サジェスト
コンテンツマーケティング

サジェストとは?検索における意味や使い方、抽出ツールを徹底解説

「サジェスト」とは、GoogleやYahoo!JAPAN、Youtube、amazonなどの検索窓にキーワードを入力した際に、一緒に検索されやすいキーワードが自動的に「提案(表示)」される機能を指します。今回は、「サジェストについて気になる」という方に向けて、その意味やSEO・コンテンツ作成への活用の仕方、サジェスト抽出ツールなどをわかりやすく解説していきます。なお、本記事はGoogleのサジェスト機能について言及します。

Keywordmap

サジェストとは?

サジェスト(suggest)とは、その名の通り、検索エンジンからの提案になります。例えば、Googleの検索窓に何かしらのキーワードを入力すると、検索エンジン側から自動的にキーワードが表示された経験はないでしょうか?

GoogleやYahoo!JAPANなどの検索エンジンには、指定したキーワードと一緒に検索される可能性が高いキーワードを「予測変換」という形で提案してくれる機能があり、それを「サジェスト」といいます。
なお、サジェストの機能は、Googleでは「オートコンプリート」、Yahooでは「入力補助」と呼ばれる場合もあります。

実際にGoogleの検索窓に「京都 観光」というキーワードを入力してみました。
「京都 観光」というキーワードにおけるサジェストキーワードは、以下の図のように「京都 観光 マップ」「京都 観光 おすすめ」「京都 観光 3月」「京都 観光 コロナ」「京都 観光 穴場」「京都 観光 タクシー」「京都 観光 協会」と表示されます。

サジェスト

サジェストはどれくらいクリックされるのか

SEOのエキスパートとして有名なBrian Deen氏が、運営するWebサイト「BACKRINKO」で公開した記事、「How People Use Google Search(New User Behavior Study)」では、454人の被験者にGoogle検索を用いた様々なタスクをこなしてもらい、ユーザーの検索行動の様子を調査・分析して結果が報告されています。

これによると、検索者全体の約4分の1(23%)が、autocomplete suggestions(Googleサジェスト)の中から一つを選んでいることがわかりました。

サジェストCTR
出典:BACKRINKO

一方で、クエリによっては、Googleサジェストを何度も使う人もいます。とりわけ取引にかかわるキーワードの場合、Googleサジェストを使う人が最も多い傾向にありました(30%を超えるクエリもあるようです)。

いわゆるbuyクエリに顕著ですが、いずれにしてもGoogleサジェストはユーザーの検索行動に非常に大きな影響を及ぼしていることは間違いありません。

サジェストのキーワードが表示される仕組み

では、このサジェストという機能はどのようなロジックで表示されているのでしょうか?

Googleによる定義

まずはじめに認識しておくべきこととして、Google検索ヘルプによれば、以下の項目が検索候補(サジェストキーワード)のベースになっていると説明されています。

・入力した検索キーワード
・過去に行った関連する検索
・他のユーザーが検索しているキーワード(急上昇ワード検索を含む)

※ここで注意すべきなのが、検索候補とは検索結果ではないということが述べらている点です。サジェストとはあくまで検索ユーザーの検索意図として捉えておくのが良いでしょう。また、サジェストのキーワードが表示される仕組みについては、Google検索ヘルプで以下のように述べられています。

検索候補は、人間の関与なしにアルゴリズムによって自動生成されます。このアルゴリズムは次のような特性を備えています。
・他のユーザーが過去にそのキーワードを検索した頻度など、複数の要因に基づいています。
・ウェブ上のさまざまな情報を反映するように設計されています。多くの人気トピックに関連する予測が表示される場合があります。

検索結果をより速く取得する – Android – Google 検索 ヘルプ

以上のようにGoogleのサジェストは、指定したキーワードの検索数やトレンド(話題性)などをベースに、人の手を介さずしてアルゴリズムによって表示される仕組みになっています。とはいえ、サジェストとして表示されるキーワードの選定基準に確実な法則は存在しないので、一般的に影響を与えるとして挙げられている5つの要素をみていこうと思います。

検索ボリューム

検索ボリュームが大きいほど、検索された回数も多くなるため、よりニーズが高いとGoogleは判断し、サジェストに選定されます。

ビジネスモデルからも一目瞭然ですが、Googleはガイドラインで「ユーザーファースト」を謳っています。ユーザーにいかに利便的にサービスを使ってもらえるかを社是にしているのです。したがって、Googleの検索窓にキーワードを入力した際、ニーズの高い関連キーワードが表示されることはユーザーにとって良いことなので、それはそのままGoogleにとっても有益になるわけです。

より多くのユーザーが検索していること(トレンド)

検索ボリュームは、個人が特定のキーワードをたくさん検索した場合でも、問題なく計上されます。そのため、故意にサジェストに表示されるための検索行動が発生しかねません。そのため「より多くの人が検索している」という基準が存在します。言い換えれば、一時的にしろ恒常的にしろトレンドになっているワードが表示されやすい傾向にあるようです。

検索時の位置情報

例えば飲食店を探している際に、特定のキーワードで検索すると付近の地名がサジェストとして表示されることがあります。「東京」で検索しているのに、「大阪」のサジェストが表示されてもクリックはされません。サジェストは検索している地域で異なるようアルゴリズムが組まれていると考えられます。

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過去の検索履歴(ユーザー自身)

直前、あるいは過去に何度か検索したキーワードがサジェストされた経験を持っている方は多いでしょう。
Googleの検索エンジンは、ユーザーが過去に調べたキーワードを記憶しています。直前あるいは過去に調べたキーワードは、ニーズがあるとGoogleは判断するため、サジェスト上位に表示される仕組みになっています。

※なお、検索履歴によるサジェスト表示を回避する必要がある際は、シークレットモード(mac:shift + command + N,  Windows:shift + Ctrl + N)で検索すると良いでしょう。

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SEOへの活用

では、このサジェストをどのようにSEOへ活用していけば良いのでしょうか?

冒頭でも少し触れた内容ですが、サジェストとはユーザーの検索意図であるということがポイントです。ユーザーの検索ニーズをサジェストから把握することができるので、コンテンツ作成におけるテーマ設計(キーワード選定)やリライト作業に活用できます。

テーマ設計(キーワード選定)

かつて2013年ごろまでのSEO戦術においては、1記事=1キーワード(ある程度検索Volがある)で作成するという手法が定石でした。しかし、パンダアップデートというアルゴリズムのアップデートにより、上記の手法でコンテンツを作成していた記事の順位・流入数が大幅に下落したことは有名な話です。

一部のメディアでは上記の手法でコンテンツを作成し続け、流入を獲得している事例もありますが、昨今では、ひとつの記事で意味の異なる複数のキーワードから流入を獲得している事例も増えてきています。

サジェスト

このようなSEOの変遷を捉えつつ、改めて「サジェスト」に目を向けてみると、キーワード選定・テーマ選定に活用できることに気が付きます。繰り返しになりますが、サジェストは指定したキーワードと一緒に検索される可能性が高いキーワードを表示してくれる機能です。

例えば「京都 観光」というキーワードは月間で165,000回も検索されていますが、その検索行為の背景には「マップ」をみたい人もいれば、「おすすめ」の観光地を知りたい人、「タクシー」の情報を知りたい人など様々なニーズがあり、それらはサジェストで確認することができます。

Googleのアルゴリズムでは1つのページで異なる複数のニーズに答えているコンテンツが上位表示される傾向もあるため、サジェストキーワードから連想できるテーマをコンテンツに盛り込むことで、ニーズに対しての網羅性が担保でき、結果として流入数増加を見込める記事作成に寄与します。

リライト作業

当然ながら、検索ユーザーのニーズというものは時間が経過するにつれて変化していくものです。一度ユーザーのニーズに沿って記事を作成したとしても、定期的にメンテナンスは必要になります。

記事作成後に長い間放置したままでいると、ユーザーの検索意図に合わないコンテンツであるとGoogleが認識し検索順位が下落してしまうことも往々にしてあります。したがって、定期的にサジェストキーワードを確認し、新しく表示されたキーワードなどがあれば、そのテーマに沿ってリライトを行っていくことで検索順位の維持に努めるようにしましょう。

サジェスト汚染に気をつけよう

サジェストはコンテンツ作成において非常に有効な機能であることがわかりましたが、実のところ良いことばかりではありません。

例えば、企業や自社サービス、個人のサジェストキーワードとして、「使いづらい」「効果が出ない」や、「迷惑」「不倫」などといったネガティブなキーワードが表示されることがあります。このようにイメージを下げるようなキーワードがサジェストされてしまうことを「サジェスト汚染」といいます。

サジェスト汚染

一度サジェストされてしまったものを完全に削除することは困難であり、簡単に情報が拡散されてしまう現代においては、ネガティブなイメージが一気に市場に浸透するため非常に不利になります。

解決方法

サジェスト汚染の対応策としては、良いイメージを与えるサジェストキーワードの表示を増やしたり、Googleに対してサジェストキーワードの取り消しを依頼することが有効です。

しかし、後者に関してはGoogle側に削除する義務はないため、依頼をしたからと言って完全に削除することは難しいと言われています。したがって、良いイメージを与えるサジェストキーワードの表示を増やすこと、あるいはそもそも「サジェスト汚染」が起こらないように常日頃から気をつけておくことが効果的な対応策であると言えるでしょう。

サジェスト抽出におすすめなSEOツールKeywordmap(キーワードマップ)」

Googleのサジェスト機能を使ってサジェストキーワードを把握するのが一般的ですが、ツールを使ってサジェストを抽出をすることもできます。

市場には多くのサジェスト抽出ツールが存在しますが、本記事では弊社が提供している分析ツー「Keywordmap(キーワードマップ)」を使ってサジェストを抽出してみようと思います。

では実際に「京都 観光」というキーワードのサジェストを「ワードマップ」機能を使って見てみましょう。

サジェスト;Keywordmap

Keywordmap(キーワードマップ)では対象のキーワードを入力すると、蜘蛛の巣のようなマインドマップの形式でサジェストが表示されます。加えて、過去のサジェストデータから変化を確認したり、検索Vol順にサジェストを表示する機能もあります。

サジェスト:Keywordmap

表示されたサジェストキーワードはCSV形式でダウンロードもできます。
3軸まで掛け合わせキーワードを表示できるため、興味関心度と照らし合わせることで、テーマ設計はもちろんのこと、優先順位を考慮してコンテンツ作成にとりかかることができます。

サジェスト:Keywordmap

なおKeywordmap(キーワードマップ)の「ワードマップ機能」ではサジェストを表示するだけでなく「自社・競合記事に含まれるサジェストキーワードの網羅率チェック」機能もあります。

単にコンテンツを作成して終わりではなく、作成後にテーマの網羅性チェックを行うことは、「重要な抜け漏れを防ぐ」という点において、非常に有効なサジェストの使い方になります。

※注意点として、サジェストで表示される全てのニーズを網羅する必要はありません。キーワードによっては違いは出てきますが、弊社としては目安としての網羅率は40%程度と推奨しています。

ご興味のある方はKeywordmap(キーワードマップ)の無料トライアルよりお試しください。

Keywordmap

まとめ

サジェスト(Googleサジェスト)についての理解を深めていただくことはできたでしょうか。普段から検索行為で使っているサジェスト機能は、実はコンテンツの作成において非常に有益なデータとなっています。

コンテンツのテーマ設計では、まず取り掛かりとして検索ユーザーが何を知りたいのかという(検索意図の)調査を行っていくことがSEOに有効であるため、是非サジェスト機能を活用してコンテンツを作成してみましょう。

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この記事を書いたライター
Keywordmap編集部
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