Twitterの人気ハッシュタグを検索するツールとおすすめの方法を紹介
ハッシュタグは成果が出やすい対象の選定が非常に重要です。
本記事では、Twitterにおけるハッシュタグの調査方法、および、効率的に調べられる検索ツールを紹介します。なお、大まかなテーマは以下の2点です。ぜひ参考にしてみてください。
- トレンドとなっている人気のハッシュタグ調査
- 調べたいハッシュタグについて深堀る調査(特定のハッシュタグの発生件数の調査など)
目次
Twitterのハッシュタグを調査・分析する目的
まずTwitterのハッシュタグを調査・分析する目的について見ていきます。ハッシュタグの調査・分析は、どんなことに役立つのでしょうか。
Twitterのハッシュタグを調査・分析する目的は主に下記の3つです。
- トレンドの把握
- ニーズ・反響の大きさを分析
- 口コミの収集
トレンドの把握
ハッシュタグを調査・分析することで、今世の中で何が流行っているのか、どんなニュースが話題になっているか把握可能です。
このようなトレンドは、多くのユーザーが興味・関心を寄せている対象であるため、トレンドを色濃く反映したハッシュタグを活用すれば、自社や自社の商材に関する情報を、より多くのユーザーに伝えることが可能になります。(ツイートのインプレッション数の向上。)
Twitterは大規模SNSであり、特に日本において膨大なユーザー数を抱えています。Twitter上のトレンドによってユーザーの消費行動が変化する例も多数あり、ハッシュタグの活用は実際のビジネスにも大きな影響を与えます。
ニーズ・反響の大きさを分析
ハッシュタグが使用されている回数(出現回数)を調査することで、そのテーマ(ハッシュタグの内容)について、「どれくらいニーズがあるのか」という反響の度合いを測定することが可能です。ユーザーニーズの理解や前述したトレンドの理解にも繋げられます。
たとえば、特定のハッシュタグの利用が急増している場合、ユーザー間でハッシュタグ関連の商品・サービス・情報に対するニーズが拡大している可能性があります。
利用回数が多いハッシュタグの一覧を見るだけでも、Twitterにおけるニーズの外観を把握できます。ニーズ・反響の大きいハッシュタグから、新たなマーケティング施策の打ち手を考えることも可能でしょう。
口コミの収集
Twitterのハッシュタグ調査・分析を通じて口コミの収集も可能です。
Twitterの投稿ではハッシュタグをつけて口コミを投稿するユーザーが多くいます。口コミサイトよりも匿名性の強いTwitterの方が手軽に口コミを投稿できる分、ユーザーのリアルな意見を集めやすいです。
また自社ブランド独自のハッシュタグ等があれば、自社サービスに対する口コミを効率よく収集できます。口コミをもとにして自社商材・サービスの改善、あるいはカスタマーサービスなどにも役立てられるでしょう。
Twitterでハッシュタグを検索・調査する方法
では、実際にTwitterでハッシュタグを検索・調査する方法について確認していきましょう。
ハッシュタグを検索・調査する代表的な方法は下記の3つになります。
- Twitterトレンドで検索する方法
- Twitter検索コマンド(高度な検索)で調査する方法
- Twitter分析ツールを使って検索する方法
Twitterトレンドで検索する方法
最もシンプルで簡易的な方法としてTwitterトレンドでの確認が挙げられます。
トレンドをチェックするには、PCではトップ画面の「#話題を検索」、スマートフォンなどのモバイル端末であれば「虫眼鏡ボタン」からクリック(タップ)します。おすすめやトレンドといったタブが表示されるので、トレンドを選択しましょう。トレンド項目では、日本国内でトレンドになっているハッシュタグを確認可能です。
なお、トレンドタブ以外のおすすめやニュース、エンターテインメントといったタブからもトレンドのハッシュタグをチェックできるので、あわせて参考にしてみましょう。
Twitter検索コマンド(高度な検索)で調査する方法
すでに調査したいハッシュタグが決まっていて、より詳細に分析を行いたい場合は、Twitter検索コマンドが便利です。期間やいいね回数、画像・動画の有無といった特定の条件に絞り込んでハッシュタグを調査可能です。
検索コマンドとは、Twitterの検索欄に入力して詳細検索を実行するコマンドです。Twitterの検索窓に調査したいキーワードと一緒に入力することで使用します。
たとえば、2022年の12月18日以降に「#京都旅行」が付けられたツイートを調べたい場合は、次のように入力します。
“#京都旅行” since:2022-12-18
他にも検索する情報・条件に合わせて様々なコマンドが利用できます。下記、代表的なTwitterの検索コマンドの一覧です。
検索したい情報 | 検索コマンド |
---|---|
特定の日付以降のツイート | since:yyyy-mm-dd(例:since:2022-12-01) |
特定の日付以前のツイート | until:yyyy-mm-dd(例:until:2022-12-01) |
特定の期間のツイート | since:yyyy-mm-dd until:yyyy-mm-dd(例:since:2022-12-01 until:2022-12-31) |
特定のユーザーが投稿したツイート | from:ユーザー名(例:from:nhk_news) |
特定のユーザー宛の返信・メンション | to:ユーザー名(例:to:nhk_news) |
特定のユーザーに関するツイート | @ユーザー名(例:@nhk_news) |
指定回数以上のリツイートがされているツイート | min_retweets:数値(例:min_retweets:200) |
指定回数以上の返信がされているツイート | min_replies:数値(例:min_replies:200) |
指定回数以上の「いいね」がされているツイート | min_faves:数値(例:min_faves:200) |
画像を含むツイート | filter:images |
動画を含むツイート | filter:videos |
リンクを含むツイート | filter:links |
また検索コマンドに加えて、Twitterでは「高度な検索」機能も搭載されています。高度な検索を利用する際は、検索窓にキーワードを入力した後、右側に表示された「・・・」のアイコンを選択して「高度な検索」を選択します。
この「高度な検索」では、わざわざ検索コマンドを入力しなくても、表示された項目にキーワードを入力するだけで詳細な検索が可能です。
たとえばハッシュタグとして「#ワールドカップ」、期間を「2022年12月18日~2022年12月19日」で設定して高度な分析を行ってみます。すると設定した条件に合致するツイートが自動で抽出され表示されます。
検索コマンドを把握しきれていない場合は、高度な検索でハッシュタグの調査・分析を行うのがおすすめです。
Twitter分析ツールを使って検索する方法
ハッシュタグをマーケティングやソーシャルリスニングに活用したい場合は、Twitterの分析ツールをおすすめします。
Twitter分析ツールでは、トレンドになっているハッシュタグを調べられるほか、下記の点を詳細に調査できます。
- ハッシュタグの出現数
- 関連するハッシュタグの出現回数
- 各ハッシュタグのエンゲージメント傾向
- 自社に関する口コミ
ハッシュタグにおける上記項目を調査することは、企業のTwitter運用において非常に重要です。たとえば、より出現回数の多いハッシュタグや、エンゲージメント数の多いハッシュタグを知ることで、ツイート案やキャンペーンの創出に役立てることができます。
Twitter運用を本格的に行いたい場合は、分析ツールの活用は必須と考えてよいでしょう。
※Twitterで人気のハッシュタグ分析ツールについては、次で詳しく紹介します。
Twitterで人気のハッシュタグを検索できるツール
Twitterで人気のハッシュタグを検索する際は、Twitter分析ツールやトレンドサイトなどを使用するのがおすすめです。
ここではおすすめのハッシュタグ検索ツールを紹介していきます。今回紹介するツールは下記の4つです。
- Twitterのトレンド
- SocialDog
- Twittrend
- whotwi(Twitterトレンド検索)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Twitterのトレンド
(引用元:https://twitter.com/explore/tabs/trending)
- 人気のハッシュタグを一覧で確認可能
- Twitterアプリ内で検索可能
前述した通り、Twitterでは「トレンド」の項目から、話題を呼んでいるハッシュタグを検索できます。リアルタイムで使用されている回数の多いハッシュタグを一目で確認できるため、ハッシュタグのトレンドを把握したい場合に最適です。
Twitterを利用している人であれば、誰でも無料で検索できます。Twitterで人気のハッシュタグを見つけたい際は、まずはTwitterのトレンド画面をチェックしましょう。
- 料金:無料
Twittrend
(引用元:https://twittrend.jp/)
- 現在~3日前までの反響の多かったハッシュタグを把握可能
- 国内、海外の地域ごとに人気のハッシュタグを検索できる
TwittrendはWebブラウザ上でハッシュタグのトレンドを詳細に確認できるツールです。リアルタイムでのトレンドはもちろんのこと、数時間、数日前のトレンドを遡って検索することも確認できます。
また、国内では東京や大阪、名古屋をはじめとする21の都市、海外では32の国でトレンドになっているハッシュタグをそれぞれ調べることができます。
Twittrendの利用は完全無料となっています。会員登録の必要もなく、ブラウザ画面ですぐに利用可能です。
- 料金:無料
- Twittrend
whotwi(Twitterトレンド速報)
(引用元:https://trends.whotwi.com/)
- 速報性に優れ、リアルタイムで人気のキーワード、ハッシュタグが分かる
- 2016年12月以降にトレンドとなったハッシュタグを遡ることができる
whotwiの「Twitterトレンド速報」という機能では、Twitterにおいて、リアルタイムで大きな反響を得ているキーワード、及びハッシュタグを確認できます。
5分おきに情報が更新されているため、速報性に優れているといえます。
また、「トレンドアーカイブ」という項目では、2016年12月から、反響数の多かったハッシュタグデータを月ごと、もしくは日ごとに確認できるため、過去のトレンド調査を行いたい場合にも活用できます。
Twitterでハッシュタグの発生件数を調べるツール
ツールを活用することで、特定のハッシュタグの発生件数を調べることが可能です。
Twitterにおける、ハッシュタグの発生件数を調べられるツールとして、下記の2つがあげられます。
- SocialDog
- Hashout
SocialDog
(引用元:https://social-dog.net/ja/)
- 20万件ほどのハッシュタグの発生件数が分かる
- 特定のハッシュタグの平均「いいね」・「リツイート」数を確認できる
SocialDogの「ハッシュタグ検索機能」では、Twitter上でユーザーに数多く使用されている20万件ほどのハッシュタグの発生件数を調べられます。
さらに、特定のハッシュタグが1ツイートにつき、平均でどれくらいの「いいね」及び「リツイート」を獲得できているのか確認することができます。
ただ多く利用されているだけでなく、反響を得やすいハッシュタグが分かるため、投稿時に役立てることができるのです。
※ただし、ハッシュタグ検索機能は「Businessプラン」でのみ利用可能となっているので注意してください。
- 料金:有料(プランごとに異なる)
- トライアル:あり(1週間)
- SocialDog
Hashout
(引用元:https://www.hashout.jp/)
- 特定のハッシュタグの投稿回数を調査できる
- 特定のハッシュタグを含むツイートの平均「いいね」数や「コメント数」なども把握可能
Hashoutでは、特定のハッシュタグを含むツイートが投稿された回数を調べることができます。
また、それらのツイートが合計/平均で獲得している「いいね」数や「コメント」数も調査できるため、投稿に使用する際に効果の得やすいハッシュタグが分かるのです。
さらに、Hashoutでは特定のハッシュタグが使用された人気投稿(反響が大きいツイート)において、併用されているハッシュタグを自動でリスト化してくれる点も魅力です。
- 料金:有料(3つの料金プランから選択)
- トライアル:あり(1週間)
- Hashout
まとめ
当記事で紹介した、おすすめのハッシュタグ検索ツールは以下です。
<Twitterで人気のハッシュタグを検索できるツール>
- Twitterのトレンド
- Twittrend
- whotwi(Twitterトレンド検索)
<ハッシュタグの発生件数を調べるツール>
- SocialDog
- Hashout
当記事を参考に、Twitterのハッシュタグ検索ツールを活用してみてはいかがでしょうか。
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