Twitterのフォロワー数の推移を調べるツール5選と分析方法

最終更新日:

SNSマーケティング

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Twitterフォロワー数推移

フォロワーを増やすためには何をすれば良いのでしょうか?本記事では「フォロー数の推移を分析する」ことをおすすめします。自分のアカウントのフォロワーは過去どのようなタイミングで増え、減ったのかデータを元に振り返ることで増やすための正攻法を見つけることができます。

本記事では、自分だけでなく「他人や他社のTwitterアカウント」のフォロワー推移の確認の方法、おすすめの無料・有料ツールについて紹介します。

さらに、企業のTwitter担当者なら必ず知っておきたい、フォロワー推移の分析方法と運用のポイントについても解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

フォロワー数の推移をチェックすべき理由

フォロワー数の推移を調べるとで自分や他人のTwitter運用における、過去の成功事例、失敗事例を知ることができます。つまり、過去を振り返ることで再現性を持ってTwitterを運用することが可能になります。

Twitterアカウントの運用成果を確認するため

Twitterアカウントの運用成果を測るうえで、フォロワー数は最も分かりやすい指標の一つです。フォロワーが順調に増えていれば魅力的な投稿ができている証拠です。

Twitterアカウントの運用改善に活かすため

フォロワーが増えている場合には増えている要因を明らかにし、成功の法則を見つけ出しましょう。再現性のあるアカウント運用のためには成功要因の分析が欠かせません。逆にフォロワーが減っている場合には運用方針の見直しが必要となります。フォロワーが減っている理由を分析し改善を繰り返しましょう。

毎回ではありませんが、フォロワーの増減にはきっかけとなるツイートが存在します。原因追及にはフォロワー推移を定期的に追うことが必要不可欠です。

フォロワー数の推移を確認できるツール【無料・有料】

フォロワー数の推移はツールを使えば簡単に確認することができます。無料で使えるツールもあるので一度試してみてはいかがでしょうか。

なお、フォロワー数の推移を確認するツールは、以下3点のポイントをチェックできるかどうかで選定するのがよいでしょう。

  • 自アカウント以外も調査できる
  • 数値+グラフとして把握できる
  • フォロワー数の増減に直接影響しているツイートがわかる

ここでは、以下の4つのツールを紹介します。

  • Twitterアナリティクス
  • Keywordmap for SNS
  • ツイプロ
  • SocialBlade
  • SocialDog

Twitterアナリティクス

フォロワー数推移:Twitterアナリティクス

自分の月次の新規フォロワー数を確認することができます。過去28日間であれば、ツイート数、インプレッション数、エンゲージメント数、などのデータをCSVファイルでダウンロード可能です。データの加工がしやすく、精緻な分析ができる点が特徴です。

ダウンロードしたデータをもとに、フォロワーの推移をExcelで管理するようにしましょう。

料金:無料

ツイプロ

フォロワー数推移:ツイプロ

キーワードやアカウントIDを入力するだけで、アカウントのフォロワー推移を確認できます。自身だけでなく他人のアカウントも分析できるのが特徴です。直近4週間分のデータを1週間ごとに確認できます。

SocialBlade

SocialBlade

SocialBladeは、海外ツールのため表記はすべて英語ですが、Twitterのフォロワー数の推移を調査することができます。もともと、WebサイトやYoutubeのデータ分析からスタートしたツールで、現在もTwitter意外に複数のソーシャルメディアを横断的に調査することが可能です。

上図の通り、TwitterのアカウントIDを入力することで、フォロワー数の推移や「いいね」をもらった数などをチェックすることができます。自分のアカウントだけでなく、他人や競合アカウントも調査できる点が特長的です。

SocialDog

フォロワー数推移:socialdog

自分のアカウントの直近1ヶ月間の、フォロワー数推移、フォロー数推移、FF比(フォロワー数/フォロー数)、日時新規フォロワー数、日時新規フォロー数、日時フォロワー解除数を確認することができます。

フォロワー数の推移を分析してフォロワーを増やす方法

フォロワー数の推移の分析を運用に活かす方法を具体的にご紹介します。他人・他社のアカウントを分析もすることで、自分のアカウントの分析だけでは気付けなかった運用のコツや反響の高い投稿の傾向値を掴むことができます。

ベンチマークすべきアカウントを特定する

他人のアカウントを分析する場合には、まず参考にすべきアカウントを見定めましょう。対象アカウントのフォロワー推移を分析し、着実にフォロワーを伸ばしていることを確認します。そもそもフォロワーが伸びていないアカウントを分析しても参考になりません。

また、Twitterアカウントを運用する際には目的に合わせて、どのような属性(どのような興味・関心を持っているのか)のアカウントにフォローされたいのかあらかじめターゲットを定めているはずです。運用目的を達成するためにも、参考にするアカウントが自分のターゲット(フォローして欲しい人)からフォローされていることを確認しましょう。

過去バズを見つける

過去のフォロワー推移を分析し、フォロワーが急激に増加したタイミングがあれば、きっかけとなった投稿を再現することでフォロワーが増える可能性があります。過去の成功事例を見つけ、その後のアカウント運用に活用しましょう。

増えたフォロワーの属性を分析する

フォロワーが増えたタイミングで、増えたフォロワーの属性や興味関心を分析します。フォロワーのプロフィールや投稿内容を確認しましょう。手作業でこれらの作業を行うのは大変ですが、ツールを活用すると簡単に分析することができます。

参考:Keywordmap for SNS 「フォロワー分析」

フォロワー数推移:Keywordmap for SNS
フォロワーの属性がワードマッピングとして表示される

投稿テーマに反映する

フォロワーの属性や興味関心に合わせた投稿をすることで、エンゲージメントを高めましょう。そうすることで一度増えたフォロワーにフォロー解除されることなくフォロワーが定着します。

フォロワー数の推移と過去の成功事例の相関を分析するには、日々の運用指標をExcelなどのシートで管理すると良いでしょう。ただ、Excelでのデータ成形、および分析には非常に労力や工数がかかります。したがって、Twitterアナリティクスに加えて、分析ツールの使用を検討することをおすすめします。日々の分析やレポートの工数を削減し、投稿の質を高めることに時間を掛けましょう。

参考:Keywordmap for SNSの運用レポート画面「機能名:運用アカウント分析」

フォロワー数推移:Keywordmap for SNS
投稿の効果がカテゴリごとに表示される

Keywordmap for SNSでは過去の投稿データを蓄積し、投稿カテゴリ毎に成果を計測することで運用でうまくいっている点や、改善点を明確にすることができます。TwitterアナリティクスからデータをDL、Excelで成形、分析、という流れを瞬時に行うことができるので、効果測定やPDCAサイクルを回すプロセスにしっかり時間をかけることができます。

Keywordmap for SNSは7日間、無料で利用できます。
まずはお試しでフォロワーを分析してみましょう。

フォロワーが増えるメリットとは

フォロワーが増えることは、それだけで十分なメリットのように感じます。しかし具体的にメリットを把握することで、Twitter運用の方針が明らかになることもあります。まずは、どんなメリットがあるのか把握しましょう。

情報の拡散力が増えることで投稿を見てもらえる人が増える

フォロワーが多いと投稿を多くのユーザーに見てもらうことができます。いいねやリツイートなど拡散が起これば、フォロワーのフォロワーまで情報が届きます。フォロワーが多いことで拡散の機会を多く作ることができるメリットがあります。

信頼性・権威性が上がる

フォロワーが多いアカウントはより多くの人から支持を受けているアカウントです。フォロワーが100人のアカウントよりも10,000人のアカウントの方が信頼性や権威性は高まります。フォロワーが多いことは、それだけでユーザーが投稿内容に共感、反応する理由や、フォローする理由にもなります。

市場調査にも使える

Twitterではアンケート型の投稿を利用して市場調査を行うことができます。フォロワーが多いと、より多くのアンケートの回答を集めることが可能になり、情報の信憑性や網羅性を担保できます。

集客に利用できる

フォロワーが多いと集客力が高まります。投稿をきっかけにWebサイトへの送客や、キャンペーンを打つなどすれば実店舗への来店誘致数を増やすことができます。 

Twitter運用で成果を出すために知っておくべきポイント

フォロワー数の推移の調べ方と、そこで得られたデータをどのようにフォロワー数の増加につなげるか見てきました。しかし、フォロワー数を増加させる、ひいてはTwitter運用で様々な成果を得るためには、それ以外にも押さえておくべきポイントがいくつもあります。

Twitter運用の目的を達成するためには、次の3つのポイントについて丁寧にチェックしてみてください。

  • ユーザーが(企業)アカウントをフォローする理由
  • ユーザーがアカウントをフォローする導線
  • Twitter運用で必ず最適化すべき対象

それぞれ解説していきます。

ユーザーがアカウントをフォローする理由

フォロワーを増やすためには、ユーザーがなぜTwitterアカウントをフォローする理由を知っておく必要があります。主に、以下3つの理由が(企業)アカウントをフォローする理由です。

  • 興味関心のある有益な情報を発信している
  • キャンペーンを実施している
  • フォローバックする

興味関心のある有益な情報を発信している

当然ですが、アカウントが自分の興味関心のある情報を発信しているとフォローする理由になります。例えばファッションに興味がある人はファッションについて投稿しているアカウントをフォローし、筋トレに興味がある人は筋トレについて投稿しているアカウントをフォローします。フォロワーを増やすには、ターゲットを明確に定め、ターゲットが欲しい情報を投稿する必要があります。様々なジャンルの雑多な投稿をするよりも、特定のジャンルに絞ってアカウントのコンセプトを明確にすることが重要です。

キャンペーンを実施している

企業アカウントの場合にはキャンペーンの実施がフォローの理由となることがあります。フォロー&リツイートを条件にプレゼントが当たる抽選型のキャンペーンが代表的です。

参考:Twitterキャンペーンの事例5選を分析!成功の法則を大公開

twitterキャンペーン

フォローバックする

フォローされたことをきっかけにフォローをお返しすることがあります。SNSは双方向のコミュニケーションが醍醐味です。フォローして欲しいアカウントを自分からフォローすることで相手からもフォローを返してもらえる(フォローバック)可能性があります。

企業アカウントをフォローする理由

アライドアーキテクツ社の調べによると、企業アカウントをフォローする理由は「クーポンやキャンペーン、セール情報を取得するため」が一番多い様です。企業がフォロワーを増やすには、お得な情報を投稿することが一番の近道かもしれません。その他に「新商品の情報を知るため」や「好きな商品のより詳細な情報を取得するため」などの理由があります。

出典:Twitterアクティブユーザー2,000人に聞きました!「SNSをきっかけとした購買行動・口コミ行動調査」~SNSからの購買や口コミを促進するために、企業は何をするべき?~

アカウントをフォローする導線

ユーザーは必ずしも企業アカウントを忌避するわけではありません。企業発信のツイートがユーザーにとって有益であれば、自発的にフォローしてくれるものです。

であれば、企業としてはユーザーがフォローしやすいような環境を作ることが肝心でしょう。
ユーザーがフォローする際にどのような段階を経るのか、という導線を意識してプロフィールや投稿内容を設計しましょう。

アカウントを見つけてもらう

まずはアカウントの存在を知ってもらう必要があります。拡散される投稿をする、ハッシュタグをつける、フォローやいいね、リツイート、リプライ、コメントを積極的に行う、広告出稿をするなどの方法が考えられます。

プロフィールを見る

投稿を目にしたり、いいねの通知が来たら、ユーザーはアカウントのプロフィール画面を見ます。プロフィールの内容を吟味し、自分の興味のある情報を発信しているアカウントであれば、次の投稿が楽しみになりフォローするきっかけになります。

直近の投稿を見る

プロフィールだけでは十分な情報が得られない場合には、直近の投稿を眺め、そのアカウントがどの様な投稿をしているか確認します。投稿内容が魅力的であればもう一度プロフィール画面に戻ってフォローすることになります。Twitterであれば固定ツイートにアカウントの魅力を載せることで、フォローの確率を引き上げることが可能です。

Twitter運用で必ず最適化すべき対象

最後に、企業がTwitterを運用する際に、避けては通れない4つのポイントを紹介しておきます。Twitterをマーケティング施策として活用できるかどうかは、この4つのポイントを満たしているかが鍵になるので、ぜひ参考にしてみてください。

  • ペルソナの設定
  • 運用目的の設定
  • 投稿のテーマを決める
  • プロフィールを作る

ペルソナの設定

Twitterをうまく運用するためにはまずペルソナを明確に定める必要があります。ペルソナとは、自社にとって理想のユーザー像です。自分が発信したい内容ではなく、ペルソナが欲しがる情報を想像し投稿内容を企画しましょう。

運用目的の設定

目的を定めないまま運用を開始しては長続きしません。目指すべき成果を明確に定めて運用しましょう。企業アカウントであれば、認知の拡大や、Webサイトへの送客、ECサイトでの商品購入、店舗への来店誘致などが目的となります。目的から逆算して、最適な運用法を模索していきます。

投稿のテーマを決める

ペルソナと運用目的が定まったら投稿テーマを定めます。複数の投稿テーマを定め、テーマ毎にインプレッションやエンゲージメントを計測し、効果が高いテーマは投稿量を増やし、効果の低いテーマは違うテーマに切り替えるなどして成果の出るテーマにリソースを投下しましょう。

プロフィールを作る

フォロー導線でも言及しましたが、プロフィールはTwitter運用における非常に大事な要素です。投稿テーマに沿ったプロフィールを設計します。ユーザーがフォローをするきっかけになるため、アカウントのコンセプトやフォローするメリットを明確に伝えましょう。

まとめ

自分のアカウントや競合アカウントのフォロワー推移を分析することで、成功事例と失敗事例を知ることができます。単なる分析に終わらせず成果を出すためには、戦略に基づいた運用改善が欠かせません。まずは基礎をしっかりと抑えたうえで、継続的に分析⇒戦略立案⇒施策実行⇒改善のサイクルを回し、フォロワーを増やしましょう。

この記事を書いたライター
Keywordmap編集部
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