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本記事では、自社と競合のホームページのアクセス数を調べる方法を丁寧に解説しています。Googleアナリティクスの設定方法からアクセス数を増やすための施策など、集客に役立つツールなどの情報もご紹介します。是非最後までお読みください。
※なお、GA4におけるアクセス数の調べ方についても言及しています。参考にしてみてください。
⇒URLを入れるだけで、競合サイトのアクセス数がわかるツール
目次
Webサイトのアクセス数とは
アクセスとは「あるユーザーによるWebサイト(ページ)の訪問・閲覧」を指し、アクセス数は「ユーザーによるWebサイト(ページ)の訪問・閲覧数」を指します。
訪問・閲覧という2つで表現したのは、「アクセス数」といっても、じつは複数の捉え方・指標があるためです。
主なアクセス数の種類
- セッション数
- PV(ページビュー)数
- 訪問者(ユーザー)数
下記で詳しく解説しますが、ある訪問者(=ユーザー)がWebサイトで複数のページを閲覧(=ページビュー)した場合、その行動すべてが一つのセッションとして計測されます。
Webサイト運用の目的やKPI、あるいは報告の際の文脈によって、上記の指標の何を用いるべきなのかは変動するため、注意が必要です。たとえば、Webサイトのパフォーマンスを計測する際に用いられるCVRは、コンバージョン数をセッション数で割ることで導きます。
アクセス数は自社と他社を調べる必要がある
ビジネスでWebサイトを運用しているのであれば、アクセス数は自社Webサイトだけでなく、他社や競合のWebサイトを調べる必要があります。たとえ、業界・業種においてWebサイトを運用している企業が自社だけであっても、「競合他社のWebサイト」を調べなければなりません。Web上に競合がひしめいているのであれば、なおさらです。
それはなぜでしょうか。
他社や競合のアクセス数は、自社がアクセス数を増やすための「お手本」になるからです。
企業がユーザーを相手にしている以上、すでにユーザーを集めることに成功している、他社や競合のWebサイトは、有益なデータの宝庫だと考えてください。
詳しくは下記で解説しますが、自社Webサイトの「現状を把握するためのアクセス数」と、「成長させるための参考データとしてのアクセス数」、この両者を調査・分析するようにしましょう。
- 自社サイトのアクセス数を調べる:Googleアナリティクス
- 競合他社サイトのアクセス数を調べる:Keywordmapなどのサードパーティツール
自社サイトのアクセス数を調べる方法
自社Webサイトのアクセス数を調べるには、Googleが無料で提供しているツール「Googleアナリティクス」を使用します。
Googleアナリティクスへの登録はこちらから
※登録にはGoogleアカウントを所持している必要があります。
なお、2023年の7月には、Googleアナリティクスのバージョンが更新されます。現行Verの「ユニバーサルアナリティクス」が使用できなくなり、「Googleアナリティクス4」に完全移行しますので、ご注意ください。Googleアナリティクス4は、現在、ユニバーサルアナリティクスと並行して利用できます。Googleアナリティクス4のセットアップはこちらから
さて、それでは自社サイトのアクセス数をGoogleアナリティクスで調べていきましょう。
冒頭でも言及した通り、アクセス数には複数の指標があります。ユニバーサルアナリティクス、GA4、それぞれのバージョンにおいて、以下の調査方法について紹介します。
- サイト全体のアクセス数
- セッション
- ページビュー数
- ユーザー数
サイト全体のアクセス数
まずはWebサイト全体へのアクセス数をチェックする方法です。
■GA4
GA4では、最初に開くホーム画面でWebサイト全体のアクセス数をチェックすることができます。デフォルトでは過去7日間のデータが表示されますが、28日間やカスタムで期間を選択することができます。
なお、GA4におけるサイト全体のアクセス数は、次の指標などによって表されています。
- 訪問者数(ユーザー数)
- セッション
- 表示回数

■UA(ユニバーサルアナリティクス)
左メニューにある「ユーザー」を開き、 「概要」を選択、ユーザーサマリーを開きます。ここでは、指定の期間(デフォルトでは7日間)内のサイト全体のアクセス数をチェックすることができます。
なお、サイト全体のアクセス数は、次の指標などによって表されています。
- ユーザー(+新規ユーザー数)
- セッション
- ページビュー

■注意点
これはあくまでもサイト全体の数値です。Webサイトの状態を調べて改善していくためには、GA4・UAともに個々のページにも目を向けていく必要があります。続けて見ていきましょう。まずはセッションからです。
セッション数
セッションとは、Webサイトを訪問してから離脱するまでの一連の行動を指します。したがってセッション数は、この一連の行動の回数を指します。セッションは延々と続くわけではなく、特定のタイミングで終了してしまい、また新たに計測され直します。
GA4とUAにおけるセッションが終了するタイミングが以下の表です。
セッションが終了するタイミング | GA4 | UA(ユニバーサルアナリティクス) |
---|---|---|
操作を行わずに30分経過した場合 | 終了 | 終了 |
日付が変わった場合 | 終了しない | 終了 |
参照元(キャンペーンソース)が変わった場合 | 終了しない | 終了 |
例えばユーザーが、あるWebサイトを朝閲覧し、一度離脱してから夜に再度閲覧した場合、同日に閲覧したものであってもセッション数は2とカウントされます。(なお、訪問者数(ユーザー数)は1として計測されます。)
また、参照元(キャンペーンソース)が変わった際、UAだとセッションが終了していたのに対し、GA4では一つのセッションとして計測されます。そのため、UAよりもGA4のセッション数の値が小さくなる傾向にあります。
■GA4
UAと異なり、GA4では各ページのセッション数をデフォルトで調査することができません。そのため左メニューの「探索」から各ページのセッション数をチェックするためのデータを作り出す必要があります。
以下図は、各ページのセッション数をチェックするための「探索」の方法です。

「探索」から自身でデータを取得するのはやや面倒ではありますが、カスタマイズ性に優れているため、慣れれば不要な指標を省いてデータをチェックすることが可能になります。
■UA
UAは、デフォルトで各ページのセッション数を調べることが可能です。Googleアナリティクスで左メニューの「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「ランディングページ」と選択します。

なお、ランディングページとは、Webサイトと訪問者の最初の接点となるページのことで、つまりここでは「どのページからセッションが始まったか」チェックすることができます。
ページビュー数(表示回数)
ページビュー数とは、Webページを閲覧した回数を指します。いわゆる「PV数」とも呼ばれます。なお、GA4ではページビュー数の名称が変更され、新たに「表示回数」となっています。
ページビューの対象はランディングページでないため、訪問者がサイト内を回遊した結果、閲覧されたページなどがこれに含まれます。ページが閲覧されるたびに計測されるため、セッション数よりも数値が大きくなる傾向にあります。
■GA4
左メニューの「レポート」から「エンゲージメント」に移り、「ページとスクリーン」を選択することで表示回数(ページビュー数)をチェックすることができます。もちろん、期間を指定することも可能です。

■UA
UAで各ページのページビュー数を調べるには、Googleアナリティクスで左メニューの「行動」⇒「サイトコンテンツ」⇒「すべてのページ」と選択します。

ユーザー数
ユーザー(訪問者)数とは、特定の期間内※にWebサイトを訪問したユーザーの数を指します。「訪問者数」「ビジター数」「ユニークユーザー(UU数)」ともいいます。
GA4とUAでは「ユーザー」という指標の定義が異なるため、ユーザー数に若干の差が発生します。これは、UAではデフォルトとしてクライアントID(いわゆるブラウザ)でユーザーを識別していたのに対し、GA4ではユーザーIDやGoogleシグナルといった識別子を使用しているためです。(UAではブラウザが異なると別のユーザーとして計測されることがありました。)GA4の方がより正確なユーザー数を計測していると考えられます。
※なお、Googleアナリティクスでは、2年を過ぎた再訪は新規ユーザーとして計測されます。数ヵ月に一度訪問するユーザーは「ユーザー」として計測され、前回の訪問から2年過ぎると、「新規ユーザー」としてカウントされます。これはGA4でもUAでも同じです。
■GA4
左メニューの「レポート」から「エンゲージメント」に移り、「ページとスクリーン」を選択することでユーザー数をチェックすることができます。表示回数を調べる際と全く同じ要領です。

■UA
上記で紹介したユーザーサマリーや、ランディングページ、すべてのページなどでチェックすることが可能です。

流入元のチャネル別、キーワード別のアクセス数
Googleアナリティクスではほかにも、ユーザーが流入したチャネル、つまりどこから自社のWebサイトへアクセスしたのか確認できます。例えば「Googleの検索結果から流入した」「メールから流入した」「SNSから流入した」などです。
また、Webサイトとの接点となったユーザーが検索したキーワードごとのアクセス数も計測されており、チェックすることが可能です。
流入元のチャネル
■GA4
各ページの流入元を調べるには、「レポート」から「集客」に移り、「ランディングページ」を選択します。流入元のチャネルを調べるためには、さらに「ランディングページ+クエリ文字列」の横で新しいディメンション「最初のユーザーのデフォルトチャネルグループ」を選択します。これにより各ページの流入元をチェックできます。

なお、左メニューの「レポート」から「集客」に移り、「トラフィック獲得」を選択することで、Webサイト全体の流入元のチャネルをチェックすることができます。

GA4の代表的な流入元チャネルの内訳は以下です。さらに詳しくは、Googleの公式ページを参照ください。
- Organic Search(オーガニック検索):GoogleやYahooなど検索を通じた広告リンク以外からの流入
- Paid Search(有料検索):GoogleやYahooなどの検索連動型広告(リスティング広告)からの流入
- Direct(ノーリファラー):URLを直接入力したり、ブックマークからの流入
- Referral(参照):他のサイトの広告以外のリンクからの流入
- Organic Social (オーガニックソーシャル):FacebookやTwitter等のSNSの広告以外のリンクからの流入
- Paid Social(有料ソーシャル):FacebookやTwitter等のSNS広告のリンクからの流入
- Email(メール):メール内のリンククリックからの流入
- Organic Shopping(有料ショッピング):Amazonや楽天市場といったショッピングサイトの広告以外のリンクからの流入
- Organic Video(オーガニック動画):YouTube、TikTok、Vimeoといった動画サイトの広告以外のリンクからの流入
■UA
「ユーザー」>「概要」>「すべてのトラフィック」を選択すると、アクセスの流入チャネルを調べることができます。
ここでチェックするべきなのは、どのチャネルからの流入が多いのか、また少ないのかについてです。

流入元チャネルの内訳は以下です。
- Organic Search :GoogleやYahooなど検索を通じたサイト流入
- Paid Search :GoogleやYahooなどの検索連動型広告(リスティング広告)からの流入一般に「有料検索」とも言われます。
- Direct :URLを直接入力したり、ブックマークからの流入
- Referral:他のサイトのリンククリックからの流入
- Social :FacebookやTwitter等のSNSからの流入
- Display:バナー広告からの流入
- Email:メルマガなどのEmailに含まれたリンクから流入したセッション
- Referral:他のサイトに貼られた外部リンクからサイトに流入したセッション
- Other Advertising:Paid SearchにもDisplayにも分類されない広告から流入したセッションです。
- Othe:その他
検索キーワード
■GA4
GA4で検索クエリを調査するためには、Googleサーチコンソールと連携、ライブラリからレポートに公開する必要があります。やり方は「GA4とサーチコンソールを連携してアナリティクスでレポートを確認する方法」を参考にしてみてください。
上記方法でサーチコンソールと連携したら、レポートの「Search Console」から「クエリ」を選択します。自然検索においてどんな検索クエリでWebサイトへ流入しているか、またその検索クエリのクリック数、表示回数、CTR、平均検索順位を調査することができます。

■UA
「集客」>「Search Console」>「検索クエリ」を選択すると、ユーザーがどんなキーワードでWebサイトにアクセスしているか調べることができます。
なお、キーワード毎の検索結果上でのクリック数や平均順位も同時にチェックできるため、SEO観点からのサイトパフォーマンスを簡易的調査する際に役立ちます。

その他の要チェックポイント
Googleアナリティクスでアクセス数を調べる際に活用したいポイントについて紹介します。以下の2点を組み合わせることで、より詳細にアクセス数を分析できるので、ぜひ活用してみてください。
- 期間指定ができる
- データをダウンロードできる
期間指定ができる
セッション数やPV数などの指標は、基本的に期間を指定して計測結果をチェックすることができます。各ページの右上にある日付を選択しましょう。
当日からWebサイトとGAを連携した日の間であれば、日、週、月、およびカスタムと、自由に絞り込めます。また、期間と期間を指定して比較することも可能です。

自社Webサイトへのトラフィックを期間に分けてチェックすることで、サイトコンディションの良し悪しを把握し、PDCAを回すための基準としてください。
データをダウンロードできる
Googleアナリティクスのデータは、ダウンロードすることも可能です。
形式は、PDF、Googleスプレッドシート、Excel,csvに対応しています。GA上でも指標を様々組み合わせて計測することは可能ですが、それだけでは物足りない場合、あるいは資料として共有したい場合、データをダウンロードして加工してみましょう。
期間と同じように、基本的にほぼすべての指標においてデータをダウンロードすることができます。ダウンロードするには、期間の上にある「エクスポート」をクリックしてください。

競合他社サイトのアクセス数を調べるべき理由
競合サイトのアクセス数と比較を行うことで、自社サイトの運営する上での打ち手が見つかります。
より具体的には以下の理由になります。
自社サイトの強み、弱みを把握することができるから
ただ、自社サイトのアクセス状況だけを調べても、それが果たして良いパフォーマンスなのか否か判断しづらいでしょう。
そこで、同業界の他社サイトのアクセス数を調査することで、数値の目安が把握でき、自社サイトの強み・弱みが見つけやすくなるのです。
Googleの評価基準の参考になるから
既に上位を獲得しているページは、検索エンジンから高い評価を得ていることを意味します。
そのため、上位を獲得し、多くのアクセス数を確保しているページのコンテンツを分析することで、Googleがどういった評価基準を設定しているのか考察することができます。
競合の集客戦略を一定把握することができるから
競合サイトのアクセス数を調べることで、そのサイトがどのような集客戦略を打ち出しているのか、把握しやすくなります。
具体的には、検索流入によるアクセス数を調査することによって、競合のSEO戦略が分かったり、流入チャネルを調べることで、どのマーケティング施策に注力しているのか把握できたりといったメリットがあります。
Keywordmapでは、以下図のように特定サイトのアクセス数の推移及び、流入キーワードの調査が可能なため、競合のSEO戦略の分析に役立てられます。
⇒URLを入れるだけで、競合のアクセス数がわかるKeywordmapを見てみる(30秒)

競合他社サイトを調べるツール
ここでは競合他社の分析ができるツールを紹介します。無料ツールや、一部機能を無料トライアルを提供しているツールになりますのでぜひ活用してみてください。
- Keywordmap
- SEOチェキ
- Similarweb
- Ahrefs
Keywordmap

【主な機能】
- 自社、競合他社の流入キーワード(30位以内にランクしているキーワードや有料広告の出稿キーワード)
- 自社や競合の想定流入数とその推移
- 集客貢献ページ
- ユーザーニーズ
- 広告出稿キーワード・クリエイティブ
Keywordmapは世界最大級の日本語データ量を誇る、SEO・コンテンツマーケティングツールです。検索クエリのデータベースを保有しているため、事実ベースでのWebサイトの実数値を出しています。注目点は、自社、競合他社問わず、横断的にどんなサイトでもキーワードや、想定流入数のアクセス分析ができる点でしょう。
またサイトの分析にとどまらず、PPC広告出稿分析や、主にSEO観点でのコンテンツ作成におけるGoogle検索上でのニーズ分析といった幅広い活用を実現しています。正確で細かな分析とコンテンツ作成を行いたい場合に便利です。
まずは1週間の無料トライアルで競合サイトを分析してみましょう。
Keywordmapを活用すると、競合他社サイトをどのように分析できるのか知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。
「競合調査ツール“Keywordmap”を使って自社と競合の強みを徹底分析!【完全ガイド】」
SEOチェキ

【主な調査項目】
- 獲得キーワード
- Titleタグやh1タグ等の状況
- 内部リンク数および外部リンク数
- ファイルサイズや読み込み時間
「SEOチェキ!」は2009年から提供されている無料SEOツールです。「サイトSEOチェック」「検索順位チェック」「キーワード出現比率チェック」「発リンクチェック」「Whois情報チェック」の5つのツールから成り立っています。
検索順位チェックタブでは、調査したいURLと検索キーワードを入力するだけで検索順位を確認できるので「このキーワードでは何位表示されているのか?」手軽に調べたい時に便利です。
SimilarWeb

【主な調査項目】
- サイトのアクセス数、
- 訪問者の平均利用時間・直帰率・ページビュー数
- 流入キーワード
- 流入経路分析
- など
SimilarWebはイスラエル発の分析ツールです。SimilarWeb利用者やパートナー企業からデータを収集し推定値を出しています。
機械学習による統計データとなるとなるので、アクセス数などの数値は正確ではありませんが複数の競合他社サイトを横断して分析し、業界の傾向を推測する際に役立ちます。
Ahrefs

【主な調査項目】
- オーガニックトラフィック数の推移
- 流入キーワード
- 検索順位の変動
- 被リンク獲得数
Ahrefsはシンガポール発のアクセス分析ツールです。
自社、競合他社サイトのトラフィックや流入キーワードを調べられるだけでなく、膨大なデータ量を駆使した被リンク調査ができる点が特長。
競合他社サイトがどのようなサイトからどれくらいの被リンクを受けているのか、把握することができます。また、データの更新速度が非常に早いため、最新のアクセス状況が調査可能です。
海外ツールであるため、日本語データの精度や量には注意が必要です。
競合他社サイトを分析する3つのポイント
競合サイトを実際に分析する際に意識したいポイントを3つ挙げます。
- 自然検索経由のアクセスをチェック
- 出稿している広告を分析
- 集客につながっているページ(コンテンツ)
それぞれ、見ていきましょう。
自然検索経由のアクセスを把握
対策キーワードの検索結果上で競合しているWebサイトやそのアクセス数について、主にSEO的な観点から定量的に調査します。
キーワードの獲得順位
競合サイトがどのようなキーワードで上位表示されているのか把握することで自社サイトにおいて注力するべき対策キーワードを見つけることができます。
上位獲得キーワード数
競合サイトが上位表示しているキーワードの数を確認することによって、そのサイトの集客における強さが把握できますので、SEO的に競合なのかどうか確認でき、かつ戦えるかどうか判断する材料になります。
想定流入数
競合サイトの獲得キーワードに対しての想定流入数を把握することで、かりに、対策キーワードで自社のページが上位表示した際にどの程度流入に繋がるのか、あらかじめ効果を推測することができます。
想定流入数は、競合サイトが獲得しているキーワードの検索ボリュームと、順位の平均CTRから算出することができます。
たとえば検索ボリュームが165,000の「京都 観光」で1位を獲得した場合の想定流入数は、52,305となります。
165,000×31.7%(1位のCTR)=52,305
出稿している広告を分析
サイトでの集客だけでなく、WEB広告のアクセスについても調査する必要があります。
特に検索結果上を占有することになるリスティング広告についてはオーガニック結果よりも画面上で上位に表示されることもあり、競合サイトがどういったキーワードにおいて集客を行っているのか把握することが重要です。
SEO/広告の両面での集客状況を把握した上で、自社での施策を検討することで適切に優先順位をつけて施策を実行することができます。
集客につながっているページ(コンテンツ)
競合サイトが掲載しているコンテンツの内容、質、量を自社サイトと比較します。
コンテンツはWebサイトの魅力を大きく左右する要素であるため、ユーザーニーズを捉えているコンテンツを提供できているかどうかという点が非常に重要になります。
主観的な良し悪しではなく、ターゲットニーズを基準としたうえで、そのニーズを満たすコンテンツを提供できているのかどうかを競合サイトと自社サイトを定量的に比較していくことが重要です。こうした手順でニーズを抽出し内容に盛り込むことで、サイトの質が高まり、アクセス数の増加につながります。
競合他社サイトを分析する方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
「競合サイト分析のやり方を解説!調査手順から便利なツールまで紹介」
アクセス数を増やすためのチェックポイントとは?
最後にサイトのアクセス数を増やすポイントをいくつか紹介いたします。
ペルソナが設定できているか?
ペルソナの設定はサイトコンテンツを作成する上で不可欠な要素です。マーケティングにおけるペルソナとは、「商品やサービスにおける理想的な顧客像」のことを指します。特定の人物像をその生活が簡単にイメージできる程度まで具体的に絞込みを行いましょう。そうすればおのずと提供するべきコンテンツが明確になるのです。
ペルソナの作り方については以下の記事で詳しく解説しています。
「ペルソナの作り方を解説!ターゲットを絞ったマーケティングを行うために」
正しくキーワード選定ができているか?
一般的にアクセス数の中で最も大きい割合を占めるのが、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンを経由してホームページに訪問するユーザーです。ユーザーは必ず「検索」というフローを経てサイトにたどり着きますので、どんなキーワードを検索した際にサイトが表示されるべきなのか設計することが、アクセス数を増やすために重要になってくるということです。
またその検索キーワードの検索回数(検索Vol)が一定数あることや、そもそもそのキーワードで上位表示されている競合ページに勝てるか、ということも忘れてはいけません。
「ユーザーニーズの一致」×「検索回数」×「競合」を意識する必要があります。
- 検索意図を把握しているか?
- 検索Volはあるか?
- 上位競合に勝てるキーワードなのか?
この3点を確認するようにしましょう。
より具体的なキーワード選定の方法が知りたい方は以下の記事をチェックしてみてください。
「キーワード選定の方法を解説~SEOに強いキーワード、テーマの選び方~」
訪問者がストレスなくサイト内を移動できるか?
サイト内のコンテンツが未整理であったりゴチャゴチャしていると目的の情報にスムーズに到達できないので訪問者はストレスを感じてしまい再訪問してくれません。
また、各ページ自体のレイアウトが洗練されていたとしても他の関連ページへのリンクが貼られていなければ、訪問者はそのページを読んだだけで満足してしまい、ホームページから離脱してしまいます。
訪問者を長くホームページに留め、内容を読み込んでもらうには、内部リンク(他のページへの入り口)をきちんと整備し、訪問者を次々に関連記事や、CTAへ誘導する構成にすることをおすすめします。
ページ作成後放置していないか?
ページ作成時はペルソナやニーズを網羅したサイトの運営を意識しますが、その後どのようなメンテナンスを行っているのでしょうか?リリース後に放置されてしまっているページがあるという方もいるのではないでしょうか?
しかしアクセス解析を踏まえて、どういったページが集客できているのか
また集客後、コンバージョンにつながっているのか把握できると、今後伸ばしていくべきページや改善するべきページが明確になりますので必ず定期的に確認をするようにしましょう。
アクセス数を増やす方法については、以下の記事で網羅的に解説しています。併せてチェックしてみましょう。
「アクセス数を増やす方法16選!Webサイトの流入増加施策を徹底解説」
まとめ
今回はGoogleアナリティクスを活用としたアクセス数の解析方法や、
サイト分析において必要な観点についてお伝えしましたが参考になりましたでしょうか?
アクセス数の分析において、自社だけでなく、競合サイトのアクセス数も調べることが重要です。
具体的に以下のメリットがあるからです。
- 自社サイトの改善施策ポイントが明確になる
- 自社サイトの強み、弱みを把握することができる
- Googleの評価基準の参考になる
- 競合の集客戦略を一定把握することができる
Webサイトはリアル店舗と違って、ユーザーの往来や行動が可視化できます。
こうした情報は日々蓄積されていきますが、上手く活用しきれていない方が多いのも事実です。こうしたwebならではの価値あるデータを最大限有効活用していくことが、WEBサイトにおける成功の鍵となると思いますので、みなさまぜひ試してみてください。

詳しくはこちら
Keywordmapのカスタマーレビュー
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機能が豊富で、ユーザーニーズ調査から競合分析まで使える
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