リライトすべきコンテンツとは
コンテンツマーケティング

リライトすべきコンテンツとは?書き方、SEO効果の最大化に迫る

Webマーケティングにおいて、コンテンツのリライトは大変重要な施策のひとつにあげられます。というのも、リライト次第では、SEO効果、集客数の増加、CVRの向上などが見込まれ、コンテンツマーケティングの成功を促すような成果を得られるからです。

コンテンツファーストが叫ばれる昨今、コンテンツの質はWebマーケティングの質といっても過言ではないでしょう。マーケティング(ing)は現在進行形ですから、コンテンツの質を高めるためには、常に変化する情報を押さえたリライトが必要不可欠です。
そこで今回は、リライトを行う際におさえておきたいポイントをいくつか紹介したいと思います。ぜひお役立てください。

リライトとは?

そもそも、リライトは「書き直し」を意味します。
簡単に説明すると、既存のコンテンツに手を加えて書き換えることで、よりユーザーニーズを満たすようなコンテンツに改善していく作業になります。

それゆえ、リライトする際にもっとも強く意識しなければならないのは、ユーザーが満足できる内容になっているかどうかです。さて、リライトの意味はわかりました。
しかし、ここで最初の疑問が生まれます。では、いったいどのようなコンテンツをリライトすればよいのでしょうか?

リライトすべきコンテンツとは?

既存コンテンツすべてをリライトしていく必要はありません。リライトしないという判断も大切です。上位表示が見込めなかったり、かけた労力やコストに見合わないようであればリライトを見送りましょう。

また、※専門的なコンテンツで自身の知識外だった場合は、無理せず後回しにしてください。優先順位を付けてリライトしていくことが肝心です。

※YMYLやE-A-Tのように、記述に専門性が必要なもの。

YMYL(Your Money or Your Life)
財産・生命(健康や生活)に関するトピックは、ページクオリティが求められる重要なコンテンツ。信頼性の高いサイトが配信すべきであり、高度な専門性と権威にもとづいてつくられていなければならないと、Googleは明言しています。

E-A-T
Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthy(信頼性)
ページクオリティを示す重要な要素のひとつ。メインコンテンツの質と量、Webサイトに関する情報、Webサイトの評判などから判断されます。

YMYLに関するコンテンツや、E-A-T評価が高いWebサイトのコンテンツは、その分野の専門家でなければリライトすることは避けた方がいいでしょう。検索順位を急落してしまう恐れがあります。
さて、それではリライトすべきコンテンツを見ていきましょう。

検索順位は高いが、CTR(クリック率)が低いコンテンツ

CTR(Click Through Rate)はクリック率とも呼ばれ、ネット広告や自然検索で使われる一種の目安です。広告やコンテンツなどがユーザーに表示(インプレッション)された回数のうち、クリックにつながった数を指します。
CTRは次の計算によって算出されます。

CTR(%)=クリック数÷表示回数(×100)

(※なお、クリック数や表示回数、CTRなどはGoogle search Consoleで確認できます。)

検索順位が高いにも関わらず、CTRが低いということは、つまりクリックされていないということです。このような場合は、検索結果画面に表示されるタイトルとスニペット(descriptionタグ)に訴求力が欠けていると考えられます。

リライトするときはタイトルとスニペットに重点を置くようにしましょう。
自然検索を経た大部分のユーザーが、タイトルとスニペットを見て、クリックするかどうかを判断しています。ですから、キーワードを適切に含ませることで、ユーザーの検索意図にこたえるように書き換えましょう。タイトルで視線を奪い、スニペットで興味をひかせて、クリックまで誘導するのです。

検索順位は低いが、表示回数、CTRが高いコンテンツ

この場合は、いくつか理由が考えられますが、上位記事にユーザーを満足させるコンテンツがないという可能性があります。力を入れてリライトすべきなのが、このパターンのときです。順位が低いにもかかわらず表示回数、CTRが高いということは、順位が上がれば上がるほど、流入は増加していくからです。

リライトの際は、titleやdescription、見出しといったタグを最適化させ、さらにコンテンツの内容を深めていきましょう。上位記事にあって自社記事にないようなテーマを追加する一方で、逆に上位記事にないテーマを載せると、検索クエリに対して情報が網羅され、競合と差別化させることができます。

※検索順位が低く、表示回数だけが多い場合(CTRは高くない)は、そもそもキーワードの検索Volが大きいという可能性があります。

また、検索順位は低いが、わりと表示回数が多くCTRも高いという場合は、ユーザーが比較・検討に慎重になるようなキーワードの可能性があります。悩みが深ければ深いほど、順位が低いコンテンツにも目を通しがちになるので、表示回数が多くなりCTRも上昇するようです。

→いずれにしても、ユーザーの検索意図を明らかにしてコンテンツの内容を充実させることが重要です。

以下の図のように、表示回数とCTRの関係からリライトの要否について判断するのも可能です。

CTR、あるいは表示回数が向上しそうなコンテンツ

2019年に米国のSEO専門家であるBrian Dean氏が行った、500万にものぼる検索結果の調査によると、Googleの検索順位におけるCTR(クリック率)は以下の図のようになることがわかったそうです。

出典:BACKLINKO
Here’s What We Learned About Organic Click Through Rate

簡単にまとめてみると、

・検索結果1位のCTRは31.7%ほどで、2位はやや下がって24.7%、3位は18.6%になる。
・5位以下は10%を切り、クリックされる可能性がかなり下がる

という結果になっています。
上位表示の中でもやはり1位が飛びぬけてクリックされやすく、 Dean氏によると、1位から3位までがすべてのクリックの75%を占めているとの結果が出たそうです。
また、1ページ目だとしても5位以降は一桁%になることがわかりますが、2ページ目以降はさらに下がるようです。

このことからリライト基準について考えてみると……

・3位以上を狙えそうなコンテンツ
・(CTRではなく表示回数が増加するという意味で)1ページ目に上がりそうなコンテンツ

この二つに関しては注視すべきだと言えます。ようするに、すでにある程度高い順位にいる記事こそ、優先的にリライトしていくべきだということになります。

更新日が古い記事

作成日が古く、その後、更新もされていない場合、正しい情報に更新する必要のある記事はリライトするようにしましょう。ユーザーが記事を読んだ際、その内容が時代遅れであったり、最新の情報からすると虚偽に近い内容であったりすると、信頼性のないWebサイトだと思われてしまう可能性があります。


ほとんどアクセスを生まないコンテンツであった場合は、優先順位に従って、後回しにするという選択をとることも大切です。

競合コンテンツを調査する

競合の上位記事を参考にする

対策キーワードで検索したときに、上位に表示される競合のコンテンツを調査しましょう。
どんなタイトルで、スニペットには何が書かれているかを確認し、ページに飛んで内容にも目を通してみましょう。
なお、上位記事との比較に関しては、以下で詳しく解説しています。
上位記事コンテンツを見習う! 検索上位を狙うためにすべきこと

上位記事はユーザーにもGoogleにも評価されているコンテンツです。
吸収できる部分が必ずあるので、しっかりと調査して積極的に取り入れていきましょう。ただし、コピペするのは厳禁です。Googleからペナルティを受けるおそれがあります。

競合にあって自社にないキーワードを見つける

上位記事が獲得しているキーワードを調査しましょう。上位記事が獲得していて、自社記事が対策していないキーワードがあれば、リライトの際に追加してください。すでに評価されているキーワードとテーマを含ませれば、よりユーザーニーズを満たしたコンテンツになります。

リライトのポイント

サジェストキーワード、関連キーワード

Googleの検索窓に表示されるサジェストキーワード、ページ下部に表示される関連キーワードを活用して、コンテンツのリライトを行いましょう。検索クエリと関連性の高いコンテンツとして上位表示にぐっと近づきます。

Googleサジェストは、入力したキーワードと併せて検索されやすい候補のことで、ユーザーが実際に打ち込んだ検索クエリでもあります。ユーザーの検索意図に直結しているので、リライトのテーマ案として非常に有用です。

同じように、似た機能である関連するキーワードもリライトに役立ちます。関連するキーワードは、入力キーワードの候補というよりは、検索クエリ、関連するサイト、そこで使われている共起語などを参考に抽出された、入力キーワードとは別のキーワードです。

活用法

同様にして、コンテンツのリライトの際にサジェストキーワードや関連キーワードを役立てることができます。

関連キーワードからコンテンツに含まれていなかった新たなテーマを選べば、異なる角度からアプローチすることができるようになるでしょう。「北海道 旅行」で作成した記事に、「時期」というテーマで「夏」や「冬」の特集を追加すればより情報が網羅され、幅広いユーザーの集客が可能になるかもしれません。

サジェストキーワード、関連キーワードから自社記事で取り扱っていないキーワードを選び、新たなテーマを加えるようにしてリライトしてみましょう。

獲得キーワードからユーザーニーズを探る

ページごとの獲得キーワードで検索Volが大きいものを抽出、ユーザーの検索意図を再考することで、ユーザーが本当に知りたいことを届けるようにリライトしましょう。

もともとのテーマが、じつは検索Volの大きいキーワード(ユーザーニーズ)からズレていた、なんてことがあるかもしれません。
獲得しているキーワードを把握することで、検索クエリとコンテンツのテーマに整合性がとれているか確認し、必要があればリライトするようにしましょう。

共起語を含ませる

共起語はキーワードと関連があり、その近くに出現しやすい単語のことです。新規記事の構成案作成にも有用な共起語ですが、既存記事のリライト設計にも役立ちます。

共起語をコンテンツ文章内へ適度に含めてください。テーマがより網羅的に補完され、ユーザーの疑問に幅広く答えられるようになります。
また、キーワードに近い単語をコンテンツ内に散りばめることによって、これまでとは異なる検索クエリでコンテンツが表示されるようになる可能性があります。そうすれば、SEO効果が期待でき、流入の増加にもつながることでしょう。

注意すべきなのは、ユーザーの可読性を損なうことなく、テーマに沿った形でふくませることです。共起語のために文脈を無視しては元も子もありません。また、あくまでも共起語そのものにSEOの効果はないということにも注意してください。

更新日を追加する

リライトの際は、更新日を追加して、コンテンツの新鮮さをアピールするようにしましょう。
更新した日付を入力すると、スニペットの冒頭部分に年月日が表示されます。SEO効果はありませんが、更新日が現在に近ければ近いほど、情報が新しいということでユーザーの印象は良くなります。

読みやすい文章

文章の可読性を高めるリライトを行いましょう。そのためには、まず記事をしっかりと読み込む必要があります。細部にまで目を光らせてください。
誤字脱字は必ず訂正し、難読漢字や難解な言い回しなども省くか、別の言葉に変えるようにしましょう。読みやすさに限界はありません。どんな人間でも読めるように、簡単な文章を心がけてください。

読者が素早く理解できて、たやすく記憶に定着するのが可読性の高い文章です。単語単位ではなく、文脈に強引なところがないか、意味不明な話の流れになっていないかについても注視して、必要があれば書き直すようにしてください。

例:「於いて⇒おいて」、「信憑性⇒信ぴょう性」

読了時間を記載する

余裕があれば、どれくらいの時間で読み終わる記事なのか、ユーザーに知らせる表示を記載してみましょう。ページ訪問者に親切である以外にも、数分で読み終える記事であれば、「読んでみようかな」と思うユーザーがいるかもしれません。離脱率の改善に役立つ可能性があります。
なお、日本人が1分間に読めるのは400~600文字程度だとされています。ですから、ちょっとした時間(たとえば3~5分程度)で読めるのは2000字前後になります。読了時間の参考にしてみてください。

読み終えるまでの時間表示があまりに長い(10分以上)と逆効果になる、という声もありますが、それは訪れたユーザーの属性や趣味・趣向によるでしょう。読みごたえを求めている場合は、逆に短い記事だと目を通さずに離脱してしまう可能性もあります。
ターゲットとする人物像(ペルソナ)に合わせて、読み終わる時間を記載するようにしてください。

内部リンク

リライトが終わったら、内部リンクにも注意を払うようにしましょう。
記事の新規作成当時にはなかった、新たな関連性が生まれているなんてことはよくあることです。サイト内に関連のある記事があれば、リンクでつないでください。なお、その際はアンカーテキストにしっかりとキーワードを含めるようにしましょう。

内部リンクそれ自体には、大したSEO効果はありません。しかしながら、Googleのクローラーが正しくサイトを巡回するための、ないしはユーザーが回遊しやすくなるための手助けになります。これらはサイトへの評価やアクセス数の増加へとつながる要素にはちがいないので、対策しておくに越したことはないでしょう。
リライトの際には、内部リンクのチェック・整理をオススメします。

効果を検証する

記事を更新したら、その後、効果があったのかどうか、必ず検証するようにしましょう。
定期的に記事の検索順位をチェックし、かつGoogleアナリティクスで、トラフィック、クリック率、滞在時間、直帰率、離脱率などを分析してください。
ただリライトするだけでは不十分です。リライト前の記事とリライト後の記事を、内容以外の観点から比べることで、効果を検証するのです。そこで問題や改善点が見つかれば、その都度リライトしていきます。このようにしてPDCAサイクルを回していきましょう。

まとめ

リライトについていくつかポイントを紹介してきましたが、やはり忘れてはならないのは、その記事がユーザーにとって有意義かどうかです。検索意図に沿った、ユーザーの求める情報を提供しているコンテンツなのかどうかを、まず真っ先に考えるようにしましょう。そのうえで、SEO効果を高めるようなリライトをするようにしてください。

SHARE