CMSとは?選び方のポイントや種類と特徴を知ろう
当記事ではCMSを選定するポイントをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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目次
コンテンツマーケティングにおけるCMSの重要性
そもそもコンテンツマーケティングにおけるCMSの重要性はどのようなものなのでしょうか。あらためて確認しましょう。
コンテンツマーケティングを運用しやすくなる
コンテンツマーケティングは継続的なコンテンツの配信が必要不可欠な施策です。そのため施策を成功させるためには、継続的に運用しやすい体制づくりが欠かせません。
CMSを導入することで、コンテンツの作成から配信までを円滑に行いやすくなります。自社でコンテンツの制作から配信、管理を行えるため、大幅に時間を削減できます。
CMSを利用せずにWebサイトを運営する場合はおもに、Web制作会社にWebサイト構築を依頼します。コンテンツを制作して、Web制作会社に依頼し、配信してもらうという流れが一般的です。コンテンツを更新するたびに制作会社とのやりとりが発生するので、長大な時間がかかってしまいます。
そのためコンテンツ配信の流れを効率化するためにもCMSは有用です。
更新時のコストを削減できる
Web制作会社にサイトの運営を外注すると、普通、コンテンツ配信の度に費用が発生します。また、コンテンツマーケティングの中でも重要な、リライト作業にも費用がかかることもあります。
PDCAサイクルを回し、顧客に対して適切なコンテンツを効果的なタイミングで配信するコンテンツマーケティングにとって、Webサイトの運用を外注すると想定以上に費用がかかってしまいます。CMSを導入して、自社で改善できる体制を整えられれば、圧倒的に費用の削減が可能です。
一方で、CMSだけ導入し、あとは外注することで、費用の代わりにサイトの品質は担保できます。
CMS選びの注意点・ポイント
CMSを選ぶ際に、注目すべきポイントはどのようなものなのでしょうか。
選定に大切な3つのポイントをご紹介します。
Webサイトの目的を明確にする
まずはサイトを立ち上げる目的を整理しましょう。プラグインが豊富だったり、操作性が優れていたりなど、CMSごとに特長はさまざまです。自社サイトの目的にあったCMSを選びましょう。例えば、頻繁に更新を行う場合はブログ機能が充実しているCMS、ソーシャルメディアでコンテンツの拡散を計画している場合はソーシャル連携機能が充実しているCMSを選びます。
サイトの目的は何で、なぜコンテンツを更新するのか、重視する点は何かなど、目標設定を適切に行うようにすれば、CMS選びをスムーズに行うことができます。
運用体制で考える
自社Webサイトを何人で運営をするのか、全員が利用しやすい機能であるかを判断軸にCMSを選定しましょう。例えば、運用者に知識や経験の差があったり、複数のメンバーで編集を同時に行う場合、権限の分離や簡単な操作ができないCMSでは運用に無駄な時間がかかってしまいます。そのため、どのような運用を行っていくかという体制を把握することが大切です。
セキュリティサポートの度合いを確認する
セキュリティ管理やバグに対して、どれほどのサポートを受けられるか確認しましょう。
運用担当者に、セキュリティに関する知識が浅い場合は、外部へ委託するといった対応を検討する必要があるので、想定以上のコストがかかる可能性があります。特に、顧客情報や自社機密データを取り扱う場合はセキュリティが強固か、または対策が十分にとれる運用体制かなど、データベースとの連携も考慮にいれ、CMSの選定を行いましょう。
Webサイトの規模を確認する
データ通信料やトラフィック量など自社のサイト規模を正確に把握する必要があります。
大規模サイトを運用する場合は、膨大なデータ量になるのが一般的です。処理性能がサイト規模に見合ってないCMSを利用すると、サーバーに負荷がかかりページの表示スピードが遅くなってしまうなどの弊害が生じます。すると、ユーザービリティが下がり、サイトからの離脱率が高まるなどして、大きな損失につながりかねません。
CMS種類別の特徴
CMSにはさまざまな形態があります。ここではそれぞれの特徴をご紹介します。
オープンソース
ソースコードが無償で公開されているCMSです。オープンソースのCMSを導入するメリットは以下です。
- ライセンス費用がかからないため、コストを抑えられる。
- プラグインが豊富で機能拡張を使用できる。
その一方で、提供企業からのサポートがないためアップデートやトラブルの対応は自社で行う必要があります。
オープンソースのCMSで代表的なのが、WordpressやSoyなどです。この2つのCMSは世界的にユーザーが多く、ネット上に多くの情報があります。そのため、ネット上の情報を元にアップデートやトラブルの対応を自社で対応できます。
WordPress
世界でトップのシェアを獲得しているCMS。プラグインやテンプレートが豊富で自由度が高い。HTMLやCSSのスキルがあれば、より多機能なWebサイトを作成することができる。
Soy
サイトマップとコンテンツ、デザインと動作のそれぞれを分離したCMS。
HTMLの知識さえあれば利用できる。日本製のCMSで有償ではあるがサポートサービスが提供される。
商用CMS(パッケージCMS)
ベンダーが開発したパッケージを自社サーバーにインストールするタイプのCMSです。
・アップデートやトラブルへの対応が充実している
・マニュアルが完備されている
といったサポートが手厚いのが特徴です。また、CMSによってはWebサイト構築以外に、アクセス解析や顧客データベースの管理ができるCMSもあります。
一方で、ライセンスCMSはサイトの規模が大きいと費用が想定以上になる場合もあるので契約内容やプランを確認しましょう。
aishipR
ECサイト構築に特化したCMS。モバイルファーストを追求し、設計と最新機能を備えている。初期費用は20,000円、月額費用は9,800円~利用できる。
CREAM
記事に特化したオウンドメディア構築洋のCMS。SEOに強いWebサイトを簡単に短期間でローンチできる強いがある。スタンダードプランとプライベートプランに分かれており、個人でも法人でも導入しやすい。
クラウドCMS
ベンダーが管理するサーバーにシステムやデータを保管し、ウェブ上で利用するCMSです。月額課金制、従量課金制のタイプが多く、イニシャルコストが抑えられるのが特徴です。また、テンプレートが豊富だったり、課金すると独自ドメインが取得できたりと非常に使い勝手が良いCMSです。
jimdo
ドイツで生まれたCMS。無料版、有料プランのJimdoPro、jimdoBusinessの3つのプランがある。無料版では独自ドメインが取得できない、SEOの細かい設定ができないなど機能に制限があるため、有料版を利用する。
Wix
動きがあるページが簡単に作成できる特徴があります。要素によってアニメーション効果が設定できます。無料版と有料版が提供されている。無料版では独自ドメインが取得出来ない、Wixの広告が表示されるなど機能が制限される。
動的CMS・静的CMSの違い
CMSは動的・静的で区分することもできます。
それぞれの特徴をご紹介します。
動的CMS
ユーザーがサイトにアクセスするたびにページを動的に生成し、表示します。
リクエストがある度にリアルタイムでHTMLを生成するため、検索機能や予約機能、会員登録が必要な求人サイト、物件サイトなどを制作する際に適しています。
ユーザーごとに閲覧させる情報を切り替える必要がある場合は動的CMSを選びましょう。しかし、サーバーがダウンするとWebサイトが閲覧できないというデメリットがあります。代表的なCMSであるWordPressは動的CMSにあたります。
静的CMS
アクセスするページをCMSが事前にHTMLファイルを生成し、ユーザーにサイトを表示するCMSです。あまり、コンテンツの更新が多くないサイトを制作する際に適するCMSです。
また、サーバーがダウンしても事前にHTMLファイルが生成されているためWebサイトの閲覧は影響を受けません。代表的なCMSはWebReleaseです。
ハイブリットCMS 「NOREN」
動的CMSと静的CMSの両方の特徴を備えたCMSです。
NORENは株式会社アシストが独占販売権を持つCMSです。生成されたページが配信された後は、NORENから切り離される静的CMSになります。そのため、サーバーに障害が起きてもサイトの閲覧には影響がありません。
動的・静的の切り分けはページ単位ではなく、ページ内のエリアによっても可能です。ユーザーに最適な情報を高いパフォーマンスで提供できる優れたCMSです。
まとめ:自社サイトの状況を把握して選定する
CMSごとに特徴や機能が異なり、それぞれ一長一短があります。あらゆるWebサイトに適しているというCMSはありません。制作するWebサイトの目的、運用体制などに合わせて利用すべきCMSを選びましょう。
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