 10位~15位に比べて「16い~20位」のCTRが高い

という結果になっています。このことからリライト基準について考えてみると……

  • 2位以上を狙えそうなページは優先的にリライト
  • 10位~15位のページはリライトしたほうがいい
  • 15位~20位のページは様子を見る

このような捉え方ができます。すでにある程度高い順位にあるページは、優先的にリライトし、15位付近のページは様子を見つつ、余裕があればリライトしていくのが良いと思われます。

更新日が古い記事

最新かつ正しい情報に更新する必要のある記事はリライトするようにしましょう。特に、作成日が古く、その後、更新もされていない記事などは要注意です。

ユーザーにとって、その内容が時代遅れであったり、最新の情報からすると虚偽に近い内容であったりすると、信頼性のないWebサイト・ページだと思われてしまう可能性があります。これはGoogleも同様だと考えてください。つまり、検索順位に悪影響を及ぼすこともあり得ます。

ただし、ほとんどアクセスが発生していないコンテンツに対しては、優先順位に従ってリライトを後回しにする選択をとることも大切です。場合によっては削除やnoindex設定といった対応をとってもよいでしょう。

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リライト前に調査しておくこと

リライトの具体的な方法について解説するまえに、理解しておきたい重要なポイントや、前提として必要になる情報の調査について紹介します。

  • ページの獲得キーワードからユーザーニーズを探る
  • 関連するキーワードからユーザーニーズを探る
  • 競合にあって自社にないキーワードを見つける
  • E-E-A-Tを調査する

ページの獲得キーワードからユーザーニーズを探る

リライト対象ページが獲得しているキーワードから、ユーザーが本当に知りたいことを探りましょう。獲得キーワードの中から検索Volが大きいものを並べて、検索意図を再考することで、本質的に対策すべきキーワードを調査することができます。

Keywordmap:サイトキーワード分析

ページの獲得キーワードを洗い出す_Keywordmap

もともとのテーマが、じつは検索ボリュームの大きいキーワード(ユーザーニーズ)からズレていた、なんてことがあるかもしれません。より大きな検索ボリュームのキーワードで上位表示することができればアクセス数の増加にもつながります。

関連するキーワードからユーザーニーズを探る

Googleの検索窓に表示されるサジェストキーワード、検索結果の各リンクブロックの下(他の人はこちらも検索)や検索結果下部に表示(関連キーワード)される再検索キーワードにはユーザーニーズが反映されているため、コンテンツのリライトに役立ちます。

「京都 観光」の検索結果

関連するキーワード_サジェスト、再検索キーワード

サジェストや再検索キーワードの中からコンテンツに含まれていなかった新たなテーマを選んでコンテンツに含めることで、異なる角度からアプローチすることができるようになるでしょう。

たとえば「京都 観光」で作成した記事に、「食べ歩き」や「カップル」、「日帰りのモデルコース」といった特集を追加すればより情報が網羅され、幅広いユーザーの集客が可能になるかもしれません。

なお、SEOツールのKeywordmapでは、サジェストワード群がマップ形式で表示されるため、対策キーワードに関連する内容を全体的に把握することができます。

Keywordmap_ワードマップ機能

競合にあって自社にないキーワードを見つける

検索上位の競合ページが獲得しているキーワードを調査しましょう。

上位競合ページが獲得していて、自社記事が対策していないキーワードがあれば、リライトの際の追加テーマとして参考になります。上位にランクインしているということは、すでにユーザーにも検索エンジンにも評価されているキーワードとテーマだと考えることができるため、よりユーザーニーズを満たしたコンテンツ作成に役立ちます。

Keywordmap:競合獲得ワード機能

キーワードツール_Keywordmap

なお、競合サイトの獲得キーワードを一括で抽出したい場合は、Keywordmapというツールがおすすめです!以下の記事を参考にしてみてください。
【SEO】競合サイトが対策しているキーワードを調査してみよう

E-E-A-Tを調査する

E-E-A-T(ダブルE-A-T)とは、Googleによる「良いコンテンツとは何か」を定める評価指針の一つです。Experience(経験)、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)のぞれぞれ頭文字をとった言葉です。なお、Experience(経験)は2022年12月15日にGoogleの発表で追加された要素のため、それ以前はExpertise、Authoritativeness、 Trustworthinessの3要素から成るE-A-Tと呼ばれていました。

  • Experience(経験)
    ⇒コンテンツ内容は実際の経験に基づいて制作されているかどうか。
  • Expertise(専門性)
    ⇒トピックに精通しているコンテンツになっているか。
  • Authoritativeness(権威性)
    ⇒Webサイトそのもの、あるいはブランドが信頼に足る権威性を持っているか、およびコンテンツの制作者が専門的知識を持っていると認識していいレベルか。
  • Trustworthiness(信頼性)
    ⇒ファクトに基づいた信頼できるコンテンツであるか。安心して閲覧できるページになっているか。

E-E-A-Tの高さが非常に強く求められるのが、財産・生命(健康や生活)に関するトピックであるYMYL領域です。YMYL領域以外のトピックでコンテンツを制作する際は、そこまで強く固執せずとも問題ありませんが、E-E-A-Tを満たしていることに越したことはないでしょう。

リライトを行う前には、対策キーワードのE-E-A-T度の高さを調べることをお勧めします。E-E-A-T度は無料ツールで調べることが可能です。なお、E-E-A-Tを考慮したリライトでは「記事の内容について専門性・権威性を持つ監修者をつける」「記事の参考にしたソースを明確に記載する」といった施策が考えられます。

E-E-A-Tのさらに詳しい解説や、E-E-A-Tを高めるためのSEO施策などについては以下の記事を参考にしてください。
E-A-T(E-E-A-T)を徹底解説! SEOに重要な理由と高め方をガイドラインから読み解く

リライトの方法・やり方

リライトのやり方、具体的な施策について解説していきます。

あらかじめ調査したユーザーニーズに関する情報を前提としつつ、より実践的なリライトのポイントについて見ていきましょう。

不足している共起語を追加する

共起語はキーワードと強い関連性があり、近くに出現しやすい単語のことです。新規記事の構成案作成にも有用な共起語ですが、既存記事のリライト設計にも役立ちます。

不足している共起語を適度に含めるリライトを行いましょう。テーマがより網羅的に補完され、ユーザーの疑問に幅広く答えられるようになります。また、これまでとは異なるキーワードでコンテンツが表示されるようになる可能性があるため、流入の増加も期待することができます。

なお、不足している共起語を洗い出すにはツールを活用するのがおすすめです。

Keywordmap:共起語分析

注意すべきなのは、ユーザーの可読性を損なうことなく、テーマに沿った形でふくませることです。共起語のために文脈を無視しては元も子もありません。また、あくまでも共起語そのものにSEOの効果はないということにも注意してください。

共起語とは?SEOに貢献するのか?抽出ツールでSEO効果を発揮する方法

競合コンテンツを分析する

競合ページはリライトする際に参考になる情報の宝庫です。

対策キーワードで検索したときに、上位に表示される競合ページを調査しましょう。どのようなタイトル(titleタグ)、見出し(h2やh3)を配置していて、画像は何枚あり、どんなテーマ・トピックに焦点を合わせて記事を作成しているか、事細かにチェックしていきます。

上記でも触れましたが、上位記事はユーザーにもGoogleにも評価されているコンテンツであると考えられます。吸収できる部分が必ずあるので、しっかりと調査して積極的に取り入れていきましょう。ただし、コンテンツをそのままコピペするのは厳禁です。Googleからペナルティを受けるおそれがあります。

タイトルの左側にキーワードを寄せる

リライトすべきコンテンツとして「検索順位は高いがクリック率が低い記事」を紹介し、タイトル(titleタグ)とスニペット(descriptionタグ)を改善すべきだと説明しました。

その際、特にタイトルに関しては、以下の理由から対策キーワードをできるだけ左側に寄せると効果がある傾向にあります。

  • 検索エンジンに認識してもらいやすくなる
  • 検索したワードが目に入りやすくなることで、クリック率上昇が期待できる

内部リンクを追加する

リライトの際には、内部リンクにも注意を払うようにしましょう。

Webサイト内において、記事の新規作成当時にはなかった、新たな関連性が生まれていることはよくあります。サイト内に関連のある記事があれば、リンクでつないでください。なお、アンカーテキストには必ずキーワードを含めます。

内部リンクそれ自体には、順位上昇につながるような直接的なSEO効果はありません。しかしながら、Googleのクローラーが正しくサイトを巡回するため、あるいはユーザーが回遊しやすくなるための手助けになります。これらはサイトへの評価やアクセス数の増加へとつながる要素であるため、対策しておくに越したことはないでしょう。

内部リンクを最適化する方法については以下の記事で解説しています。
内部リンクとは?SEO効果がある内部リンク最適化のコツとポイントを徹底解説

PAAを参考にしたテーマやトピックを盛り込む

検索結果に表示されるPAA、「他の人はこちらも質問」は、その名の通りユーザーの疑問に基づいて表示される情報です。PAAは質問とそれに対する回答として以下図のようにアコーディオン形式で表示されます。なお、回答に表示されるテキストは、検索エンジンから最もふさわしいと判断された情報が第三者のWebページから抽出されます。

「京都 観光」のPAA

「京都 観光」の検索結果のPAA(他の人はこちらも質問)

PAAはユーザーの疑問、つまり検索意図やニーズに基づいて表示されているため、リライトの際に含めるべきテーマ・トピックとして役立ちます。

また、当然ですがPAAを参考にしたコンテンツをページに含めることで、新たにPAAに採用される可能性も高まります。検索結果上のクリック率向上にも役立つため、積極的に取り入れていきましょう。

古い情報を更新する・誤った情報を正す

リライトの際には古い情報や、過去には正しかったが現在では誤りになっているような情報を訂正するようにしましょう。

多くの場合、ユーザーは最新の情報を欲します。

たとえば、2023年に野球の世界大会であるWBCを検索した場合、ユーザーが欲しているのはドミニカ共和国が優勝した2013年の大会情報ではなく、2023年に開催される大会の情報だと考えるのが自然です。

検索エンジンも同様に考えているため、フレッシュネスアップデートやQDFといったアルゴリズムの改善によって、より新鮮な情報を評価するシステムが採用されています。

最新情報を掲載することで、ユーザーにも検索エンジンにも評価されやすくなるため、古い情報やデータは積極的にアップデートしてください。

h2タグに対策キーワードを追加する

h2タグには対策キーワードが含まれていない場合、リライトの際に含めるようにしましょう。

hタグは段落の見出しを設定し、文章構造を読者と検索エンジンにわかりやすく伝える役割を持ちます。SEOに直接効果があるといわれており、それはh1やh2といった数字の大きいhタグに顕著な特徴です。

多くの場合タイトルと同じになるh1タグは当然のことながら、h2タグにも積極的に対策キーワードを含めるようにしましょう。

hタグについては以下の記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてみてください。
hタグ(見出しタグ)の使い方とは?SEO効果やHTMLの書き方を徹底解説

alt属性を記述する

リライトの際には、画像にalt属性が設定されているか確認しましょう。

altの設定には、大きなSEOの効果はないといわれていますが、2020年のコアアップデート時には、altの有り無しで順位の上昇と下落が分かれたというデータも報告されています。

Googleはaltの値から、精緻に画像の内容を理解し、ページテーマとの関連性、および検索意図の網羅度合いなどを認識している可能性があります。また、それを自然検索の順位、および画像検索に反映している可能性が非常に高いです。

alt属性の値を空欄にしておくと、トラフィックの機会損失を生みかねないため、全ての画像に設定するようにしてください。

なお、SEOと画像については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
画像SEOのやり方16選!alt属性の設定や画像検索で表示させる方法を解説

読みやすい文章に書き換える

文章の可読性を高めるリライトを行いましょう。そのためには、まず記事をしっかりと読み込む必要があります。細部にまで目を光らせてください。

誤字脱字は必ず訂正し、難読漢字や難解な言い回しなども省くか、別の言葉に変えるようにしましょう。読みやすさに限界はありません。どんな人間でも読めるように、簡単な文章を心がけてください。

読者が素早く理解できて、たやすく記憶に定着するのが可読性の高い文章です。単語単位ではなく、文脈に強引なところがないか、意味不明な話の流れになっていないかについても注視して、必要があれば書き直すようにしてください。

例:「於いて⇒おいて」、「信憑性⇒信ぴょう性」

リライトのコツと注意点

積極的に押さえておきたい実践的なリライトの方法について解説しました。ここまで述べたポイントを押さえることで、SEOに効果が見込め、順位上昇に寄与するリライトが可能になります。

一方で、必ず押さえなければならないわけではないものの、場合によってはプラスにはたらくリライトのコツや注意点が存在します。どんなにリライトしても順位が上がらない際は、ぜひ以下のコツや注意点を参考にしてみてください。

読了率やCTA・リンクのクリック率を改善する

ページの読了率やCTA・リンクのクリック率を改善することで、サイトの滞在時間を延長させたり、直帰率を低下させる効果を得ることができます。

滞在時間や直帰率は検索順位を決定するランキング要因ではないものの、少なからず相関関係があります。(滞在時間・直帰率の良し悪しと検索順位の上下に相関がある。)

ヒートマップツールを用いてページの読了率やクリック率を調査しましょう。Microsoftが提供する「Clarity」というヒートマップツールは無料で利用することが可能です。

ヒートマップツールMcirosoftClarityでページの読了率やCTAのクリック率を調査する

クリック率の高い箇所は、そのページにおいて、もっともユーザーが注目している箇所だと判断できるため、対象箇所のコンテンツを磨いたり他ページへのリンクを設置するなどしてサイト内滞在時間を増やすことができます。

またページの中盤以前で多くのユーザーが離脱している場合は、冒頭から中盤までのコンテンツを見直す必要があります。

コンテンツの削除を検討する

検索エンジンはユーザーニーズに沿ったコンテンツを提供するWebページを高く評価する傾向にあります。そのため、検索意図から外れた内容を盛り込んでいると、順位の下落要因になる可能性があります(寄り有益な競合ページが評価されることで相対的に順位が落ちる)。

リライトの際には、ユーザーニーズを満たしたコンテンツになっているか確認し、ノイズになりかねない不必要な内容があれば、削除することも検討しましょう。見出しの内容が検索意図に含まれているかどうか判断するには、先ほど解説したように、上位記事や関連キーワードを参考にすると良いでしょう。

上位のページは無理にリライトしない

リライトすれば必ずしも順位が上がるわけではありません。

むしろ、すでに評価されているコンテンツを更新してしまうことで、その評価が変更され、順位が下がるケースも考えられます。現在1位を獲得できているなど、上位の記事に関しては、無理にリライトしないことをおすすめします。

効果検証を十分に行う

リライトで成果を出すためには、リライト後も継続的に効果検証を行うことが重要です。リライトにおいてチェックしたい指標の具体例は、検索順位の他、タイトルやメタdescriptionを修正した場合に「クリック率」、記事の内容を更新した場合に「滞在時間」「直帰率」などが挙げられます。

一度だけのリライトで成果が現れることも少なくはありませんが、結果を確認しながら適宜リライトを繰り返すほうが成果につながることは間違いありません。リライトを行うことがゴールではないことを念頭に置き、読者の満足につながる改善を続けていくことが重要であると覚えておきましょう。

リライトに役立つツールの機能・使い方

最後に効果的にリライトを進めるためにおすすめの専用ツールや機能・使い方について解説していきます。ここではSEOの競合調査・分析ツール『Keywordmap』における機能や使い方を紹介します。

Keywordmapは無料トライアルで全機能を利用することができます。

上位記事に含まれている共起語を抽出する

上記でも触れましたが、ツールを活用すれば上記記事に含まれている共起語を自動ですぐに抽出できます。また自社の記事と上位記事の共起語含有率や含まれているキーワードの比較できるため、抜け漏れている共起語を発見することが可能です。

Keywormdap:共起語分析機能

Keywordmap共起語分析機能

共起語の抽出は手作業で行うと膨大な時間がかかることはいうまでもありません。ほとんどのケースで共起語の追加以外にも、さまざまなリライト施策を行う必要があるでしょう。成果が見込めるリライトを行うためには、短時間で効率的にさまざまな施策を進める必要があるため、ツールを活用することが重要といえます。

検索意図を満たすための重要キーワードを発見する

ツールを活用することで検索意図を満たすための手がかりとなる重要なキーワードを発見することも可能です。発見したキーワードをもとに、タイトルや見出しを追加したり、文章を追加したりすることでより効果が見込めるリライトを行うことができるでしょう。

Keywormdap:ワードマップ機能

Keywordmapワードマップ機能

ツールを使わず自力で重要なキーワードを探す場合は、相応の時間に加えて経験やスキルも必要となります。

検索順位を計測し、次のリライトに備える

ページを新規公開した後、またはリライトを行った後は、検索順位の推移を常に観測しましょう。行ったSEO施策がどのように検索順位へ影響しているかチェックすることができます。

リライトの実施要否を判断する際だけでなく、良い評価を受けているコンテンツと関連性のある記事を作成する等、次の施策への参考として役立ちます。

Keywordmapにはキーワードを定点で順位を観測し続ける機能と、リアルタイムの順位を計測するツールの2種類があります。以下は検索順位を毎日観測する「検索順位レポート」機能です。

Keywormdap:検索順位レポート機能

Keywordmap検索順位レポート

まとめ:リライトとはユーザーの満足度を追求すること

リライトについていくつかポイントを紹介してきましたが、やはり忘れてはならないのは、その記事がユーザーにとって有意義かどうかです。検索意図に沿った、ユーザーの求める情報を提供しているコンテンツなのかどうかを、まず真っ先に考えるようにしましょう。そのうえで、SEO効果を高めるようなリライトをするようにしてください。

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Keywordmapのカスタマーレビュー

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ツールは使いやすく、コンサルタントのサポートが手厚い

良いポイント

  • 競合他社と自社のキーワード獲得状況や想定流入数などを数クリックで確認できるので、自社の強み、弱みを把握できる
  • キーワード選定もについては、月ごとの検索Volの変化が一覧で確認できるので、検索volが最も多い時期に合わせて、記事を新規作成、リライトするかの計画が立てやすい
  • 動画やFAQ以外でわからないことや、相談ごとがあればカスタマーサポートの方に連絡すれば相談にのってくれる

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初心者でも確実な成果につながります。サポートも充実!

良いポイント

  • 自然検索の流入数が約4倍まで増加
  • ユーザーニーズ分析でキーワード選定、見出し作成。外注先から上がってきた記事に共起語チェックを網羅度を調査することで上位表示率がアップ
  • サポートも親切で、個別に相談に乗ってもらえて、タイムリーに疑問を解決してくれる

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機能が豊富で、ユーザーニーズ調査から競合分析まで使える

良いポイント

  • 一見すると似ているキーワードでも、実はニーズが少し違うといった細かいニーズ分析ができる
  • 競合が獲得している自然検索キーワードや広告出稿しているキーワードが抽出できるため、詳細な競合分析が可能
  • 上位サイトのコンテンツ内容を調査して、自社コンテンツには何が欠けているか分析できる共起語分析機能がすごく便利
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