YouTubeへ動画投稿|アカウント設定からアップロードの方法
本記事ではパソコンからの投稿をメインに、YouTubeへ動画をアップロードするための準備から実際の動画投稿の流れまでを、わかりやすく画像付きで解説します。
パソコンまたはスマホでの投稿方法の流れをいち早くチェックしたい人は、以下リンクから確認してください。
パソコンからYouTubeに動画投稿する方法の解説文へ移動する
スマホ(iPhone)からYouTubeに動画投稿する方法の解説文へ移動する
目次
YouTubeへ動画投稿する前準備
YouTubeへ動画投稿する前に、なにを準備すべきかをチェックしましょう。以下5つの項目から、必要な作業やものを確認してください。
YouTubeへの動画投稿前の準備
- パソコンのスペックが動画編集・投稿に向いているかチェック
- Googleアカウントの準備
- YouTubeチャンネル開設
- YouTube Studioで初期設定
- YouTube Studio内のツールで簡単編集
1.パソコンのスペックが動画編集・投稿に向いているかチェック
パソコンのスペックが動画編集や投稿に向いているかをチェックしましょう。ネットサーフィンやWordでの資料作成などとは違い、パソコンのデータ容量や処理速度などが必要になります。
以下、YouTubeの動画編集・投稿に必要なパソコンのスペックをまとめました。
パーツ名 | 最低限必要なスペック | どんな役割か |
---|---|---|
CPU | Core i7以上 | ● パソコン上で計算や制御を行うパーツで、人間でいうと頭脳にあたる ● 性能が低いと動画編集の動作が重くなり、作業を進めにくくなったりする |
メモリ | 16GB | ● デスクの作業スペースのような役割 ● 行う作業に対して容量が小さいと処理速度に影響が出たり、使えるソフトウェアが限られたりする |
SSD | 240GB以上 | ● 本棚のように保管する役割 ● メモリ16GBをするなら最低でも240GB以上必要 |
グラフィックス (グラフィックボード) | 高性能なもの ※扱う動画の解像度による | ● パソコンが出力する映像データを滑らかに表示する役割 ● 扱う動画の解像度によっては、オンボード(CPUに備え付けのGPU)では処理が追いつかない場合がある ● 4KやCGを扱う場合は、より高性能なものが求められる |
どのスペックも動画編集や投稿をスムーズにさせるために必要です。持っているパソコンのスペックが足りない場合は、買い替えも検討してみてください。
2.Googleアカウントの準備
YouTubeに動画投稿するためには、企業のGoogleアカウントもしくは個人のアカウントが必要となるため、未所持の場合はアカウントを作成しましょう。Googleアカウントのメールアドレスとパスワードを使ってYouTubeにログインするために必要です。
以下の手順を参考に、Googleアカウントを作成してみてください。
Googleアカウントのログインページへ移動しましょう。Googleホーム画面からの場合は、右上の「ログイン」をクリックします。または「Googleアカウントログイン」と検索すると、Googleアカウントのログインページが検索結果に表示されるため、そこから作成してください。
「アカウントを作成」をクリックしたら、自分用またはビジネスの管理用を任意で選択します。
姓名・アドレスになるユーザー名・パスワードを入力したら、「次へ」をクリックして進んでください。
次に生年月日・性別を入力します。電話番号・再設定用のメールアドレスは省略できるため、任意で入力し「次へ」をクリックして進んでください。
プライバシーポリシーと利用規約の画面になるため、全体に目を通して確認を済ませましょう。
プライバシーポリシーと利用規約を読み終えたら、「同意する」をクリックしてください。ここまでのステップが終われば、Googleアカウントの作成は完了です。
アカウント作成時に使用したメールアドレスとパスワードは、YouTubeチャンネル登録時に必要になるため、忘れないように書き留めておきましょう。
3.YouTubeチャンネル開設
パソコンまたはモバイルサイトでYouTubeを開き、右上にある「ログイン」をクリックしてください。作成したアカウントを選択し、パスワードを入力してログインします。
ログイン後、さきほど「ログイン」と表示されていた箇所が、Googleのプロフィール写真または名前の一部がアイコンとして表示されます。アイコンをクリックしたら「チャンネルを作成」をクリックしてください。
名前はGoogleアカウントの名前が自動的に表示されますが、変更可能です。名前がチャンネル名になるため、変更したい人は企業名や自身の名前などを任意で入力してください。
画像は設定しなくてもチャンネル作成できるため、あとからの設定でも問題ありません。設定完了後、「チャンネルを作成」をクリックして内容を確定します。
4.YouTube Studioで初期設定
動画投稿の前に初期設定を行いましょう。初期設定することで、スムーズに投稿を始められます。
以下の手順を参考に初期設定を行ってください。
自分のチャンネルページで「動画を管理」をクリックすると、自動でYouTubeStudioが開きます。
左メニューの「設定」をクリックして、デフォルトの単位を「日本円」に設定し、必ず「保存」を押して設定を完了させてください。収益化したときに受け取る通貨の設定です。
左メニューの「設定」をクリックし、「チャンネル」を選択して基本情報を設定します。居住国・キーワードを入力してください。キーワードは自分が作りたいチャンネルに合ったキーワードを、10個ほど登録しておくとよいでしょう。
関係のないキーワードを入力するとペナルティを受ける可能性があるため、無理に10個登録しなくても大丈夫です。
左メニューの設定→チャンネル→機能の利用資格へ進み、スマートフォンによる確認が必要な機能で「電話番号を確認」をクリックしてください。
電話番号確認をおこなうことで、以下3つの項目が可能になります。
電話番号の確認で可能になる機能
- 15分を超える動画のアップロード
- 自分で作成したサムネイルを設定
- ライブ配信
- Contact IDの申し立て(動画に対する著作権の主張)に対する再審査請求
電話番号確認をおこなわなくては使用できない機能のため、動画投稿をスムーズに行うためにもチャンネル開設時に設定しておきましょう。
以下すべての項目を入力したら、「コードを取得」をクリックしてください。
電話による確認で必要な入力事項
- 確認コードの受け取りを、SMSまたは自動音声メッセージを選択する
- 国を選択する
- 電話番号を入力する(同じ電話番号は1年に2回まで使用可能)
選択した方法で確認コードを受け取れたら、6桁の数字を入力して「送信」をクリックしてください。問題なく完了すると、画面に「電話番号を確認しました」と表示されます。
YouTubeStudioで、メニュー左の設定→アップロード動画のデフォルト設定→基本情報へ進みます。タイトル、説明を入力し、公開設定を「非公開」にしてください。
動画をアップロードしたときの初期設定をしておくことで、アップロード直後にタイトルや説明などのテンプレートが表示されます。
タイトルはSEOにおいて「タイトル|中分類【大分類】」が適しているとされているため、基本の形をあらかじめ登録しておくと便利です。説明もテンプレートを作っておくのがおすすめで、統一感を出すことでチャンネルイメージも定着します。
公開設定については、初期設定では「公開」になっているため「非公開」に変更してください。誤って公開しないためにも、デフォルトでは非公開にしておくのがおすすめです。
次にタグを入力してください。動画を投稿するたびにタグを設定するのではなく、よく使うタグはあらかじめ設定しておきましょう。
これまでの手順で、YouTubeへ投稿する前に行う初期設定はすべて完了しました。続けてYouTubeStudioの編集機能を使用する場合は、以下ステップ5へ進んでください。
5.YouTube Studio内のツールで簡単編集
YouTubeStudio上で、簡単なトリミング、サウンド、テキスト、フィルタ機能を使った編集が可能です。簡易的な編集ですが、少し編集するだけで見やすくなったり個性が加わったりするため、視聴者が最後まで見てくれる可能性が高まります。
ただし動画の長さやコンテンツによっては、編集機能が使えない場合があります。初心者向けの動画編集ソフトを知りたい人は、以下の記事をご覧ください。
⇒参考記事:YouTube初心者向け動画編集ソフト10選-選び方や参考になるYoutuberも紹介
また動画の埋め込みによる再生数アップはWebサイトだけでなく、TwitterやFacebookなどのSNSにも有効です。フォロワーが多い、少ないにかかわらず、新作動画をYouTubeにアップした際にはSNSでも拡散するようにしましょう。
パソコンからYouTubeに動画投稿する方法
動画のアップロードは、YouTubeStudioで行います。YouTubeStudioとは、クリエイターである投稿者のためのツールです。
YouTubeStudioを開く手順
- パソコンでブラウザのYouTubeを開く
- チャンネルで「動画をアップロード」を選択
- 自動的にYouTubeStudioの「コンテンツ」に飛ぶ
- アップロード画面が表示される
「YouTubeStudio」と検索してログインページから入ることも可能ですが、YouTubeチャンネルから飛ぶ方がスムーズにログインできます。
1.動画をファイルからアップロード
まずは投稿する動画をファイルからアップロードします。YouTubeStudio内にて以下の手順で進めてください。
自分のチャンネルアイコンをクリックするとメニューが開くため、「チャンネル」を選択します。
YouTubeStudioが自動的に開かれます。左メニューで「コンテンツ」を選択し、「動画をアップロード」をクリックしてください。
投稿したい動画をドラッグ&ドロップ、または上記画像のように「ファイルを選択」をクリックして動画を選びましょう。動画を選んだら「開く」をクリックして、アップロードします。
2.タイトル・説明の設定
YouTubeで動画を見てもらうためには、タイトル決めが重要です。動画のタイトル作成のポイントは以下3つです。
タイトル作りのポイント
- メインのキーワードを先頭の方に入れる
- 文字数を20字~30字以内におさめる
- クリックしたくなるようなタイトルにする
視聴者が最初に目にするタイトルは、再生回数をアップさせるために重要な要素の一つです。ポイントをおさえてタイトルを作ると、クリック数を上げやすくなり、検索結果の上位に表示される可能性も高まりやすくなります。
投稿したい動画をアップロードすると、上記画面が表示されます。詳細の画面上で、タイトル、説明を入力してください。初期設定でテンプレートを登録しておくと、はじめから入力された状態で表示されます。
タイトルの決め方が分からない人は、ほかのチャンネルがどんなタイトルをつけているのかを参考にしてみましょう。
関連記事:今すぐできるYouTubeタイトルの付け方のコツ3つ丨具体例付きで解説
3.サムネイル画像の設定
次にサムネイル画像を設定します。上記画像のように、アップロードした画像の一部を自動的に切り取ったものが候補として表示されますが、オリジナルのサムネイル画像を設定するのがおすすめです。
サムネイル画像があれば、動画の内容を視聴者にひと目で伝えられます。視聴者の興味をひくためにタイトルと同じくらい重要な部分です。目をひくサムネイル画像があることでクリック数を上げられるでしょう。また、視聴者が動画の内容を事前にイメージしやすくなります。
必要であれば「再生リスト」を設定しましょう。たとえば料理動画を載せるチャンネルであれば、和食、洋食、イタリアンなど、料理のジャンルの中でもさらに分けてリスト化することが可能です。
企業アカウントの場合には、経営戦略やセミナー、商品紹介といったようなリスト化もできます。投稿数が増えてきたら再生リストを作成し、視聴者が見やすいチャンネル作りを目指しましょう。
関連記事:YouTubeサムネイルの作り方を3ステップで解説|再生数を伸ばすデザイン
3.サムネイル画像の設定
動画のターゲットが子どもであれば「はい、子ども向けです」に、大人向けなら「いいえ、子ども向けではありません」にチェックをいれてください。年齢制限は、必要であれば詳細設定で追加します。
「有料プロモーション」は第三者から対価を受けて動画を作成した場合が該当します。該当する場合は、下の項目にチェックを入れてください。視聴者が動画を再生するときに、有料プロモーションが含まれていると知らせるメッセージが表示されます。
チャプターの自動生成を利用するなら、「チャプターの自動生成を行う」にチェックを入れましょう。ただし動画によっては利用できない場合があります。
自分自身でチャプターを設定する場合、「説明」でタイムスタンプとチャプタータイトルのリストを入力して作成してください。
チャプターは視聴者が見たい箇所に飛びやすくするための機能であり、設定していなくても問題ありません。チャプターを設定しない場合は、チェックを外してください。
タグは初期設定で登録したものが表示されます。動画ごとに追加や削除は可能のため、動画に合ったタグを登録しましょう。
動画の言語は、日本人向けのコンテンツであれば日本語を設定します。字幕の設定はオリジナル動画であれば、「なし」のままで問題ありません。ただし2012年9月30日以降に米国内のテレビで放送されたコンテンツの場合は、詳細設定が必要になります。
撮影日と場所は、必要であれば設定します。ライセンスは、基本的に「標準のYouTubeライセンス」としている動画が多く見受けられます。
YouTubeが定める利用規約に準じた内容で、他人に動画を流用されたくない場合に設定しましょう。反対に他人に動画を流用されても構わない、たとえば素材として使用してもらいたいなら「クリエイティブ・コモンズ」を選択してください。
また、画面した後半のチェック項目に関しては、以下表を参考にしてください。
その他チェック項目一覧 | チェックを付けるかの判断 |
---|---|
埋め込みを許可する | 投稿する動画をほかのチャンネルやWebサイトなどに掲載してよいならチェック。基本的に埋め込みを許可している動画がほとんど。 |
フィードに公開してチャンネル登録者に通知する | チャンネル登録者に新規投稿を通知する設定。通知を送りたい場合はチェック。 |
ユーザーにこのコンテンツのサンプリングを許可する | 他人にショート動画の作成を許可するかどうかの項目。許可しない場合は、チェックを外す。 |
5.動画の要素を設定
カテゴリを動画に合ったものに設定してください。たとえばゲーム実況の動画であれば、「ゲーム」を選択するように、より近いカテゴリを選びましょう。
コメントと評価に関する設定は、自分自身が望む設定をしてください。不適切なコメントを表示させたくない場合は、確認したあとに掲載するかの判断ができる設定もあります。
すべての詳細設定が完了したら「次へ」をクリックして進んでください。
6.動画の要素を設定
「字幕を追加」「終了画面の追加」「カードの追加」は、必要であれば追加します。
選択項目 | 追加項目の概要 |
---|---|
字幕を追加 | 字幕の設定画面へうつり、自動同期や手動入力などから方法を選べる。 |
終了画面の追加 | 動画最後に過去動画のおすすめや、関連動画へ移動できるようにエンディング画面を設定できる機能。動画からインポートまたは追加で設定可能。 |
カードの追加 | 動画上に関連する動画やリンクを貼りつけるマーケティング目的の機能で、最大5つのカードを貼りつけられる。 |
任意で動画の要素の設定が完了したら、「次へ」をクリックして進んでください。
7.著作権のチェック
「チェック」では、YouTube側で著作権のチェックが行われます。ここで「問題は検出されませんでした」と表示されたら投稿できます。
ただしチェックの時点で問題がなかったとしても、公開後に著作権問題が起きる可能性はゼロとは言い切れません。使用する音楽や動画の内容などは、著作権違反をしていないかしっかり確認しましょう。
チェックが完了したら「次へ」をクリックして進んでください。
8.公開設定・動画公開完了
公開設定は初期設定では「非公開」になっているため、不特定多数の人に見てもらいたい場合は、基本的に公開またはスケジュール設定を選択してください。最後に「公開」をクリックしたら動画投稿は完了です。
公開設定 | 概要 |
---|---|
公開 | すべてのユーザーに共有されるため、誰でも視聴可能 |
限定公開 | 自分とURLを知っている一部のユーザーのみが見られる動画 |
非公開 | 自分と指定した一部のユーザーのみが見られる動画 |
なお「スケジュールを設定」で公開日時を登録し、タイムゾーンを東京に設定すると日本時間にあわせて公開できます。
ほかに「プレミアム公開」もあり、投稿者と視聴者が一緒に観られる設定で、予定公開のひとつです。リアルタイムでオープンチャットを使えるのが特徴です。
公開後も詳細設定の変更は可能ですが、ベストな状態で公開しましょう。準備中の場合は一度限定公開に設定しておき、アップロードが完了してから公開するのもひとつの方法です。
補足:投稿した動画を削除したい場合
投稿したすべての動画は、簡単に削除できます。動画の投稿自体を削除する方法は、以下のとおりです。
YouTubeStudioを開き、左メニューの「コンテンツ」を選択→削除したい動画にチェックしたら、「その他の操作」をクリックします。
「その他の操作」から、「完全に削除」をクリックすると、以下画像のような小窓が表示されます。
「動画は完全に削除され、復元できなくなることを理解しています」にチェック→「完全に削除」をクリックすると動画自体の削除が完了します。
スマホ(iPhone)からYouTubeに動画投稿する方法
1.アップする動画を選択
YouTubeアプリの画面を開いて「+」アイコンをタップします。
作成メニューから、「動画をアップロード」を選んでタップしてください。
カメラロールから投稿したい動画を選択し、「次へ」をタップして進みます。
2.タイトル・説明・公開の設定
次にタイトルと説明を入力し公開設定を選択したら、場所と再生リストを任意で設定しましょう。ここで注意するのは、公開設定です。スマホからサムネイル画像を設定する場合、公開設定を「限定公開」に設定してください。
YouTubeアプリからサムネイルの詳細設定はできないため、限定公開で保存したあとにYouTubeStudioで設定する必要があります。そのためこの時点では限定公開にします。
最終的に公開に変更すると視聴者が動画を観られるようになるため、この時点で限定公開にしておくのは問題ありません。
関連記事:今すぐできるYouTubeタイトルの付け方のコツ3つ丨具体例付きで解説
3.視聴者層の選択
子ども向けの動画であれば「はい、子ども向けです」を、そうでなければ「いいえ、子ども向けではありません」を選択し、必要であれば年齢制限の詳細設定をします。
最後に「動画をアップロード」をタップしたら、サムネイル画像以外の設定は完了です。
この時点では限定公開になっているため、動画のリンクをほかの人に共有しない限り、誰かに観られることはありません。
4.YouTube Studioでサムネイル画像を設定
最後にサムネイル画像をYouTubeStudioで設定します。YouTubeStudioアプリを入手していない人は、インストールしましょう。なお、公開投稿済みの動画においてサムネイル画像を設定・変更する場合も、YouTubeStudioで行います。
以下の手順でサムネイル画像を設定してください。
YouTubeStudioアプリを開き、ダッシュボードまたはコンテンツからサムネイル画像を設定したい動画を探し、縦に点が3つ並んでいるアイコンをタップしてください。
続いて、「動画を編集」をタップします。
動画の編集画面で、左上にある写真のアイコンをタップします。
自身で用意した画像を設定する場合は、「カスタムサムネイル」をタップします。カメラロールから事前に作成したサムネイル画像を選択してください。そのほかに動画から切り取った画像が表示されますが、再生回数を上げるためにもカスタムサムネイルが望ましいでしょう。
なお、カスタムサムネイルからカメラロールに飛ぶには、初期設定で電話番号の確認を済ませておく必要があります。
設定したいサムネイル画像を選んだら、「選択」をタップして次へ進みます。
限定公開になっていた公開設定を「公開」に、必要であれば「スケジュールを設定」で予定公開を設定しましょう。設定したら「保存」をタップします。
これですべての設定と動画投稿完了です。
動画編集は専門的で難しいイメージがありますが、視聴者の興味をひくことでクリック率・視聴率アップを目指せるため、サムネイル画像だけでもオリジナル作成してみてください。少し文字を加えたり、画像を変えたりする程度であれば手軽にできます。
YouTubeStudioはほかに投稿した動画の情報を管理できるツールが豊富にあり、設定や変更などはYouTubeStudioを使用すると便利です。
YouTube動画投稿を行うために最低限必要なツール
パソコン・スマホ(iPhone・Android)から、YouTubeに動画投稿するために必要なツールをチェックしていきましょう。最小限の機能を使って動画投稿してみたい場合には、以下3つのツールがあれば十分です。
YouTube動画投稿に必要なもの
- 安定したWi-Fi環境:上り回線速度に注目
- iPhone:スマホで手軽に高画質撮影
- YouTubeアプリ:スマホで投稿する場合
1.通信環境-安定したWi-Fi環境を推奨
撮影した動画をYouTubeにアップロードするためには、安定した通信環境が不可欠です。使用するのは4Gや5Gなどではなく、Wi-Fiがおすすめです。
企業の場合には社内でインターネット環境が整えられていると思いますが、個人で投稿する場合、携帯通信会社が提供している4Gや5Gは、使用制限容量があるとデータ容量が足りなくなります。動画のアップロードはデータを多く使用するため、無制限のWi-Fi環境を検討しましょう。
また、動画の尺が長かったり、4Kをはじめとする高画質だったりすると、アップロードに時間がかかります。そのためとくに「上り回線速度」に注目して、Wi-Fiを選んでください。
上り速度とは、パソコンにあるデータをインターネット上にアップロードする速度です。「bps」という単位で表され、K(キロ)、M(メガ)、G(ギガ)が頭につき、数字が大きいほど速いため、アップロード時間を短縮できます。
通信環境を整えることで時間短縮や効率化をはかれるため、安定したWi-Fi環境を整えましょう。
2.iPhone(スマホ)-高クオリティな動画を撮る撮影機材として
スマホは動画撮影や、投稿した動画をスマホ画面でチェックするために使います。必ずしも必要ではありませんが、使用するならとくにiPhoneがおすすめです。
iPhoneは動画性能が高く、高クオリティの動画や音質で撮影できます。撮影のときは1080p HD/60fpsの設定がおすすめです。動画撮影時の画質については、以下の方法で設定してください。
iPhoneの設定からカメラ→ビデオ撮影へ進み、1080p HD/60fpsを選択して設定完了です。
1080p HDは画像の解像度を表した数字で、1920×1080ピクセルをさします。60fpsは動画の滑らかさを表した数字です。
ただしYouTubeには動画投稿できる容量、時間、ファイル形式に決まりがあるため、撮影前にしっかりチェックしておきましょう。
とくにYouTuberについては、たくさんの方がiPhoneで撮影しています。なかでもVlog系の動画は、iPhoneで撮影されていることが多いようです。たとえばHikakinTVで2019年に投稿された1日密着動画は、すべてiPhone11Proで撮影されています。
特別な機材を用意する必要がないため、試しにYouTubeへの動画投稿をはじめるならiPhoneがおすすめです。
なおAndroidでは、SDカードにデータ保存が可能、ストラップホールがついているといった自由度の高さがあります。
3.YouTubeアプリ-チャンネル開設から投稿動画の閲覧に必須
スマホから動画投稿する場合は、YouTubeアプリまたはYouTubeStudioアプリから行います。そのため、まずはアプリをインストールしましょう。
なお、YouTubeアプリでのチャンネル開設方法は以下のとおりです。
YouTubeアプリを起動させ、右上のアイコンをタップ→作成したGoogleアカウントでログイン→「チャンネル」をタップ→顔写真や名前を変更→「チャンネルを作成」をタップしたら、チャンネル開設が完了します。
動画投稿前に編集にも挑戦!初心者から利用可能なおすすめ動画編集ソフト
動画をより観てもらいやすい内容に仕上げたい人や、予算・時間に余裕がある人は、編集ソフトを使ってクオリティを上げましょう。
パソコン用の編集ソフトを使ってさらにプロの仕上がりに
動画編集はスマホでも十分可能です。しかし、4Kをはじめとする高画質映像を使ったクオリティの高い動画制作を行うなら、パソコン用の編集ソフトをおすすめします。
無料のものから有料のものまでさまざまな種類があり、とくに人気な編集ソフトの特徴を以下にまとめました。
編集ソフト | 特徴 |
---|---|
Final Cut Pro | ● MacOSのパソコンのみ対応 ● 操作画面がシンプル ● YouTube用の動画編集に十分な機能 ● 90日間の無料体験あり |
Adobe Premiere Pro | ● Windows・Mac両OSに対応 ● 機能の専門性が高い ● 中級者以上向け ● 7日間の無料体験あり |
PowerDirector | ● Windows・Mac両OSに対応 ● シンプルで分かりやすい画面 ● 操作しやすく初心者向け ● 無料体験版あり |
Davinci Resolve | ● Windows・Mac両OSに対応 ● 基本機能は充実 ● iPhone・iPad用のアプリも ● iOSデバイス間で連携させたい人向け |
編集ソフトはハードルが高く感じますが、上記をはじめとする編集ソフトの使い方を紹介している動画がYouTubeにたくさん投稿されているため、気軽に学習できます。とくに企業用でクオリティの高い動画を作りたい場合は、編集ソフトを使うのがおすすめです。
参考記事:YouTube動画編集におすすめのツール|パソコン・スマホで簡単ハイクオリティ
スマホアプリでも本格的に
スマホアプリでも本格的な動画編集は可能です。無料で使用できるアプリもあり、初心者でも気軽に始めやすいためぜひ挑戦してみてください。
以下はスマホの動画編集アプリのおすすめ3つです。
編集アプリ | 価格 | 対応OS | 特徴 |
---|---|---|---|
iMovie | 無料 | ● iOS | ● 複数のフォントや色からテキストテロップを作成 ● 直感的な操作でトリミングやシーン切り替え ● 4K対応 |
BeeCut | ● 無料版あり ● 商用永久版:16890円 ● 商用年額:8390円 | ● iOS ● Android | ● 個人の初心者から動画編集のプロまで ● SNS共有しやすい ● 無料版ではBeeCutのロゴが表示される |
PowerDirector | ● 無料版 ● 有料版:2900円 | ● Android | ● パソコン用動画編集ソフトとほとんど変わらない機能性 ● 無料版ではPowerDirectorのロゴ表示、複数トラックに上限あり ● 4K対応 |
上記の編集アプリはどれも無料またはお試し版があるため、ダウンロードして動画編集を試し、使用感を確認してみるとよいでしょう。
ショート動画ならアプリやソフト購入不要!YouTubeアプリ内で手軽に編集や加工
「ショート動画」と呼ばれる縦動画での投稿に限定されますが、YouTubeアプリ内でも編集できます。ただし動画の長さやコンテンツによっては、編集できない場合があるためご注意ください。
無料で初心者でも簡単に操作できるため、編集ソフトに抵抗がある場合や、試しに動画投稿してみたい人は利用しましょう。フィルター、効果音、BGM、テキストなどを加えられ、シンプルな手順で編集できます。
動画をアップロードして編集する場合は、以下の方法で行ってください。
YouTubeアプリを開き、下の「+」アイコンをタップ→動画をアップロードで動画を選択→「ショート動画として編集」をタップして進みます。
サウンド、テキスト、タイミング、フィルタを使って編集し、完了したら「次へ」をタップしてください。タイトルを入力→公開設定→視聴者層を選択したら、「ショート動画をアップロード」で動画投稿が完了します。
手軽に無料で試せるため、初心者はショート動画から始めてみるのもおすすめです。
動画投稿時によくあるQ&A
YouTubeへの動画投稿時によくある疑問をまとめました。注意すべき点もあるため、事前にチェックしておきましょう。
Wi-Fi使用時の動画画質の設定はどうすればいい?
高画質のまま動画をアップロードすると時間がかかるため、「自動(推奨)」の設定になっているかを確認してください。
動画コンテンツの内容によりますが、4Kでない限り、高画質でなくても十分です。画質の設定と確認方法は以下の手順で行ってください。
YouTubeアプリを開き、右上にある顔写真のアイコンをタップして「設定」→「動画の画質設定」へ進むと、以下の画面になります。
動画の画質設定の画面で、「Wi-Fi接続時」→「自動(推奨)」を選択して、設定完了です。動画が完全にアップロードされるまで画質がぼやけている状態になりますが、再生するときには十分な画質になります。
動画がアップロードできないのはなぜ?
動画の再生時間が15分を超えると、アップロードできません。デフォルトの設定では制限されており、アップロードできる動画の再生時間は15分以内と決まっています。
5分を超える動画をアップロードする場合は、パソコンまたはスマホのYouTubeアプリからアカウントの確認をし、制限解除の手続きを行ってください。
パソコンからの場合は電話番号による確認を開き、手順に沿って認証コードを受け取り、Googleアカウントの確認ができたら手続き完了です。
なお、スマホのYouTubeアプリからの手続きは以下のとおりです。
YouTubeアプリを開き、下の「+」アイコンをタップ→動画をアップロード→15分を超える動画を選択→タイトルや説明などを入力して「次へ」をタップし、手順のアナウンスに従って進めます。Googleアカウントの確認が完了したら、制限解除の手続きは完了です。
動画投稿をスムーズに行うためにも、まず動画をアップロードする前に15分を超える動画かどうかをチェックしましょう。
またYouTubeチャンネルを開設するときに行う初期設定をおこなえば問題は防げるため、ぜひ実施してください。
動画投稿の頻度はどのくらいが良い?
動画投稿は、まず週に1本くらいから始めてみるのがおすすめです。継続することを第一に考え、無理のない範囲で始めてみましょう。
投稿のタイミングについては、いつも同じ時間・曜日にすると「視聴者からそろそろこのチャンネルの投稿時間だ」と認識してもらいやすくなります。ただしトレンド系は流れが速く、ライバルが多いため、コンテンツによっては更新頻度を上げるとよいでしょう。
YouTubeStudioの「アナリティクス」タブを開くと、視聴回数、再生日時、再生時間などの情報や、年齢・性別などの視聴者の情報をチェックできます。それらを分析すると、観てもらうための対策を効率よく考えられるため、ぜひ活用してください。
分析結果により、毎日更新しなくても、ユーザーにとって適切な頻度かつよりピンポイントな時間に更新できるようになります。
参考記事:YouTube動画編集におすすめのツール|パソコン・スマホで簡単ハイクオリティ
動画を投稿しても再生回数が伸びない場合どうすればいいの?
再生回数が伸びない場合は、以下の項目を見直してみましょう。
再生回数が伸びないときに見直す内容
- チャンネルのテーマ
- タイトル
- キーワード
- サムネイル画像
- 動画の長さ
たとえば需要のあるテーマや内容へ変更したり、動画やサムネイル画像の質を上げたりするなどの改善方法が考えられます。さらに人気チャンネルを研究すると、再生回数が伸びるポイントが見えてくるはずです。
しかしなにを分析するべきかといったことや、改善すべき点が分からない人は、YouTubeマーケティングに強い会社へコンサルティングを依頼するのもひとつの方法です。
CINCでは、「YouTubeの再生回数が伸びない」「動画投稿したいけれどどこから手をつけたらよいのか分からない」といった悩みがある企業へ、戦略的コンサルティングを行っています。
YouTubeのアルゴリズムを独自ツールで解析し、より成功率の高い方法で再生数・登録者数を伸ばす秘訣を提供します。再生回数を伸ばしたい企業担当者様は、ぜひ検討してみてください。
CINCのYouTube独自ツール「Vid Analytics」を無料で使ってみる
より多くの視聴者に観てもらえるオリジナリティ溢れる動画を投稿しよう
動画投稿のやり方が分からない人も、これから投稿を始めたいと考えている人も、本記事の内容をふまえて行えばスムーズに動画投稿できます。
なによりも「視聴者のためになる」動画こそが多くの人に見てもらえるため、動画編集やサムネイル画像の作成などにも挑戦して、工夫してみてください。よりオリジナリティ溢れる動画で人気チャンネルを目指しましょう。
詳しくはこちら
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