コンテンツマーケティング、メリット・デメリット
コンテンツマーケティング

コンテンツマーケティングのメリットとデメリットを解説

コンテンツマーケティングは費用対効果が高いといわれ、Webマーケティング業界においては、一般的に効率が良い施策として認知されています。とはいえ、もちろんメリットばかり、というわけではありません。効果的な側面ばかりに着目し、デメリット面に対しなんの対策も行わないようでは、コンテンツマーケティングを十全に活かしきれているとはいえないでしょう。そこで、今回はコンテンツマーケティングのメリットとデメリットについてあらためて整理していきます。

コンテンツマーケティングのメリット

コンテンツマーケティングはさまざまなWebマーケティング施策と比べても、メリットが多いといえます。では、いったいどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは代表的な4つのメリットをお伝えします。

実行しやすい

コンテンツマーケティングは施策導入・運用にかかるコストが、インターネット広告と比べて低い傾向にあるので、実行に移しやすいと考えられます。
オウンドメディアとしてサイトを構築する場合に必要なコストは、一部サーバーやドメイン取得、初期の開発費用だけです。また、コンテンツマーケティング施策としてWeb上へコンテンツを投稿するのであれば、SNSやブログプラットフォームなどを使い、無料で始めることもできます。

内製化、あるいは外注する場合の人件費などはかかりますが、それでも莫大な費用を必要とする広告に比べれば、予算を小さく抑えることが可能でしょう。
例えば、リスティング広告は掲載されるかどうかはGoogleへの入札価格と品質スコアで決められます。品質スコアは出稿しているキーワードに対して、ランディングページにどれだけ関連性があるか示す指標のことです。品質スコアの高さと入札価格の値段が重要な要素であるため、幅広い宣伝を考えた場合、大きな予算が必要になってしまいます。

参考: Content Marketing – Oracle

上図からもわかる通り、コンテンツマーケティングにかかるコストは時が経つにつれて減少していきますが、一方で各種広告のランニングコストはリードを獲得しようとすれば基本的に減少することはありません。

コンテンツが資産として蓄積される

コンテンツマーケティングの中でも、オウンドメディアやブログで配信したコンテンツは資産としてWebサイト上に蓄積されます。このようなコンテンツをストック型コンテンツと呼びます。検索クエリと関連があり、ユーザーニーズを満たした質の高いコンテンツやロングテールキーワードでの流入があるコンテンツは、半永久的に価値を発揮し続けます。一方、広告といった一時的にユーザーに表示されて、蓄積されないコンテンツは、フロー型コンテンツと呼ばれ、これは短期的なアクセスを期待する場合に有効であり、使い分けが必要です。

顧客ロイヤリティが高まる

“高品質”なコンテンツの継続的な提供は、ユーザーにその企業への愛着や忠誠心を芽生えさせます。この愛着や忠誠心を顧客ロイヤリティといい、顧客ロイヤリティが高まれば、おのずと想起度も上昇します。
顧客ロイヤリティには、次も同社の商品を購入しようという気にさせ、SNSなどを通して友人・知人へ広げてもらえる(口コミしてもらえる)可能性が高まり、なおかつ競合や他サービスへ移行をためらわせる、などといった非常に高い効果があります。

ソーシャルメディアとの相性

検索エンジンだけでなく、SNSを含むソーシャルメディアとの相性がいいという点も、コンテンツマーケティングのメリットの一つでしょう。

なぜ、ソーシャルメディアとの相性が良いのでしょうか。
それはソーシャルメディアが、「シェア・拡散されやすい」、「ユーザーとのコミュニケーションがとりやすい」、「UGCが発生しやすい」という特徴を持っているからです。
いうまでもありませんが、コンテンツが拡散されればそれだけユーザーとの接点が増加します。一方、コミュニケーションはユーザーからの親しみを得るために必要不可欠であり、ユーザーが作り出すコンテンツ(UGC)は、企業にとって商材を宣伝する新たなアプローチ手段になり得ます。
コンテンツマーケティング戦略を加速させるひとつのエンジンとして、ソーシャルメディはぜひ活用したいところです

専門家としての自社のポジションを確立できる

専門分野の知識を発信し続け、そのコンテンツが蓄積されることで自社の立ち位置を確立することができます。業界のオピニオンリーダーの立ち位置を確立できれば、顧客から想起・認識されやすくなり、信頼にもつながるので、自社のブランディングに効果抜群といえるでしょう。

外注できる

実行ハードルが低いと考えられているコンテンツマーケティングですが、いざ運用となると一筋縄ではいかないところもあります。はじめから内製化させるのは難しいので、なんの知見も継続していく体力もない場合は、外注することをオススメします。

コンテンツマーケティングはアウトソーシングと相性が良い施策です。いずれは内製化も検討するとして、まずはアウトソーシングに頼ることで、プロフェッショナルによる高い品質のコンテンツを発信でき、また時間や労力、工数を削減することができます。すべてではなく一部を外注することで、社内でのコンテンツマーケティングの知見も深まりますし、また途中で施策が頓挫してしまうこと防げるでしょう。

コンテンツマーケティング運用のデメリットと解決法」

様々なメリットが見込めるコンテンツマーケティングですが、もちろん運用していくうえで課題はあります。この課題をいかに解決するかが、施策成功への鍵となります。
さて、それではいったいどんな課題があるのかチェックしてみましょう。

短期的な効果は期待できない

コンテンツマーケティングは、中長期的な目線で顧客との関係性を構築していくべき施策です。そのため、短期的には効果が表れないのが一般的です。たとえば、ユーザーニーズを満たす高品質なコンテンツを配信したとしても、Googleに認識されてから上位に表示されるまで数週間から数か月かかる場合が多々あります。一方で、検索エンジンやSNSなどから集客した潜在顧客を、ファンとして定着させるにも、当然ですが一定の期間が必要となるでしょう。

継続的な配信が不可欠

また、コンテンツを配信する間隔が空きすぎてしまうと、ユーザーが離れてしまう恐れもあり、コンスタントな配信が不可欠です。そのため、成果が出なくても継続して運用する体制の構築が必要になります。短期的に集客を望む場合はコンテンツマーケティングよりも広告運用を行うべきかもしれません。

コンテンツ制作に時間がかかる

中長期的な施策であるにもかかわらず、重要なプロセスであるコンテンツ制作には大幅な時間を要します。当然、品質を高めようとすればするほど、かかる時間は増えていくでしょう。
効果が出始めるタイミングが遅い点と、この長時間かかるコンテンツ制作から、施策を途中で止めてしまう企業やマーケターも少なくありません。

コンテンツマーケティングを継続させるコツ

上述したデメリットは、コンテンツマーケティングにおける一種の課題であり、対策することが可能です。効果的な運用を行うために、どのようにしてデメリットを解決していけばよいのでしょうか。
ここでは継続的に施策を実行するコツを見ていきます。

KPIの設定を明確にする

施策の各段階におけるKPIの設定が継続的な運用には不可欠になります。ですが、やみくもにKPIを設定しても意味がありません。まずはコンテンツマーケティング施策の最終目標(KGI)を明確に設定しましょう。

たとえば、サイト経由の売り上げを四半期で〇円やリード獲得件数月〇件など定量的に設定できる目標を設定し、施策の軸がぶれないようにします。次に、最終目標から逆算して顧客の状態に応じたKPIを設定すると良いでしょう。

顧客の認知獲得の段階では、検索流入数やキーワード順位、滞在時間などをKPIに置き、商品・サービスを比較・検討している段階においては、滞在時間、DLページの訪問数、メルマガ登録数などをKPIに置くのが一般的です。正確を期すために、これらはGoogleアナリティクスなど各種ツールを用いて定量的に計測するよう、環境を整備してください。

外部リソースを有効活用する

社内でコンテンツマーケティングを実行する際、専門となる新チームを発足させない限り、通常の業務を兼ねて行う場合が多いです。しかしながら、それではなかなか記事執筆が進まず、施策の効果を十分に得ることは難しくなってしまいます。
そういう場合、メリットにおいても述べましたが、キーワードの抽出や記事の執筆といったコンテンツ政策をを外注し、効率的に運用を行うことも検討しましょう。

キーワードの選定からコンテンツ制作、SEOなど、自社では担えない業務を洗い出し、専門知識を有した人間に委託することで、質の高いコンテンツをスケジュール通りに配信することが可能になります。また、外注することでコンテンツ制作にかけていた時間を他の業務に回すことができるので、労力や工数、時間を大幅に削減することができます。

※例、図(コンテンツマーケティング内製化とアウトソーシング)

コンテンツマーケティングツールを利用する

コンテンツマーケティング施策の一部を外注し、ある程度は自社で行う場合は、便利なツールの使用を検討しましょう。

例えばKeywordmapは自社でコンテンツを制作する際に役立つツールです。
「ワードマップ」機能では調査したいキーワードを打ち込むだけで、関連性の強いキーワードをマインドマップ形式で可視化できます。コンテンツの企画立案、対策キーワード選定、コンテンツのリライトなどで活用します。

Keywordmap 「ワードマップ」

この他にも検索上位コンテンツに含まれている共起語を抽出する「共起語分析」や、月間の検索ボリュームの推移をグラフ化する「キーワードDB」機能があり、自社でコンテンマーケティングを運用するために役立つ機能がそろっています。

Keywordmap 「キーワードDB」

まとめ

コンテンツマーケティングを成功させる秘訣は、継続的に運用できる体制を整備することです。その体制づくりですが、決して自社内ですべて行うインハウスにこだわる必要はなく、外部リソースを活用することもひとつの手段です。また、ツールの導入を行うだけでも作業効率は格段に上がるので、もろもろ予算を考慮しつつ検討してみましょう。

まずは、コンテンツマーケティングを行って達成したい最終的な目標の決定と、それに応じた体制の構築を最優先しましょう。その後、全体像を把握したうえで随時、各プロセスを実行に移していきます。

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