Webサイトの集客改善について、”無料”で相談してみませんか?
貴社に最適なSEO対策・コンテンツ制作・リスティング広告運用を無料でアドバイスいたします!
▶無料のSEO相談窓口はこちらから

ロングテールキーワードとは?SEOに効果的な調べ方やツールまで紹介

最終更新日:

コンテンツマーケティング

最終更新日:

コンテンツマーケティング
ロングテール

ロングテールキーワードとは、複数のキーワードの組み合わせで構成された、検索キーワードのことです。月間検索回数(ボリューム)が1万回を超えるようなビッグキーワードを軸にして、3〜4の単語数で構成される傾向にあり、あくまで一般的な目安ですが、月間検索ボリュームが千回未満と少ないものになります。

SEOに取り組む初期段階で重視されるのが、ロングテールキーワードの上位表示を狙う「ロングテールSEO」です。そこで、今回はロングテールキーワードとは何か、ロングテールキーワードを狙うメリット、デメリットや調べ方といった対策方法についてご紹介します。

ツールを使って集客できるロングテールキーワードを調べてみる

ロングテールキーワード とは

ロングテールキーワードとは、複数のキーワードから形成される検索ボリュームが少ないキーワードです。検索回数される回数が少ないものの、ユーザーのニーズが表れやすいため、コンバージョン率が高い特徴があります。

月間検索回数(ボリューム)が1万回を超えるようなビッグキーワードを軸にして、3〜4の単語数で構成される傾向にあり、あくまで一般的な目安として、月間検索ボリュームが1,000回未満と少ないものになります。

また、ロングテールキーワードは「スモールキーワード」や「ニッチキーワード」と言い換えられることもあります。

<例>

  • 「ランニングシューズ 選び方 初心者」検索Vol.170
  • 「都内 紅葉 ライトアップ」検索Vol.140
  • 「さつまいも レンジ 簡単」検索Vol.210
  • 「美白 化粧水 安い」検索Vol.70
  • 「賃貸 1LDK リノベーション」検索Vol.70

SEOツール「Keywordmap」で抽出したロングテールキーワードが以下。
上記以外にも多種多様なロングテールが存在するのがわかる。

ロングテールキーワード以外のキーワード

ロングテールキーワードを明確に理解するためには、他の種類のキーワードについて知っておく必要があります。具体的には、「ビッグキーワード」と「ミドルキーワード」です。ロングテールキーワードを含め、これらのキーワードは検索ボリュームによって区別されます。

ロングテール

ビッグキーワード(目安:月間検索ボリューム1万回以上)

検索ボリュームの大きいキーワードをビッグキーワードと言います。例を挙げると、「バッグ」、「化粧品」、「お米」など、検索ボリュームの大きい1単語でのワードが分類される傾向にあります。もちろん、「京都 観光」といった2単語であれ、検索ボリュームが大きい場合はビッグワードです。

Keywordmap「キーワードDB」機能

ミドルキーワード(目安:月間検索ボリューム千回〜1万回)

ミドルキーワードは、ビッグキーワードとロングテールキーワード(スモールキーワード)の中間に位置するキーワードにを指します。 Googleキーワードプランナーのデータでは、月間1千回〜1万回の間で検索されるキーワードが該当します。ロングテールキーワードほどニッチではなく、ビッグキーワードほど競合性も高くないキーワードです。

ロングテールキーワードのメリット

SEOで集客を狙う場合は、誰からも検索されないキーワードを対策するよりも、検索ボリュームの大きなキーワードを対策する方が効果が高いことは言うまでもありません。しかしながら、検索ボリュームが少ないにも関わらず、ロングテールキーワードの対策には大きなメリットがあります。

  • コンバージョン率が高い
  • 上位表示されやすい
  • 安定的に集客できる
  • ニーズを捉えたコンテンツを作りやすい
  • 音声検索との相性が良い
  • ビッグキーワードの上位表示につながる

それぞれ見ていきましょう。

コンバージョン率が高い

ロングテールキーワードはユーザーの意図が明確である場合が多くコンバージョン率が高まる傾向にあります。「スニーカー」よりも「スニーカー 春物 新作 通販」は、検索回数は落ちるものの、春物の新作スニーカーを購入しようとしている意図が明確に分かります。意図が明確であるということはニーズが顕在化している状態、つまりコンバージョンに繋がりやすいのです。

上位表示されやすい

ロングテールキーワードは複数語句の組み合わせで構成されるため、単ワードに比べて検索される回数が少なく、競合が狙っていないキーワードであることが多いです。競合が少ないということは、競合がひしめくビッグキーワードに比べて、上位表示されやすいのは言うまでもありません。

安定的に集客できる

上記と一部重複しますが、検索ボリュームが少ないロングテールキーワードは、大手サイトがわざわざ労力をかけてまで狙ってこない傾向にあります。競合(それもドメインパワーの強い大手)に狙われることも少ないということは、一度上位を獲得してしまえばその後安定的なサイト流入が確保できるということにつながります。

また順位が変化した場合でも、そもそも検索ボリュームが少ないので流入の変動も少なく、サイト全体の急激な流入の減少を防ぐことができます。特定のビッグキーワードに依存せず沢山のキーワードで流入を獲得しておけば、サイト全体でリスク対策ができるのです。コンテンツ一つあたりの流入数が少なくても、コンテンツ数を増やせば、安定的な集客を見込めるサイトを作ることができます。

ニーズを捉えたコンテンツをつくりやすい

複数のキーワードが設定されるため、ビックキーワードに比べて、コンテンツのテーマは明確になります。「お茶」の様なビッグキーワードの対策をする場合、お茶の「産地」や「製法」、「淹れ方」などテーマをいくらでも広げることができるので、コンテンツの作成難易度が上がります。

一方ロングテールキーワードであれば「お茶 淹れ方 水出し」の様にテーマが絞り込まれるため、キーワードに対して、ユーザーが具体的に何を求めているのか、意図が把握しやすく、ユーザーのニーズに合ったコンテンツを提供しやすくなります。記事作成に慣れていない初心者の方でも比較的に簡単にコンテンツを作成することができるでしょう。

音声検索との相性が良い

国内ではまだそれほどですが、アメリカなど海外では音声検索が急激に増加しています。音声検索では話し言葉になり、入力されるキーワードが短い単語でなく長い文章になる傾向があります。よって、単ワードであるビッグキーワードの検索頻度は、必然的に低くなっていきます。

たとえばMacBook Proを買いたいユーザーがいた場合、文字入力の場合は「MacBook Pro」で検索します。しかし、音声検索の場合は「MacBook Proを買いたい」というように、会話のような自然言語的なキーワードが一般的です。複数語での検索や文章に近い検索が増えることにより、ロングテールキーワード対策の重要性は今後ますます高まることが予想されます。

ビッグキーワードの上位表示につながる

ロングテールキーワードのコンテンツを大量に対策することで、間接的にビッグキーワードのコンテンツを上位表示させられる効果があります。

例えばビッグキーワードで検索した場合に表示されるようにしたいカテゴリページがあるとしましょう。そういう場合、そのカテゴリの下で、ロングテールキーワードで対策したコンテンツを多数作ります。すると、内部リンクでつながったカテゴリページの評価が押し上げられ、ビッグワードを獲得しやすくなるのです。また、さらにサイト全体の評価を上げることにもつながります。キーワードカテゴリごとにディレクトリ構成を意識してコンテンツを分類することが重要です。

<図>Webサイトのディレクトリ構造

ロングテール

ロングテールキーワードのデメリット

ロングテールキーワードの対策をするメリットがある一方で、デメリットも存在します。ただ、しっかりとロングテールキーワードを対策すれば、以下のデメリットを補って余りあるほどの恩恵を得られるので、リソースや工数との折り合いをつけながら、ロングテールキーワード対策を実施していくことが望ましいです。

一度に大きな流入を見込めない

ロングテールキーワードは検索ボリュームが小さいキーワードです。1ページあたりの流入へのインパクトが小さいことはデメリットの一つだと考えられるでしょう。あくまでページ単体ではなく、サイト全体やロングテールキーワードのコンテンツ全体で効果を見る視点を持たなければなりません。

大きな成果が出るまで時間がかかる

ロングテールキーワード対策は、検索ボリュームが小さいキーワードを狙ったコンテンツを大量に追加する手法です。つまり、実施してすぐに成果がでる手法ではありません。

コンテンツの管理体制や制作体制を整え、安定して記事を提供できる体制を整える必要があります。また効果検証はあらかじめ中長期的な目線を持って行う様にしましょう。短期で評価を受け、効果の出ない施策として打ち切られることがしばしばあります。

カニバリが発生する可能性がある

複数のロングテールキーワードで同じような意味を表していることがあります。例えば「京都 ご飯 安い」「京都 ご飯 お手頃」といったキーワードの場合、ユーザーの検索意図はほとんど変わりません。

上位の両方のキーワードで上位表示させようと、それぞれ別のコンテンツを作ってしまうと、どちらか一方のみが検索結果に表示され、工数の無駄遣いになってしまいます。

ロングテールキーワードの選び方

ここからは実際のロングテールキーワードの選定方法を紹介していきます。おおまかな流れとしては、以下になります。

  1. メインキーワードの設定
  2. メインキーワードの掛け合わせキーワードを洗い出す
  3. 掛け合わせキーワードの検索ボリュームをチェックし、ロングテールキーワードを選ぶ

まずは軸となるメインキーワードを設定する

まずは、サイトやサービスを一言で表す(サイトのテーマになっている)ビッグキーワードを選定します。ビッグキーワード(メインキーワード)を決めたら、ミドルキーワード、ロングテールキーワードの順でキーワードを選びます。ビッグキーワードから選ぶことで、コンテンツのテーマ性に統一感を持たせられます。また、検索需要が極端に少ないキーワード群を選んでしまうことを避けられます。

例えば、Webサイトのテーマが「京都」の場合、メインキーワードは「京都」です。キーワード「京都」の検索ボリュームは673,000ほどあり、ビッグキーワードと言えるため、メインキーワードとして適切だといえます。

Keywordmap:検索ボリューム調査機能

ロングテールキーワード-ビッグキーワード

ステップ2:メインキーワードの掛け合わせキーワードを洗い出す

メインキーワードが確定したら、メインキーワードと一緒に検索される掛け合わせキーワードを洗い出していきます。

掛け合わせキーワードの洗い出しには、ラッコキーワードという無料で使えるキーワードツールの使用がおすすめです。(※ラッコキーワードの場合、掛け合わせはメインキーワードに対するサジェストキーワード群となります)

ラッコキーワードでメインキーワードを検索すると、以下図のように掛け合わせキーワードが大量に表示されます。

ラッコキーワードでロングテールキーワードを探す方法

ステップ3:検索ボリュームからロングテールキーワードを選ぶ

ステップ2で洗い出したキーワードの検索ボリュームを調査し、ロングテールキーワードを選びましょう。検索ボリュームの調査にはGoogleキーワードプランナーの使用がおすすめです。

キーワードプランナーの「検索のボリュームと予測のデータを確認する」をクリックし、掛け合わせキーワード群を入力します。すると、各キーワードの検索ボリュームが表示されるので、検索ボリュームが1,000以下のロングテールキーワードを探してみましょう。

キーワードプランナーでロングテールキーワードを調べる方法

例えば、メインキーワードが京都であれば、以下のようなロングテールキーワードを見つけることができます。

キーワード検索ボリューム
京都 観光 コース880
京都 観光 穴場 4月140
京都 ご飯 安い590
京都 お土産 雑貨 ランキング590

なお、キーワードプランナーの使い方は以下の記事で詳しく解説しています。
【2023年版】Googleキーワードプランナーの使い方を初心者向けに解説!代わりになる便利ツールも紹介

ロングテールキーワードの選定に使える無料ツール

上記の「ロングテールキーワードの選び方」では、ラッコキーワードとキーワードプランナーを使った手順を説明しました。

他にもロングテールキーワードを選定するために役立つツールがあります。

Google 検索

キーワードを探す際に活用できるツールとして忘れがちなのが「Google検索」です。

Google でキーワードを検索すると、検索結果のページ最下部に、”「○○に関連する検索キーワード」”と言うかたちでミドルキーワードやロングテールキーワードが表示されます。これらのキーワードは実際のユーザーの検索キーワードからGoogleが推測し表示されるもので、ユーザーニーズを強く反映しています。ユーザーニーズにシャープに応えるために、ロングテールキーワード対策において参考にすべきデータです。

関連キーワードを説明する図

これらのキーワードの検索ボリュームを先ほど紹介したキーワードプランナーなどで調査することでロングテールキーワードを見つけることができます。

Google Trends

Googleで検索されているキーワードのトレンドと、急上昇ワードをチェックすることができる無料ツールです。Google Trendsで検索すると、人気のある関連キーワードを知ることができます。

Googleトレンドでロングテールキーワードを調べる方法

※ただし、Googleトレンドで示されている需要の大きさは、検索ボリュームを正確に表しているわけではないので、注意が必要です。あくまで需要のあるキーワードなのかチェックする目的で活用しましょう。

Google キーワードプランナー

キーワードプランナーは、“Google広告”(リスティング広告)に出稿する際に使用するもので、Googleが無料で提供しているツールのひとつです。以下図のように検索ボリュームが1,000以下のロングテールキーワードを調べられるメリットがあります。

ロングテール

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソールでは、自社ページが検索結果に表示されているキーワード(検索クエリ)が表示されます。

▼例:「d2c」を紹介するページが検索結果に表示されているワード一覧

Googleサーチコンソールでロングテールキーワードを調べる方法

サーチコンソールに表示されるキーワード群の検索ボリュームを調査することで、ロングテールキーワードを見つけることができます。見つけたロングテールキーワードで対策することで、流入数の増加が見込めることがあります。

Keywordmap

Keywordmapは、調査したいキーワードを入力するだけで、掛け合わせキーワードを一括抽出できるツールです。

さらに、掛け合わせキーワードの検索ボリュームも同時に表示されるため、キーワード候補の洗い出しと検索ボリューム調査を別々のツールで行う手間を省くことができます。つまり、Keywordmapを使えば(メインキーワードさえ分かっていれば)、簡単かつ瞬時にロングテールキーワードを見つけられます。

Keywordmap:検索ボリューム調査機能

Keywordmapでロングテールキーワードを調べる方法

また、KeywordmapはURLの入力だけで競合サイトの流入キーワードをチェックできるツールです。有料ツールですが一部機能は無料で使用できます。狙いたいビッグキーワードで上位表示している競合サイトが、他にどんなキーワードで対策しているかを把握すれば、新たなキーワードを発見することが可能です。

例えば「SEO対策」で上位表示を獲得しているサイトを分析すると、「SEO対策 基本」や「SEO対策 方法」などのキーワードでも上位表示を獲得していることが分かります。ビッグワードで上位表示を獲得している競合サイトが、同じく上位表示を獲得しているロングテールキーワードを知ることで、効率的に対策キーワードを選ぶことができます。

Keywordmap:ロングテール

まとめ:ロングテールキーワードの対策で安定的な集客を実現しましょう!

ロングテールキーワードの対策はコンテンツの作成が容易で、競合も少ないためSEOで成果を出す方法として有効な施策です。サイト立ち上げ当初や、コンテンツSEOの始めたの時期は、ビッグキーワード対策は非常に難易度が高いです。まずはロングテールキーワードの対策から始めてみるのはいかがでしょうか。粘り強く中長期的に取り組むことで集客に欠かせない貴重な資産になることでしょう。

この記事を書いたライター
Keywordmap編集部
デジタルマーケティングに役立つ情報を発信していきます。KeywormdapとはコンテンツマーケティングやSEO、SNSマーケティングの調査、分析ツールです。
詳しくはこちら

無料メルマガ登録

Webマーケティングに役立つ情報が毎週届きます。さらにプロアナリストがまとめたGoogleアルゴリズムアップデートレポートも無料でご提供。この機会にぜひご登録ください!

ITreview LEADER 2021 Summer

Keywordmapのカスタマーレビュー

*

ツールは使いやすく、コンサルタントのサポートが手厚い

良いポイント

  • 競合他社と自社のキーワード獲得状況や想定流入数などを数クリックで確認できるので、自社の強み、弱みを把握できる
  • キーワード選定もについては、月ごとの検索Volの変化が一覧で確認できるので、検索volが最も多い時期に合わせて、記事を新規作成、リライトするかの計画が立てやすい
  • 動画やFAQ以外でわからないことや、相談ごとがあればカスタマーサポートの方に連絡すれば相談にのってくれる

*

初心者でも確実な成果につながります。サポートも充実!

良いポイント

  • 自然検索の流入数が約4倍まで増加
  • ユーザーニーズ分析でキーワード選定、見出し作成。外注先から上がってきた記事に共起語チェックを網羅度を調査することで上位表示率がアップ
  • サポートも親切で、個別に相談に乗ってもらえて、タイムリーに疑問を解決してくれる

*

機能が豊富で、ユーザーニーズ調査から競合分析まで使える

良いポイント

  • 一見すると似ているキーワードでも、実はニーズが少し違うといった細かいニーズ分析ができる
  • 競合が獲得している自然検索キーワードや広告出稿しているキーワードが抽出できるため、詳細な競合分析が可能
  • 上位サイトのコンテンツ内容を調査して、自社コンテンツには何が欠けているか分析できる共起語分析機能がすごく便利