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SEOに取り組む初期段階で重視されるのが、ロングテールキーワードの上位表示を狙う「ロングテールSEO」です。そこで、今回はロングテールキーワードとは何か、ロングテールキーワードを狙うメリット、デメリットや調べ方といった対策方法についてご紹介します。
目次
ロングテールキーワード とは
ロングテールキーワードとは、複数のキーワードから形成される検索ボリュームが少ないキーワードです。検索回数される回数が少ないものの、ユーザーのニーズが表れやすいため、コンバージョン率が高い特徴があります。
月間検索回数(ボリューム)が1万回を超えるようなビッグキーワードを軸にして、3〜4の単語数で構成される傾向にあり、あくまで一般的な目安ですが、月間検索ボリュームが千回未満と少ないものになります。
また、ロングテールキーワードは「スモールキーワード」や「ニッチキーワード」と言い換えられることもあります。
<例>
- 「ランニングシューズ 選び方 初心者」検索Vol.170
- 「都内 紅葉 ライトアップ」検索Vol.140
- 「さつまいも レンジ 簡単」検索Vol.210
- 「美白 化粧水 安い」検索Vol.70
- 「賃貸 1LDK リノベーション」検索Vol.70
SEOツール「Keywordmap」で抽出したロングテールキーワードが以下。
上記以外にも多種多様なロングテールが存在するのがわかる。

SEOにおけるキーワードの種類(呼称)
ビッグキーワード(目安:月間検索ボリューム1万回以上)
検索ボリュームの大きいキーワードをビッグキーワードと言います。例を挙げると、「バッグ」、「化粧品」、「お米」など、検索ボリュームの大きい1単語でのワードが分類される傾向にあります。もちろん、「京都 観光」といった2単語であれ、検索ボリュームが大きい場合はビッグワードです。
Keywordmap「キーワードDB」機能

ミドルキーワード(目安:月間検索ボリューム千回〜1万回)
ミドルキーワードは、ビッグキーワードとロングテールキーワード(スモールキーワード)の中間に位置するキーワードにを指します。 Googleキーワードプランナーのデータでは、月間1千回〜1万回の間で検索されるキーワードが該当します。ロングテールキーワードほどニッチではなく、ビッグキーワードほど競合性も高くないキーワードです。
種類 | 検索volの目安 | キーワード例(検索ボリューム) |
---|---|---|
ビッグキーワード | 1万以上 |
|
ミドルキーワード | 1万~1000 |
|
ロングテールキーワード | 1000未満 |
|
ロングテールの語源(コラム)
ロングテールとは元々、主力商品よりもニッチな商品の売上合計の方が上回る現象のことを指すものです。
下記の図の様に縦軸を販売金額、横軸を商品として販売金額が高い順に並べてグラフを作成した場合に、販売金額が少ない商品群が長い尻尾(ロングテール)の様に見えることからロングテールと呼ばれています。数億の商品を扱うAmazonが著名な例です。BtoCであれば日用品や生活雑貨など商品数の多いビジネスがあげられます。BtoBであればモノタロウやアスクルなどが良い事例でしょう。
<図>ロングテールモデル

SEOに置き換えると検索ボリュームの大きなビッグワードを、ニッチなキーワード(ロングテールキーワード)の検索ボリュームの合計が上回ることを指します。
<図>ロングテール図

ロングテールキーワードのメリット
SEOで集客を狙う場合には誰からも検索されないキーワードを対策するよりも、検索ボリュームの大きなキーワードを対策する方が効果が高いことは言うまでもありません。しかしながら、検索ボリュームが少ないにも関わらず、ロングテールキーワードの対策には大きなメリットがあります。
- コンバージョン率が高い
- 上位表示されやすい
- 安定的に集客できる
- ニーズを捉えたコンテンツを作りやすい
- 音声検索との相性が良い
- ビッグキーワードの上位表示につながる
それぞれ見ていきましょう。
コンバージョン率が高い
ロングテールキーワードはユーザーの意図が明確である場合が多くコンバージョン率が高まる傾向にあります。「スニーカー」よりも「スニーカー 春物 新作 通販」は、検索回数は落ちるものの、春物の新作スニーカーを購入しようとしている意図が明確に分かります。意図が明確であるということはニーズが顕在化している状態、つまりコンバージョンに繋がりやすいのです。
上位表示されやすい
ロングテールキーワードは複数語句の組み合わせで構成されるため、単ワードに比べて検索される回数が少なく、競合が狙っていないキーワードであることが多いです。競合が少ないということは、競合がひしめくビッグキーワードに比べて、上位表示されやすいのは言うまでもありません。
安定的に集客できる
上記と一部重複しますが、検索ボリュームが少ないロングテールキーワードは、大手サイトがわざわざ労力をかけてまで狙ってこない傾向にあります。競合(それもドメインパワーの強い大手)に狙われることも少ないということは、一度上位を獲得してしまえばその後安定的なサイト流入が確保できるということにつながります。
また順位が変化した場合でも、そもそも検索ボリュームが少ないので流入の変動も少なく、サイト全体の急激な流入の減少を防ぐことができます。特定のビッグキーワードに依存せず沢山のキーワードで流入を獲得しておけば、サイト全体でリスク対策ができるのです。コンテンツ一つあたりの流入数が少なくても、コンテンツ数を増やせば、安定的な集客を見込めるサイトを作ることができます。
ニーズを捉えたコンテンツをつくりやすい
複数のキーワードが設定されるため、ビックキーワードに比べて、コンテンツのテーマは明確になります。「お茶」の様なビッグキーワードの対策をする場合、お茶の「産地」や「製法」、「淹れ方」などテーマをいくらでも広げることができるので、コンテンツの作成難易度が上がります。
一方ロングテールキーワードであれば「お茶 淹れ方 水出し」の様にテーマが絞り込まれるため、キーワードに対して、ユーザーが具体的に何を求めているのか、意図が把握しやすく、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを提供しやすくなります。記事作成に慣れていない初心者の方でも比較的に簡単にコンテンツを作成することができるでしょう。
音声検索との相性が良い
国内ではまだそれほどですが、アメリカなど海外では音声検索が急激に増加しています。音声検索では話し言葉になり、入力されるキーワードが短い単語でなく長い文章になる傾向があります。よって、単ワードであるビッグキーワードの検索頻度は、必然的に低くなっていきます。
たとえばMacBook Proを買いたいユーザーがいた場合、文字入力の場合は「MacBook Pro」で検索します。しかし、音声検索の場合は「MacBook Proを買いたい」というように、会話のような自然言語的なキーワードが一般的です。複数語での検索や文章に近い検索が増えることにより、ロングテールキーワード対策の重要性は今後ますます高まることが予想されます。
ビッグキーワードの上位表示につながる
ロングテールキーワードのコンテンツを大量に対策することで、間接的にビッグキーワードのコンテンツを上位表示させられる効果があります。
例えばビッグキーワードで検索した場合に表示されるようにしたいカテゴリページがあるとしましょう。そういう場合、そのカテゴリの下で、ロングテールキーワードで対策したコンテンツを多数作ります。すると、内部リンクでつながったカテゴリページの評価が押し上げられ、ビッグワードを獲得しやすくなるのです。また、さらにサイト全体の評価を上げることにもつながります。キーワードカテゴリごとにディレクトリ構成を意識してコンテンツを分類することが重要です。
<図>Webサイトのディレクトリ構造

ロングテールキーワードのデメリット
ロングテールキーワードの対策をするメリットがある一方で、デメリットも存在します。ただ、しっかりとロングテールキーワードを対策すれば、以下のデメリットを補って余りあるほどの恩恵を得られるので、リソースや工数との折り合いをつけながら、ロングテールキーワード対策を実施していくことが望ましいです。
一度に大きな流入を見込めない
ロングテールキーワードは検索ボリュームが小さいキーワードです。1ページあたりの流入へのインパクトが小さいことはデメリットの一つだと考えられるでしょう。あくまでページ単体ではなく、サイト全体やロングテールキーワードのコンテンツ全体で効果を見る視点を持たなければなりません。
大きな成果が出るまで時間がかかる
ロングテールキーワード対策は、検索ボリュームが小さいキーワードを狙ったコンテンツを大量に追加する手法です。つまり、実施してすぐに成果がでる手法ではありません。
コンテンツの管理体制や制作体制を整え、安定して記事を提供できる体制を整える必要があります。また効果検証はあらかじめ中長期的な目線を持って行う様にしましょう。短期で評価を受け、効果の出ない施策として打ち切られることがしばしばあります。
ロングテールキーワードの選び方
ここからは実際のロングテールキーワードの選定方法を紹介していきます。
まずは軸となるメインキーワードを設定する
まずは、サイトやサービスを一言で表す(サイトのテーマになっている)ビッグキーワードを選定します。ビッグキーワード(メインキーワード)を決めたら、ミドルキーワード、ロングテールキーワードの順でキーワードを選びます。ビッグキーワードから選ぶことで、コンテンツのテーマ性に統一感を持たせられます。また、検索需要が極端に少ないキーワード群を選んでしまうことを避けられます。
例えば、Webサイトのテーマが「京都」の場合、メインキーワードは「京都」です。キーワード「京都」の検索ボリュームは673,000ほどあり、ビッグキーワードと言えるため、メインキーワードとして適切だといえます。

キーワードを掘り下げる
メインとなるビッグキーワードが決まったら、メインキーワードを含む掛け合わせキーワードを掘り下げて調査します。先述の通り、ビッグキーワード→ミドルキーワード→ロングテールキーワードの順序で調査することにより特定のカテゴリのテーマ性を向上することができます。
上述したように、Webサイトのテーマが「京都」の場合、「京都」で検索してみると、、ミドルキーワードをいくつか見つけることができます。京都は観光関連の検索需要が強い傾向にあるため、第二階層のカテゴリーは「京都 観光」や「京都 イベント」とします。ここからさらに観光のテーマを深堀します。「京都 観光」と検索してみましょう。検索結果を参考にしながら「京都 観光 神社」「京都 観光 絶景」「京都 観光 グルメ」などより詳細なテーマを決め、これらを第三階層のカテゴリーとします。
「京都 観光 神社」のカテゴリ配下の詳細ページでは京都の各神社仏閣に関するコンテンツを書きます。詳細ページで対策するロングテールキーワードは、たとえば「金閣寺 紅葉 見頃」や、「二尊院 御朱印」などです。
<図>サイト構造とキーワードの関係性

こうしてメインキーワードから順を追ってロングテールキーワードを定めることで、Googleから評価を受ける要素の一つである「Webサイトのテーマ性の統一感」を持たせることができます。
Keywordmapでは軸となるキーワードの検索ボリュームが大きい場合、掛け合わせキーワードを大量に洗い出すことができます。

ロングテールキーワードの選定に使える無料ツール
Google 検索
キーワードを探す際に活用できるツールとして忘れがちなのが「Google検索」です。
Google でキーワードを検索すると、検索結果のページ最下部に、”「○○に関連する検索キーワード」”と言うかたちでミドルキーワードやロングテールキーワードが表示されます。これらのキーワードは実際のユーザーの検索キーワードからGoogleが推測し表示されるもので、ユーザーニーズを強く反映しています。ユーザーニーズにシャープに応えるために、ロングテールキーワード対策において参考にすべきデータです。

Google Trends
Googleで検索されているキーワードのトレンドと、急上昇ワードをチェックすることができる無料ツールです。Google Trendsで検索すると、人気のある関連キーワードを知ることができます。

Google キーワードプランナー
キーワードプランナーは、“Google広告”(リスティング広告)に出稿する際に使用するもので、Googleが無料で提供しているツールのひとつです。誰もが使えるツールであるが故に、差別化がしづらいという欠点があります。

Keywordmap
KeywordmapはURLの入力だけで競合サイトの流入キーワードをチェックできるツールです。有料ツールですが一部機能は無料で使用できます。狙いたいビッグキーワードで上位表示している競合サイトが、他にどんなキーワードで対策しているかを把握すれば、新たなキーワードを発見することが可能です。
例えば「SEO対策」で上位表示を獲得しているサイトを分析すると、「SEO対策 基本」や「SEO対策 方法」などのキーワードでも上位表示を獲得していることが分かります。ビッグワードで上位表示を獲得している競合サイトが、同じく上位表示を獲得しているロングテールキーワードを知ることで、効率的に対策キーワードを選ぶことができます。

ロングテールをはじめ、キーワード抽出、選定を圧倒的に効率化するKeywordmapは、全機能開放の1週間無料トライアルを受け付けています。まずはお気軽にお試しください。

まとめ:ロングテールキーワードの対策で安定的な集客を実現しましょう!
ロングテールキーワードの対策はコンテンツの作成が容易で、競合も少ないためSEOで成果を出す方法として有効な施策です。サイト立ち上げ当初や、コンテンツSEOの始めたの時期は、ビッグキーワード対策は非常に難易度が高いです。まずはロングテールキーワードの対策から始めてみるのはいかがでしょうか。粘り強く中長期的に取り組むことで集客に欠かせない貴重な資産になることでしょう。

Keywordmapのカスタマーレビュー
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