インフルエンサーとは?意味や種類を解説!最重要インフルエンサーはファン?

当記事ではインフルエンサーとはなにかについて、その種類から、効果につながる選定方法までをご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
インフルエンサーとは?
インフルエンサーとは消費者の購買行動に大きな影響力を持つキーパーソンを指します。例えば、好感度の高い著名人、専門家、ブロガー、人気YouTuberなどが挙げられます。また、意外と見落としがちですが、家族・友人・知人といった面識のある関係者に対して影響力のある人物も、ある種インフルエンサーと呼ぶことができます。
様々な領域に数多くのインフルエンサーが存在し、影響力を及ぼす範囲は千差万別です。支持している人(ファン)の多さが、そのままマーケティングの成功を約束するわけではありませんが、やはりファンの多さがそのまま影響力の大きさを表しているというのも、当然ながら間違いではありません。
インフルエンサーの種類
インフルエンサーも影響力に応じて、呼ばれ方が変わります。大きく4つに分類できます。

メガインフルエンサー
数百万人を超えるフォロワーを抱え、非常に強いリーチ力を持ったインフルエンサーをメガインフルエンサーと呼びます。
芸能人や政治家、モデル、ソーシャルメディアの有名人などの中でもごく一握り、誰しも名前を聞いたことがあるような人物が当てはまります。
何かの専門的な特色を持っていなくても、発信したコンテンツは、膨大な数の人間にリーチします。
マクロインフルエンサー
タレントやスポーツ選手など、フォロワーが10万人を超える有名なインフルエンサーは「マクロインフルエンサー」にカテゴライズされます。メガインフルエンサーと同じく一度に多くの人にリーチできますが、フォロワーの質に統一性が低いため購買行動につながるエンゲージメントが低い傾向にあります。

出典:Research proposal – Instagram Influencers
マイクロインフルエンサー
フォロワーが1万人~10万人ほどのインフルエンサーはマイクロインフルエンサーと呼ばれます。特定のカテゴリーやコミュニティへの影響力が強く、著名人に比べて、エンゲージメント率が高い特徴があります(なかには一般人層に所属する人物も当てはまります)。そのため、ほかの3つのタイプに比べて、もっともマーケティングに向いたインフルエンサーだと考えられています。
ナノインフルエンサー
フォロワーが数千人~1万人未満のインフルエンサーはナノインフルエンサーです。ニッチな層に深く、高い割合で情報を届けられます。
上述した、面識のある関係者に絶大なる影響力を持つインフルエンサーの多くがここに所属しています。彼らは信頼関係でつながっている傾向が強いため、エンゲージメント率も高くなります。
最重要なインフルエンサー:支持者、ファン
以上が大まかに分類した際のおもなインフルエンサーになります。しかしながら、上記のようには分類されませんが、忘れてはならない最も重要なインフルエンサーがいます。
それが「ファン」です。
自社や自社の商品・サービスの支持者、あるいはファンは、もっとも大切なインフルエンサーだといえるでしょう。支持者やファンは、能動的に自社にとってポジティブなUGCを生んでくれます。オンラインで買い物する際に、購入者のレビューや評価をチェックしたことはありませんか?
企業発信の宣伝文句よりも、ユーザーによる評価のほうが高い効果が見込めるというのは、もはやWebマーケティングの常識です。ユーザーを対象としたアンケート調査でも、それは明らかになっています。たとえば、ある調査によると、回答者の90%がUGCはオンライン購入に、少なくともある程度の影響があったと述べています。また53%は非常に影響力があると評価しています※。

つまり、UGCを生み出す支持者やファンは、膨大な数のフォロワーを抱えるインフルエンサーに勝るとも劣らない影響力を持っているのです。
インフルエンサーマーケティングを行う際に、まずまっさきに考えなければならないのは、この支持者やファンたちです。そして支持者やファンは、自社からの一貫したサポートや何かしらの関与という能動的なアクションによって集まります。
インフルエンサーが注目されている背景
インフルエンサーが注目されている最大の背景は、「信頼できる第三者の声」として、消費者の購買意思決定に強い影響を与える存在であることです。従来の広告は企業の一方的なメッセージが中心でしたが、今の消費者はそうした情報に対して警戒心を持ちやすい傾向にあります。その代わりに重要視されているのが、自分の価値観に近く、共感できる人物からの情報です。
特にZ世代やミレニアル世代は、情報源としてテレビよりもSNSを選択する場合が多く、その中でインフルエンサーの発信に日常的に触れています。このような背景から、企業の広告よりもインフルエンサーの意見に信頼を置く人が増えており、彼らの存在価値は年々高まっています。
ユーザーは日々大量の情報を見聞きする中で、信頼できる情報を見極めています。そうした中で、自分と趣味嗜好の合うインフルエンサーが発信する情報は、「この人の情報なら信頼できる」と感じやすく、購買行動にも直結しやすいのです。
インフルエンサーがこれほど注目されている背景には、「消費者やユーザーから信頼されていること」も含め、いくつかの理由が存在します。
その主な理由についてそれぞれ整理します。
SNSの普及による発信力が増加したため
YouTubeやTiktok、Instagramなど、SNSの急速な普及によって、個人でも数万、数十万人に影響を与えることが可能になりました。従来のメディアに依存せずとも、自らの意見などを自由に表現し、共有できる環境が整ったこともあり、インフルエンサーという存在の影響力が急拡大しています。
ファンとの強固な信頼関係
インフルエンサーは、SNSの特徴でもある双方向のコミュニケーションを用いて視聴者との関係を築き、その信頼関係をベースに影響力を発揮しています。インフルエンサーの特定の価値観や趣味嗜好、ライフスタイルに共感をしたファンとの関係は、従来の広告では得られない説得力を持ちます。
マーケティング手法としての効率性
企業にとってインフルエンサーは、費用対効果が高いです。また、ターゲットを絞ったマーケティングを行う手段でもあります。例えば、フォロワー1万人のインフルエンサーでも、ニッチな分野で濃いファンを持つ場合、その広告効果はメディア広告に匹敵する場合もあります。
ニッチな市場へのアプローチが可能
上記のものと関連しますが、インフルエンサーは、それぞれが特定のジャンルに特化した活動をしているため、従来の広告では届きにくい層に対してもアプローチできます。これにより、マーケティング手法の多様化が進んでいます。
UGCによる波及効果
インフルエンサーが投稿した動画などを閲覧したフォロワーが、自身のSNSなどで商品やサービスなどを投稿(シェア)する「UGC」が生まれます。その情報が連鎖的に拡散されることで、企業発信の広告よりも高い信頼性、影響力、説得力を持ちます。結果として、企業のブランド認知や購買促進に繋がることになります。
これらの理由から、インフルエンサーは注目を集めています。彼らは単にSNS上での人気があるだけでなく、視聴者からの信頼を獲得しており、その影響力は購買行動にも直結する効果があります。
プラットフォームごとのインフルエンサーの特徴
さて、ここからは、簡単にですが、ソーシャルメディアプラットフォームごとにインフルエンサーを紹介していきます。
もしもインフルエンサーマーケティングをある程度内製化しようと考えている場合、各プラットフォームを正しく理解することはもちろん、それぞれに適したインフルエンサーを、できる限り数多く把握するようにしてください。商品・サービスとの親和性があるかどうかは、そこから導き出す必要があります。まずは、どのプラットフォームにどんなインフルエンサーがいるのかを知るところから始めましょう。
YouTube

- 日本のMAU(月間アクティブユーザー数):7,120万人以上(2025年5月時点)
- 特徴:縦型動画(ショート)にも対応、アカウント作成で誰でも投稿可能
- ユーザー属性:特定のジャンルへの関心が深い
- 年代:10代~40代と幅広い
- 他SNSとの優位点:コンテンツ資産性が高いため継続的に視聴される
- 他SNSとの劣位点:拡散するスピードが遅い。即効性に欠ける
YouTubeは、世界中の誰でも自由に動画を投稿・視聴・共有が可能な、最大級の動画共有プラットフォームです。チャンネルは個人でも企業でも開設ができ、オリジナルコンテンツを世界に向けて発信することができます。また、視聴者も自分の興味に合った動画コンテンツを好きな時間、タイミングで視聴することができます。エンタメ系から学習や日常生活に関する動画まで、あらゆるジャンルが網羅されており、YouTubeの大きな魅力となっています。
YouTubeのインフルエンサーには、視聴者を惹きつける企画力、編集力、表現力、演者力に優れたクリエイターが多く存在しています。
ジャンルは多岐にわたり、主に以下のような特徴を持つインフルエンサーが存在します。
- ライフスタイル系
- ゲーム実況系
- 検証・実験系
- 商品紹介・レビュー系
- ペット・癒し系
ライフスタイル系
Vlog、料理、ルームツアーなど、日常の中での工夫や暮らしぶりを伝えるコンテンツ。視聴者にとって「自分ごと」として参考にできる点が多く、共感が集まりやすい傾向があります。
ゲーム実況
最新のゲームやトレンドのゲームなどをプレイしながら実況や解説などを行うコンテンツスタイル。ゲームプレイヤー同士のコミュニティ形成も活発に起きています。
検証・実験系
”やってみた”系の企画で大人気。視聴者が「気になるけれど試せない」「検証の結果がどうなるのか気になる」と感じているようなことを、インフルエンサーが代わりに体験・検証するコンテンツ動画です。
商品紹介・レビュー系
美容・コスメ、家電などの商品を実際に購入をして使用した感想を交えながら紹介をする動画コンテンツです。視聴者の購入前の参考にできる情報として重宝されています。
ペット・癒し系
飼っているペットとの日常や、ペットの成長記録を中心に構成される動画コンテンツです。視聴者の「癒し」のニーズを満たし、幅広い年齢層に親しまれています。
インフルエンサーは、企画、編集、表現力などを巧みに組み合わせて、視聴者との深いエンゲージメントを生み出します。また、再生回数やチャンネル登録者だけでなく、高評価数やコメント、総再生時間といったさまざまな指標からも、彼らの持つ影響力が評価されています。
Youtubeのインフルエンサーを起用する際の想定コストについて、以下にまとめました。
※あくまで目安であり、実際にかかるコストはインフルエンサーのフォロワーの濃さ、影響力、動画形式などにより変動します。
登録者数 | 想定コスト |
---|---|
1~1万人 | 無償~10万円前後 |
1万~10万 | 10万~50万円前後 |
10万~100万人 | 50万~200万円前後 |
100万人~ | 200万~500万円以上 |
TikTok

- 日本のMAU(月間アクティブユーザー数):3,300万人以上(2025年5月時点)
- 特徴:短尺動画が中心、独自のアルゴリズムによる高い拡散性
- ユーザー属性:トレンドに対する感度が高い。エンタメ志向が強い
- 年代:10代~20代が中心
- 他SNSとの優位点:レコメンド機能が強いため、バズりやすい
- 他SNSとの劣位点:コンテンツ寿命が短い
Tiktokは、縦型ショート動画を中心としたSNSのプラットフォームです。世界中の若者たちを中心に爆発的な人気を得ています。シンプルな編集や音楽、エフェクトなどの組み合わせにより、誰でも簡単かつ手軽に動画を作成・投稿できる点が大きな魅力です。アルゴリズムによって行われるレコメンド機能が優れており、フォロワー数が少なくても「バズる」チャンスがあるのも、Tiktokの特徴です。
Tiktokのインフルエンサーは、短い時間で視聴者の興味を引き付ける企画力・編集力と、トレンドへの敏感さが重要となります。動画の冒頭で惹きつけ、視聴維持率を高める構成や編集、演出力が「バズる」カギとなります。
Tiktokのインフルエンサーには、以下のようなジャンル別に分かれます。
- ダンス・リズム系
- 美容・メイク系
- 日常・一人語り系
- グルメ・レシピ系
- ライフハック・雑学系
- ダンス・リズム系
トレンドの音源やオリジナルの振付に合わせたパフォーマンスが中心です。Z世代において絶大な支持を獲得しており、真似しやすい振付で模倣されやすく、拡散力が非常に高いです。
美容・メイク系
短時間で完成まで見せるビフォーアフターのメイク動画が人気です。その中に、おすすめの商品や使用方法などを交えることで、商品の購買促進につながる可能性が高まります。
日常系・一人語り系
「あるあるネタ」などで笑いや共感を生むスタイルや、思わず共感して頷いてしまうようなトークスタイル。視聴者との距離の近さや親しみやすさを武器としています。
グルメ・レシピ系
簡単ですぐに真似をしやすい料理コンテンツが中心です。家庭料理からスイーツまで、短時間で学ぶことができ、テンポがよい動画構成となっています。
ライフハック・雑学系
生活における豆知識や便利にするためのちょっとした工夫などをテンポよく紹介する動画スタイルです。タメになるため保存や共有がされやすく、視聴維持率も高い傾向にあります。
Tiktokのインフルエンサーは、テンポが良くスピード感がある動画制作と、トレンドへの即時に適応する力が求められます。また、フォロワー数が少なくてもバズる可能性があるため、短期間で強い影響力を持つことも可能です。この拡散力の高さと視聴者との距離の近さから、Tiktokのインフルエンサーは、企業のブランドの認知やプロモーションにおいて非常に強い影響力を持つようになってきています。
Tiktokのインフルエンサーを起用する際の想定コストについて、以下にまとめました。
登録者数 | 想定コスト |
---|---|
1~1万人 | 無償~5万円前後 |
1万~10万 | 5万~30万円前後 |
10万~100万人 | 30万~80万円前後 |
100万人~ | 80万~300万円以上 |

- 日本のMAU(月間アクティブユーザー数):6,600万人以上(2025年5月時点)
- 特徴:消費行動が活発、ストーリーズ・リールなど機能が豊富
- ユーザー属性:ライフスタイル感度や美意識が高い
- 年代:20代~30代の女性が中心
- 他SNSとの優位点:ビジュアル表現でブランディングが可能
- 他SNSとの劣位点:拡散性が低い
Instagramは、動画や写真を中心とした視覚的表現に特化しているSNSプラットフォームです。現在では、フィード投稿(写真や動画の投稿)、ストーリーズ、リール機能、ライブ配信、ショッピング機能、メッセージ機能など、さまざまなコンテンツ機能が搭載されています。これらの機能は、日常の共有はもちろん、ブランディングや販売促進など、幅広く活用されています。
特に、Instagramは投稿した写真や動画の「世界観の統一感」や「見た目の美しさ」が重要とされており、インフルエンサーたちは自分の日常やスタイルなどをビジュアルで表現することを得意としています。フォロワーとの信頼関係が深いため、商品やブランドの購買への影響力を持つ点が特徴的です。
Instagramにおけるインフルエンサーは、主に以下のようなジャンルで活躍しています。
- ファッション・美容系
- ライフスタイル系
- グルメ・レシピ系
- ペット・癒し系
- 情報発信・教育系
ファッション・美容系
メイクやコーディネートの仕方やテクニック、愛用しているアイテムの紹介など、トレンドに敏感なユーザーを惹きつけるようなコンテンツが中心。このジャンルでは世界観の統一されたフィード投稿ほど人気を集めやすい傾向。
ライフスタイル系
Vlog、旅行、カフェ巡り、子育てなど、自分らしい暮らしの様子を発信するスタイル。ユーザーの共感を呼ぶキャプションとおしゃれで洗練されたビジュアルの組み合わさりにより、商品やブランドとの相性が良く、コラボ案件の多いジャンル。
グルメ・レシピ系
料理やスイーツ、簡単手作り料理の紹介など、写真映えを意識したコンテンツが多いです。実用的であり家庭的でもあるコンテンツの内容のため、シェアや保存がされやすく、エンゲージメント率が高い傾向にあります。
ペット・癒し系
犬や猫など、ペットとの日常を映した癒し系のコンテンツが中心です。ペットのビジュアルの魅力や可愛さを視覚的に伝えることで、ユーザーの心を掴んだり、フォロワーとの心の繋がりを生みやすいジャンルとなっています。
情報発信・教育系
資産形成、副業、キャリアなど、ノウハウを中心とした内容を視覚的に表現した投稿やリールが増加しています。保存やシェアされることを目的とした活用が広がっており、近年注目を集めているジャンルです。
Instagramのインフルエンサーは、視覚的に魅力的なコンテンツ制作と、ファンとの双方向コミュニケーションを両立することで、強い影響力を築いています。また、近年登場したリール動画の影響により、TikTokのような短尺コンテンツで高い拡散力が得られるようになっています。
さらに、Instagramのショッピング機能を活用することによって、商品紹介から購入までの流れをスムーズに設計できるため、インフルエンサーマーケティングにおいて大きな強みとなっています。
Instagramのインフルエンサーを起用する際の想定コストについて、以下にまとめました。
登録者数 | 想定コスト |
---|---|
1~1万人 | 無償~5万円前後 |
1万~10万 | 5万~30万円前後 |
10万~100万人 | 30万~100万円前後 |
100万人~ | 100万~300万円以上 |
X(旧Twitter)

- 日本のMAU(月間アクティブユーザー数):6,700万人(2024年11月時点)
- 特徴:拡散性が高い、炎上リスクが高い
- ユーザー属性:情報収集欲が高い
- 年代:20代~40代の男女
- 他SNSとの優位点:リポストによる拡散性、トレンドの波及力
- 他SNSとの劣位点:投稿の寿命が短いため、資産として残りにくい
Xは、テキストを中心とした、リアルタイムな情報発信が行われるSNSです。また、ユーザー同士の対話も頻繁に行われるSNSでもあります。ポスト(ツイート)を通じて、時事ネタ、日常で起きたこと、企業の情報、ニュースなどがリアルタイムで拡散されるという特性を持っています。特に、トレンドや話題性の強いテーマの場合は一気に拡散されやすいです。
Xにおけるインフルエンサーは、他のSNSと比較すると「文章力」「情報収集力」「時代感覚」が必要とされます。リポストや引用投稿などを上手く使用しながら、短い言葉で共感を呼び拡散を生む力が非常に重要となってきます。また、Xでは匿名文化が強いため、顔出しをせず、また実名でなくても大きな影響力を持つユーザーが数多く存在しています。
以下のようなジャンルのインフルエンサーが、Xで活躍しています。
- 時事・社会系
- 趣味・オタク系
- ライフハック・情報系
- ユーモア・ネタ系
- キャンペーン・プレゼント系
時事・社会系
政治や社会問題などについて独自の視点でコメントを行うコンテンツのスタイル。Xはリアルタイム性が高い特性を活かしたジャンルであり、フォロワーと繰り広げられる議論や共有も活発です。
趣味・オタク系
アニメ、ゲーム、漫画など、特定のジャンルに特化した投稿によって共感を呼ぶコンテンツのスタイル。ファン同士の繋がりが強いため、リポストなどを通じて高い拡散力を持ちます。
ライフハック・情報系
副業、投資、仕事術など、日常で役立つ知識やノウハウを短い文章でシェアするコンテンツスタイル。保存よりも「いいね」や「リポスト」などで広める行動が中心です。
ユーモア・ネタ系
日常で起こったことや社会風刺を面白おかしく表現する投稿でバズを狙うコンテンツのスタイル。「面白さ」や「共感」が拡散のカギとなっています。
キャンペーン・プレゼント系
企業とのコラボによって、「フォロー&リポストキャンペーン」を実施し、一時的に注目を集めているアカウントも多く存在します。
Xのインフルエンサーは、即時性と拡散性を活かして、投稿してから短期間で注目を集めることができます。企業とのタイアップでは、キャンペーンの告知やプロモーション投稿などが多いため、ユーザー参加型の施策と相性が良いです。
Xのインフルエンサーを起用する際の想定コストについて、以下にまとめました。
登録者数 | 想定コスト |
---|---|
1~1万人 | 無償~3万円前後 |
1万~10万 | 3万~15万円前後 |
10万~100万人 | 15万~50万円前後 |
100万人~ | 50万~200万円以上 |
企業におけるインフルエンサーのメリット
インフルエンサーマーケティングはフォロワーやファンに影響力がある人を活用して、自社サービスや商品の販促を行うマーケティング手法です。マーケティング手法として重要性が増していますが、インフルエンサーを起用したマーケティングには、どんなところにメリットがあるのでしょうか。注意点とともに紹介します。
多くの人にリーチできる
膨大なフォロワーを抱えるインフルエンサーは、特定のクラスターに大きな影響力を持ちます。そのため一度に多くの人へリーチできるほか、自社がこれまでリーチできていなかった層に対してもアプローチできます。
また、熱量の高いファンから支持を受けているインフルエンサーの投稿は、購買プロセスにおける態度変容を促しやすいという特徴があります(=売り上げに直接かかわってくる)。
広告感を和らげられる
一般的に、広告はユーザーに忌避される傾向にあります。そこで、自社のイメージやサービスと親和性のあるインフルエンサーを起用しましょう。フォローしているインフルエンサーの通常投稿に近いかたちでタイムラインに流れるため、広告感を和らげて訴求できます。
注意点:ステルスマーケティングと疑われないようにする
ステルスマーケティングとは企業が金銭を支払って宣伝しているにも関わらず、消費者に宣伝と分からないように広告することです。
インフルエンサーマーケティングはステルスマーケティングと勘違いされてしまう場合が多く、しっかりとPR、タイアップしていると明示する必要があります。軽率な訴求をしてしまうと、炎上が発生し、ブランドイメージの低下につながる可能性もあります。
インフルエンサーを起用する際の注意点・ポイント
インフルエンサーを起用することで高いプロモーション効果を得ることができます。一方で、インフルエンサーを起用する際には注意点があります。
以下のいくつかのポイントを踏まえ、トラブルのない施策を行いましょう。
エンゲージメントの重視
フォロワーが多いのにも関わらず、いいねやコメントなどが少ない場合は、影響力が低い可能性があります。ファンの濃さやフォロワーとの信頼感があるインフルエンサーを選ぶことが大切であり、そのためにはエンゲージメントを重視するようにしましょう。
エンゲージメントについては、以下の記事で解説しています。
自社ブランドとの親和性を確認
インフルエンサーの投稿内容や世界観が、自社のブランドや商品とマッチしていることがビジネス上の成果につなげる鍵です。ミスマッチは、プロモーション効果が十分に得られないに加え、ユーザーに違和感を与えることにもなります。
ステルスマーケティングを避ける
インフルエンサーをプロモーションに活用する場合は、広告やプロモーションであることを明示するというルールは必ず守りましょう。「#PR」や「#広告」などの表記がないと、ユーザーや消費者からの信頼を損ねる可能性があります。
評判や過去の投稿をチェック
検討対象となるインフルエンサーに炎上歴がないか、コンプライアンス上の問題がないかなど、過去の言動などを事前に確認することも大切です。自社の商品やブランドのイメージを守るためにも慎重に選定しましょう。
インフルエンサーの探し方・選び方
とりあえずインフルエンサーを起用したからといって、必ず効果が出るとは限りません。インフルエンサーマーケティングの目的を達成するためには自社サービス、商品のイメージに沿ったインフルエンサーとコラボする必要があります。
ここでは実際のインフルエンサーの見つけ方をご紹介します。
効果が出るインフルエンサーは質で選ぶ
インフルエンサーを選定する際は、フォロワー数だけでなく、フォロワーの質も必ず確認しましょう。
効果的な施策を行うためには自社が訴求したいサービス・商品に興味を持っていそうなフォロワーを抱えるインフルエンサーを器用すべきです。規模ではなく、自社や自社の商材・フォロワーとの親和性を意識しましょう。上述したようにただフォロワーが多いだけでは、エンゲージメントにつながらないばかりか、購買行動を促せず、ROIに見合わないでしょう。
インフルエンサーの探し方・選び方
さて、それではインフルエンサーの探し方・選び方についてみていきましょう。
重ね重ね念頭に入れておくべきなのは、対象となるインフルエンサーは、自社の商材と相性の良い相手を選ぶ必要があるということです。
インフルエンサーの探し方は、おもに以下の3つになります。
- 自力で見つける
- マッチングプラットフォームを利用する
- ツールを利用する
自力で見つける
インフルエンサーの探し方の一つとして、既存のプラットフォーム上で、地道に探す方法があります。
自社が狙いたい層のユーザーが使うハッシュタグを検索し、人気ユーザーをピックアップします。ピックアップしたユーザーのフォロワーの質(年齢層や性別、可能であれば興味のありそうな事柄)を確認し、親和性あるユーザーかどうか確認します。
マッチングプラットフォームを利用する
インフルエンサーと企業をマッチングするプラットフォームを活用してみましょう。必要情報を入力するだけで、効果が見込めるインフルエンサーを探し出せます。自力でインフルエンサーを探すより、時間は削減できますがプラットフォームへ仲介料を支払う必要があるため、コストがかかります。
ツールを利用する
サードパーティのベンダーが提供しているツールを使ってインフルエンサーを探すという手段もあります。
まとめ:影響力は規模ではなく質
インフルエンサーマーケティングはインフルエンサーと自社サービスとの親和性が大事です。施策を結果につなげるには自社商品が「刺さる」層に情報を届け、購買にいたるように態度を変容させなければいけません。そのため、自社商品に興味があるユーザーをフォロワーとして抱えるインフルエンサーを起用しましょう。

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