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SERPs(サープス)とは?Google検索結果に表示される機能を解説
当記事では、おもにGoogleのSERPsに焦点を当て、昨今急激に増加している様々な機能について解説します。今後のSEO施策において必ず役立ちますので、ぜひ参考にしてみてください。
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目次
SERPsとは
Search Engine Result Pagesの頭文字をとったもの、とご説明しましたが、検索結果画面のことを指していると覚えておけば問題ありません。
「○○」というキーワードのSERPsは××だ、のように使われることが多いです。
(例)『京都 観光』のSERPs
SERPsには、検索エンジンマーケティング、およびWebマーケティングに役立つ多種多様なヒントが詰まっています。当記事を読みながら、ぜひ実際になんらかの検索を行って、SERPsを開いてみてください。何か新たな発見があるでしょう。
デスクトップとモバイルによる違い
SERPsを構成する要素は、後述するように非常に多くありますが、デスクトップとモバイルでは見え方が若干異なります。こちらもSEOを実施するにあたり、把握しておいた方が良いでしょう。また、上位表示はできているがCTRが芳しくないといったお悩みを抱えている方は、SERPsの特徴をつかむことで、何か解決のヒントがあるかもしれません。
ちなみに、さきほどの「京都 観光」のSERPsですが、モバイル版だとこのような表示になります。
ご覧の通り、検索結果は両者で全く異なります。SEOを推進していくうえでは、このSERPsの違いを理解して、アプローチするコンテンツを最適化していくことが求められます。
例えば、モバイル版における自然検索枠のコンテンツは、すべてタイトルとディスクリプションの横にサムネイル画像が表示されています。捉え方次第では、サムネイル画像を表示させないと、1ページ目にランクされることが難しいといえるでしょう(実際に2ページ目以降では、サムネイル画像を表示していないページがあります)。
PC・タブレットとモバイルでは、デバイスのサイズのちがいから、見え方が異なりますので、キーワードごとに見比べ、最適なコンテンツとは何かを考えていく必要があります。
Webサイトのトラフィック状況(デバイスアクセス比)にもよりますが、基本的に、今後はモバイル版のSERPsを基準にして、コンテンツを作成していくことをお勧めします。
SERPsについて理解を深めるメリット
SERPsは、検索結果画面のことですが、SEO担当者やWebマーケターにとって理解を深めておくメリットが3つあります。
- Webマーケティングに活用できる
- ユーザーの検索意図を把握するヒントになる
- 適切なキーワード選定に役立つ
①Webマーケティング施策に活用できる
SEOだけにとどまらず、リスティング広告(検索連動型広告)の出稿や改善を検討されている方にとって、SERPsを調査・分析することは非常に重要です。キーワードの検索ボリュームや競合サイトの動向ももちろん大切ですが、実際に検索ユーザーが検索した時の画面を直接目で見ることによって、思わぬアイデアに繋がったり、施策の改善ヒントが見つかることもあるためです。
Webマーケティング担当者の方は、自社の注力キーワードや狙い目のキーワードについて、実際にSERPsを確認する癖をつけておくと良いでしょう。
②ユーザーの検索意図を把握するヒントになる
検索意図については、別の記事にて詳しく解説していますので、気になる方はそちらをご参照ください。SERPsについて理解を深めておくメリットの二つ目は、検索意図の把握に役立つという点です。検索意図は、ユーザーの検索キーワードにおける意図・目的を指しますので、上位表示する上で非常に重要です。
調査によって検索意図を把握し、ニーズを満たすコンテンツが用意できれば、上位表示の可能性も高まります。また、ご存じの通りGoogleのアルゴリズムやSERPsは日々進化しますので、狙っていたキーワードのSERPsの変化を捉えることにとって、都度ユーザーのニーズの変化を察知することも可能です。
③適切なキーワード選定に役立つ
Web担当者の方とお話していると、「SERPsを見る限り、このキーワードは上位表示が難しそう」や「これまではなかったが、最近になってSERPsが●●のように変化してきた」といった言葉を耳にすることがあります。このように、SERPsを見るだけで、自社が狙うべきキーワードかどうかを判断することができたり、小さな変化に気づくことができるため、特に重要なキーワードの場合には常々チェックしておきましょう。
SERPsを機能に分けて理解してみよう
さて、一口にSERPsといっても、昨今のGoogleの進化は本当に目まぐるしく、日々アップデートされています。そこで、現時点でのSERPsを構成する要素を、ひとつずつまとめました。普段、いちユーザーとしてもGoogleをお使いだと思いますので、この機会にSERPsについての理解を深め、日頃の業務にも活用していきましょう。
今回は解説させていただくにあたり、一般的な検索結果である自然検索枠を除く、主要な以下の要素をピックアップしました。それぞれ見ていきましょう。
- リスティング広告枠
- バーティカル検索
- ユニバーサル検索
- リッチスニペット
- アンサーボックス
- Googleショッピング
- Google for Jobs
- ほかの人はこちらも検索
リスティング広告枠
2021年現在の仕様では、SERPsにおける最も上部に表示される要素の代表格が、リスティング広告です。もちろん、キーワードによっては出稿されている広告がなく、自然検索結果が上部にくることもあります。
(例)『プロテイン』のSERPs
バーティカル検索
バーティカル検索とは、Google検索結果画面に表示されている検索機能のひとつで、ユーザーが検索対象を特定のカテゴリに指定できるものです。
下の例だと、
- すべて
- ショッピング
- ニュース
- 画像
- 地図
- もっと見る
と分かれており、ユーザーの知りたい情報に合わせて検索方法を変えることができる仕組みです。
詳しくはこちら:検索意図とは?調べ方や活用法、SEOにおける重要性を完全解説
ユニバーサル検索
ユニバーサル検索とは、こちらもGoogle検索結果画面に表示されているもののひとつで、検索結果画面に出てくる画像や動画、地図や最新ニュースなどの検索ワードに関する情報のことを指します。
ナレッジパネル
ナレッジパネルとは、特定のキーワードを入れた際、Googleがユーザーの検索ニーズに合わせて関連する情報を見やすくまとめて表示するもののことです。詳しくは割愛しますが、ナレッジパネルは、Googleが保有するデーターベース「ナレッジグラフ」に基づいて検索結果に返却されています。
(例)『IWGP』のSERPsに見られるナレッジパネルの例
検索結果の右側に、概要、放送時間、ジャンルなどの基礎情報をまとめられ、かつナレッジグラフに基づいて人物(エンティティ)が表示されます。ユーザーからすると、特定のWebページにアクセスせずとも、基本的な情報はSERPsから入手できるため非常に便利です。
動画枠、および動画カルーセル
動画カルーセルとは、検索キーワードに関連する動画がSERPsに表示されるもののことです。検索クエリによっては、1ページ目の一部分に目立つように表示されます。そのような場合は、ユーザーとの接触として動画コンテンツによる対策も考慮に入れましょう。
(例)『ディスカバリーチャンネル』のSERPsに見られる動画カルーセルの例
ちなみにスマホ検索の場合には、以下画像のようにカルーセルで動画が表示されます。
ローカルパック
ローカルパックとは、Googleの検索結果画面で表示される、エリアキーワードによく見られるリストのことを指します。
(例)『赤坂 居酒屋』のSERPsに見られるローカルパックの例
ユーザーが検索しているキーワードに基づいて、具体的な店名が表示されるため、WebページにアクセスせずともSERPs上で検索ニーズが解決されることもあります。
ニュース
ニュースはその名の通り、検索キーワードに応じてタイムリーかつ話題となっているニュースを表示する機能です。
(例)『オリンピック』のSERPsに見られるニュースの例
トップニュースと表示されているものが、特に時事性が高く、話題となっているニュースです。Googleは検索結果で辞書のように意味や概要を表示することもあれば、上記のように特定のニュースについての最新情報を返すこともあります。
Twitterカード
Twitterカードは、特定のキーワードに関連するツイートやTwitterアカウントを表示する機能です。
(例)『新型コロナウイルス』のSERPsに見られるTwitterカードの例
特に時事性の高いキーワードの場合や、特定のツイートが検索キーワードの回答に該当する際に見られるケースが多いです。前述した動画カルーセル(特にYouTube)やTwitterカードを見る限り、Googleはもはや単にWebページを表示するエンジンではなく、ユーザーが求める情報を最も適切な形で届ける魔法のツールのような役割を果たしつつあります。今後も、SNSやプラットフォームの発展によって、検索エンジンならびにSERPsが進化していくことは間違いありません。
リッチスニペット
リッチスニペットの説明の前に、まずはスニペットについて理解しておきましょう。SEO、Google検索におけるスニペットとは、SERPsにおけるtitle部分の下にあたる枠のことを呼びます。通常、皆さんが目にするmeta descriptionが入るエリアのことです。このスニペットのリッチ版、つまりより充実した付加情報がリッチスニペットです。
リッチスニペットとは、ユーザーがSERPsを見ただけで、視覚的にページ内容を把握できるよう、検索結果に表示される+αの情報のことです。例えば、画像や★印の評価(レビュー)、FAQなどの表示が、リッチスニペットです。
このリッチスニペットを、検索結果上に表示させるためには、構造化データのマークアップが必要となります。
サイトリンク
サイトリンクとは、特定のサービス名や商品名で検索した際、上位表示サイトの下部に表示される領域の総称です。トップページへのリンクではなく、関連する他ページへのリンクであることが多く、ユーザーが知りたい情報に合わせてリンク先をわかりやすく表示するものです。
(例)『Keywordmap』のSERPsに見られるサイトリンクの例
ここでは、料金プランやブログのように、サービスのTOPページ以外へのリンクも表示されています。詳しくはGoogleの「サイトリンク」をご覧ください。
レシピ
(例)『たらこ レシピ』におけるレシピの例
画像を一緒に確認できることで、SERPs上でイメージを持ちやすく、結果として検索体験の向上に寄与しています。
レビュー
レビューは、★印で表示されるSERPs上のレビュー(評価)のことです。
(例)『映画:ゴッドファーザー』におけるレビューの例
商品に関するレビュー、たとえば、家電など比較的高価な場合、SERPs上でレビューを確認できるため、ある程度精査をしてから情報収集することが可能となります。
パンくずリスト
SERPs上に表示されるパンくずリストもあります。サイト上と同様、表示しているページがサイトの中でどの位置づけなのか、階層がわかるため、こちらもユーザーにとってわかりやすい設計のひとつです。
(例)『目黒 賃貸』におけるパンくずリストの例
SUUMOの場合、TOP>賃貸>東京都>品川区とSERPs上にパンくずが表示されております。これにより、ユーザーがクリックする前の段階で、どのページに遷移するのかが把握でき、結果として検索意図に合ったコンテンツなのかどうかを判断しやすくなります。
FAQ
コンテンツとしては一般的なFAQ(よくある質問)ですが、SERPsに表示されるFAQもあります。
(例)『沖縄 旅行』におけるFAQの例
SERPs上で質問内容をクリックすると、対応する回答内容がプルダウン方式で表示される仕様となります。ユーザーの検索行動が、こちらのFAQで解決される場合、わざわざページの該当箇所を探さずに済むため、ユーザーとしても検索体験の向上に繋がります。
アンサーボックス
アンサーボックスとは、特定のキーワードで検索を行った際、通常の検索結果よりも上部に、ボックス状の検索結果が表示されるもののことを指します。
一般的に、自然検索結果の1位よりも上部に表示されるため、非常に視認性が高く、CTRも高くなる傾向にあります。表示される検索キーワードの特徴としては、言葉の定義を調べる場合や、数値的なファクトの情報を検索する場合が多いです。
こちらも細かく種類がありますので、見ていきましょう。
強調スニペット
強調スニペットは、特定のキーワードで検索を行った際、検索結果の最上部に、回答となる情報を表示してくれるものです。具体例で説明します。
(例)『成田空港 国内線 液体 持ち込み』における強調スニペットの例
上記の検索の場合、ユーザーが知りたい内容を端的にSERPs上で表現していることがわかります。
(例)『ベルリンの壁 崩壊 理由』における強調スニペットの例
上記のように、歴史上の出来事の背景といった検索ワードでも、端的にSERPs上に表示されます。
ライブ・リザルト
こちらは「ライブ」なので、検索時点のリアルタイムな情報を返します。
(例)『札幌 雪』におけるライブ・リザルトの例
(例)『NBA 試合結果』におけるライブ・リザルトの例
上記のSERPsから、天気予報のサイトやスポーツリーグの専門サイトにいかなくても、知りたい情報を入手することができ、数年前に比べて検索体験が飛躍的に向上していることがわかると思います。
Googleショッピング
Googleショッピングとは、Googleのサービスのひとつで、ユーザーが検索したキーワードにあわせて、Web上で商品を見つけて購入できるような仕組みです。
(例)『加湿器 おすすめ』におけるGoogleショッピングの例
画像や価といった情報がSERPsに表示されるため、検索結果から直接商品ページに飛ぶことができ、利便性の高い仕組みです。
Googleしごと検索(Google for Jobs)
Google for Jobsは、2017年6月にアメリカでリリースされ、のちに日本でも提供開始されたGoogleの比較的新しいサービスで、「Googleしごと検索」とも呼ばれます。
Google for Jobsは、求人や転職、募集といったキーワードでよく見られるもので、ユーザーが求人系の検索キーワードで調べた時にSERPsに表示されます。Web上に公開されているあらゆる求人情報を、Googleがクローラーを介して収集し、検索キーワードに合わせて最適な情報を表示するといった仕組みです。
求人募集をする求人側のメリットとして、検索上位に表示されていなくても、Google for JobsによってSERPsに表示されるといったケースがあります。
(例)『看護師 求人』におけるGoogle for Jobsの例
自社サイトにて募集している求人情報を、Google for Jobs上に表示されるようにするためには、構造化データのマークアップが必要となります。
ほかの人はこちらも検索
ほかの人はこちらも検索については、日頃よりGoogleを利用しているとよく目にするものと思われます。特定のキーワードで検索し、任意のページをクリックしてから検索結果に戻った際に表示されるSERPsの仕様のことです。
Googleは、特定のページを見た後に、短時間で検索結果に戻る行為を、「検索ニーズが解決されなかった」もしくは「検索ニーズを満たすのに十分な情報がなかった」と考え、当初の検索キーワードと関連する別のキーワード候補や、同様の検索をしたユーザーの検索履歴から、レコメンドとしてキーワードを表示してくれます。これにより、同じようなニーズで検索行動をしているユーザーに対して、最適なページを表示させようとしているのです。
例えば以下の例をご覧ください。
(例)『投資 初心者』における”ほかの人はこちらも検索”の例
『投資 初心者』で検索し、任意のページをクリックしてから検索結果に戻ると、画像のようなボックスが現れました。2語の検索キーワードではニーズを満たせなかったと判断し、さらに具体的なキーワード候補を表示しています。特に、Knowクエリと呼ばれる、情報収集や「知りたい」ニーズに関連するキーワードの際に、表示されることが多いです。
自社サイトのSEOに取り組む場合、対策キーワードで検索してみて、「ほかの人はこちらも検索」を参考にすると、関連するテーマとしてどんな情報が必要なのか?であったり、自社サイトに含まれていない抜け漏れの要素を発見できるかもしれないので、そういった使い方もおすすめします。可能な限り、ユーザーの疑問に対してひとつのページ、あるいは(回遊性を上げるなどして)Webサイト全体で答えられるようにしましょう。
SERPsは検索環境によって変化する
ここまで多くのSERPsの仕様について説明しましたが、前提として同じキーワード(検索クエリ)だからといって、すべて同じSERPsになるわけではありませんので、注意が必要です。
例えば、ユーザーがこれまで検索してきた検索履歴は、人それぞれです。Googleはユーザーの検索履歴をベースにSERPsを最適化しますので、これまでの検索履歴や訪れたWebサイトによっても異なるSERPsとなります。
また、検索場所についても同様です。SERPsはユーザーの位置情報によって大きく変わります。いわゆるベニスアップデートという検索アルゴリズムによって反映された仕様で、Web検索結果が検索ユーザーの位置情報に基づいてローカライズされるようになりました。言い換えれば、地域性の強いキーワードで検索した場合、Web検索結果にユーザーの居場所に関連のある情報が表示されるようになったということです。
最後に、時事性の観点です。特にリアルタイムに情報が更新されたり、ニュースなど即時性が問われるトピックの場合には、検索するタイミングによってSERPsは当然変化します。これは、「QDF(Query Deserves Freshness)=新鮮さに値するクエリ」という検索アルゴリズムによるもので、より時事性が高いと思われるトピックに関しては、検索クエリとの関連性といった通常の評価ではなく、より新しい情報を検索結果上位に表示させるといったものになります。
SERPsで上位表示するには
多くの仕様やアップデートが日々起きているSERPsですが、変わらず大切なのは上位表示し、そこからユーザーと接点を持ち、サイトに訪れてもらうことです。
そのためには、様々なSERPsの仕様変更を理解しながら、自社で対策できる部分は早くからキャッチアップして実装することと、上位表示できるコンテンツを用意することが重要です。上位表示の可能性を高めるには、ユーザーのニーズを満たすコンテンツが必要となりますので、念のためここでもお伝えしておきます。
まとめ
いかがでしたか?知っていたもの、新たに知ったもの、いろいろとあるかと思います。Google検索は、めまぐるしいスピードで変化し、新たな仕様変更が次々と起こります。ひとつひとつのSERPs仕様変更に適応する部分最適もおこないながら、本質であるユーザーのニーズに答える、という運用方針は変わらず持ち続けたいですね。
今回はSERPsに関して種類や特徴について解説しました。自社サイトの対策や「上位表示できているのに流入に繋がらない」「CTRが低くなり、改善されない」といった場合には、再度この記事で振り返り、対策を考えてみてください。
詳しくはこちら
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