キーワード分析ツール「Keywordmap（キーワードマップ）」とは？
一方、弊社（株式会社CINC）が2016年よりリリースしている「Keywordmap（キーワードマップ）」では、1つのツールで３C分析ができるというコンセプトのもと開発されており、検索キーワード分析、コンテンツ作成、広告分析、Webサイト流入分析において、多くの企業様のご支援をさせていただいております。
本記事では、Keywordmapで実現できることを、具体的な機能説明をもとにわかりやすく解説していきます。
無料トライアルで実際にツールを触りながら、ご覧になっていただけます。
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目次
キーワード分析ツール「Keywordmap（キーワードマップ）」とは？
Keywordmapとは、Webマーケティングの調査・分析・実行・検証の内製化をサポートするツールです。
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調査分析できる分野としては、SEOや広告領域（リスティング広告やディスプレイ広告）とSNSに分かれており、Keywordmapの活用目的としては、主に3つあります。
売上の増加
Keywordmapではキーワードの選定から分析、さらにはコンテンツ作成までを一貫して1つのツールで行うことができます。自社でコンテンツを作成している企業にとっては、サイトの流入数を増加させるため施策や最適な広告運用を行うことが結果として売上の増加につながります。
またKeywordmapは、サイトの流入獲得キーワードや広告出稿キーワードなどをドメインの制限がなく、つまり自社だけでなく、市場に存在する全てのサイトの調査分析することができます。
そのため、業務の中で一部コンサルティングを行っている場合は、クライアントへのアウトプットの質をあげることができるため、売上の増加が見込めます。
働き方改革
調査分析における工数を削減することによって働き方改革が実現可能になります。
どの企業でもweb担当だけを専任とする方は少なく、通常の業務の隙間時間を使って、キーワード調査やコンテンツ作成を行っている方が多いのではないでしょうか。
ツールを使わずに作業を行っていくと膨大な工数が通常かかってしまいますが、Keywordmapを活用することで、工数というコストカットが実現できます。
品質の均一化
Keywordmapでは広辞苑(25万字）の約100倍である2700万ものキーワードデータをもとに、市場のユーザーニーズや競合サイトの戦略を調査します。したがって、重要なキーワードが抜け漏れることなくコンテンツプランニングができるため、出来上がるコンテンツの質を担保することができます。
また、コンテンツの作成を外部の会社へ依頼する場合もあるかと思いますが、定量的なデータをもとに、少ない工数で記事構成案をつくることできるため、外注するコンテンツの質も均一化させることが可能になります。
キーワード分析ツール「Keywordmap(キーワードマップ)」でできること
Keywordmapは、SEO、およびコンテンツマーケティング向けのコンテンツ（記事）企画・キーワード分析ツールとして役立ち、おもに以下の施策を最大限サポートします。
- キーワード分析
- コンテンツ制作
- 競合サイト調査
- 広告分析
- 検索順位取得
数多くの機能（50以上）を備えており、今回はその中でも代表的な機能のいくつかを紹介していきます。
紹介するのは、以下の10機能になります。それぞれ見ていきましょう。
- ユーザーニーズ(サジェスト)分析：「ワードマップ」
- 共起語調査：共起語分析
- 関連キーワード調査：関連ワード
- キーワード分析・Webサイト流入分析：「自然検索ワード」
- 競合サイト選定：「競合ドメイン」
- キーワード分析・競合サイトと自社サイト比較調査：「競合サイト比較」
- リスティング広告分析：リスティング広告分析
- キーワード軸で競合をみつける：「検索上位サイト調査」
- 検索順位チェック：「検索順位チェック・順位一括チェック」
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（※上記の10機能すべてが使えるわけではありません。すべてご利用したい場合は無料トライアルにお申し込みください。）
ユーザーニーズ(サジェスト)分析
ユーザーニーズ分析：「ワードマップ」機能
ワードマップは、入力したキーワードの検索意図を関連ワード同士でグルーピングしマッピングする機能で、キーワード選定の際の分析や、コンテンツ作成時に役立ちます。
以下のグラフは「京都 観光」のキーワードマップです。
「京都 観光」と検索するユーザーの興味・関心ごとをグルーピングすることで、キーワードの背景にあるユーザーニーズを視覚的に理解することができます。
【SEO】 ユーザーニーズから記事案を作る方法にも記載した通り、現在のGoogleは検索語句からユーザーの検索意図を考慮できる様になり、検索意図に合わせて検索結果を変化させています。
トラフィック元として、非常に大きなウェイトを占めている自然検索流入をしっかりと獲得するためには、記事を読むユーザー像、いわゆるペルソナを明確にし、そのユーザー像が何を探しているのか、どの様な情報を求めているのかを理解しなければなりません。
これらユーザーの知りたい事や検索する意図を素早く、視覚的に理解することができるのがキーワードマップの特徴です。
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共起語調査
共起語分析：「共起語分析」機能
共起語分析は、入力したキーワードで上位を獲得している(1位～20位)ページ本文内に出現している共起語を、出現数や重要度といった指標をあわせて表示する機能で、おもに新記事やリライトといったコンテンツ作成時に役立ちます。
以下の図は「京都 観光」のキーワードを調査した結果になります。
検索結果1位～20位までの上位ページにおいて、本文内で出現する共起語の数や重要度などが一目でわかり、かつ自社ページと比較することができるため、自社ページにどのような情報・要素が足りないか定量的に理解することができます。
共起語は直接的にはSEOに効果はありませんが、かといって無視してよいわけではありません。
Googleは検索キーワードの検索意図（ユーザーニーズ）を理解して、それに対してアンサー度の高いコンテンツを高く評価する傾向にあります。つまり上位ページはこのようなアンサー度、平たく言えば「情報網羅性・専門性」が高いと考えることができます。
つまり、上位に表示されているページの共起語を抽出して分析することで、情報網羅性・専門性が高いコンテンツ作成の参考にすることができるわけです。
上位ページの共起語を分析することによりSEOに活かせることができるのがKeywordmapの特徴です。
関連キーワード調査
関連キーワード調査：「関連ワード」機能
「関連ワード」は対象ワードに関連するキーワードを抽出できる機能です。ただし、単なる掛け合わせワードでは無く、対象ワードと同義関係にあるワードや関連性が強いワードを抽出することができるため、機会損失キーワードの発見やコンテンツ制作時のテーマ・トピック発見などに役立ちます
新クエリに対応する可能性のあるキーワードを抽出できたり、ペルソナ策定時に決めたメインとなるキーワードから、新たなテーマを調査する際に利用できます。もちろん、新規コンテンツ制作時、あるいはリライト時にも役立ちます。
キーワード分析・Webサイト流入分析
キーワード分析・Webサイト流入分析：「自然検索ワード」機能
「自然検索獲得キーワード」は、調査したいドメインを入力すると、自然検索で獲得しているキーワードとランディングページURLを一括で抽出できる機能です。
競合サイトがどのような強み・弱みを持っているかについて「キーワード軸」で調査することが可能です。また、競合サイトが対策しているキーワードを分析できるため、キーワード選定にも役立ちます。
上の図は、弊社のマーケティングブログ「blog.core-j.co.jp」の取得結果です。結果画面には、
- キーワード
- 検索順位
- 検索Vol
- CPC
- 競合性
- 想定流入数
- ランディングページURL
- データ取得日
が表示されます。ベンチマークしている競合Webサイトがどの様なキーワードを、どのコンテンツ（ページURL）で獲得しているか簡単に調査することを目的に開発しました。URL単位で取得結果を絞り込むこともでき、特定のWebページURLが獲得しているキーワードのみを抽出することも可能です。
また2020年4月より、「自然検索ワード」機能にキーワード順位の上昇・下降・新ワード獲得機能が追加されました。主に以下の2つのシーンでご活用いただけます。
改善が必要なページやキーワードの特定
順位が下降したキーワードに絞り、リライト対象の記事を抽出します。
新規ページが急激な順位下降した場合、ランディングページの見直しが必要など、早期に仮説が立てられます。
社内やクライアントへのSEO施策の成果報告
順位の上昇・下降や新ワードの獲得数をまとめ、以下のようなご報告が可能になります。
・社内レポーティング
SEO施策における施策進捗レポーティング
・クライアントへの報告や提案
施策成果の報告や改善キーワードの提案
競合サイト選定
競合サイト選定：「競合ドメイン」機能
「競合ドメイン」機能は、任意のWebサイトと自然検索結果ページ上で競合となるドメインを一覧で表示する機能です。つまり、自社はもちろん、競合サイトの競合サイトを調べることができます。
ベンチマークしている競合Webサイトは把握していても、他の競合サイトまでは把握しきれていない場合、当機能を利用することで簡単に調べることが可能です。
競合サイトの競合サイトを調査することで、新たなキーワードやコンテンツの作り方、表現などを調査する事ができ、より多くのデータを用いてコンテンツマーケティングのプランニングを行えます。
以前は、各キーワードの検索結果から競合サイトを探すには一定数以上のSERPsを見て出現頻度が高いドメインを目視で探すか、サードパーティの流入チェックツールに表示される関連サイトから想定するしかありませんでした。
当機能では、検索結果データから独自のアルゴリズムを用いて算出しているため、100％自然検索ベースの競合のみを漏れなく把握できます。見落としていた競合Webサイトや、新たに急上昇してきた新興勢などを素早くチェックできます。
キーワード分析・競合サイトと自社サイトの比較調査
キーワード分析・競合サイトと自社サイトの比較調査：「競合サイト比較」機能
「競合ドメイン」機能で競合を発見したのち、該当する競合と自社の獲得キーワードに関する情報を調査できるのが、「競合サイト比較」機能です。この機能を活用すれば、競合サイトと自社サイトにおける強みと弱みを瞬時に把握することができます。
すでに調査したい競合が判明している場合は、サイドメニューから「競合サイト比較」を選びます。
上述した「競合ドメイン」機能で競合を把握した場合は、以下の図右のように、対象となる競合の末尾をプルダウンして同一対策KWをクリックします。
すると、以下の図のように検索結果が表示されます。表示される項目は先ほどの自然検索獲得キーワードと同じですが、そこに自社と競合の順位が並列して表示されます。ソートしたい項目をクリックすることで、項目ごとに並び替えが可能です。
ご覧の通り、競合が上位を獲得していて、自社が上位圏外であるキーワードを一覧で抽出することができます。
競合において強いキーワード領域、自社にとって弱みとなっているキーワード領域を把握することは、非常に大切なことです。自社サイトのコンテンツ記事拡充の際、あるいはキーワード選定の際などに、これらの定量的なデータを参考にすることで、精度の高いコンテンツ作成が可能になります。
キーワード軸で競合を見つける
キーワード軸で競合を見つける：「検索上位サイト調査」機能
「検索上位サイト調査」は、特定のキーワードに関連する様々なワードで１位を獲得しているWebページ（URL）を調査する機能です。
SEOで順位上昇を確実に図っていくためには、ユーザーの検索意図の理解、丁寧なコンテンツ作りと合わせて、現在評価されているコンテンツの調査が必要であると弊社では考えています。既に１位を獲得しているWebページは、少なくともGoogleが検索クエリ（語句）に最も適したコンテンツ（ユーザーの検索に対するベストな答え）と評価していることになります。
順位を決定する要素は200以上もあるといわれていますが、コンテンツ（ページの内容）のみを取り上げて考えると、１位のWebページが扱っているテーマや切り口、コンテンツの内容を把握することは必須だと考えられます。
例として「京都 観光」の場合、サジェストキーワードだけを見ても、関連する掛け合せ語句は4000個以上存在します。これら多数の関連キーワードで最も網羅して上位順位を獲得しているWebページが、主軸ワードに対する情報の網羅性が高いと考えることができます。
当ツールに特定の主軸ワードを入力すると、主軸ワードを含むキーワードで1位を獲得しているWebページが表示されます。
Webページはドメイン毎にグルーピングされ、ドメイン毎に特有のカラータグが付与されます。スクロールする過程で、同色のカラータグが続く場合は、そのドメインが多数の関連ワードで1位を獲得している、ということが一目でわかります。
自社コンテンツの質を高めるために、すでにGoogleにもユーザーにも評価されている（1位を獲得している）競合コンテンツを調査しましょう。
検索順位チェック
Keywordmapでは、検索順位をチェックするための機能を定点モニタリング型と、リアルタイム計測のショット型、2種揃えています。
一つ目の検索順位チェック機能は、登録したWebサイトのキーワード順位を毎日計測する定点モニタリング機能です。この機能では順位変動だけでなく、登録したキーワードから想定流入数の推移がチェックできるため、テコ入れ・リライトの可否を判断する際に重宝します。
なお、Webサイトを複数登録することが可能なため、例えば、自社サイトと競合サイトを設定して、両者のキーワード順位を比較することができます。自社の順位が落ちたのは、ベンチマークサイトの順位が上がったからなのかどうか判断可能であり、順位変動があった競合ページも表示されるため、リライトの参考にすることが可能です。
順位一括チェック機能は、最大50個のキーワード順位を素早くチェックできるツールです。
コンテンツを通して取り上げるキーワードが決まった際、自社サイトや競合サイトの検索順位をチェックする際に利用頂けます。
デスクトップ型アプリケーションの順位チェックツールに登録するほどでは無いものの、数十個とブラウザで順位をチェックするには多いキーワードの場合、大いに役立つ機能です。
50個のキーワード順位を1分以内でチェックでき、CSVデータとしてダウンロードできるので、時間と工数のかかる面倒な順位チェックが非常に楽になります。
キーワード検索ボリュームの調査
キーワード検索ボリュームの調査：「検索ボリューム調査」機能
主軸となるキーワードを入力すると、膨大なデータの中から掛け合わせなどの関連するキーワードと、月間検索回数（検索ボリューム）を素早く調べることができるのが「検索ボリューム調査」です。
また、入力したキーワード領域の年間の検索ボリューム推移が、数値やグラフを通して簡単に把握できます。
月々に検索Volがどのように変化するのかわかるので、季節要因への対策時期策定に役立てることができます。
「京都 観光」は3月に一番伸びやすい
⇒ 数か月前から「春の京都」に関するコンテンツを拡充しよう
コンテンツのアイデア出しやペルソナ立ての際に簡易調査として活用可能です。
リスティング広告調査
リスティング広告調査：「リスティング広告分析」機能
リスティング広告分析では2つの軸からリスティング広告を調査することができます。
一つ目の軸は、競合サイトのリスティング広告運用です。
競合サイトがリスティング広告で対策しているキーワードや広告クリエイティブが調査できるため、成果が出ている戦略を自社リスティング広告運用の参考にすることが可能です。
二つ目の軸は、キーワードが対象になります。
調査したいキーワードを入力することで、そのキーワード領域でリスティング広告運用に力を入れているドメイン（Webサイト）や、掛け合わせのリスティングキーワード、実際に出稿されている広告クリエイティブが調査できます。
競合サイトが注力しているキーワードがわかるので、自社が売上増加（コンバージョン）を狙う上で積極的に出稿すべきキーワードが判明したり、一方で競合があまり注力していないキーワードから、除外キーワードの選定を行うことも可能です。
Keywordmapの開発背景
当社は2014年創業以来、コンテンツマーケティングのコンサルティングや企画、記事執筆を主なサービスとして提供して参りました。そして、当社のモットーとしてユーザーに響くWebコンテンツはもとより、企業収益をもたらすWebコンテンツを重視し、サービスの研究開発を行っております。
どんなに素晴らしいコンテンツであったとしても、対象となるユーザー像を明確にせず、流入元を考慮しないコンテンツでは膨大なWebに埋もれてしまい、顧客にコンテンツを届ける事ができません。コンテンツを通してWebマーケティングの効果を引き出すには、集客力とコンテンツ力の２つが必要となります。
コンテンツマーケで時間がかかる作業を軽減化する目的で開発
集客力を兼ね備えたコンテンツを作成するには、キーワードのユーザー検索意図やソーシャル・SEOの競合調査が必要であり、この作業は非常に多くの時間を要します。
例えばオウンドメディアの場合、オウンドメディアのコンセプト決めをした後、対象とするペルソナ立て、カスタマージャーニーマップの作成します。この段階で接触する顧客像を明らかにしていきます。
次に、ユーザーが検索すると想定されるキーワード候補を出来る限り抽出し、ペルソナに合致するキーワードの選別を行います。選別したキーワードの検索意図を分析し、記事構成案の作成。
ここでようやく記事の執筆に入ります。ライターの記事執筆が完了後、編集者が記事の校正・校閲を行ないます。校閲では記事内容の事実確認と合わせて、ユーザーの検索意図に応えたコンテンツであるかも合わせて確認します。
記事チェックを全て終えた段階で初めて記事を公開。その後は、記事による効果を測定し、必要とあれば記事のメンテナンスを行ないます。
以上のように、コンテンツマーケティングを運用するには非常に多くの工程と時間を必要とします。特にキーワード分析（検索意図理解）や記事構成案の作成は時間を要する上、永続的に行なう必要があります。
人の手を使わなくても良い工程は出来る限り自動化や仕組み化で工数削減を図り、本来重要であるコンテンツの企画や校正・校閲、効果測定などに時間を割く事を目的に開発したのがKeywordmapです。
弊社のコンテンツマーケティング部門とWebマーケティングコンサルティング部門が日々行っている調査・企画作業から機械化できる作業をツール化しました。元々は社内ツールとして利用していた機能ですが、今回初めて社外にもリリースする事になりました。
※なお2020年現在、Keywordmapには50種類以上の機能が搭載されており、コンテンツマーケティングやSEOにおける様々なプロセスに貢献できる便利なツールとなっております。
詳しくはこちら
Keywordmapのカスタマーレビュー
ツールは使いやすく、コンサルタントのサポートが手厚い
良いポイント
初心者でも確実な成果につながります。サポートも充実！
良いポイント
機能が豊富で、ユーザーニーズ調査から競合分析まで使える
良いポイント