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検索クエリを徹底解説!調査・分析方法とマーケティングへの活用方法

SEO、ひいてはWebマーケティングにおいてさえ、「検索クエリ」を正しく理解しておくことは必須です。検索クエリとは、単に検索窓に打ち込まれた語句だけを意味するにとどまりません。検索クエリとはユーザーのニーズそのものです。

2021-10-28 2021-11-08更新

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「検索クエリ」の基本的な知識と、それがユーザーニーズの表現であることを理解することができれば、WebマーケティングやSEOに大きく役立ちます。そこで今回は検索クエリについて徹底解説します。検索クエリの具体的な種類や調査方法、活用方法まで解説しますので、検索クエリの正しい理解と、業務への活用に役立ててみてください。

検索クエリとは?検索キーワードの違い

まず、「検索クエリ」の基本と、よく勘違いされがちな「検索キーワード」との違いから見ていきましょう。両者は混同されがちですが、ここでは具体的な例を出しながらわかりやすく説明します。

検索クエリとは

検索クエリとは、ユーザーがGoogleなどの検索エンジンの検索窓に入力した語句を指します。

英語のクエリ(query)には質問という意味があり、したがって「検索」クエリは、ユーザーが疑問に思うことを「質問として」検索窓に入力する語句となり、言い換えれば「何かを知りたい」というニーズそのもの、ということになります。

「リクガメ 育て方」という語句を検索窓に入力したユーザーは、リクガメをどう育てたらいいか質問をしており、これがこのユーザーの検索クエリになります。さらにそこには、育て方に付随する「餌」や「ケージ」などへの潜在的なニーズを読み取ることができるため、検索クエリは検索ユーザーとペット用品販売業者をつなぐ架け橋になっていることがうかがえます。

検索キーワード

「検索キーワード」は検索ユーザーが使用する検索クエリに対し、主にマーケティング担当者目線で捉える用語です。具体的な使用シーンとして、あるWebサイトにどういうキーワードで流入しているか、リスティング広告に対して、どのようなキーワードで出稿しているか、などが挙げられます。Googleが提供している公式ツールや、第三者ツールにおいて、もっぱら使われるのが「(検索)キーワード」であり、基本的にユーザーとの接点となるクエリに対してはこの「キーワード」という言葉が当てはめられます。

SEOにおいてマーケティング担当者が検索キーワードに対してコンテンツや広告出稿したものと、ユーザーの検索クエリが示すニーズ(検索意図)が合致しているか、追い求めるのがSEOやWebマーケテイングにおいては非常に重要になります。

検索クエリ(意図)の種類

検索クエリにはいくつか種類があります。これはユーザーが検索を通してする質問(ニーズ)を、ユーザーが何を求めているのか、何をやりたいのかといった「検索意図」の傾向ごとに分類したものになります。

検索クエリの種類を正しく理解できれば、その検索クエリにマッチしたWebマーケティングの施策を打ち出すことが可能です。捉え方によって検索クエリ(検索意図)の種類は、4つのパターンと、3つのパターンに分類されます。本稿では、7つすべて紹介します。

まず4つの種類は、以下になります。

  • Knowクエリ
  • Goクエリ
  • Doクエリ
  • Buyクエリ

Knowクエリ

Knowクエリは、何か情報を知りたい、という意図がある際に検索される語句です。考え方によっては、以下で紹介する他クエリへの前段階と捉えることができる潜在ニーズを持った検索クエリです。対策することで幅広いセグメントへアプローチすることが可能です。

例えば、以下のような検索語句が該当します。

  • 「Z世代とは」
  • 「アメリカ 州の数」
  • 「新宿 電車 時間」
  • 「やすり 種類」

Goクエリ

Goクエリは、実在する特定の場所、あるいはWebサイトに行きたい、という意図がある際に検索される語句です。渋谷でラーメンを食べたい場合に検索される「渋谷 ラーメン」はGoクエリに該当しますが、この場合の対策方法は、一般的なSEOよりもGoogleマップ最適化のようなMEO(Map Engine Optimization)が有効になります。

また、WebサイトにアクセスしたいニーズとしてのGoクエリは、「ブランドワード」とよばれ、その検索を「指名検索」といいます。

例えば、以下のような検索語句が該当します。

  • 「近くのコンビニ」
  • 「渋谷 ラーメン」
  • 「楽天」
  • 「Amazon」
  • 「Yahoo!ニュース」

Doクエリ

Doクエリは、「何かしたい」という意図・ニーズがある際に検索される語句です。実生活上のDoはもちろんのこと、オンライン上で行動を起こしたい、という前提で検索される語句なので、Konwクエリ、Goクエリなどに比べてコンバージョン率が高い傾向にあります。

例えば、以下のような検索語句が該当します。

  • 「ネクタイ 結び方」
  • 「腕 痩せる 方法」
  • 「ユニクロ 会員登録」
  • 「新幹線 予約」
  • 「がん保険 見積り」

Buyクエリ

Buyクエリは、何かを買いたい、という意図がある際に検索される語句です。昨今のオンラインショッピングの普及により、実店舗と同じくらい、あるいはそれ以上にWebサイトの中で特定の商品を買いたいという前提で検索されるので、コンバージョン率も高くリスティング広告を出稿している企業も多いキーワードになります。

例えば、以下のような検索語句が該当します。

  • 「ワイヤレスヘッドホン 2万円以下」
  • 「MAツール おすすめ」
  • 「ランニングシューズ メンズ 黒」
  • 「サイト制作 比較」
  • 「ノートパソコン 通販」

検索クエリの種類(別枠組み)

先に述べた「検索クエリ」には別の枠組みとしての分類です。基本的には上記で紹介した4種類でユーザーの検索意図をカバーできますが、以下の3種類も覚えておくと良いでしょう。

ナビゲーショナルクエリ

ナビゲーショナルクエリは、上記のGoクエリと同様の意味を持ちます。
案内型と言われたりもします。

インフォメーショナルクエリ

インフォメーショナルクエリは、Knowクエリと同様の意味を持ちます。
情報収集型と言われたりもします。

トランザクショナルクエリ

トランザクショナルクエリは、DoクエリとBuyクエリの両方の意味を合わせたようなイメージです。
資料請求、問い合わせ、購入といったユーザーの行動が明確なものを指します。

検索クエリの調査方法

「検索クエリ」は、ユーザーとのタッチポイントであり、Webマーケティングの要衝です。そのため、実際にタッチポイントとなっている正確なクエリを知る必要があります。では、どのようにして検索クエリを確認することができるのでしょうか。

ここではいくつかのツール(無料あり)を用いて、「検索クエリ」の調査方法を述べていきます。

Googleサーチコンソール

Googleサーチコンソール(GSC)から、「検索クエリ」を確認することができます。

GSCは、自社Webサイトの検索トラフィックを計測するツールです。そのため、実際にGoogle検索を通して自社Webサイトへ流入したユーザーの検索クエリを知ることができます。未登録の方は、まずGoogleサーチコンソールの公式ページから、自社Webサイトと連携するところから始めましょう。登録にはGoogleのアカウントが必要です。

確認フローとしては「ホーム画面」の左メニューから「検索パフォーマンス」→「クエリ」を選択します。すると、実際に自社Webサイトへ流入する際に打ち込まれたユーザーの「検索クエリ」が確認できます。

検索クエリをGoogleサーチコンソールで調べる

上部には、検索タイプや日付、Webページ、検索キーワード、デバイスなど豊富なフィルターを備えた絞り込み機能もあるので、期間で絞ったり、ある特定のページへの流入するクエリだけに絞ったりして調査することができます。

Google アナリティクス 

Googleアナリティクス(GA)でも、「検索クエリ」が確認できます。Googleアナリティクスは、自然検索からの接点のみならず、様々な流入経路とWebサイトのトラフィックを計測するツールです。

GSCと同じく、未登録の方は公式ページで登録を済ませてください。なお、GAで「検索クエリ」を正確に調査するためには、GSCと連携する必要があります。

左メニューカラムの「集客」⇒「Search Console」⇒「検索クエリ」で閲覧することができます。(下図参照)

検索クエリをGoogleアナリティクスで調べる

Keywordmap

Keywordmap

SEO・コンテンツマーケティングの調査・分析ツールであるKeywordmapでも「検索クエリ」を確認することが可能です。

なお、Keywordmapは、Googleの公式ツールとは異なり自社サイトのみならず他社サイトの検索クエリ(キーワード)まで確認できます。そのため、競合を参考にして、ターゲットユーザーとの新たなタッチポイントとなる検索クエリを洗い出すことが可能です。

検索クエリをKeywordmapで調べる

「クエリタイプ」によって絞り込んで確認することも可能です。

検索クエリをKeywordmapで調べる

Knowクエリの中でも記事クエリに絞り込みができたりと、より細分化して確認が可能となります。

Keywordmap

検索クエリを分析する

続いて、ツールを使用せずに「検索クエリ」を調査・分析する方法について解説します。例えば、Googleの検索結果・機能などから検索クエリを調べることができ、かつその先の分析までもある程度可能です。

ツールを用いた場合は、検索クエリの数を洗い出すことがメインとなりますが、ツールを用いない場合は、検索クエリの数と同時にその質も分析することが必要となります。正確に質を分析できると、その検索クエリに合ったコンテンツ制作、広告出稿など、様々なWebマーケティングの施策を打ち出すことが可能となります。

Googleサジェストから分析する

Googleサジェストとは、ユーザーが検索窓に入力したキーワードの掛け合わせで、よく調べられているものを表示してくれる検索機能です。

Googleサジェストで検索クエリを分析する

例えば、「名刺入れ」と検索窓に入力すると、レディース、ブランド、メンズ…などがGoogleサジェストとして表示さているのがわかります。

Googleサジェストを確認することで、特定の検索クエリ(「名刺入れ」)に関連する検索クエリ(「名刺入れ レディース」など)を調べることができ、かつ特定の検索クエリに対してユーザーの検索意図(ブランド物が欲しいなど)はどんなものなのか、推測することができます。

Googleサジェストについては、以下の記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。
Googleサジェストとは?仕組みや使い方、抽出ツールを徹底解説

他のキーワードから分析する

「他のキーワード」とはGoogle検索機能の一つで、検索結果の1ページ目下部などに表示されるものです。一度検索したユーザーが、満足いく回答を得られず、再度検索する際に用いられる語句が表示される傾向にあり、それゆえ「再検索ワード」などと呼ばれたりします。

検索クエリを他のキーワードから分析する

こちらも「検索クエリ」の調査・分析方法として、非常に役立ちます。

例えば、上記検索クエリでは「リスティング広告 費用」はリスティング広告を出稿したいのだが、どのくらいの費用がかかるのかを知りたいという検索意図が想定されます。また、「リスティング広告 流れ」という検索クエリではリスティング広告を運用したい、ディレクションしたいのでリスティング広告全体の流れを知りたい、という検索意図が想定されます。

なお、他のキーワードなどの再検索ワードについては、以下の記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。
関連キーワードとは?LSIキーワードやツールを使ったSEOテーマの探し方を徹底解説

バーティカル検索から分析する

バーティカル検索とはGoogleの検索結果上部に表示される検索機能の1つで、検索クエリに対して何を調べたいか、カテゴリー分けができるようになっています。バーティカル検索は、新たな検索クエリを調べるというよりは、その検索クエリの検索意図・ニーズは何なのかを判断する際に役立てることができます。

バーティカル検索のカテゴリタブは、主に以下の6つです。

  • 画像
  • ニュース
  • 動画
  • ショッピング
  • 地図
  • 書籍 

下図の赤枠で囲まれた部分がバーティカル検索ですが、「検索クエリ」によって表示されるタブの順番が変わります。この順番によって検索意図を把握することができます。右から左にかけて検索クエリと検索意図のマッチ度が高まります。

検索クエリをバーティカル検索から調べる

上図の場合は、「リノベーション おしゃれ」という検索クエリです。おしゃれなリノベーション物件を視覚的に知りたいというニーズがあると推測され、画像が1番左にきています。こちらはKnowクエリだと考えられますが、Knowクエリの場合は、タブの順番は順不同になる傾向にあります。

ほかにも画像や動画が左側に来やすいのは、「やり方」、「方法」を知りたいニーズがあるDoクエリです。

検索クエリをバーティカル検索から調べる

一方で、Buyクエリである「マフラー 購入」の場合、当然購入したいというニーズであるるので、ショッピングが1番左にきています。Buyクエリの場合は、ショッピングや画像のタブが左に配置される傾向にあります。

つまり、検索されたクエリが「Knowクエリ、Doクエリ、Goクエリ、Buyクエリ」のどれに当てはまるのか、このバーティカル検索を見ることで把握することができ、検索ユーザーにどんなニーズがあるのか判断することが可能になります。「ネクタイ 結び方」というクエリは動画⇒画像という並び順になりますが、これは、検索ユーザーに動画や画像で結び方を知りたいというニーズがあると分かり、コンテンツを作る際は動画や画像を含める必要があることが同時にわかるわけです。

バーティカル検索や、そこから推測される検索意図については、以下の記事で網羅的に解説していますので、併せて参考にしてみてください。
検索意図とは?調べ方や活用法、SEOにおける重要性を完全解説

検索クエリの活用方法

検索クエリ、つまりはユーザーの意図を正しく理解するここができれば、ニーズに合った施策を打ち出すことが可能になります。

本稿では、コンテンツSEO、リスティング広告における検索クエリの活用方法について述べていきます。

コンテンツSEOにおける活用方法

コンテンツSEOとして、もっとも重要なことは「検索クエリ」に対応するような、ユーザーの検索意図・ニーズを満たしたコンテンツを作成できているか、という点になります。つまりコンテンツの作成に検索クエリを役立てることができます。

例えば、Knowクエリに対しては、記事コンテンツなどでユーザーが知りたいことを網羅するようにしましょう。上述したように、Doクエリであれば「やり方」や「方法」に関する情報を、画像、動画などを用いて最適なかたちでユーザーに届ける必要があります。また、Buyクエリに対しては、ユーザーがスムーズに購入できる導線を配置したページ作りは必須でしょう。

検索クエリのヒントは、上記で紹介したバーティカル検索をはじめ検索結果から調査することができます。ユーザーが満足するWebページを作ることがコンテンツSEOであり、Googleに評価され検索順位を上げる方法でもあります。そのために、検索クエリとその意図を理解するようにしましょう。

コンテンツSEOについて詳しく知りたい方は、以下の記事で詳しく解説しています。併せて参考にしてみてください。
コンテンツSEOとは?手法やメリットを事例とともに紹介

リスティング広告での活用方法

リスティング広告の最適化においては、原則として品質スコアを上げることが重要になってきます。品質スコアとは、広告や出稿キーワード、LP(ランディングページ)の品質とその関連性から導き出された指標を表していますが、こちらがユーザーの検索意図とマッチしていればしているほど、評価される仕組み、つまりリスティング広告の中で上位に表示されるっようにになっています。

つまり、コンテンツSEO同様「検索クエリ」を正しく理解し、ユーザーの検索意図に沿ったキーワードの出稿、広告クリエイティブ・LPの作成が、成果を最大化するために必須になります。

日々、自社に流入してくる検索クエリや競合の獲得しているキーワードを調査・分析し、ターゲット・ペルソナは、どんなニーズを持っていて、どのようなキーワードを出稿すれば興味を持ってもらえるのか試行しましょう。検索クエリの分析こそが最適なリスティング広告運用の一番の近道です。

まとめ

「検索クエリ」について解説しました。

検索クエリの基本としてその種類である以下4種は押さえておきましょう。

Knowクエリ
Goクエリ
Doクエリ
Buyクエリ

各クエリの意味や具体例、調べ方などは本文で解説していますので、参考にしてみてください。

  • コンテンツマーケティングで自社サービスの問い合わせや資料請求にコンバージョンさせたい
  • リスティング広告の品質スコアを上げて、最適化をしたい

などのお悩みはWebマーケティング担当者の悩みとしてよくあります。そんな悩みを解決する糸口が、「検索クエリ」にあります。

「検索クエリ」を正しく理解し、しっかりと活用していきましょう。

この記事を書いたライター
ザッキ
株式会社CINC ソリューション事業本部 推進部 アカウントセールスチーム所属。学生時代は黄緑の豆を茶色くなるまで焼き、音が鳴る皿を回していました。(コーヒー豆の焙煎とDJが趣味です)

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