フォロワーを増やすためには何をすれば良いのでしょうか?本記事では「フォロー数の推移を分析する」ことをおすすめします。自分のアカウントのフォロワーは過去どのようなタイミングで増え、減ったのかデータを元に振り返ることで増やすための正攻法を見つけることができます。
本記事では自分だけでなく、他人や他社のTwitterアカウントのフォロワー推移の確認の方法、おすすめツールについて紹介します。
目次
なぜフォロワー数の推移をチェックすべきか
フォロワー数の推移を調べるとで自分や他人のTwitter運用における、過去の成功事例、失敗事例を知ることができます。つまり、過去を振り返ることで再現性を持ってTwitterを運用することが可能になります。
Twitterアカウントの運用成果を確認するため
Twitterアカウントの運用成果を測るうえで、フォロワー数は最も分かりやすい指標の一つです。フォロワーが順調に増えていれば魅力的な投稿ができている証拠です。
Twitterアカウントの運用改善に活かすため
フォロワーが増えている場合には増えている要因を明らかにし、成功の法則を見つけ出しましょう。再現性のあるアカウント運用のためには成功要因の分析が欠かせません。逆にフォロワーが減っている場合には運用方針の見直しが必要となります。フォロワーが減っている理由を分析し改善を繰り返しましょう。
毎回ではありませんが、フォロワーの増減にはきっかけとなるツイートが存在します。原因追及にはフォロワー推移を定期的に追うことが必要不可欠です。
Twitterアカウントのフォロワーが増えることのメリット
フォロワーが増えることは、それだけで十分なメリットのように感じます。しかし具体的にメリットを把握することで、Twitter運用の方針が明らかになることもあります。まずは、どんなメリットがあるのか把握しましょう。
情報の拡散力が増えることで投稿を見てもらえる人が増える
フォロワーが多いと投稿を多くのユーザーに見てもらうことができます。いいねやリツイートなど拡散が起これば、フォロワーのフォロワーまで情報が届きます。フォロワーが多いことで拡散の機会を多く作ることができるメリットがあります。
信頼性・権威性が上がる
フォロワーが多いアカウントはより多くの人から支持を受けているアカウントです。フォロワーが100人のアカウントよりも10,000人のアカウントの方が信頼性や権威性は高まります。フォロワーが多いことは、それだけでユーザーが投稿内容に共感、反応する理由や、フォローする理由にもなります。
市場調査にも使える
Twitterではアンケート型の投稿を利用して市場調査を行うことができます。フォロワーが多いと、より多くのアンケートの回答を集めることが可能になり、情報の信憑性や網羅性を担保できます。
集客に利用できる
フォロワーが多いと集客力が高まります。投稿をきっかけにWebサイトへの送客や、キャンペーンを打つなどすれば実店舗への来店誘致数を増やすことができます。
フォロワー数の推移を確認できるツール
フォロワー数の推移はツールを使えば簡単に確認することができます。無料で使えるツールもあるので一度試してみてはいかがでしょうか。
Twitterアナリティクス

自分の月次の新規フォロワー数を確認することができます。過去28日間であれば、ツイート数、インプレッション数、エンゲージメント数、などのデータをCSVファイルでダウンロード可能です。データの加工がしやすく、精緻な分析ができる点が特徴です。フォロワーの推移をExcelで管理するようにしましょう。
ツイプロ

キーワードやアカウントIDを入力するだけで、アカウントのフォロワー推移を確認できます。自身だけでなく他人のアカウントも分析できるのが特徴です。直近4週間分のデータを1週間ごとに確認できます。
SocialDog

自分のアカウントの直近1ヶ月間の、フォロワー数推移、フォロー数推移、FF比(フォロワー数/フォロー数)、日時新規フォロワー数、日時新規フォロー数、日時フォロワー解除数を確認することができます。予約投稿機能も備えており、無料で使えるツールとしては非常に優秀です。
Keywordmap for SNS

アカウントIDを入力するだけで、自分と他人のアカウントの直近一年間のフォロワー推移を確認することができます。

特定の日付で最もいいねが多いツイートを調べることもできますので、他人のアカウントがフォロワーを増やしたタイミングでどのような投稿をしていたのか確認することができます。過去の成功事例を参考に自分の投稿を改善できるのが特徴です。一週間の無料トライアルが使えます。
リンク:https://keywordmap.jp/sns/
フォロワー数の推移の分析からフォロワーを増やす方法
フォロワー数の推移の分析を運用に活かす方法を具体的にご紹介します。他人・他社のアカウントを分析もすることで、自分のアカウントの分析だけでは気付けなかった運用のコツや反響の高い投稿の傾向値を掴むことができます。
ベンチマークすべきアカウントを特定する
他人のアカウントを分析する場合には、まず参考にすべきアカウントを見定めましょう。対象アカウントのフォロワー推移を分析し、着実にフォロワーを伸ばしていることを確認します。そもそもフォロワーが伸びていないアカウントを分析しても参考になりません。
また、Twitterアカウントを運用する際には目的に合わせて、どのような属性(どのような興味・関心を持っているのか)のアカウントにフォローされたいのかあらかじめターゲットを定めているはずです。運用目的を達成するためにも、参考にするアカウントが自分のターゲット(フォローして欲しい人)からフォローされていることを確認しましょう。
過去バズを見つける!
過去のフォロワー推移を分析し、フォロワーが急激に増加したタイミングがあれば、きっかけとなった投稿を再現することでフォロワーが増える可能性があります。過去の成功事例を見つけ、その後のアカウント運用に活用しましょう。
増えたフォロワーの属性を分析する
フォロワーが増えたタイミングで、増えたフォロワーの属性や興味関心を分析します。フォロワーのプロフィールや投稿内容を確認しましょう。手作業でこれらの作業を行うのは大変ですが、ツールを活用すると簡単に分析することができます。
参考:Keywordmap for SNS 「フォロワー分析」

投稿テーマに反映する
フォロワーの属性や興味関心に合わせた投稿をすることで、エンゲージメントを高めましょう。そうすることで一度増えたフォロワーにフォロー解除されることなくフォロワーが定着します。
フォロワー数の推移と過去の成功事例の相関を分析するには、日々の運用指標をExcelなどのシートで管理すると良いでしょう。ただ、Excelでのデータ成形、および分析には非常に労力や工数がかかります。したがって、Twitterアナリティクスに加えて、分析ツールの使用を検討することをおすすめします。日々の分析やレポートの工数を削減し、投稿の質を高めることに時間を掛けましょう。
参考:Keywordmap for SNSの運用レポート画面「機能名:運用アカウント分析」

Keywordmap for SNSでは過去の投稿データを蓄積し、投稿カテゴリ毎に成果を計測することで運用でうまくいっている点や、改善点を明確にすることができます。TwitterアナリティクスからデータをDL、Excelで成形、分析、という流れを瞬時に行うことができるので、効果測定やPDCAサイクルを回すプロセスにしっかり時間をかけることができます。
Keywordmap for SNSは7日間、無料で利用できます。
まずはお試しでフォロワーを分析してみましょう。

ユーザーがアカウントをフォローする理由
フォロワーを増やすためには、ユーザーがTwitterアカウントをフォローする理由を知っておく必要があります。
興味関心のある情報を発信している
当然ですが、アカウントが自分の興味関心のある情報を発信しているとフォローする理由になります。例えばファッションに興味がある人はファッションについて投稿しているアカウントをフォローし、筋トレに興味がある人は筋トレについて投稿しているアカウントをフォローします。フォロワーを増やすには、ターゲットを明確に定め、ターゲットが欲しい情報を投稿する必要があります。様々なジャンルの雑多な投稿をするよりも、特定のジャンルに絞ってアカウントのコンセプトを明確にすることが重要です。
キャンペーンを実施している
企業アカウントの場合にはキャンペーンの実施がフォローの理由となることがあります。フォロー&リツイートを条件にプレゼントが当たる抽選型のキャンペーンが代表的です。
参考:Twitterキャンペーンの事例5選を分析!成功の法則を大公開

フォローバックする
フォローされたことをきっかけにフォローをお返しすることがあります。SNSは双方向のコミュニケーションが醍醐味です。フォローして欲しいアカウントを自分からフォローすることで相手からもフォローを返してもらえる(フォローバック)可能性があります。
企業アカウントをフォローする理由
アライドアーキテクツ社の調べによると、企業アカウントをフォローする理由は「クーポンやキャンペーン、セール情報を取得するため」が一番多い様です。企業がフォロワーを増やすには、お得な情報を投稿することが一番の近道かもしれません。その他に「新商品の情報を知るため」や「好きな商品のより詳細な情報を取得するため」などの理由があります。

アカウントをフォローする導線
Twitterアカウントのフォロワーを増やすには、ユーザーにフォローしてもらうまでの導線を意識してプロフィールや投稿内容を設計する必要があります。
アカウントを見つけてもらう
まずはアカウントの存在を知ってもらう必要があります。拡散される投稿をする、ハッシュタグをつける、フォローやいいね、リツイート、リプライ、コメントを積極的に行う、広告出稿をするなどの方法が考えられます。
プロフィールを見る
投稿を目にしたり、いいねの通知が来たら、ユーザーはアカウントのプロフィール画面を見ます。プロフィールの内容を吟味し、自分の興味のある情報を発信しているアカウントであれば、次の投稿が楽しみになりフォローするきっかけになります。
直近の投稿を見る
プロフィールだけでは十分な情報が得られない場合には、直近の投稿を眺め、そのアカウントがどの様な投稿をしているか確認します。投稿内容が魅力的であればもう一度プロフィール画面に戻ってフォローすることになります。Twitterであれば固定ツイートにアカウントの魅力を載せることで、フォローの確率を引き上げることが可能です。
Twitter運用のコツ
最後にTwitterアカウントの運用のコツについてご紹介します。どれもTwitterアカウントの運用に必須の内容になっています。
ペルソナの設定
Twitterをうまく運用するためにはまずペルソナを明確に定める必要があります。ペルソナとは、自社にとって理想のユーザー像です。自分が発信したい内容ではなく、ペルソナが欲しがる情報を想像し投稿内容を企画しましょう。
運用目的の設定
目的を定めないまま運用を開始しては長続きしません。目指すべき成果を明確に定めて運用しましょう。企業アカウントであれば、認知の拡大や、Webサイトへの送客、ECサイトでの商品購入、店舗への来店誘致などが目的となります。目的から逆算して、最適な運用法を模索していきます。
投稿のテーマを決める
ペルソナと運用目的が定まったら投稿テーマを定めます。複数の投稿テーマを定め、テーマ毎にインプレッションやエンゲージメントを計測し、効果が高いテーマは投稿量を増やし、効果の低いテーマは違うテーマに切り替えるなどして成果の出るテーマにリソースを投下しましょう。
プロフィールを作る
投稿テーマに沿ったプロフィールを設計します。ユーザーがフォローをするきっかけとなる重要な要素となりますので、アカウントのコンセプトやフォローするメリットを明確に伝えましょう。
まとめ
自分のアカウントや競合アカウントのフォロワー推移を分析することで、成功事例と失敗事例を知ることができます。単なる分析に終わらせず成果を出すためには、戦略に基づいた運用改善が欠かせません。まずは基礎をしっかりと抑えたうえで、継続的に分析⇒戦略立案⇒施策実行⇒改善のサイクルを回し、フォロワーを増やしましょう。
