被リンクの調査方法とは?無料・有料チェックツール10選
検索エンジンからのSEO評価を落とさないためにも、定期的にどこから被リンクを受けているか調べるようにしましょう。被リンクを調べる際にはツールを活用する方法が一般的です。
一般的に、被リンクを調べる場合は自社サイト内での内部リンクのつながりを調べることが多いです。内部リンクを調べる場合はGoogleサーチコンソールを活用することで、特定の自社ページがどの自社のページからリンクを受けているかを確認できます。
本記事ではGoogleサーチコンソールを使って内部リンクを調べる方法を中心に、外部サイトからの被リンクを調べる方法も解説します。
目次
被リンクとは
被リンクとは、自身の運営するWebサイトのリンクが外部のサイトに設置されることです。それゆえ外部リンクとも呼ばれます。別の言い方をすれば、ほかの誰か(個人・企業・団体など)から自身のWebサイトが紹介されることを意味します。
SEOに効果的だといわれる被リンクですが、改めてその重要性やメリットについて見直してみましょう。被リンクが設定されることでどのような効果を得られるのでしょうか。
SEOにおける被リンクの重要性とメリット
被リンクは、SEO対策をする上で重要な指標の1つです。一般に、被リンクの数が多いとGoogleをはじめとする検索エンジンに高品質のサイトとして認識され、検索順位上位に表示されやすくなるなどSEO効果を高めることができます。
実際にGoogleは被リンク数を「投票数」ととらえ、投票が多く集まっているページを高評価しています。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。」
引用:https://about.google/philosophy/
ただし、後述するように被リンクは単に数が多ければ良いというわけではありません。数の多さに加えて、リンク元の分散性も重要です。同じドメインから複数リンクを受けるよりも、自社ページと関連性のある様々なドメインからリンクを受ける方が評価は高まります。
一方で、購入した被リンクなど、不正な方法で得た被リンクがあるとGoogleからペナルティを受け、検索順位が大きく低下するなどの影響を被る可能性があります。
なお、同一サイト内で他のページのリンクを設置することは「内部リンク」であり、被リンクとして扱われないことにも注意が必要です(内部リンクを設置することでユーザーの利便性が高まり、サイト内の回遊性が向上して離脱率が下がるなどSEO上の効果はあります)。
被リンクを調べることが重要な理由
被リンクの効果を高めるためには、良質な被リンクを増やし、質の低い被リンクの削除を依頼するなどの対応をとることが大切です。そのためには自身のサイトにおける被リンクの数や、被リンクを設置しているサイトの情報、あるいは競合サイトの被リンク獲得状況などを調べる必要があります。
競合とあるように、被リンクの調査対象は自社サイトだけではなく競合サイトも含まれています。詳しく見ていきましょう。被リンクを調べることが重要な理由として、具体的に以下の4点が挙げられます。
- ドメインパワー・ページランクを知るため
- 良質な被リンクを集めている他サイトの傾向を知るため
- 競合サイトの被リンク元を知るため
- Googleからペナルティを受けないようにするため
ドメインパワー・ページランクを知るため
ドメインパワーとはそのWebサイトが検索エンジンからどの程度評価されているかを示す指標です(※検索エンジン(Googleが)が公式に発表している指標ではありません)。
また、ページランクとはページ単位で検索エンジンからどの程度評価されているかを示す指標です。自身のサイトと競合のドメインパワーやページランクを比較することで、現状の立ち位置を知ることができ、狙うべきキーワードの選定や被リンク獲得の戦略策定などを行いやすくなります。
上述の通り、検索エンジンはWebサイトを評価する指標の一つとして「被リンク数」をあげています。そのため、特定サイトへの被リンク数を調査することによって、そのサイトのドメインパワー(ページ単位の被リンク数であればページランク)を把握しやすくなります。
質の高い被リンクを集めている他サイトの傾向を知るため
競合他社サイトの被リンク状況を把握することで、「どのようなサイト運営・コンテンツ作成を行うと、質の高い被リンクを獲得できるようになるのか」という傾向を知ることもできます。被リンクを多く集めている競合他社サイトにあって自身のサイトにない要素などを洗い出すことで、良質な被リンクを増やすコツも見えてきます。
競合他社サイトの被リンク状況を確認できるツールについては、後ほど紹介します。
競合サイトの被リンク元を知るため
自社サイトだけでなく、競合他社のサイトがどのサイトから被リンクを受けているのか調査することが重要です。
競合他社サイトにリンクを貼っているいるということは、自社サイトにもリンクを貼ってくれる可能性があるサイト(ページ)だと考えられます。被リンク元となっている、それらのサイトに対して「リンクアーニング(被リンク営業)」を行うことで、自社サイトへの被リンク数を増やせる可能性があります。
Googleからペナルティを受けないようにするため
低品質のリンクや悪質な被リンクを受けているとGoogleからペナルティを課され、掲載順位の低下などサイトの評価を損なう結果となる可能性があります。
かつてのGoogle検索では、被リンクの数が多ければ多いほど検索順位が上がる傾向がありました。しかし、この傾向を悪用して、被リンクを売買して不正に大量の被リンクを得るサイトが現れるなどの問題が生じました。こうした不正を行うサイトが検索上位になると、ユーザーの利便性や信頼性を損ねることから、Googleが対策に乗り出した経緯があります(⇒ペンギンアップデート)。
怪しい被リンクを見つけたらサイト運営者に削除を依頼するなど、迅速に対応しましょう。
被リンクの調べ方
被リンクとそのSEOにおける重要性が理解したところで、本題である被リンクの調べ方について見ていきましょう。本章ではGoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスで調べる方法を解説します。
Googleサーチコンソールで調べる方法
まずはGoogleサーチコンソールで被リンクを調査する方法を解説します。以下の手順で調べましょう。
- サーチコンソールにアクセスします。
- 画面左のメニュー欄から「リンク」をクリックします。
- 外部リンクの欄から「上位のリンクされているページ」「上位のリンク元サイト」「上位のリンク元テキスト」から被リンク状況を確認します。
なお、各項目の詳細は以下の通りです。
- 上位のリンクされているページ:被リンクを受けている自社ページのURLがリンク数の多い順に並べられている
- 上位のリンク元サイト:自社ページのリンクを貼っている外部サイトがリンク数の多い順に表示される
- 上位のリンク元テキスト:外部サイトでどのようなテキストに自社ページのリンクが貼られているかが分かる
Googleアナリティクスで調べる方法
次にGoogleアナリティクスで調べる方法を解説します。以下の手順で操作しましょう。
- Googleアナリティクスにアクセスします。
- 画面左のメニュー欄から「集客」→「すべてのトラフィック」→「参照サイト」を選択します。
- すると、ユーザーが自社サイトにアクセスする前に滞在していたサイトを確認することができます。つまり、自社サイトへのリンクを貼っている(被リンク元である)サイトを確認することができます。
またGoogleアナリティクスでは、被リンク元ページから自社ページへのアクセス数を調べることができる点が特長です。そのため、どのサイトからどれくらい流入しているかといった効果を検証することができます。
被リンクを調べるためのツール6選(無料版)
前章では、GoogleサーチコンソールとGoogleアナリティクスで被リンクを調査する方法について解説しました。
他にも被リンクを調べられるツールは存在します。本章では、無料で被リンクを調査できるツールを6つ紹介します。
- Google サーチコンソール
- Google アナリティクス
- SEOTOOLS
- hanasakigani
- SEOチェキ!
- Ubersuggest
Google サーチコンソール
Googleが提供するSEO対策に使われるツールであり、被リンクを調べる際にも役に立ちます。サーチコンソールでは被リンクの総数や、被リンク元のサイトのURL、被リンクされているページなどを確認することができます。
また、被リンクを否認する機能もあります。低品質なサイトからの被リンクを避けるために対策することができます。無料で利用でき、掲載順位や表示回数などSEO対策を行ううえで必須の指標も確認できるため、SEO担当者にとっては必須のツールです。ただし、競合サイトの状況は調査できません。
- 料金:無料
- トライアル:アカウントの作成で誰でも利用可能
- ページはこちら⇒Google サーチコンソール
Google アナリティクス
サーチコンソールと同様、Googleが提供するアクセス解析を中心とするSEO対策ツールです。
サーチコンソールに比べると被リンクに関しては調査できる内容は限られますが、どの被リンクのページからどのくらいのアクセスがあったか確認できます。被リンクからのアクセス状況はサーチコンソールでは確認できないため、両者を組み合わせて活用することでより詳しく被リンクの状況を精査できます。
ただし、サーチコンソールとは異なりアクセスのない被リンクについては表示されません。また、他の競合サイトの状況は確認できない点にも注意が必要です。
- 料金:無料
- トライアル:アカウントの作成で誰でも利用可能
- ページはこちら⇒Googleアナリティクス
SEO TOOLS
ブラストホールディングス株式会社が提供する、SEOアクセス解析ツールです。アカウント登録する必要がなく、検索フォームに解析したいサイトのURLを入力して「SEO解析」をクリックするだけでページランクやインデックス数、被リンク数などが表示されます。
詳細な解析には向いていませんが、手軽に被リンクをチェックしたい場合におすすめです。
- 料金:無料
- トライアル:調査したいURLを入力することで誰でも利用可能
- ページはこちら⇒SEO TOOLS
hanasakigani.jp
株式会社ディーボが提供する、被リンクの調査に最適化したツールです。SEOTOOLSと同様に登録不要で、検索フォームにサイトのURLを入力し「チェックする」をクリックするだけで被リンク数(ドメイン数)を取得できます。
被リンク元のページタイトルおよびURL、アンカーテキストなども表示され、結果をCSVで出力・保存することも可能です。URLを入力するだけなので他の競合サイトも調査できます。
ただし、無料版では1日3回までしか調査できないことには注意が必要です。
- 料金:無料(1日3回まで)
- トライアル:調査したいURLを入力することで誰でも利用可能
- ページはこちら⇒hanasakigani.jp
SEOチェキ!
SEOTOOLSやhanasakiganiと同様、無料かつ登録不要でSEOに関する情報を確認できるツールです。サイトのURLを入力して「チェック!」をクリックするだけで被リンク数や被リンク元のページなどを確認できます。
キーワードを入力することで、そのワードでのGoogle検索、Yahoo!検索における順位を確認したり、サイト内でのキーワード出現頻度をチェックしたりすることもできます。
こちらも手軽に被リンクをチェックしたい場合におすすめです。
- 料金:無料
- トライアル:調査したいURLを入力することで誰でも利用可能
- ページはこちら⇒SEOチェキ!
Ubersuggest
著名なWebマーケターであるNeil Patel氏の企業が提供するツールです。海外製ですが日本語に対応しており、被リンクの総数やアンカーテキスト、自身のサイトのどのページが被リンクを受けているかなどを確認できます。
そのほか、オーガニック検索におけるキーワードごとのサイトへの流入状況や検索順位など、SEO対策やアクセス解析に必要な機能もほぼ揃っています。
ただし、無料版では利用できる機能に制限があり、URLの検索は1日3回までしかできません(有料版の場合、料金は月額2,999円~)。
- 料金:無料1日3回まで/有料版は月額2,999円~
- トライアル:調査したいURLを入力することで誰でも利用可能(無料版)
- ページはこちら⇒Ubersuggest
被リンクを調べるためのツール4選(有料版)
無料ツールは手軽に利用できるものが多い一方で、機能に制限があるものが多く、総合的なSEO対策も含めより詳細に調べたい場合には有料のツールを利用することがおすすめです。
代表的な有料ツールとしては、以下4つがあります。
- Ahrefs
- Link Explorer
- Backlinks
- Majestic SEO
Ahrefs
Ahrefs(エイチレフス)は、世界最大級の被リンクデータ量を誇り、全世界で60万人が利用するSEO分析ツールです。
自身のサイトや競合の被リンク数、キーワードごとの検索順位とその推移などの各種指標や、想定流入キーワード、Facebook・TwitterなどのSNSでのシェア状況などを確認できます。UIがすぐれており、使い勝手の良い点も特徴です。
日本語に対応しており、利用料金は月額99ドル~です。
- 料金:月額99ドル~
- トライアル:なし
- ページはこちら⇒Ahrefs
Link Explorer
被リンクの分析を専門に行う有料ツールです。被リンクの総数とその推移、Facebookでのシェア状況、アンカーテキストなどを調査できます。被リンクがスパムリンクであるかを数値で表した「スパムスコア」も表示されるため、スパムリンク対策を行いたい場合に特に役に立ちます。
ただし、日本語に対応していない点には注意が必要です。料金は月額99ドル〜です。
- 料金:無料(機能制限有り)/有料版は$99~/月
- トライアル:有り(30日間)
- ページはこちら⇒Link Explorer
Majestic SEO
被リンクの量を数値化した「サイテーションフロー」と、被リンクの質・信頼性を数値化した「トラストフロー」という独自の指標により、被リンクの状況をチェックできるツールです。相互リンクも分析できるほか、被リンクの推移を長期的スパンで分析できる特徴もあります。
日本語に対応しており、料金は月額49.99ドル~利用できます。
- 料金:49.99ドル~/月
- トライアル:無し(7日間の返金保証有り)
- ページはこちら⇒Majestic SEO
被リンクを調べる際に知っておきたい3つのポイント
上記のツールなどを利用して被リンクを調べる際にはチェックすべきポイントがあります。特に知っておきたいポイントは以下3つです。
- 被リンクの量
- 被リンクの質
- アンカーテキスト
被リンクの量
先述した通り、被リンクの数は多いほど、その分投票(支持)されていると検索エンジンから判断され、評価が高まります。
しかし、次に説明しますが、被リンクの「質」も重要ですので、闇雲に数を増やすことはおすすめしません。
被リンクの質
被リンクは単に数を稼げば良いわけではありません。質の低い被リンクがあると評価が下がってしまうため、量以上に質を重視する必要があります。
質を担保する要素には、大きく分けて以下4つがあります。
- ナチュラルリンクか
- 複数のサイトから被リンクを受けているか
- 類似したジャンルのサイトからの被リンクか
- 権威性の高いサイトからの被リンクか
ナチュラルリンクか
1つ目は「ナチュラルリンクかどうか」です。ナチュラルリンクとは、自然に発生した被リンクのことです。購入した被リンクや低品質コンテンツからのリンクなどは「スパムリンク」としてGoogleから低評価を受ける恐れがあります。
複数のサイトから被リンクを受けているか
仮に被リンク数が同じだったとしても、同一のサイトからのみから被リンクを受けている場合と、ドメインの異なる複数のサイトから被リンクを受けている場合では、後者の方が被リンク全体の質は高いと言えます。したがって、当然、SEOの評価も後者の方が高くなります。
類似したジャンルのサイトからの被リンクか
自身のサイトとジャンルと似ているサイトから被リンクを受けていると、関連性の高い被リンクとして高評価される傾向があります。被リンク元のサイト運営者がコンテンツを評価してくれ、自身のサイトで紹介してくれた可能性が高いため、ナチュラルリンクとしての価値も期待できます。
権威性の高いサイトからの被リンクか
被リンク元のサイトの権威性が高いかという点も評価基準となります。権威性とは信頼性とも言い換えることができ、たとえばその道の専門家が監修しているサイトや大企業が運営している有名なサイトなどは、検索エンジンのクローラー(ネット上を巡回する情報収集プログラムのこと)に権威性があると認識してもらいやすくなります。
アンカーテキスト
アンカーテキストとは、被リンク元に記載されているリンクを表したテキストのことであり、クリックするとリンク先に遷移する仕組みとなっています。
主に青字で表記されており、カーソルを合わせると色が変化するのが一般的です。アンカーテキストを調べると自身のサイトがどのように紹介されているのかわかり、クローラーもアンカーテキストの内容から質を判断するため、よく確認しておく必要があります。
その際、被リンクを受けている自社ページが対策しているキーワードを含む形でアンカーテキストが設定されるとSEO効果が見込めます。
被リンクは他社サイトで行われるため、アンカーテキストの内容をコントロールすることは難しいですが、先述したリンクアーニングを行う際は、キーワードを含めたアンカーテキストにするよう、依頼することをおすすめします。
良質な被リンクの増やし方4選
良質な被リンクを多く獲得し、検索エンジンから高く評価されるサイトに育て上げるにはどうすれば良いでしょうか。代表的な方法を4つ紹介します。
- 良質なコンテンツを制作する
- SNSで発信する
- メルマガで配信する
- 相互リンクを依頼する(クライアントとの連携など)
良質なコンテンツを制作する
良質なコンテンツを制作することが被リンクを獲得するための最も王道かつ重要な方法です。質が高く、役立つコンテンツであればユーザーが自身のサイトで紹介しようと考えるからです。コンテンツの質が高ければおのずとSEO上の効果も高まります。
良質なコンテンツを作成するためには、以下の3点を意識する必要があります。
ユーザーのニーズや検索意図を踏まえたコンテンツを意識する
インターネット上では、ユーザーは何らかの悩みや課題感をもって検索しています。そのため、ユーザーがどのような検索意図で(ニーズをもって)自身のサイトを訪れるのかを汲み取り、ユーザーが悩みや課題の解決策を提示する必要があります。
独りよがりの内容や自己満足的な内容ではユーザーのニーズを満たせないため、「自分が発信したいコンテンツを作る」のではなく「ユーザーが求めるコンテンツを作る」意識が大切です。
わかりやすさ、見やすさを意識する
同じ内容でもユーザーにとってわかりやすいか、見やすいかどうかによって質は大きく変わります。
たとえば適度に改行を入れる、文字の色を変えたりマーカーや強調を入れたりする、画像やグラフ、表などを活用する、小見出しを適宜入れるといった工夫をすることで読まれやすいコンテンツになります。また、サイト自体のデザインを工夫することも大切です。
一次情報・専門的な情報を入れ込む
他のサイトと同様の情報を扱っていたのでは、なかなか差別化はできません。自社が行った調査など独自のデータ(一次情報)は希少性があるため、他のサイトで紹介される可能性が高まります。
また、専門的な情報を入れ込むことで「○○のことならこのサイト」というように権威性を高めることにもつながります。
SNSで発信する
SNSで自身のサイトやコンテンツを積極的に発信することで、多くの人に認知してもらうことができます。TwitterやFacebookなどのフォロワーは自社のファンであることが多いため、さらに拡散されたり自身のサイトやブログで紹介してもらえることが期待できます。
SNSでの発信に加え、サイト上にSNSの共有ボタンも設置しておきましょう。
メルマガを配信する
メルマガを運用・配信することも被リンク獲得の手段です。新たなコンテンツを作成した際にはメルマガで周知することで、メルマガのリンク経由でのアクセス数の増加が期待できます。SNSのフォロワー同様、メルマガの登録者も自社へのロイヤリティが高いため、コンテンツに共感し被リンクの設置につながります。
相互リンクを依頼する(クライアントとの連携など)
相互リンクを設置してもらうよう他のサイトに依頼する方法もあります。
たとえばクライアント企業にサービスや製品を提供している場合、自社サービスや製品に関する導入事例の記事を自社サイトで作成しリンクを設置することで、クライアントのサイトでもリンクを設置してもらえる可能性があります。このようにクライアントと連携し相互リンクを行っていくことで、被リンク獲得につなげることができます。
調べた被リンクの活用方法
被リンクを調べることで、SEO対策上のさまざまな施策に活かすことができます。たとえば、先述のように多くの被リンクを集めている競合のサイト運営のスタイルやコンテンツの方向性などを参考にできます。
また、自身のサイトのどのページが被リンクを受けているか、引用されている箇所はどこかなどを精査することで、今後のページのリライトや新規コンテンツ作成などのヒントを得ることも可能です。被リンクを受けているということは、他者にとって役立つサイト・コンテンツということであり、その部分を深堀したりブラッシュアップしたりすることで、より有益なコンテンツ作成やサイト運営へとつなげられる可能性が広がります。
低品質な被リンクへの対処
低品質な被リンクを掲載したままだと自社サイトの評価を下げてしまう原因にもなります。低品質な被リンクを確認した場合は下記の対処法を取るようにしましょう。
- 低品質な被リンクを確認する
- サイトの運営元に掲載を取りやめるように連絡する
- リンクの否認ツールを使う
- 定点的に被リンクの確認をする
低品質な被リンクを確認する
まずは低品質な被リンクを見つける必要があります。Googleサーチコンソールを活用しながら、自社サイトが受ける被リンクを定点的に観測するようにしましょう。
低品質なリンクとは?
今回の場合においての低品質なリンクとは、次のようなリンクを指します。
- 過剰な相互リンク
- 自動化プログラムによって作られたサイトからのリンク
- 低品質なコンテンツが多くあるサイトからのリンク
他にもGoogleが低品質と定義しているリンクと、自社が獲得するリンクを照らし合わせ低品質なリンクがないかを確認するようにしてください。
サイトの運営元に掲載を取りやめるように連絡する
低品質な被リンクを確認した場合は運営元のサイトに連絡し、掲載を取りやめてもらうようにコミュニケーションを図ります。
大抵の場合は連絡すると掲載を取りやめてもらえるでしょう。
リンクの否認ツールを使う
連絡してもなお、リンクの掲載が続く場合にはリンク否認ツールを使います。Googleが提供するツールで、強制的にリンクを否認することができます。
ツールページに移り、プロパティを選択し否認したいページのURLをリストアップすれば完了です。
ただし、否認ツールは慎重に使う必要があります。Googleは以下のようにアナウンスしています。
否認ツールは複雑な機能であるため、慎重に使用する必要があります。使い方を間違えると、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスに影響が及ぶ可能性があります。
引用:https://support.google.com/webmasters/answer/2648487?hl=ja
否認ツールの使用は最終手段と考えておきましょう。
まとめ:被リンクを調べることで良質なサイト運営のヒントを得よう
今回は被リンクを調べる方法を中心に解説しました。
無料・有料のツールを活用し、自身のサイトと競合それぞれの被リンクの数・質などを調べ、サイトの現状を把握するとともにSEO対策上必要な施策を講じていくことが大切です。
ナチュラルリンクなど高評価を受けやすい被リンクを増やすためには、読みやすさや信頼性・権威性などを踏まえた良質なコンテンツを作成し、SNSやメルマガなどで積極的に発信するなどの取り組みも重要になります。
被リンクの現状を調べたうえで、良質な被リンク獲得に結びつく施策を実行していきましょう。
詳しくはこちら
Keywordmapのカスタマーレビュー
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