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被リンクを増やす方法「リンクアーニング」と被リンク獲得のポイント3つ
当記事ではそもそも被リンクとは何かという基礎から、自サイトへの被リンクを増やすための効果的な施策までを解説します。
なお、当記事は、弊社の副社長である平によって公開された「【SEO】”これ”をしないと被リンクが獲得できない理由」のYouTube動画の書き起こしになります。当記事と合わせて動画もご視聴いただけると、より一層理解が深まると思われますので、ぜひ参考にしてみてください。
また、Keywordmapを開発したCINCでは、ビッグデータを活用し、SEO戦略の策定から効果検証まで一気通貫で支援しています。被リンクを増やしたい、Webサイトの集客数を増やしたいといったお悩みがある方はお気軽にご相談ください。⇒CINCのSEOコンサルティング・SEO対策代行サービス
目次
被リンクとは
被リンクとは、外部のWebサイトから自身のWebサイトやページへのリンクを受けることをいいます。外部から受ける被リンクを「外部被リンク」、自分のWebサイト間でのリンクを「内部被リンク」と分けて呼ぶこともあります。
単純に高評価を受けて、自然に外部サイトからリンクされたものを、ナチュラルリンクといいます。一方で、Googleのガイドラインに反して獲得されたリンクや、低品質なWebページから受けたリンクをスパムリンクなどと呼ばれます。
なぜ被リンクを増やすことが重要なのか
質の良い被リンクにはSEO効果があります。被リンクが増えることで、上位表示されやすくなり、Webページの集客が増大させることができます。
では、なぜSEO効果があるのでしょうか。
被リンクを受けるコンテンツとは「この記事をシェアしたい」「多くの人に見てほしい」とユーザーの心を動かし、実際の行動までを喚起します。つまりユーザーの役に立つコンテンツといえます。反対にGoogleなどの検索エンジンの側に立って考えると、顧客であるユーザーの利用が増えることはビジネスの上で非常に重要になります。
有益でユーザーの役に立つ高品質なコンテンツ(Webページ)が増えれば、ユーザーが検索エンジンを信用していくことになり、より頻繁に検索エンジンを利用してもらえるようになります。
以上の点からGoogleは被リンクを検索順位付けの重要な評価基準としており、言い換えると質の良い被リンクを多く獲得しているWebページは上位表示されやすくなるということです。
被リンクを増やすためには?
一般的な被リンク獲得施策としては、ユーザー視点で良質なコンテンツを作成することがあげられます。その前提の上に、SNSやプレスリリースなどの媒体を使ったプロモーションによるコンテンツの露出、Webページのレイアウト改善などの施策が乗ってきます。本記事のテーマである、後述するリンクアーニングも同様です。
一方で、被リンク獲得自体が目的になってしまい、悪質なスパムリンクを利用するのは控えましょう。悪質な被リンクを設置されると、規約などに違反することになり、かえって逆効果となります。また、Googleから評価されていないWebサイトからの被リンクは数が多かったとしても表示順位をあげることにはまったく効果がありません。Googleのガイドラインに違反するようなスパムリンクは獲得しないようにするのは基本です。
被リンクを増やすリンクアーニングとは?
さて、以上被リンクの基礎を踏まえたうえで、リンク獲得施策の一つであるリンクアーニング(Link Earning)についてみていきましょう。
リンクアーニングとは一言でいえば”営業”です。
コンテンツを売り込んで被リンク獲得
高品質なコンテンツでありながらも長い間被リンクを獲得できないことがあるでしょう。良いものであっても必ずしも人目に多く触れるわけではないというのが世の常です。良い商品も認知されるために営業による売り込みが必要です。
そこで、当該Webページに対して興味関心を示してもらえそうなWebサイトオーナーに対して連絡をとり、自サイトをリンクしてもらうという作業を行います。この一連の流れのことをリンクアーニングと呼びます。まさに営業活動です。
中長期的にメディアを育てていきたい場合にはリンクアーニング施策は有効です。
SEOの良い点は、資産の継続的な積み重ねができることです。中長期的に渡ってリンクアーニング施策はSEO効果の積み重ねに貢献し、中長期の順位上昇とトラフィックに貢献します。
高品質なコンテンツが大前提
ただし、上述したようにリンクアーニングを行う上でコンテンツを作り込むことは大前提です。まったく価値がない商品を、営業マンの都合で押し付けるように営業されたとき、どう思うでしょうか?おそらく大半の人が時間の無駄だと相手にしないでしょう。
「内容がスカスカ」「わかりづらい」「独自性がない」など、価値のないコンテンツを相手に売り込むことも同じです。先方にまったく相手にされないことは想像に難くないでしょう。
では、どのように自身のコンテンツに対して魅力付けをしていけばいいのかでしょうか。
具体的には次の章で紹介する3つのポイントに絞られます。
「被リンク獲得ための3箇条」
有益なコンテンツを作りこむための、重要な3つのポイントを解説します。
独自性
記事に独自性を出すことで、そのコンテンツに他にはない付加価値が付きます。
独自性を出す手法は例として「調査記事」「やってみた系記事」などがあります。
調査記事の例
たとえば、上の記事はアグリゲーションサイトのSEO手法について調査分析し、自社サイトでもそのSEO手法を実践してみた(やってみた)レポートになります。
Webに詳しい人向けのマニアックな記事であったものの、独自性を高めたことにより実際にこの記事に対して、「超有益な検証」「神記事」「勉強になった」など、読者が有益な情報だと認識したことがうかがえる反応がTwitter上で見られました。
わかりやすさ
視覚的にコンテンツを理解しやすいとうことも魅力付けする重要な方法です。
わかりやすさを出すための方法は例として「インフォグラフィック」、「スライド」、「動画」などがあります。
これらはコンテンツの内容に関係なく、”表現力”によって読者を惹きつけるという効果があります。
補足性と利便性
補足性の例としては「論文」や「解説記事」などがあげられます。
例えばダイエット方法に関する記事を作成していたとします。
その際、読者の多くは正しい痩せ方を知りたいというニーズがあるでしょう。したがって、医者でもその道のプロでもない素人が書いた記事をユーザーは高く評価しません。
このようなケースにおいては、ダイエット方法に健康的な問題が生じないことを、医師や博士、あるいはそれに準ずる人物が書いた論文を引用するのが望ましいです。というのも権威性のある専門的な知見を記事に引用することで、説得力や信頼性が増すためです。医師や博士に記事を監修してもらうのも同じです。
これにより読者は安心することができ、記事に価値を感じやすくなるでしょう。
利便性の例としてはまとめサイトやキュレーションサイトなどがあげられます。
コンテンツの独自性自体は無いですが、インターネット上に散らばっている数多の情報を1つのページに集約することで新たな利便性を生み出すことが可能になります。
キュレーティングは著作権などの問題が絡むことを念頭にいれなければいけませんが、”魅力付け”という観点でみると読者は1つのページで効率的に情報収集できるため、利便性を感じてくれるようになるでしょう。
外部サイトへ提案(リンクアーニング)を行うための手順
しっかりと魅力的なコンテンツを作りこむことができました。リンクアーニングの次の工程は、実際にWebサイトオーナーに対してリンクを載せてもらうための営業活動です。
具体的には
提案先の発掘
↓
連絡先の抽出
↓
提案先選別
の流れで進めていきます。
今回ページを提案していく流れを、弊社が提供するSNSマーケティングツール「Keywordmap for SNS」のトップページを例に紹介します。
このページに興味関心をもってもらえる(リンクしていただける)相手を探していく流れに沿いながら以下解説していきます。まずは提案先のは発掘からです。
手順その1:提案先の発掘
被リンクを獲得したい記事との親和性が高い提案先を探していきます。探す手法はGoogleなどの検索エンジンでキーワードを入力します。今回の例においては、twitterの分析ツールを探しているときに検索されそうなキーワードである必要があります。例えば、以下です。
「Twitter 分析 ツール」
また、この際に検索キーワードに「最終更新日」を加えて検索すると記事型のサイトを狙って抽出できるので、提案先が探しやすくなります。
「SNS 分析ツール ”最終更新日”」
提案先のリストを作成する
上述の方法で提案先のWebサイト・ページを発見したら、提案先リストをExcelやスプレッドシートなどに入力していき、一覧化するようにしましょう。その際、ドメイン名、URLやタイトル文のほかに、当該ページの公開日と最終更新日をシートに記録します。これらがあると、そのWebサイトが更新する意向があるのかどうか判断するための材料になります。
たとえば、公開日と最終更新日の日付が違うということは、そのWebページの記事を定期的にブラッシュアップしていく方針があるということが読み取れます。その場合、付加価値情報として「これはどうですか?」と自サイトの提案がしやすくなります。
手順その2:連絡先の抽出
リンクアーニングの手順のうち、提案先のWebサイトを洗い出したのち行うのが、連絡先の抽出です。
面識のない相手と連絡をとる際によくやってしまいがちなこととして、問い合わせフォームや代表連絡先へのコンタクトが挙げられます。しかしながら、これはおすすめできません。というのも無視されるケースが圧倒的に多く、相手からの返信がなかなか返ってこないからです。
被リンク獲得を目的とした場合、おすすめなのがそのWebサイトを運営している管理者や編集長、記事を書いているライターに直接連絡をすることです。
ソーシャルアカウントからたどる
では、どのようにライターや編集長の連絡先を見つけ出せばいいのでしょうか。
一例が、記事系サイトのページ下部によく見られる執筆者のプロフィールです。多くの場合、プロフィール欄には執筆者のソーシャルアカウントが並記されています。ここから相手に連絡してみましょう。
「複数のアカウントが載ってるけど、Twitter・Facebook・Instagram…一体どれに連絡すればいいの?」
このような場合、どのソーシャルアカウントへ連絡すればいいかについて、「共通の知人・フォロワー」が多い方を一つの基準にしましょう。DMを送り、興味を持ってもらえたら、相手はこちらのアカウントプロフィールをチェックしに来る傾向にあります。その際に、共通の知人がいることで相手の心理的ハードルをさげることができます。共通の知人やフォロワーがいない場合は、更新頻度を基準にしてみてもいかもしれません。
ライターや編集長の連絡先を抽出することができたら、このように先ほどのスプレッドシートに入力していきます。
手順その3:提案先の選別
連絡先に目処が立ったら、どこに提案すべきかという提案先の選別を行います。選別する際に念頭に入れておきたいのが、「どういう提案ができるか」です。
相手にメリットを提示することができる場合のみ提案をするようにしましょう。GIVE&TAKEができない状況、あるいは提案内容が思いつかない場合は、関係性を構築きません。つまり、掲載してもらえる可能性は限りなくゼロに近いです。こちらが相手に対して適切にメリットを提示できる提案先であるか判断して、提案可否をリストに組み込むようにしましょう。
以下は自分本位なNGのDM例です。このようなDMしか送れないような場合は、そもそも提案先として適切ではありません。
※NGなDM例
相手目線に立てているOKのDM例です。このような提案ができる提案先に絞りましょう。
OKなDM例
以上のDMの送付例を紹介しました。
とはいえ、いきなり提案の連絡を行うのではなく、まずは関係づくりのDMから行うことがベターです。これはリンクアーニング以前の話であり、営業や対人コミュニケーションを行う上でのマナーです。
やはり相手目線でどれだけ気持ちの良いコミュニケーションができるかということが大切です。先回りして相手の心理的な障壁を解消することを心がけましょう。
SNSアカウントで提案(営業)する際の注意点
プロフィール、アイコン画像であやしいアカウントだと思われないか、誹謗中傷などのネガティブな投稿をしていないかを今一度自身のアカウントを確認してみましょう。
このようなアカウントから連絡が届き、良い印象を抱く人はまずいないでしょう。連絡に用いるアカウントは公に問題のない発信をしているかが最低限のスタートラインです。加えて、アカウントは自分の名前、顔が分かるほうが好ましいでしょう。
注意点1:ステルスマーケティングに該当していないか
新たに記事を書いてもらったり、シェア・拡散を行ってもらう対価として商品を提供するような場合には、ステルスマーケティングに該当していないか注意が必要です。
金銭の授受などが発生する場合は「#協賛」「#提供」「#PR」などのハッシュタグを明記する必要があります。
読者に誤解を与えてしまうかどうか判断に迷った際はwomjの口コミガイドラインを参考にしてみることをおすすめします。
注意点2:Googleの品質に関するガイドラインに違反していないか
リンクプログラムの品質ガイドラインに違反してしまうことは絶対にNGです。
ここまで被リンク獲得施策について解説してきましたが、このリンクプログラムに抵触してしまうと元も子もありません。
これからやろうとしている被リンク獲得施策が、客観的に見てガイドラインに違反していないか必ず確認しましょう。
Googleのガイドラインに違反してしまうと最悪の場合、手動による対策、いわゆる「ペナルティ」を受け集客数が一気に激減してしまいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
被リンク獲得施策やリンクアーニングは一朝一夕で効果が出るものではありません。しかし、長い目で見ると自サイトに対して莫大な効果をもたらすことができます。
まずはWebページのコンテンツをユーザーにとってより良いものにしっかりと仕上げながら、リンクーアーニングを行い外部サイトから集客を行う導線を構築していきましょう。
繰り返しになりますが、大切なのは「相手視点での行動」です。
常に心がけて、自身と相手の双方がwin-winの関係を築けるように試行錯誤することが大切です。
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