上位表示されているページの多くが、共通した共起語をコンテンツ内に含有している傾向があります。
共起語チェックツール「Keywordmap」では、”優先的にコンテンツに含めるべき共起語”が一目で分かります。
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共起語とは?サジェストとの違いや使い方、無料のチェックツールを解説
共起語のSEO効果については、これまでさんざん議論されてきました。
上位表示に貢献していると考えるWebマーケターもいれば、Googleは共起語を検索順位づけのファクターとしてとらえておらず、そのため全く考慮に入れる必要はないと述べるコンサルタントもいます。
結局、実際のところどうなのでしょうか?
当記事では、共起語とは何なのか、混同されることの多いサジェストキーワードとの違いといった基本知識から、実際に共起語を調べる方法まで解説します。
また、共起語を調べる際に便利な無料チェックツールや精度の高い共起語を抽出できるKeywordmapを使った調査方法紹介しています。ぜひ、参考にしてみてください。
<「共起語」をざっくり言うと>
- 共起語とは特定のキーワードと一緒に出現することの多い語句のこと
- サジェストとの違い:共起語は検索結果に特定キーワードと一緒に出現する回数の多い単語(語句)。サジェストは検索される可能性の高いワード群を反映したもの
- 共起語を活用するのはコンテンツ制作の前と後の2パターン
- 人力で調査するのは難しいため、チェックツールの使用がおすすめ
目次
共起語とは
共起語とは、主軸キーワードを含む文章、あるいはその周辺に同時かつ頻繁に出現する他の単語を指します。「SEO」がキーワードだとすれば、検索やWebサイト、ページ、リンク、Google、コンテンツ、titile文などが共起語だと考えられます。
情報網羅性や専門性が高い記事ほど、記事内の語彙のバリエーションは豊富になるため、関連する様々なワード(共起語)が出現する傾向にあります。
ほかにも、たとえば「アクアパッツァ 作り方」というキーワードには以下の図で挙げられるような共起語が考えられます。
Keywordmap「共起語分析」機能:アクアパッツァ 作り方を調査
あさり、ミニトマト、にんにく、真鯛、オリーブ油といったアクアパッツァを構成する食材や、大さじ、フライパン、弱火といった料理の工程に必要な情報が共起語となっています。
共起語として表れた言葉はどれも具体的な情報であり、読者・ユーザーがアクアパッツァを作る手助けになります。つまり「アクアパッツァ 作り方」の検索者にとって必要な情報だと考えられるでしょう。
サジェストキーワード、関連キーワードとの違い
共起語とよく混同される概念にサジェストキーワード、関連キーワードがあります。
一言で違いを説明すると、共起語は特定キーワードの検索結果に表示されるページにおいて、出現回数の多いワードであり、サジェストキーワード、関連キーワードは検索ユーザーのニーズを反映したものであるといえます。
※ただ、ワードによっては、サジェストキーワード(あるいは関連キーワード)と共起語の、どちらにも該当するケースがあります。
サジェストワードは以下のように検索窓に入力したワードに対して、一緒に検索される可能性が高いキーワードを指します。
(図1:「東京 スポット」と検索した場合のサジェストキーワード)
入力したワードと一緒に、多くのユーザーが検索しているワード、入力したユーザー自身が過去に検索したワード、検索ボリュームなどをもとに表示されています。
一方、関連キーワードは以下図のように、検索結果上に「関連キーワード※」「他のキーワード」「他の人はこちらも検索」といった項目で表示されるキーワード群を指します。
※検索結果の下部に表示される「関連キーワード」は「他のキーワード」と表示されるケースもあります。
(図2:「東京 スポット」と検索した場合の関連キーワード)
「他の人はこちらも検索」は、特定のページの下部に表示され、そのページから離脱したユーザーが「次に検索したキーワード」を表示させています。
「他のキーワード」については、「他の人はこちらも検索」と同様、ユーザーが次に検索したワードに加え、過去に検索されたクエリや、共起語などのデータを参考に表示される仕組みとなっています。
サジェストワード、関連キーワードの仕組みやSEOへの活かし方について知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。
「Googleサジェストとは?表示の仕組みや削除方法、使い方などを解説」
「関連キーワードとは?取得ツールや再検索キーワードの活用方法を紹介」
共起語はSEOに効果があるのか?
結論から言えば、共起語に直接的なSEO効果はありません。つまり、いくら含まれていようが、検索順位が上がるわけではないということです。かと言って共起語を無視していいかというと、そういう話でもありません。
Googleは入力された検索キーワードに潜むユーザーの検索意図を理解し、その意図に即したアンサー度の高いコンテンツ(Webページ)を、高く評価する傾向にあります。
つまり上位順位のWebページは、対象キーワードに関して一定の評価をGoogleから得ており、すなわち情報網羅性・専門性が高いと考えることができます。
そして、上位表示されているページの多くが、共通した共起語をコンテンツ内に含有している傾向にあります。
したがって、上位順位を獲得しているWebページから出現する単語(共起語)を抽出して分析することで、情報網羅性の高いコンテンツ作成の参考にすることが可能になります。
このような点において、共起語はSEOに効果があると考えられます。ただし、上述したように、共起語を含めること=検索順位があがる、と安易に考えてはいけません。
共起語はあくまでも、上位表示ページや競合サイトがどの様な内容や切り口でコンテンツを執筆しているかを把握するものだと捉えてください。
共起語の調べ方
共起語には直接的なSEO効果はないものの、順位上昇を間接的に支える役割があることがわかりました。
ではここからは、SEOに役立つ共起語は実際、どのようにして調べればいいのかについて、みていきましょう。共起語の調べ方は大きく以下の2点です。
- 検索結果で上位表示されている記事から調べる
- ツールを使って調べる
検索結果で上位表示されている記事から調べる
検索エンジンで実際にキーワードを検索し、検索結果に表示されるWebページのタイトルタグを読んでみて共起語を調べるという方法です。
Webページのタイトルタグは、ページの内容を反映している傾向にあります。
そのため、タイトルタグに含まれるキーワードを調査することで、検索キーワードから連想される語句(共起語)がある程度把握できる、という考え方です。
例えば「オムライス 作り方」と検索すると、検索結果に表示されるWebページのタイトルに「簡単」「レシピ」「初心者」「基本」といったワードが一緒に表示される傾向にあり、共通して取り上げられているテーマであると考えられるため、共起語であるとみなすことができます。
しかし、この方法はタイトルタグからのみ共起語を把握できる手法であり、Webページ全体を精査したものではありません。では、ページ全体から目検で精査すれば良いのですが、当然、それには大きな手間がかかってしまいます。また、抽出すべき共起語の抜け漏れが発生する可能性も高まってしまうでしょう。
そのため、共起語を詳細に調査・分析したい場合は次に解説する、ツールを使って調べる方法がおすすめです。
ツール使って調べる
共起語はコンテンツの情報網羅性を高めるために、活用されるものです。
そのため、上位サイトで発信されている内容をきちんと把握するためには、上位ページのタイトルタグを調査するだけでなく、コンテンツ全体を調査できるツールの活用がおすすめです。
共起語調査ツールを活用すると、特定キーワードにおいて検索結果に表示されるページのコンテンツを精査した上で、共起語を抽出することができます。また、短時間かつ抜け漏れなく共起語を洗い出せることが大きなメリットです。
おすすめできる共起語調査ツール、調査後に共起語を活用する方法については、この後解説します。
無料の共起語ツール
Keywordmap以外にも共起語を調査ツールは数多くあります。
以下で紹介する共起語ツールも参考にしてみてください。
共起語分析ツール
無料の共起語検索ツール。
共起語の基本的な説明や、サジェストキーワードとの違いが解説されているため、コンテンツ作成の際に参考にすることができます。
また、調査キーワードと関連する共起語がマインドマップの形で見られるため、視覚的に共起語を把握することが可能です。
リンク:共起語分析ツール
共起語検索
オーソドックスな共起語の調査ツールです。
調べたいキーワードを検索窓に入力して検索すると、短時間で共起語を表示します。
リンク:共起語検索
ラッコキーワード
無料のキーワードリサーチツールです。
対象キーワードを入力すると、共起語だけでなく関連する掛け合わせキーワードやGoogleトレンドなどもチェックすることができます。実用性の高いツールで、キーワード選定やコンテンツ作成に役立ちます。
リンク:ラッコキーワード
共起語の使い方
ここまで共起語の基礎知識と、そのSEO効果について考えてきました。上位表示と情報網羅性、情報網羅性と共起語、共起語とSEO、それぞれ密接に関係していることを把握できたら、次は共起語を抽出するツールについてみていきましょう。
共起語ツールを使ったSEOは、コンテンツ作成前後で意図が大きく異なる点に注意が必要です。状況にあった正しい使い方をすることを常に心がけましょう。
コンテンツ作成前
共起語ツールなどを使って、上位表示されている記事内に頻繁に現れるキーワードを把握します。
洗い出したキーワード群から検索ユーザーのニーズを満たすために必要な情報を把握することができるので、対策キーワードを説明する上でのテーマや見出し案の作成・本文中で使うべき共起語の選定に活用していきましょう。
コンテンツ作成後(リライト)
コンテンツを作成したはいいものの、思うような順位を獲得できないケースは多々あります。そのような場合は自社コンテンツと検索上位ページを比較し、含められていない共起語を調査することで、定量的な情報をもとに記事をリライトすることが可能になります。
共起語ツールを使うことで、検索ニーズに対して不足している情報を加筆し、検索上位を狙いましょう。
Keywordmapを使った共起語の調べ方・使い方
共起語の効果や役割を知り、調査ツールから共起語を抽出しても、実際にコンテンツに反映する際には注意しなければならない点があります。
たとえば、優先的に活用すべき共起語や、自社ページで抜け漏れている共起語の把握です。
そこでおすすめなのが、KeywordmapというSEO調査・分析ツールの活用です。
本章では、Keywordmapを活用した共起語の調べ方、Webページのコンテンツへの活用方法を紹介します。
優先的に活用すべき共起語を見つける
共起語分析機能で、調査したい対策したいキーワードを入力します。
解析が終わると同時に、共起語が一覧で表示されます。
なお、Keywordmapの「共起語分析」では、本文抽出エンジンを用いて本文箇所からのみ文章を抽出し解析しています。共通箇所であるサイドバーやフッターなどは解析対象から除外されているので、より精度高く共起語を解析できます。
抽出された共起語は、主軸キーワードとの関連性などを考慮し重要度を表す独自のスコアリングでソートされます。上図のように、一覧の上が最も重要度が高く、下に行くほど共起語としての重要度は低くなります。
※キーワード分析やコンテンツ企画(プランニング)時に利用できるよう、CSV形式でダウンロードすることが可能です。
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自社コンテンツの共起語抜け漏れをチェックする
当ツール内には、抽出した共起語が対象のテキスト文章内に含まれているかを瞬時にチェックする機能があり、既に公開済の記事の内容修正時や加筆する際に、抜け・漏れているテーマが無いかを確認できます。
共起語抽出画面の左上にある「共起語含有チェック」のリンクをクリックし、チェックする文章(既に公開している自社記事など)を入力します。
本文に含まれている共起語には、【有り】が頭の部分に付与されます。
単独で表示されている場合、検索上位のWebページには含まれているが、対象記事(コピペした本文)にはないテーマであることがわかります。
抜け・漏れているテーマから自社記事に加筆・修正できる内容がないか読み解き、新たなテーマを探してみましょう。
抜け漏れから新たなテーマを加筆する
たとえば、さらにKeywordmapの別の機能「ワードマップ」を用いることで、抜け・漏れがあったテーマワードを、ユーザーの検索意図を洗い出し、加筆内容として構成案に落とし込むことも可能です。
以上のように、共起語から新たに取り上げることができるテーマを探し出し、ユーザーの検索ニーズは高いものの自社記事に抜けていたテーマ(興味・関心事)を加筆していきます。
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