Twitterのエンゲージメントとは?チェック方法や増加させる15のコツを紹介

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SNSマーケティング

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Twitterエンゲージメント

Twitter運用において、正しくKPI・目標を設定するの簡単ではありません。なんの戦略もなく「フォロワー数」や「インプレッション数(接触回数)」をKPIに設定しても、本質的な目的(集客など)と乖離してしまうことが往々にあるためです。そこで、改めて重要視したいのが「エンゲージメント」という指標です。

本記事では、Twitterにおける「エンゲージメント」とは何なのか、なぜ重要なのか、増やすためには何をすれば良いのかといった基本について解説します。

本記事を通じて、エンゲージメントへの理解、ひいてはTwitter運用を効果的に推し進めるコツを理解していただければと思います。

Twitterのエンゲージメントとは

Twitterにおける「エンゲージメント(engagement)」とは、あるツイートを見たユーザーの何らかの反応・行動を指します。engageは「参加させる」「関わらせる」といった意味を持ちます。

ほかのSNSでも「エンゲージメント」と呼ばれる指標はありますが、それぞれ定義は異なります。具体的には後述しますが、Twitterにおけるエンゲージメントとは、ツイートに対する「いいね」やリツイート、返信、記載されたリンクページのクリックなどを指します。

Twitter上で閲覧できる特定ツイートのエンゲージメント

ツイートアナリティクスでエンゲージメントを確認する

外部ツール「Keywordmap for SNS:運用アカウント分析」でエンゲージメントを確認

インプレッションとの違い

エンゲージメントと似た言葉にインプレッションがあります。インプレッションとは、ツイートがほかのユーザーのタイムライン上に表示された回数のことを指します。なお、インプレッションはimpと略されることがあります。

インプレッションは「表示回数」、エンゲージメントは「ツイートに対する何らかのアクション」を指しているという点に違いがあります。

Twitterインプレッション

※なお上図のツイートアナリティクスは、ツイート下部の「ツイートアクティビティを表示」をタップorクリックすることで閲覧できます。

Twitterのインプレッション数を増加させる方法は以下の記事を参考にしてみてください。
Twitterのインプレッションを増やす方法! 匿名アカウントで調査した結果を公開

エンゲージメント率の目安・平均

インプレッション数を高めることは、多くの人に情報が届いていることを意味し、認知拡大として重要です。ただし、閲覧したユーザーから反応や興味がもらえていなければ、フォロワー数の増加や、ブランディングといった目的に対しては、あまり良い効果は見込めません。したがって、あるツイートが、インプレッション数に対してどれくらい反応を獲得しているか、という割合に注目する必要があります。それを測る指標が「エンゲージメント率」です。

エンゲージメント率は、次の式で計算することができます。

「エンゲージメント率 = エンゲージメント数 ÷ インプレッション数(×100%)」

なお、インフルエンサーマーケティングのためのプラットフォームを提供するMarkerly社は2016年、ソーシャルメディア上の200万人のインフルエンサーを対象にした調査を実施。そこでは、フォロワー数に対するエンゲージメント率の目安が得られました。 

フォロワーエンゲージメント率
1000未満8%
1000~1万4%
1万~10万2.4%
10万以上1.7%

目標設定に時間をかけられない場合の KPIとして参考にしてみても良いでしょう。(※ただしあくまでも参考程度にとどめておき、実際の運用と、達成したい目的=KGIから逆算するのが正しいKPI設定になります。)

Point!

エンゲージメント率を高めるために、漫然としたTwitter運用から脱却し、戦略的なアカウント設計とコンテンツ作成が重要です。Keywordmap for SNSは企業のTwitter運用を最適化します。

Twitterのエンゲージメントに含まれる項目

Twitterにおけるエンゲージメント総数とは、いくつかの反応・アクションを合計したものです(「いいね」やリツイート以外にも複数あります。下記参照)。そのため、1ツイートに対して「いいね」と「返信」の両方を行うといった、1人のユーザーが 2つ以上の行動を起こした場合もカウントされている点には注意が必要です。

また、エンゲージメントの合計値を見るのではなく、個別の行動項目ごとに観測した方が成果分析や戦略立案に役立つ場合もあります。

では、具体的に、エンゲージメントとして数えられる次の7つの行動について見ていきましょう。以下はすべて、Twitterにおけるエンゲージメントです。

  • いいね 
  • リツイート
  • 返信
  • メディアのエンゲージメント
  • 詳細のクリック
  • リンクのクリック
  • ハッシュタグのクリック

いいね

「いいね」は、ツイートに対する同意や共感などを示すために用いられる機能です。次で紹介するリツイートと似た機能ですが、リツイートが拡散を目的としているのに対して、いいねは、ツイートの人気度を示す指標です。

しかしながらその一方で、「いいね」を多く集めることで、「話題のツイート」に表示されて注目を集めたり、直接のフォロワーではないユーザーのタイムラインに表示されることがあります。そのため、拡散の起点になることもある、非常に重要なエンゲージメントになります。

※「いいね」を増やすための戦略設計、コンテンツ制作、効果測定はKeywordmap for SNSがオススメです。

リツイート

リツイートは、「Re-tweet」と書くことからもわかるとおり、投稿を再びツイートする機能です。たとえば、AのツイートをBがリツイートしたとします。その場合、Aと関係のないBのフォロワーにAのツイートが表示されます。このように、上記の「いいね」よりも、直接的な拡散力を持つことが特徴です。

リツイートには、オリジナルのツイートをそのまま再投稿する単純な「リツイート」と、オリジナルのツイートにコメントを付けて投稿する「引用リツイート」の2種類があり、どちらもエンゲージメントとしてカウントされます。

返信

ツイートにコメントがついた場合は「返信」としてカウントされます。「いいね」や「リツイート」などと比べると、ユーザー自身が文章をつくるためハードルが高いですが、ユーザーとのコミュニケーションを深められるメリットがあります。

詳しくは後述しますが、質問文をツイートするなどの工夫によって返信がもらいやすくなります。

メディアのエンゲージメント

Twitterにはメディア(画像や動画)を含めて投稿することができます。これらが閲覧された回数は「メディアのエンゲージメント数」の項目としてカウントされます。

文章を分かりやすく補足するための図解や図表などを効果的に含めることで、より詳細で多くの情報を1ツイートの中で伝えることができます。そのため、メディアのエンゲージメント数を上げることは、ユーザーにエンゲージメントを促す上で効果的な施策と言えるでしょう。

詳細のクリック

「詳細のクリック」とは、ユーザーがタイムラインに流れてきた投稿をクリックまたはタップしてツイート単体の画面を開く行動を指します。 たとえるなら、書籍が並ぶ本棚から一冊の本を手に取っている状態でしょうか。

「詳細のクリック数」が多ければ、タイムラインに表示された投稿内容から高い関心を持って訪問してくれていると考えるできるでしょう。

リンクのクリック

ツイートに含めたURLがクリックされた場合、「リンクのクリック数」という項目でカウントされます。投稿内容と関連した記事などのURLを含めることでエンゲージメントを高めることができます。

さらに、それらに挿入できるコンテンツが自社サイト内にあるのであれば、「リンクのクリック数」を高める施策を打つことで、自社サイトへのトラフィック(集客)を増加させることも期待できます。

ハッシュタグのクリック

Twitterには「#」の後ろにキーワードを繋げてつくるハッシュタグという機能があります。人気のハッシュタグを含めて投稿することで、そのハッシュタグで検索したユーザーに閲覧される機会が増えやすくなります。

ハッシュタグは、ユーザー自らが興味のあるトピックを検索してからツイートを発見します。そのため、そのトピックやその業界について比較的関心の高いユーザーが目にしてくれやすいという傾向があります。ハッシュタグのクリック数を向上させることで、自社サイトへのトラフィックや製品の売上などへの好影響も期待できます。

ハッシュタグの付け方や効果的な活用方法はこちらの記事で詳しく解説しています。
ハッシュタグの正しい付け方は?効果的な使い方や注意点を徹底解説

Twitterのエンゲージメントが重要な理由

Twitter運用において、そもそもどうしてエンゲージメントが重要なのでしょうか。理由は大きく分けて4つあります。

  • インプレッションの増加につながる
  • 投稿への関心度合いが把握できる
  • 反響が生まれやすいツイートを分析できる
  • フォロワー数の維持につながる

エンゲージメントの重要性を理解できていないと、闇雲に投稿を繰り返したり、自社のマーケティング戦略にはほとんど利益のないフォロワーしか集められなかったりといった結果に陥りやすくなります。なぜエンゲージメントが重要かを具体的に理解しておきましょう。

インプレッションの増加につながる

Twitter運用の目的を達するための、すべての起点となるのが「インプレッション」です。ユーザーのタイムライン上に自社の投稿が表示されない、つまり接点を持てなければ、どんなマーケティングも行うことができないのだから当然でしょう。

そして、このインプレッションを広く獲得するために必要なのが「エンゲージメント」です。

現在のTwitterの表示アルゴリズムは、基本的にエンゲージメント率の高いツイートが上位に表示される傾向にあります。また、話題を検索(モバイルは「虫眼鏡」アイコン)のおすすめタブも、エンゲージメント率の高いツイートが優先的に表示されています。両者はインプレッション増加に大きく寄与します。

さらに、リツイートが拡散の起点になるのは当然ながら、上述したように「いいね」の数・率によっては、フォロー・フォロワー関係にないアカウントのタイムライン上にも、ツイートが表示されることがあります(「○○さんがいいねしました」というツイート上部の表示など)。

このように、エンゲージメントはシェア・拡散の起点になる様々な効果があり、インプレッションを獲得するために避けては通れない最重要指標になります。

投稿への関心度合いが把握できる

エンゲージメント数は、「反応して行動した回数」を表します。つまり、投稿に対してユーザーがどれほどの関心を寄せてくれているかの把握に役立ちます。ブランディングやマーケティングに向けた効果的な運用戦略も、ユーザーの関心や反応を正確に把握することがまず第一歩です。

反響が生まれやすいツイートを分析できる

投稿に対するエンゲージメントを把握することで、どのような投稿がどのような反響を生みやすいのかが分析できます。具体的には、「画像を用いるといいねの数が20%ほど高くなる」「帰宅時の時間帯に投稿すると詳細までクリックされやすい」というような分析です。

このような分析はPDCAを回し、より効果的なTwitter運用を行っていくために必須です。

フォロワー数の維持につながる

反響が生まれやすいツイートを具体的に分析できれば、それを運用戦略に取り入れることはそれほど難しくないでしょう。エンゲージメントを獲得しやすいツイートを投稿できるようになることで、ユーザー満足度が高まり、フォロワーの増加や維持につながります。

Twitterのエンゲージメントを確認する方法

エンゲージメントを確認する方法は、基本的にはPCとモバイル端末で同様です。本章ではエンゲージメント総数とエンゲージメント率を確認する方法を解説します。

エンゲージメント総数を確認する方法

Twitterでどれくらいエンゲージメントがあったのか確認するには、Twitterアナリティクスを使いましょう。また、Twitterアナリティクスに直接アクセスでしなくても、特定のツイートへのエンゲージメント数を確認できます。

具体的な確認方法は以下です。

手順1.自身のアカウントページから、エンゲージメントを確認したいツイートを見つけ、棒グラフのマーク、もしくは「ツイートアクティビティを表示」を押します。

Twitterエンゲージメント確認

手順2:エンゲージメント数を確認する(各項目を足した数値が「エンゲージメント総数」です)

Twitterエンゲージメント確認

エンゲージメント率を確認する方法

Twitterアナリティクスにアクセスし、エンゲージメント率を確認する方法は以下の通りです。またエンゲージメント率はモバイル検索からは確認できないため、PC版サイトでの調査をおすすめします。

手順1:トップページ左側にある「…もっと見る」ボタンをクリックする。
手順2:表示された「アナリティクス」をクリックすると、Twitterアナリティクスの管理画面が開かれる。

Twitterエンゲージメント調査

手順3:Twitterアナリティクス画面上部にある「ツイート」タブをクリック。

Twitterエンゲージメント率確認

手順4:各ツイートのエンゲージメンを確認する。

Twitterエンゲージメント率確認

Twitterのエンゲージメントを増やすコツ15選

エンゲージメントを増やす上で、どのようなポイントに気をつけて、具体的にどのような施策を行えば良いでしょうか。

エンゲージメントを増やす方法は、まず一定のインプレッション数(接触回数)を確保することが前提にあります。上述とやや矛盾するようですが、エンゲージメントの獲得がインプレッション増加を促すように、インプレッションの増加もまたエンゲージメントの獲得に繋がるという相乗効果があります。

Twitterエンゲージメントとインプレッション

さらにインプレッションの増加施策を打ちながら、同時にユーザーにエンゲージメントを促す必要もあります。これにより、上図のような仕組みが作られ、目的(たとえばフォロワー数の増加)などの達成に近づきます。

ここでは、インプレッション数を増やすための施策と、インプレッションをエンゲージメントの増加につなげるための実践的な15のコツを見ていきましょう。

定期的に投稿する

毎日、定期的に投稿することが大切です。

少なくとも1日に1ツイート以上は行うのは必須であり、内容や投稿の時間帯などにもよりますが、推奨目安としては1日に6ツイートが最適とされています。

Twitterでは複数人をフォローしているユーザーが大半であるため、タイムラインに書かれたツイートが、見られることなく流れてしまうことも多々あります。したがって、定期的にタイムラインに表示させる、アカウントを印象付けるために、定期的な運用が大切です。

ハッシュタグを使う

ハッシュタグを積極的に含めることで、インプレッション(接触回数)を増やすことが期待できます。インプレッションが増えれば、エンゲージメント数も上昇することが期待できます。

ハッシュタグは自由なテキストで作ることができますが、むやみやたらにつけても効果は見込めません。次のようなハッシュタグを用いるようにするのが良いでしょう。

  • 投稿本文と関連のあるハッシュタグ
  • 多く投稿されているハッシュタグ
  • トレンドとして最近注目を集めているハッシュタグ
  • ターゲットユーザーと接点を持てるハッシュタグ

▼トレンドとして注目を集めているハッシュタグを確認できるツールはこちら

Twitterの人気ハッシュタグを検索するツールとおすすめの方法を紹介

自発的エンゲージメント

他のユーザーの投稿に「リツイート」や「いいね」を積極的に付けることは、自身のツイートへのエンゲージメントを間接的に高めることにつながります。「リツイート」や「いいね」を付けてもらった相手は、心理的に「お返し」したくなるからです(返報性の原理)。自発的に他のユーザーへの関わりやコミュニケーションを測っていきましょう。

具体的には、自分と同じような興味・関心のあるユーザーに対して行うと効果的です。

例えば、Web記事を作成するようなライターである場合、「#ライター」、「 #ライターと繋がりたい」といったハッシュタグを付けているツイートに対して「いいね」を付与すると、そのハッシュタグで投稿したユーザーからエンゲージメントが返ってきやすいと考えられます。

セルフリツイートを行う

リツイートは、自分自身でも行うことができます。投稿時間などが原因で期待ほどのインプレッションやエンゲージメントを集められなかった場合には、セルフリツイートを行うことも一つの手でしょう。

セルフリツイートを行うコツとしては、次のトピックで解説する「ユーザーがアクティブな時間帯に投稿する」ことが必要です。

ユーザーがアクティブな時間帯に投稿する

TwitterをはじめSNSの特徴は、検索エンジンなどとは違い、基本的にはフロー型(タイムライン上に最新投稿から順に表示されていく)です。そのため、どのような時間帯に投稿するかの工夫は非常に重要です。※ただし、上述したように最新でなくとも高いエンゲージメント率のツイートが表示されることもあります。

ツイート内容や主に読んでほしいターゲットなどを踏まえて、ユーザーがアクティブな日時に投稿しましょう。また、ソーシャルメディア運用の効率化ツールなどを運用するAutoScale社の調査では、以下の時間にリツイートされやすくなるということが報告されています。

  • 平日:11時、15時
  • 休日:12時、14時

もちろん、フォロワーのアクティブ時間はアカウントによって異なりますので、運用アカウントにおいて最適なアクティブ時間を調査する必要があります。

投稿しすぎない

定期的にツイートをすることは重要ですが、投稿のしすぎは、エンゲージメント率に対してかえって逆効果を生んでしまう場合もあります。そもそも、ユーザーにとって有益なツイートを投稿しすぎる、というのは非常に難易度が高いです。

適切な投稿数に留めるためにも、ユーザーからのエンゲージメントを調査・分析し、ユーザーが反応したくなるような内容に絞って投稿するようにしましょう。なお、調査・分析に必要なTwitter運用については、次で述べます。

効果測定を行う

エンゲージメントを増やすためには、エンゲージメントが付きやすいツイートの「傾向」を把握し、そのようなツイートの投稿を増やしていくことが近道になります。

傾向を把握するためには、効果測定を行いましょう。
効果測定は、KPIを設定し、定期的に計測して、どんな投稿が効果的だったのか調査する、というようなフローで進めます。

なお、Twitterの効果測定については以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
Twitterの効果測定を解説!Twitterアナリティクスで運用を最適化する方法

KPIとなるのは、エンゲージメント数やインプレッション数、投稿数、フォロワー数、サイテーション数などです。ただし、Twitterアナリティクスで投稿毎に一つ一つ調査するのは非常に手間がかかります。具体的に、KPIをどれくらい達成できているか、常に進捗を確認するには、専用のツールを用いましょう。

Twitterの分析ツールは様々なタイプがあります。なかには無料で効果測定できるツールもありますので、詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
Twitter分析ツールの選び方とおすすめ無料ツール9選

画像・動画・GIFを用いる

画像などが含まれたツイートは、タイムライン上でもより強くユーザーの目を引きます。

  • 「GIFを使用したツイートは、使用していないツイートに比べて55%のエンゲージメントを獲得する」
  • 「動画付きのツイートは、視覚的要素のない投稿に比べて10倍のエンゲージメントを集める」

といった統計情報も報告されています。
参考:What Do We Know about Twitter Engagement?

Twitterカードを活用する

自社サイトなどのURLを投稿する場合は、「Twitterカード」を積極的に活用すると良いでしょう。Twitterカードとは、リンク先の画像やタイトル文などを用いて、リンク先をより魅力的に見せることができる機能です。

Twitterカードを活用することでクリック率、ひいてはエンゲージメント率の向上につなげられるでしょう。なお、Twitterカードには様々な種類があります。以下の図はURLを入力すると表示されるウェブサイトカードです。

Twitterカード

Twitterカードの詳細はこちらで確認してみてください。
Twitterカードとは?設定・確認方法と便利なツールを紹介

ユーザーと積極的にコミュニケーションをとる

コミュニケーションを通じてユーザーとの距離を近づけておくことでエンゲージメントの向上が見込めます。ユーザーからのコメントに返信をしたり、アンケート機能など、ユーザーが参加したくなるコンテンツを投稿することも、ユーザーとのコミュニケーションを深めるための手法です。

キャンペーンを実施する

企業のTwitterアカウントでは、プレゼント型のフォロー&リツイートキャンペーン、あるいはインスタントウィンキャンペンなどがよく開催されています。

プレゼント型のキャンペーンはそれによってインプレッションやエンゲージメントを、大幅に高められるメリットがあります。ただしキャンペーンを行うだけで、その後の運用をおろそかにしてしまうと、せっかく集めたユーザーを手放してしまうことにつながります。

そのため、獲得したフォロワーの属性(興味・関心など)を把握し、有益であると感じてもらえるような投稿をして、フォロワーの離脱率を低減していくことが重要です。

実際に弊社でも以下のようなキャンペーンを実施し、エンゲージメントの増加に役立てました。このキャンペーンは、Webマーケター(特にメディア運営に携わっている方)向けに、記事の作り方・リライトの方法を解説した資料を、フォロー&リツイートで配布するというものです。

Twitterキャンペーン

広告を打ってエンゲージメントを向上させる手法もあります。Twitterが用意している「エンゲージメントキャンペーン」を活用すれば、Twitterが保有しているターゲティング機能を使い、届けたいユーザー層に向けて集中的にツイートを配信することができます。さらに、複数パターンのツイートを自動的にローテーション表示させてユーザーの反応の違いを計測するなど、効率的にエンゲージメント獲得を進めることができます。

広告料金は、ツイートの表示ではなく、ユーザーが起こした行動に対して発生するため、望む行動に対して高い費用対効果を得やすいことも魅力です。

Twitterのキャンペーンの成功事例はこちらで紹介しています。
Twitterキャンペーンの事例5選を分析!成功の法則を大公開

わかりやすい言葉を使う

なるべく迷わずに理解できる言葉を使うことも大切です。

タイムライン上に数多くある中からツイートを見つけてもらうためには、どんなトピックに関してどのようなことが書かれているかを瞬時に読み取ってもらう必要があるからです。(上記、画像・動画を使うのも同様の理由です。)

複雑な言葉や言い回しは避けるようにしましょう。また、誤字や間違いがないようにも注意が必要です。

ユーザーに質問する形のツイートを行う

質問文を含めると、ユーザーから返信がもらいやすくなります。

エンゲージメント率の向上にも当然つながりますし、ユーザーとコミュニケーションをとり距離を縮めることもできます。さらに、製品やサービスなどについて尋ねれば、顧客や市場調査にも役立てることができます。

インパクトのある言葉を使う

インパクトのある言葉を効果的に含めることによって、ユーザーの目に飛び込んできやすく関心を集めやすいツイートを作成することができます。例えば、数字を用いたり、「無料」などユーザーのメリットを示す言葉が有効です。

同じ内容について投稿していても、ちょっとした工夫でインプレッション、エンゲージメントを高めることができるため、積極的に意識していくと良いでしょう。

Twitter広告を使う 

Twitterでは数種類の広告を活用することができます。カスタム機能を活用すれば、ユーザーの参加率を高めたり自社のブランドを強くイメージづける個性的な広告を作成することもできます。

 カスタム機能で設定できる代表的な機能には、「投票機能」、ユーザーが指定のハッシュタグを含めてツイートを作成できる「カンバゼーションボタン」、独自の絵文字を作成できる「ブランド絵文字」などがあります。

Twitter広告の詳細は以下の記事を参考にしてみてください。
プロモ広告(プロモツイート)とは?設定方法とターゲティングの最適化方法について
Twitter広告の設定方法や費用、種類まで網羅的に解説

まとめ

今回はTwitterのエンゲージメントについて網羅的に解説してきました。

Twitter運用においてエンゲージメントが必要な理由は以下の3つです。

  1. 投稿への関心度合いが把握できる  
  2. 反響が生まれやすいツイートを分析できる
  3. フォロワー数の維持につながる

また、エンゲージメントを増やすためには以下のような施策が重要になります。

  • 定期的に投稿する
  • 画像・動画・GIFを用いる
  • わかりやすい言葉を使う

これらを踏まえて、より成果の上がるTwitter運用を行ってみてください。

この記事を書いたライター
Keywordmap編集部
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