X(旧Twitter)の拡散されやすい投稿コンテンツの作り方

最終更新日:

SNSマーケティング

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拡散されやすいコンテンツ

X(旧Twitter)は国内月間アクティブユーザー数約6,700万人(2024年11月時点)を誇る、LINEに続いて、日本で2番目にユーザー数の多いソーシャルメディアです。拡散性が高い特徴を持っており、マーケティングにおいても重要な役割を担うメディアになっています。そのため、Xで集客を成功させるためには拡散されやすい投稿を行う必要があります。では、Xにおける拡散されやすいコンテンツとは一体どのようなものなのでしょうか。

今回は多くのユーザーに届くようなXのコンテンツ作成方法について確認していきます。

Xで拡散されるコンテンツを作りたい方、集客を成功させたい方はぜひ参考にしてみてください。

ポスト作成の基本

コンテンツそのものも重要ですが、目に留まるような表面的な部分においてもポストを意識する必要があります。ここでは質の高いポストを作成するポイントを紹介します。

主なポイントは以下の4点になります。それぞれ見ていきましょう。

  • 視認性を高める
  • 画像・動画を活用する
  • ハッシュタグを活用する
  • ゴールデンタイムに投稿する

視認性を高める

Xはテキスト(文字)がメインのソーシャルメディアです。1ポストに無料プランで最大280文字、有料プラン(X Premium)に加入すると最大25,000文字まで記載できますが、それなりの工夫をしないと読みにくい投稿になってしまいます。さらに、タイムラインの流れが速いため、読みにくい投稿はスルーされてしまいます。したがって、直感的に見やすく、読みやすいポスト作成を心掛けましょう。文章は短く、簡潔にし、意味のまとまりごとに改行するなどといった工夫が必要です。

視認性を高める投稿の例

画像・動画を活用する

画像と動画を活用すると、視覚に訴えかけるポストになります。

テキストのみのポストに比べて、伝えられる情報量が増え、閲覧されやすいポストになります。他のテキストのみのコンテンツと差別化を図るためにも非常に有効です。

なお、X社は、「動画を載せたポストは載せていない物に比べて10倍エンゲージメントする傾向にある」と公表しています※

※参考記事:https://business.x.com/content/dam/business-twitter/ja/resources/downloadables/objective-playbooks/engagement-playbook.pdf

以下は、画像や動画を上手く使った企業の事例です。

カップヌードル

アニメとのコラボ企画や思わずクリックしてしまう話題性あるポストをしています。

参考:カップヌードルの投稿

Newspicks

記事の要約を動画と画像を活用して、投稿しています。

参考:Newspicksの投稿

ハッシュタグを活用する

ハッシュタグはポストをカテゴリーに分ける目印です。ボリュームが大きいハッシュタグは多くの人が関心のあるカテゴリーだといえるでしょう。ポストを届けたい層が関心を持ちそうなハッシュタグを見つけ出し、ポストに入れ込むことで、効率良くコンテンツを届けることができるようになります。

ゴールデンタイムに投稿する

作成プロセスとはやや異なりますが、投稿時間帯も拡散要素のひとつです。エンゲージメントが付きやすいゴールデンタイムを見つけましょう。フォロワーの属性によって、アクティブな時間帯は異なります。

たとえば、フォロワーにビジネスパーソンが多い場合は通勤時間帯にアクティブな傾向があります。一番大切なのは、投稿する時間を最適化し続けていくことです。投稿する内容によって受けが良い時間帯も変わります。運用していくなかで投稿時間を調整しながら自社アカウントのゴールデンタイムを見つけていきましょう。

なお、Xにおける投稿コンテンツのインプレッションを増やす方法については、以下の記事をご覧ください。

X(Twitter)のインプレッションを増やす方法! 匿名アカウントで検証した結果を公開

共感を生む企画を作る

拡散されるコンテンツには、共感してもらえる要素が必ず含まれています。ここではどのようなコンテンツが共感を生むのか事例とともにご紹介します。

シェアされるコンテンツの特徴

共感を生むコンテンツか

むやみに投稿するのではなく、内容に共感してもらえそうなコンテンツを発信しましょう。そのためにはターゲットとなる、情報を届けたいユーザーを設定する必要があります。設定したユーザーがどのような文脈でつながっているかX上で確かめ、自分ごと化・仲間ごと化するコンテンツを投稿しましょう。

特にXはトピックごとの興味関心でつながりが生まれやすいソーシャルメディアです。自分のフォロワーには、どのようなテーマにおいて共感が得られるか考えて発信していくことが肝心です。コツとしては、ターゲットがどんなテーマに共感したがっているのか、という発想を持つことです。

シェアしたくなる動機があるコンテンツか

人にはシェアしたくなる心理、動機があります。拡散を目的とする投稿は、その動機を刺激するコンテンツである必要があります。

シェアしたくなる動機

シェアしたくなる動機を含む投稿をすると拡散されやすくなります。

例えば、以下のような事例が典型的です。

コクヨ #整理できない青春キャンペーン

X DM botを活用した、「#整理できない青春キャンペーン」を実施し、話題を呼びました。DMでの選択肢の選び方によってストーリーが変わるというゲーム性を持たせた企画で、一時的にゲームが配信できない状態になるほど反響を呼びました。1月16日に開始したキャンペーンは2月14日時点で158万以上のリーチを獲得しました。

参考:コクヨ #整理できない青春キャンペーン イメージ図

https://x.com/kokuyo_st/status/1085363508965924865

日清 カップヌードル

ユーモア溢れる切り口でカップヌードルに関するポストを発信しています。

上記でも紹介しましたが、他にもハンコでカップヌードルを書いたり、糸で縫ったカップヌードルを作成したりする斬新なアイディアで人気を集めています。フォロワー数は55万人(2025年6月末時点)にのぼります。

参考:日清 カップヌードルの投稿

Xにおけるキャンペーンについては、以下の記事で方法論や成功事例について解説していますので、併せてご覧ください。

X(Twitter)キャンペーンの事例10選を分析してみた!種類別に成功の法則を解説

ツールで効果検証を行う

シェア・拡散されるようなコンテンツをつくるには効果検証が欠かせません。PDCAサイクルを回して常に改善を図っていきましょう。

分析ツールを活用すると、数字に基づいた検証ができます。ここでは有用なツールをご紹介します。

Xアナリティクス

Xアナリティクスは指定期間のポストの反響、投稿ごとの反響をデータで把握できます。投稿の反響を分析することで、ユーザーが求めるコンテンツが何か把握でき、適切な情報を考える参考になります。

また、効果があった投稿をもとにその要因を探り、再現性がある効果的なポストを作成できます。

Xアナリティクスで測れるおもな指標

現在、X(旧Twitter)のアナリティクス(パフォーマンス分析)機能は、有料プラン(X Premium)限定で提供されています。

 ■ ポスト単位で確認できる指標 

  • インプレッション数:投稿が表示された回数 
  • エンゲージメント総数:全アクションの合計(クリック、リポスト、いいねなど) 
  • エンゲージメント率:インプレッションに対するエンゲージメントの割合
    ┗メディアのクリック数:画像・動画・リンクのクリック数 
  • 詳細のクリック数:ポストを拡大表示した回数 
  • プロフィールクリック数:プロフィールページへの遷移回数
  • リポスト数:リポスト(旧リツイート)の回数 
  • いいね数:いいねされた回数 
  • ハッシュタグのクリック数:ハッシュタグのクリック回数 
  • フォロー数:ポスト経由で獲得した新規フォロー数

 ■ 月次パフォーマンスで確認できる指標 

  • ポスト数の推移 ・インプレッション数の推移 
  • プロフィールアクセス数の推移 
  • フォロワー数の増減

 ■ その他の指標 

  • トップポスト:期間内で最もインプレッションが多かった投稿 
  • トップフォロワー:期間内で新たにフォローした中で、フォロワー数が最も多いアカウント

まとめ:ユーザーが求めるコンテンツをつくる

紹介したポイントをひとつずつ抑えると、Xで拡散されやすいコンテンツを作成できます。また、テクニックだけでなくコンテンツの中身が最重要です。なによりもまずユーザーが求める情報を意識して、拡散されるコンテンツを配信しましょう。

この記事を書いたライター
Keywordmap編集部
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