Webサイトの集客改善について、”無料”で相談してみませんか?
貴社に最適なテクニカルSEO対策・コンテンツSEO対策・リスティング広告運用を無料でアドバイスいたします!
▶無料のSEO相談窓口はこちらから
テクニカルSEOとは?検索順位を上げる技術的な対策方法について解説
テクニカルSEOの一部には、未対策だと検索順位を大幅に下落させるものも存在します。にもかかわらず、対策の難易度が高いこともあってか、片手落ちになっているWebサイトが多く見受けられます。
当記事では、検索順位を上げるため、あるいは検索順位を落とさないために、必ず押さえておくべきテクニカルSEOについて網羅的に解説します。SEOによって検索エンジンからの集客を最大化するためにもぜひ参考にしてみてください。
目次
テクニカルSEOとは
テクニカルSEOとは、Webサイトの内部構造を改善して検索順位を上げるための施策全般を指します。具体的にはWebサイトを検索エンジンがクロールしやすく、かつ理解しやすくし、ユーザーのためにより早く動くようにする技術的な最適化を行います。
検索エンジンは、日々無数のWebページを巡回(クローリング)しています。人ではなく機会が自動的に巡回しているため、検索エンジンがWebサイトの中身を認識しやすいようにすることは、検索順位を上げるうえで重要です。
一方、Webページの目的は人間のユーザーに閲覧してもらうことです。そのため検索エンジンは、表示速度や押しやすさなど、ユーザーにストレスを感じさせずに利用できるWebサイトを高く評価します。
テクニカルSEOはなぜ重要なのか
テクニカルSEOが重要な理由は、ただWebページを公開するだけでは、検索エンジンにページの内容を正しく認識してもらえない可能性があるためです。それは結局、検索結果に掲載されない、といった問題を引き起こします。
検索エンジン(主にGoogle)は、定期的に「ウェブクローラー」というロボット(ソフトウェア)によってウェブ上に存在するページの探索・情報収集を行っています。その際にいくつかの観点でページを評価し、検索順位の上位に表示するに値するかどうかを自動で判断しています。テクニカルSEOは、検索エンジンにとって探索と情報収集がしやすいページ作りです。
「見た目がちゃんと表示されていれば良いだろう」「内容が充実していれば良いだろう」と思ってしまいがちですが、このテクニカルSEOを怠ると自分のWebサイトがほとんど誰にも見つけてもらえないということになる恐れもありますので、必ず対策するようにしましょう。
具体的にどんなテクニカルSEO施策を行うべきかは、後ほど解説します。
テクニカルSEOとコンテンツSEOの違い
「テクニカルSEO」と並んで言及されることが多いのが「コンテンツSEO」です。
- テクニカルSEO:検索エンジンにページ内容を正しく理解してもらうための施策
- コンテンツSEO:ユーザーにとって価値あるコンテンツ(記事)にするための施策
いずれも検索順位を上げるために行われますが、その対象が検索エンジンかユーザーかという違いがあります。それゆえ、行われる施策も必要となるスキルも大きく異なる点には注意すべきです。
一般的に、キーワードを選定したり、記事を書いて公開するコンテンツSEOこそSEOのメイン施策と捉えられるかもしれません。しかし、かといってテクニカルSEOはおまけというわけではなく、むしろコンテンツSEOのための重要な「準備段階」「土台作り」と言えます。
なお、コンテンツSEOについては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「コンテンツSEOとは?手順やメリットを事例とともに紹介」
テクニカルSEOのメリット
テクニカルSEOの概要や重要性についてざっと見てきましたが、「検索順位を上げる」という根本的な目的とは別に、テクニカルSEOには取り組むべきメリットがあります。
もし、テクニカルSEOの実践に二の足を踏んでいるのであれば、以下を実践の後押してとして参考にしてください。
行うべき施策が明確
テクニカルSEOは初心者の人でも行えるように「Google検索セントラル」に方法論が公開されています。やるべきことが明確なので、裏を返せばひとつずつ抜け漏れがないように行うことで誰でも成果が出せるのが特徴です。
一方でコンテンツSEOには正解がありません。ユーザーの検索意図を徹底的に分析して、回答と思われるコンテンツを用意しても順位が上昇しない、ということは往々にしてあります。
なお、テクニカルSEOの具体的な施策については後述しますので、是非チェックしてください。
実施した施策の効果が分かりやすい
テクニカルSEOの効果は「Googleサーチコンソール」、「PageSpeed Insights」といったツールで定量的に測ることができます。期待する成果が出ていない場合、なぜ出ていないのか、どこに問題があるのか把握することが可能なため、成果創出に向けたPDCAサイクルを回しやすいです。
一方、効果が出ていることも分かりやすく判断できるため、その場合は安心してコンテンツSEOを進めていくことができます。
テクニカルSEOのデメリット
取り組んで損はないと言えるテクニカルSEOですが、考えようによっては以下のようなデメリットもあるため、念のため認識しておくことが無難でしょう。
難易度が高い施策がある
テクニカルSEOの一部には、Webサイトの技術的な要件に関わる施策もあるため、システムの制約を受ける場合があります。
HTMLやcssの知識、Webサーバーの設定変更、サイト全体に影響する仕様変更、自動化処理などが必要な施策は、専門性が高いだけでなく、利用中のサーバーやCMSによっては実施が難しいことがあります。
テクニカルSEOを実施する際は、SEOに詳しい人物(社内・社外)と一定のエンジニアリングが可能な人物が必要だと考えてください。
テクニカルSEOやコンテンツSEOについての相談を無料で受け付けています!
⇒SEO相談窓口
ページのコンテンツも充実させる必要がある
テクニカルSEOはコンテンツSEOを成功させるための「土台」であると先述しましたが、裏を返せば、土台が整っていてもコンテンツの内容が充実していなければ、検索順位は上がりません。
テクニカルSEOは知識があれば比較的取り組みやすく、再現性の高い施策なので、それだけで競合Webサイトとの差別化にはなりにくい傾向にあります。検索に上位表示させるにはテクニカルSEOという土台があった上で「質の高いコンテンツを数多く用意する」ことが大事だということは覚えておきましょう。
テクニカルSEOの種類
テクニカルSEOの施策には、大きく分けて「クローラー向け」と「インデックス向け」2つの種類があります。
なお、クローラーとインデックスについては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「検索エンジンの仕組みを解説!その他検索機能や重要アルゴリズムも紹介」
クローラー向け
「クローラー」とはウェブ上に存在するあらゆるページを、リンクを辿りながら探索して情報を収集する検索エンジンのロボットを指します。このクローラーがページを巡回しやすいこと、およびページ内の情報を取得しやすいことを「クローラビリティが高い」と言います。
表示速度の改善、サイトマップの設置などを行ってクローラビリティを高めることが、検索結果への表示、あるいは表示されるまでの時間、Webサイト全体の評価に影響します。
参考記事
「クローリングとは?SEOになぜクローラー対策が重要なのか」
インデックス向け
「インデックス」とは検索エンジンのデータベースにWebページが登録されることを指します(SEOにおける検索エンジンとは、ほとんどの場合Google検索を指す)。
なお、検索エンジンによってWebページがクロールされても、インデックスされなければ検索結果に表示されません。したがって、テクニカルSEOにおいては検索エンジンに正しく情報を伝えることで、インデックスを促すことが求められます。
タイトルの付け方やリンクの貼り方などが、検索エンジンが適切にページの内容を理解してインデックスされるかどうかに関わってきます。それぞれの具体的な施策について、次から説明していきます。
参考記事
「Googleでインデックス登録を促す方法とは?インデックスにかかる時間も解説」
クローラー向けのテクニカルSEO施策
クローラー向けの施策は検索結果に反映されるまでの時間や、Webサイト全体の評価に影響します。クローラー向けの施策には以下のようなものがあります。
- URLを正規化する
- 表示速度を改善する
- サイトの階層構造を最適化する
- 内部リンクを整備する
- モバイルフレンドリーにする
- XMLサイトマップを活用する
- Robots.txtを設定する
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
URLを正規化する
URLの正規化とは、Webサイト内に同じコンテンツ(重複コンテンツ)や類似したコンテンツが異なるURLで存在する場合、どちらのURLが正規版として評価して欲しいかクローラーに伝えるための作業です。
例えば、以下のようなケースが想定されます。
- ECサイトなどで、同じ商品でもフィルタやソートによってURLが異なる
- 同じページでPC版とスマホ版のURLが存在する
- 計測用パラメータが付いているURLと付いていないURL
URLの正規化を行っていれば、クローラーは正規版でないURLにはクロールの頻度を減らします。逆にURLの正規化が行われていない場合、クロールに時間がかかったり、ページの評価が分散してしまうといった悪影響があります。
URL正規化についての詳しい対応方法は、以下の記事を参考にしてみてください。
「canonicalとは?使い方やURLの正規化でSEO効果を得る方法を解説」
ページの表示速度を改善する
表示速度が遅いことも検索順位に影響をもたらすことがあります。これはページエクスペリエンスシステムとしてGoogle検索のアルゴリズムに組み込まれています。何よりページの表示速度が遅いと、ユーザビリティの面で良くありません。
自分のWebサイトの表示速度がGoogleが定める一定の水準に達しているかどうかは、「PageSpeed Insights」で簡単に調べることができます。もし「改善が必要」「不良」といった結果が出てしまった場合は、以下のような観点で見直しを行いましょう。
- 画像・動画ファイルの容量を抑える
- 画像のフォーマットを最新にする(たとえばWebPなど)
- 画像を遅延読み込みする(スクロールに応じて読み込む)
- Webフォントの読み込み前にもテキストを表示する
- ソースコードの容量を抑える
- CDNを利用する
- キャッシュの有効期限を設定する
サイトの階層構造を最適化する
サイト構造を最適化することで、クローラビリティを高めることができます。サイト構造の最適化には以下の2つのポイントを押さえることが重要です。
- シンプルで、拡張性がある
- クリック3回以内でどのページにもアクセスできる
この2点を押さえるのに最適なのが「ディレクトリ構造」と呼ばれるサイトの組み立てです。
ディレクトリ構造は、TOPからカテゴリページ、記事ページまで各階層が明確に分かれていることから、論理的かつシンプルな作りで拡張性が高いという特徴があります。
カテゴリごとにテーマ・トピックで記事ページをまとめることができたり、数回のリンククリックでWebサイトのどのページにも移動できることから、クローラーのスムーズな巡回を促したり、サイトやページの情報を伝達できるという強みがあります。
サイト構造については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「サイト構造でSEOアクセスを増やすための設計方法とは」
内部リンクを整備する
内部リンクとは、サイト内の各ページ同士のリンクを指します。基本的には前述したディレクトリ構造において上から下の階層へ、そして同じ階層同士でリンクを張り巡らせます。
クローラーはリンクを辿ってページを発見するので、リンクを適切に繋ぐことは、クローラーの巡回を促すことに繋がります。
リンクを貼る際は以下のような点を意識すると良いでしょう。
- 適切なキーワードでアンカーテキストを設置する
- 関連テーマのコンテンツをリンクする
- 重要なページへリンクを集める
- 異なるページに同じアンカーテキストを使わない
- ページ上部に内部リンクを設定する
- ジャンル毎にページをグループ化する
- URLが正規化されているか確認する
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
「内部リンクとは?SEO効果がある内部リンク最適化のコツとポイントを徹底解説」
モバイルフレンドリーにする
スマートフォンでの閲覧に最適化されたページをモバイルフレンドリーと言います。Googleは、Webサイトをモバイルフレンドリー化することは必須要件ではないものの「非常に強く推奨する」と述べており、実際、それが検索順位を決定する要素の一つになっています。
モバイルフレンドリーにする方法はいくつかありますが、基本的には同じHTML・同じURLでデバイスに応じてコンテンツの表示方法を変える「レスポンシブWebデザイン」で作成するのがおすすめです。
詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
「モバイルフレンドリーとは?スマートフォン対応でSEO順位を上げるポイントやテストの方法を解説」
XMLサイトマップを活用する
XMLサイトマップとはWebサイトの階層構造やページの情報をクローラーに知らせるためのファイルです。新規ページを検索エンジンにより早くインデックスしてもらえるといった効果が望めます。
XMLサイトマップは自分で作ることもできますが、「sitemap.xml Editor」のような外部サイトで自動生成することも可能です。また、XMLサイトマップはGoogleサーチコンソールを用いてGoogleに伝えることができます。
Robots.txtを設定する
robots.txtファイルは、特定のページへのクロールを制御するためのファイルです。
robots.txtを使用する対象としては、ある特定のユーザーに限定して見せる情報や、ログインページ、サイトの仕様上大量のURLが生成されてしまうページ、動画・画像・PDFなどが例に挙げられます。これらのクロール不要なページへのクローリングを制御することで、ほかの優先度の高いページへクロールを集中させ、SEO評価を誘導することが可能になります。
なお、robots.txtにはページをインデックスさせないようにする効果はありませんので注意してください。インデックスさせたくない場合はnoindexを用います。
インデックス向けのテクニカルSEO施策
インデックス向けの施策は、クロールが行われた後、検索エンジンが適切にページの内容を理解してデータベースに登録されるかどうかに影響します。インデックス向けのテクニカルSEOは、いかにページの情報を正しく検索エンジンに伝えるかが重要になります。
- タイトル・メタディスクリプションを改善する
- 見出しタグを修正する
- 画像を正しく使用する
- 適切なアンカーテキスト
- 重複しているページがないか確認する
- 構造化データを実装する
- インデックス登録されているか確認する
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
タイトル・メタディスクリプションを改善する
タイトル(titleタグ)、メタディスクリプション(meta description)が、適切に設定できているか確認しましょう。
ページのtitleタグはSEO評価において最重要な項目のひとつです。その名の通りページの情報を一言で要約したタイトルを記載しますが、必ずそのページを上位表示させたいキーワードを含めるようにしてください。当然のことながら、ページの内容と関連性の強いタイトルである必要があります。
メタディスクリプションタグ(meta description)にはページの要約文を記載します。titleタグ同様、上位表示を狙うキーワードを含めるようにしてください。タイトル同様、メタディスクリプションも検索エンジンがページの情報を理解する手助けになります。
タイトルとメタディスクリプションに関しては以下の記事で解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「SEOに強いタイトルの付け方とは?7つのコツや事例を紹介」
「ディスクリプションとは?SEOへの影響や効果のある書き方、文字数を解説」
見出しタグを修正する
見出しタグ(h1、h2、h3…)は、その名の通りページ内の見出しを決めるものです。タイトルや段落の見出しを設定し、文章構造を読者と検索エンジンにわかりやすく伝える役割を持ちます。
h1が大見出しで、h2以降は小見出しとなります。小見出しの中にさらに小見出しをつけたい場合はh3以降を使っていきます。
hタグは、特に重要である箇所に使用します。そのページのメインテーマは何であるかを定めた上で、hタグとして記述するテキストを考えましょう。なお、h1からh6まであるhタグは、小さい数字から順に階層順に並べていきます。h1の中にh2、h2の中にh3……と階層が続いていきます。そのため、h1の次にh4といきなり数字が飛んだり、h4の入れ子の中にh1が入るような書き方は正しくありません。
hタグについては以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「hタグ(見出しタグ)の使い方とは?SEO効果やHTMLの書き方を徹底解説」
画像を正しく使用する
画像を正しく検索エンジンに伝えることは、自然検索や画像検索での露出を増やし、SEOトラフィックの増加につながります。
ページに画像を使用する際は、以下のポイントを押さえましょう。
- 代替テキスト(alt属性)の設定
- 画像周辺(前後)に文脈的に関連するテキストを配置する
- キャプションで画像を説明する
- ファイル名は画像を正しく表現する
検索エンジンの画像認識精度は高まっているとはいえ、依然としてテキストを中心に情報を取得しているのが現状です。上記を押さえて画像に関する正しい情報をクローラーに伝えるようにしましょう。
画像については以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「画像SEOのやり方16選!alt属性の設定や画像検索で表示させる方法を解説」
適切なアンカーテキスト
リンクを貼る際に気をつけたいのが「アンカーテキスト」です。リンクが貼られているテキスト部分のことをアンカーテキストと言います。
アンカーテキストは、リンク先のページの情報をクローラーに伝えるという役割を果たしています。たまに「詳細はこちら」といった文言をアンカーテキストにしているケースがありますが、SEOの観点ではあまりおすすめできません。アンカーテキストには、リンク先のページ情報が伝わる対策キーワードが入っていれば、リンク元の記事と関連するページへのリンクを貼っているのだということが検索エンジンに伝わります。
重複しているページがないか確認する
サイト内部あるいは外部に内容の重複しているページがあると、インデックスされなかったり上位表示されにくくなったりする恐れがあります。なお、全く同じ内容でなくとも6割程度同じ内容であれば重複コンテンツと判断される可能性があるため注意が必要です。
サイト内に重複ページがあるかについては「Google サーチコンソール 」で確認できます。一方で、サイト外に重複(類似)ページがあるかについてはサードパーティの「コピペチェックツール」で確認できます。
サイト内に重複ページがある場合は、canonicalで正規ページを指定するか、301リダイレクトを設定して、インデックスして欲しいページを一つにまとめましょう。
構造化データを実装する
構造化データとは、検索エンジンにHTMLの文字情報を適切に認識させるための標準化されたデータを指します。
検索エンジンはページの文字列をあくまで文字列として識別しているに過ぎず、言葉が指し示している情報の意味を理解できる能力が備わっているわけではありません。そこで構造化データをページ(HTML)にマークアップすることで、「これは人名」「これは住所」といった情報を検索エンジンに理解してもらうことができるようになります。
構造化データを実装するとクローラーがページの内容を把握しやすくなるほか、検索結果において、通常のタイトルとディスクリプションだけからなる検索結果よりも豊富な情報を表示できる可能性が高まります(リッチリザルト)。
構造化データについて詳しくは以下のページで解説されています。
Google検索セントラル「Google 検索での構造化データのマークアップの仕組み概要」
インデックス登録されているか確認する
ページがインデックスされているかどうかは、「Google サーチコンソール」のインデックス作成レポートで確認できます。
「ページがインデックスに登録されなかった理由」をチェックすれば、なぜインデックスされていないページとその理由を知ることができます。特に注視すべきなのが「クロール済み – インデックス未登録」です。基本的にページが低品質であることが理由でインデックスされていないため、削除するかnoindexを設定することを推奨します。
テクニカルSEOを行うポイント
クローラー向けとインデックス向けに分けてテクニカルSEOの施策を紹介しましたが、実際に対策をしていくうえで注意すべきポイントがいくつかあります。
以下の注意点について念頭に入れておきながらテクニカルSEOを実践しましょう。
- クローラー向けのテクニカルSEOから実施する
- インデックスされているか検索結果を確認しながら施策を行う
- テクニカルSEO施策のチェックリストを用意する
- 定期的に効果検証をする
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
クローラー向けのテクニカルSEOから実施する
テクニカルSEOには、クローラー向けの施策とインデックス向けの施策がありますが、まずはクローラー向けの施策から始めることを推奨します。
検索エンジンにクロールされることで初めてインデックスされるという順番になるため、クローラー向けの対策が打てていないとそもそもインデックスされない可能性があります。
インデックスされているか検索結果を確認しながら施策を行う
サイト内のページがインデックスされているかどうか、適宜、Google サーチコンソールで確認するようにしましょう。ページ数が多いサイトであれば週に一回以上、ページ数が少ないサイトでも月に一回はインデックスの確認が必要です。
インデックスされていない場合は、なぜされていないのか調査を行い、改善施策の実施、改めてサーチコンソールで確認します。インデックスされていることが確認できたら、検索順位を上げるための施策へ移っていきましょう。
テクニカルSEO施策のチェックリストを用意する
テクニカルSEOには対応すべき項目が数多くある上に、ひとつ対応を漏らすだけで大きな機会損失に繋がることもあります。抜け漏れなく対応していくために、SEOのチェックリストを用意することを強く推奨します。
以下にて100項目のSEOチェックリストを公開していますので、是非ご活用ください。
「SEOチェックリスト:ホワイトペーパーダウンロード」
定期的に効果検証をする
SEOは定期的に効果検証することが大切です。チェックリストを元に抜け漏れなく対策を行ったつもりでも、ツールで検証すると基準を満たしていなかったりエラーになったりということは頻繁に発生します。特に新規ページを公開した際には、必ず効果検証を行いましょう。
テクニカルSEOにおける効果検証は、表示速度や、サーチコンソールでのインデックスエラー(検出 – インデックス未登録、クローリング済み未登録)などが該当します。
テクニカルSEOに活用できるツール
最後に、テクニカルSEOに活用できるツールを紹介します。本記事で紹介するのはテクニカルSEOに役立つ代表的な3つのツールです。
- Google サーチコンソール
- Lumar(旧:Deep Crawl)
- Ahrefs
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
Google サーチコンソール
既に何度か紹介した通り、GoogleサーチコンソールはSEO対策には必須のツールです。現在の自サイトの検索パフォーマンスや、表示速度や構造化データ含めSEO観点でのページの問題、被リンクの状況などを知ることができます。何といっても無料のツールですので、活用しない手はないでしょう。
サーチコンソールの使い方については、以下の記事で詳しく解説していますので、あわせて参考にしてみてください。
「Googleサーチコンソールの使い方、登録手順を初心者にもわかりやすく解説」
Lumar(旧:Deep Crawl)
Lumar(ルマー)はテクニカルSEOに特化した高機能な解析ツールです。Googleサーチコンソールよりも深掘りした課題の抽出が可能です。
サーチコンソールとのAPI連携によって、改善すべきポイントはより網羅的に調査・分析することができます。
- 料金:30,000円/月~
- トライアル:あり
Ahrefs
Ahrefs(エイチレフス)は被リンク分析に特化したツールです。世界最大級の被リンクデータを保有しており、自社のWebサイトだけでなく競合のWebサイトも分析できます。
データ更新頻度が高いため、新たな被リンクが発生した際、あるいは被リンクを失った際にリアルタイムに気付くことができる点が魅力です。
- 料金:99$/月~
- トライアル:なし(一部機能に限定的なアクセスができるAhrefsウェブマスターツールは無料で利用可能)
まとめ
テクニカルSEOが、検索エンジンにページの内容を正しく認識してもらうために重要であること、およびクローラー向けの施策とインデックス向けの施策について、具体的に解説してきました。
クローラー向けの施策は以下の通りです。
- URLを正規化する
- 表示速度を改善する
- サイトの階層構造を最適化する
- 内部リンクを整備する
- モバイルフレンドリーにする
- XMLサイトマップを活用する
- Robots.txtを設定する
- エラーが起きていないか確認する
インデックス向けの施策は以下の通りです。
- タイトル・メタディスクリプションを改善する
- 見出しタグを修正する
- 画像を正しく使用する
- 適切にリンクを貼りつける
- 重複しているページがないか確認する
- 構造化データを実装する
- インデックス登録されているか確認する
順番としては、クローラー向け→インデックス向けの順番で行うことが大切です。紹介したツールを適宜活用して定期的に効果検証を行いながら、取り組んでみてください。
詳しくはこちら
Keywordmapのカスタマーレビュー
ツールは使いやすく、コンサルタントのサポートが手厚い
良いポイント
初心者でも確実な成果につながります。サポートも充実!
良いポイント
機能が豊富で、ユーザーニーズ調査から競合分析まで使える
良いポイント