インスタグラムのビジネスアカウントとは?切り替え方法やメリットを解説
インスタグラム(Instagram)は、主に10代から20代の若者を中心に世界中で約10億人が利用している人気のSNSです。現在では個人の利用だけでなく、企業がマーケティングツールとしてインスタグラムを取り入れています。
インスタグラムはビジネス目的に利用する人のために「ビジネスアカウント」という設定を用意しており、従来の個人アカウントとは異なる機能を提供しています。
この記事では、ビジネスアカウントの機能やその切り替え方法、ビジネスアカウントにするメリットについて詳しく解説します。インスタグラムでデジタルマーケティングをやってみたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
インスタグラムのビジネスアカウントとは?
インスタグラム(Instagram)のビジネスアカウントは、マーケティング活動をはじめ、ビジネス活用を目的に用意された専用のアカウントです。アカウントを持っている人なら無料で利用できます。
基本的な機能は個人アカウントとほぼ変わりなく、写真や動画の投稿もできます。ただし、いくつかの機能がビジネスアカウントでないと利用できないように設定されています。
ビジネスアカウントには、ターゲットとするユーザーに対して効果的な情報発信を行うための機能が多数備わっています。例えば投稿を見たフォロワーの属性(年齢、性別、居住地など)を収集できる機能があります。このような機能を活用して、分析結果を基にコンテンツを最適化することができます。
インスタグラムでビジネスアカウントを使うメリット
インスタグラム(Instagram)のビジネスアカウントには、個人アカウントとは異なる以下のような特徴・メリットがあります。それぞれ詳しく見ていきます。
- インサイトデータが収集できる
- 広告を発信できる
- プロフィール画面に住所が表示される
- プロフィール画面にアクションボタンが表示される
- カテゴリが選択できる
- DMに「よくある質問」を追加できる
インサイトデータが収集できる
インスタグラムのビジネスアカウントでは、インサイトデータを収集することができます。インサイトとは、インスタグラムから提供されている分析ツールのことです。インサイトデータを調べると、投稿やプロフィールがどれくらい閲覧されたか、どのようなユーザーからアクセスが多いか、投稿に対していくつ「いいね」が押されたかなどがわかります。
インサイトデータがあれば、投稿した後に効果を検証して次の投稿に反映する、というPDCAサイクルが回しやすくなります。通常のアカウントではインサイトデータは閲覧できないので、ビジネスアカウントの大きな特徴といえるでしょう。
広告を発信できる
ビジネスアカウントでは、インスタグラム広告を発信することが可能です。広告を発信することで、ビジネスの認知度や新規顧客の獲得を増やす効果が期待できます。例えば、ターゲット層が興味を持ちやすい商品やサービスの画像・動画広告を投稿し、クリック率を高めるキャンペーンを展開することができます。
インスタグラムの広告は比較的安価なのが特徴です。また、投稿を元に広告を作れる特徴もあります。
プロフィール画面に住所が表示される
ビジネスアカウントでは、プロフィール画面にビジネス拠点の住所を表示することができます。住所を表示することで、ユーザーはアカウントを運営している実店舗の場所がすぐにわかり、訪れるまでのハードルが低くなります。また、設定した住所をクリックすると、Googleマップが起動して現在地からのルートや所要時間などを調べることが可能です。レストランや小売店など、実店舗があるビジネスを行っている人はぜひ活用したい機能の1つです。
プロフィール画面にアクションボタンが表示される
ビジネスアカウントはプロフィールにアクションボタンを設置することができます。インスタグラムのアクションボタンとは、プロフィールに直接設置できるURLのことです。アクションボタンを活用すれば、インスタグラムと連携しているサービスを通じて予約や購入といった作業をインスタグラムのアプリ内で完了させることができます。
例えば、アクションボタンには、店の席を予約するボタンや食べ物を注文するボタンなどがあり、ユーザーはこれらのボタンを押すだけで簡単にサービスを利用することができます。
カテゴリが選択できる
カテゴリとは、アカウントのプロフィール画面の下に表示される文字のことです。ビジネスアカウントでは、このカテゴリの選択が可能になります。カテゴリは、アカウントの特徴や発信内容に合わせて自由に選択できます。したがって、「このアカウントがどのようなジャンルなのか」を簡潔に表現できます。
DMに「よくある質問」を追加できる
ビジネスアカウントでは、DM(ダイレクトメッセージ)に「よくある質問」機能を追加できます。この機能は、あらかじめ設定しておいた質問が送られてきた際、自動で返信するものです。ユーザーが頻繁に尋ねる質問に対して自動的に返事を送ることができます。これにより、毎回同じ返事を入力する手間が省けます。
よくある例は、店の営業時間やアクセスの方法、配送に関する質問の返事の設定です。ユーザーがこれらの質問を送信すると、自動的に設定された回答が返ってくるため、ユーザーから見て親切な印象を与えることができます。
ビジネスアカウントへの切り替え方法
さて、ではインスタグラム(Instagram)のアカウントを、実際にビジネスアカウントに切り替える手順について解説します。ぜひ、手元にスマートフォンを用意して進めてみてください。
ビジネスアカウントへの切り替え手順
まずはインスタグラムのプロフィールページを開きます。プロフィールページをスクロールして「アカウントの種類とツール」をタップします。
続いて、「プロアカウントに切り替える」をタップします。画面が切り替わるとカテゴリを選択する画面に切り替えるので、任意のカテゴリを選んでください。
カテゴリを設定したらプロアカウントのタイプを選びます。プロアカウントはビジネスアカウントのほかにクリエイターアカウントがあります。選び間違えないように注意しましょう。
次に連絡先を入力します。入力は任意ですが、プロフィールに表示されるので、問い合わせ用のメールアドレスや電話番号を登録しましょう。
最後にフェイスブックアカウントとの連携を行いますが、こちらも任意なので必須ではありません。
ここまで終えれば、ビジネスアカウントへの切り替えは完了になります。
インスタグラムのビジネスアカウントで制限されている機能
インスタグラム(Instagram)のビジネスアカウントでは多くの機能が使えますが、一方でいくつかの制限も存在します。ビジネスアカウントで制限されている主要な機能について、詳しく説明します。
- ミュージックスタンプ
- 公開設定の切り替え
ミュージックスタンプ
ビジネスアカウントでは、通常のアカウントに比べてミュージックスタンプの使用が制限されています。これは、著作権の問題や商業利用における音楽使用の規制が厳しいためです。例えば、個人アカウントでは自由に使えるミュージックスタンプが、ビジネスアカウントでは使用できないケースがあります。
公開設定の切り替え(非公開にできない)
ビジネスアカウントに切り替える際には、アカウントの公開設定の切り替えが制限されている点に注意しましょう。これはビジネスアカウントが通常、広範囲のユーザーにリーチすることを目的としているためです。そのため、ビジネスアカウントを非公開設定にすることはできません。
プライベートなアカウントでは、閲覧できるユーザーを限定できますが、ビジネスアカウントではフォロワー以外のユーザーにも公開されることが標準となります。例えば、フォロワーのみに情報を限定したい場合、ビジネスアカウントではその設定はできません。
あえて非公開にしたいタイミングはほぼないかと思いますが、公開設定が変更できない点は覚えておきましょう。
まとめ:インスタグラムのビジネスアカウントを有効活用しよう
インスタグラム(Instagram)のビジネスアカウントについて詳しく解説しました。ビジネスアカウントへの切り替えは無料で行えます。また以下のようなメリットがあるため、ターゲットがインスタグラムを利用しているようであれば、企業として積極的に活用したいところです。
- インサイトデータが収集できる
- 広告を発信できる
- プロフィール画面に住所が表示される
- プロフィール画面にアクションボタンが表示される
- プロフィール画面にアクションボタンが表示される
- カテゴリが選択できる
- DMに「よくある質問」を追加できる
一方で、ビジネスアカウント特有の制限もあるため、あらかじめ注意しておきましょう。
■制限がある機能
- ミュージックスタンプ
- 公開設定の切り替え
デジタルマーケティングに役立つ機能が備わっていますので、インスタグラムで集客を試みたい人はぜひビジネスアカウントを利用してみてください。
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