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インスタグラムで集客するためのポイント12選!成功事例や集客に役立つ分析ツールも紹介
当記事ではInstagramの特徴や、集客ツールとして活用するメリットといった基礎知識から、集客を成功させるための実践ノウハウまで幅広く解説します。
Instagramを運用しているが、なかなか成果が生まれず悩んでいる方、これから集客チャネルとしてInstagramの活用を検討している方は、ぜひご一読ください。
目次
Instgramが集客ツールとして活用される理由
そもそも、なぜInstagramがビジネスにおいて活用されているのでしょうか。
前提として、以下の図からわかる通り、InstagramはSNSの中で国内で4番目の月間アクティブユーザー(MAU)数を誇る媒体です。
SNS | 月間アクティブユーザー数(2020年時点) |
---|---|
LINE | 9,200万人 |
YouTube | 6,500万人 |
4,500万人 | |
3,300万人 | |
2,600万人 | |
TikTok | 950万人 |
(出典元:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書)
当然、多くのユーザーを抱えるチャネルでマーケティングを行うことは有効であるといえますが、Instagramをはじめ、様々なSNSが集客媒体として活用される最たる理由は、「消費者の、情報の検索方法や購買行動の変化」にあります。
近年、特に若年層において、情報収集する媒体として、検索エンジンではなく、SNSを活用するトレンドがあります。とりわけ、ファッションやグルメといった、ユーザーが写真で情報を入手したいようなジャンルにおいては、Instagramで検索行動が行われる傾向にあります。
実際に、スマートフォンでファッションに関する情報を検索する際、Instagramを利用する人がGoogleを利用する人よりも多かったという報告があります。(以下の図を参照)
(引用元:「【調査データ】インスタグラムがグーグルを超える?若者が流行情報を収集する手段とは」)
また、株式会社マージェリックによる調査では、Instagramを利用している10代~35歳の女性を対象にアンケートをとったところ、「45.8%の方がInstagramで知った商品を購入したことがあり、そのうちの70.7%の方はInstagramの投稿を見て衝動買いをしたことがある」ことがわかったそうです。
(引用元:Instagramのショッピング機能に関する調査を行いました MERGERICK inc.|株式会社マージェリック)
このようなデータからわかる通り、Instagramでの検索・購買行動が盛んになっているため、集客媒体として活用されているのです。
Instagramで集客する5つのメリット
本章ではInstagramで集客するメリットを5つ紹介します。
Instagramというプラットフォームへの理解にもつながりますので、しっかりとおさえておきましょう。
- 若年層を集客しやすい
- 低コストで集客できる
- 自社商品を視覚的に訴求できる
- 購買までの導線がスムーズ
- 第一想起を獲得しやすい
若年層を集客しやすい
1つ目は、若年層を集客しやすいことです。
Instagramでは以下の図からわかる通り、他のSNSと比較して10代~20代のユーザーの割合が多く、若年層へ情報を届けやすいといえます。
(出典元:令和2年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書)
したがって、販売したい商品・サービスのターゲットが若年層なら、Instagramの活用も検討してみることをおすすめします。
低コストで集客できる
2つ目のメリットは、低コストで集客できることです。
nstgramを使えば無料で情報発信ができ、さらに広告を配信する場合も1日100円から出稿可能となっており、低予算での運用ができます。さらに広告の出稿に関しては、細かい条件設定が可能です。
以下の項目で配信するユーザーを絞り込むことができます。
- ユーザーの趣味や関心
- 年齢
- 性別
- 職種
- 地域
- 興味・関心
- 交際ステータス
そのため、自社が想定しているターゲットに絞って配信しやすいのです。
自社商品を視覚的に訴求できる
3つ目のメリットは自社商品を視覚的に訴求できることです。Instgramでは写真・動画でコンテンツを発信するSNSです。
そのため、自社の商品の魅力を視覚的に訴求しやすいです。また、「キャプション」と呼ばれるテキストを入力できる箇所があるため、文章で写真・動画の内容を補足することも可能です。
実際に以下の投稿では、文章による説明があることで、写真の内容が分かりやすくなっています。
(引用元:https://www.instagram.com/p/CkcPQX4PYYH/)
Instgramを運用する際は、魅力的な写真と文章を用意してコンテンツを作成してみましょう。
購買までの導線がスムーズ
4つ目のメリットは購買までの導線がスムーズな点です。
Instagramにはショッピング機能というものがあり、その機能を使えば、広告宣伝色を比較的出さずに購買までの導線を設計することができます。
以下が実際にInstagramから商品を購入しようとした時のECサイトまでの流れです。
(引用元:https://www.instagram.com/salonia_official/)
わずか3ステップでInstgramから自社ECサイトまでユーザーを遷移させることができます。ただし、ショッピング機能を利用するには条件があり、その条件を満たしていないと使うことはできません。
以下がその条件になります。ショッピング機能を活用する前に、内容を確認しておきましょう。
・コマースの利用要件を精査し、販売する商品が適格であることと、コマースポリシー、利用規約、コミュニティガイドラインなどのInstagramのポリシーに準拠していることを確認します。
・あなたのビジネスが、ウェブサイトのドメインを所有していることを確認します。ショップには、ビジネスのウェブサイトから直接購入できる商品のリストが掲載されている必要があります。また、あなたがこのドメインに関連付けられている店舗またはウェブサイトの代表者である必要があります。
・持っているInstagramプロフィールが、ビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントであることを確認します。続いて、InstagramプロフィールをFacebookページにリンクします。
・ビジネスマネージャのアカウントを持っていない場合は、作成します。ビジネスマネージャのアカウントは、コマースマネージャでショップを設定する際に必要となります。ビジネスマネージャでは、広告アカウント、ページ、ページで作業を行う可能性のあるメンバーを管理することができます。
(引用元:Instagramショッピング を使って目的の顧客にリーチする)
第一想起を獲得しやすい
5つ目のメリットは消費者の第一想起を獲得しやすいことです。
第一想起とは、ある商品・サービスを思い浮かべるときに、消費者が最も最初に思いつくブランドのこと。多くのユーザーが自社が属する業界のブランドを想起する際に、真っ先に自社商品を思い浮かべるような状態を作ることができれば、購買数も増えやすいと考えられます。
第一想起の獲得方法の1つには、消費者との接触回数を増やすことがあげられます。
Instgramを使えば、頻繁にフォロワーとの接触を図ることができます。なぜなら、Instagramにはユーザーと交流できる機能が豊富だからです。
例えば、ストーリーズという機能があげられます。これは自分のフォロワーのみに表示され、縦長の写真・動画コンテンツを共有することができます。(以下赤枠参照)
一番左には自分のアカウントのアイコンが表示され、その隣からはフォローしているアカウントのアイコンが並ぶようになっています。
また、以下のようにアンケートを取ることもでき、ただ単に情報共有ができるだけでなく、ユーザー側のアクションを喚起できる仕組みとなっています。
このように、Instagramの機能を活用して、ユーザーとの接触回数を増やしていくことで、自社の認知度拡大、ひいてはユーザーが同業界におけるブランドを想起する際に、自社商品を思い浮かべやすくなると考えられます。
Instagramで集客する3つのデメリット
集客に活用できるSNSとして非常に便利なInstagramですが、デメリットも存在します。
本章では、Instagramで集客する上でおさえておくべきデメリットを紹介します。
- 炎上するリスクがある
- 自社商品の宣伝だけでは集客はできない
- Instagram集客に適した業態が限られる
炎上するリスクがある
Instagramにも他のSNSと同様、炎上のリスクがあります。多くのユーザーに投稿が閲覧されるInstgramだからこそ、投稿の内容には細心の注意が必要です。
パーソナライズサプリを販売する「FUJIMI」はインフルエンサーによるPR投稿をめぐって炎上し、Instgramで謝罪の旨の投稿をしています。
(引用元:https://www.instagram.com/p/CLsb85ajCZn/)
特にステルスマーケティングなどには細心の注意を払うようにしましょう。
(※ステルスマーケティング:PR投稿であるにも関わらず、それを隠してまるで投稿者の口コミであるかのように発信すること)
企業SNSの炎上については、以下の記事でさらに詳しく解説していますので併せて参考にしてみてください。
「企業のSNS炎上について事例や対処方法と防止策まで解説」
自社商品の宣伝だけでは集客できない
ただ、やみくもに自社商品を宣伝をするだけでは認知獲得にはつながりにくい傾向にあります。
ユーザーに関心を持ってもらうためには、当然ながらユーザーの関心を引きつけるコンテンツである必要があります。もちろん、集客するには商品・サービスを宣伝することも必要です。しかし、それだけではユーザーは飽きてしまい、フォロワー数の減少につながります。ではどのような投稿であればユーザーからのニーズに応えられるのでしょうか。
例えば、自社が提供でき、かつユーザーの役に立つノウハウを発信して、多くのフォロワーを集めているアカウントがあります。
三井住友銀行の公式アカウントでは金融にまつわる知識を投稿しつつ、自社のキャンペーン情報の告知もしています。
(引用元:https://www.instagram.com/smbc_official/)
ユーザーが知りたい情報と自社で発信したい情報を織り交ぜて発信することがポイントであるといえます。
向いている業態が限られる
集客媒体として、Instagramを活用しやすい業界と活用しにくい業界があります。
Instagramは利用率の高いユーザー層が10代~20代となっていることや、写真や動画コンテンツが中心となっていることから、高い年齢層向けのサービスや、特長を視覚的にアピールにくい業態はInstagramを集客媒体として活用しにくい傾向があります。
一例ですが、以下にInstagramと相性が良い業界と不向きな業界をまとめました。
<Instagramとの相性が良い業界>
- 化粧品
- アパレル
- 飲食
- 旅行
<Instagramには不向きな業界>
- 保険
- 金融
- ソフトウェア
- コンサル
自社の製品・サービスがInstagramというプラットフォームの特徴とマッチしているのかどうかを、運用開始前によく確認しておくようにしましょう。
Instagramで集客するポイント12選
Instagramで効果的に集客するためのポイントを12個解説します。
インスタグラムで効果的に集客するために、しっかりとおさえておきましょう。
- ターゲットを決める
- ユーザーのニーズに沿ったコンテンツを投稿する
- 高頻度でコンテンツを投稿する
- ハッシュタグを活用する
- 商品タグを使う
- 店舗の位置情報を活用する
- 広告を出稿する
- ストーリーを更新する
- ハイライトを作成する
- インフルエンサーを起用する
- キャンペーンを実施する
- リールを活用する
ターゲットを決める
まず、自社のアカウントは誰に向けて発信するのか、ターゲットとするユーザーを定めましょう。
ターゲットを決めないまま発信をしても、当然集客につながりません。また、ターゲットを誰に設定するかで、効果的な発信内容やクリエイティブも大きく変わってきます。
例えば、同じハンバーガーショップであるマクドナルドとモスバーガーですが、Instagramでのターゲットはコンテンツを見れば明らかに異なることがわかります。
左がマクドナルド、右がモスバーガーです。
(引用元1:https://www.instagram.com/mcdonaldsjapan/)
(引用元2:https://www.instagram.com/mosburger_japan/)
明確なターゲット像はわかりませんが、マクドナルドは子連れの親世代をInstagram上でのターゲットにしていることがわかるのではないでしょうか。対してモスバーガーは、こちらも明確なターゲット像は不明ですが、特段、小さい子どもを持つ親向けといった印象は受けません。
このようにターゲットによって、発信する情報やクリエイティブが大きく異なるのです。
Instagramで運用においては、まずターゲットを決め、そしてそのターゲットユーザーがどんな情報に興味・関心があるのかを考え、コンテンツ作成に取り掛かることが重要です。
ユーザーのニーズに沿ったコンテンツを投稿する
集客につなげるためには、当然ながらターゲットするユーザーが求める情報を届ける必要があります。
ユーザーのニーズから外れた発信をしてしまうと、フォロワー数の減少につながります。そのため、商品・サービスの宣伝コンテンツだけでなく、有益なノウハウの発信や、景品を用意したキャンペーン投稿を、ニーズを分析した上で行うなど工夫しましょう。
また、ターゲットとするユーザーがどのような情報を求めているのか把握するためには、競合他社のアカウントでどんなコンテンツが発信されているのか調査するのも一つの手です。
高頻度でコンテンツを投稿する
定期的にコンテンツを発信することで、フォロワーのニーズを継続的に満たしやすくなるだけでなく、これまで接触していなかったユーザーにもリーチしやすくなります。
特に、アカウントを運用したばかりの段階では、フォロワーも少なく、リーチできるユーザー数が少ない傾向にあります。
そのため、高頻度で投稿することで、ユーザーとの接触回数を増やし、集客数の向上に努めることが重要です。
ハッシュタグを活用する
Instagramでは、ユーザーはフォローしているアカウントの投稿や、レコメンドされる投稿を見るだけでなく、ハッシュタグを活用して、情報を収集します。そのため、ハッシュタグを効果的に活用ができれば多くの人に認知を広げることができ、集客につなげやすくなります。
ハッシュタグを使うポイントは、大量に活用し過ぎないことです。ハッシュタグは最大で30個つけることができ、「多ければ多いほど良い」と言われることもありました。
しかしながら、ハッシュタグに関してはInstagramの公式から以下のような発表がありました。
Instagramにおいてハッシュタグは3~5個に設定するのが良い。10~20個のハッシュタグ数ではコンテンツは伸びないだろう。
(引用元:https://www.instagram.com/p/CUV20kxvLgS/)
さらに、SNS分析ツールを提供するHootsuite社によると、調査を通じて、以下の事実が分かったそうです。
ハッシュタグが多いほどリーチが増えるとは限らないということです。ハッシュタグを 30 まで活用しても、これらの投稿にはまったくプラスの影響がありませんでした。
(引用元:https://blog.hootsuite.com/experiment-instagram-hashtags/)
こうした調査結果から、ハッシュタグは大量に活用するべきではなく、コンテンツの内容と関連性の高いハッシュタグを適度に使うことがおすすめであるといえます。
商品タグを使う
商品タグとはInstgram内からECサイトに簡単に誘導するための機能です。
以下の図のように、商品タグを使えば、ユーザーをスムーズにECサイトまで誘導でき、オンラインショップの集客につなげやすくなります。
(引用元:https://www.instagram.com/salonia_official/)
ECサイトを所有している場合は商品タグの設定をしましょう。
店舗の位置情報を活用する
オフライン店舗のビジネスの場合、投稿に店舗の位置情報を活用するがおすすめです。
位置情報が分かれば、投稿を通じて、自社の商品に興味を持ったユーザーが店舗の位置をすぐに把握でき、来店しやすくなります。
Instagram内で位置情報が表示される箇所は2つあります。
- コンテンツ内
- プロフィール欄
コンテンツ内
1箇所目はコンテンツ内での位置情報です。(以下画像の赤枠参照)
これは投稿時にユーザー側で設定できるようになっています。
ただし、Instagramには位置情報が登録されていない店舗もあります。位置情報が設定されていない場合は、以下の手順で情報を追加しましょう。
※現在、Instagramに存在している位置情報は過去に他ユーザーが追加したものになります。
- Facebookを開く
- 投稿ボタンをタップ
- チェックインをタップ
- 新しいスポットを追加をタップ
- それぞれの情報を入力して保存する
※Instagramでの反映に少し時間が掛かる場合があります。
プロフィール欄
2箇所目はプロフィール欄での位置情報(住所)です。
プロフィール欄に設定することで、ユーザーはプロフィールからGoogleマップなどと連携して道順を簡単に把握できるようになります。
以下の図のように、プロフィールに記載の住所をユーザーがタップすれば、地図のアプリに遷移するためのポップアップが表示されます。
(引用元:https://www.instagram.com/nokaoitokyo/)
また、設定の仕方は以下の通りです。
- Instagramアカウントをビジネスアカウントへ切り替える
- プロフィール編集をタップ
- 連絡先オプションをタップ
- ビジネスの住所をタップ
- 位置情報の入力
以下の図では手順3~5を説明しています。
広告を出稿する
通常投稿ではインプレッション数の増加やフォロワー獲得などの成果につなげるのに時間を要しますが、広告を使えば時間を短縮して成果の創出が期待できます。
フォロワーが少なくInstagram内での影響力が少ないが、ユーザーとの接触回数を増やし、集客につなげたい際におすすめです。
Instagram広告では1日100円からの広告配信ができ、さらに配信するユーザーを地域・興味関心などで絞り込むことができます。
以下は広告設定で設定できる絞り込みの条件の例です。
- ユーザーの趣味や関心
- 年齢
- 性別
- 職種
- 地域
- 興味・関心
ストーリーズを更新する
ストーリーズを定期的に更新することで、フォロワーとの接触回数を増やすことができます。
ユーザーがストーリーズによく反応するアカウントの投稿は、Instagramのアルゴリズム上、優先的に表示される傾向にあるため、定期的にユーザーの関心を引くストーリーズ投稿を発信することで、よりユーザーとの接触回数を増やしやすくなります。
また、ストーリーズ投稿にオンラインショップのURLを貼ることで、集客経路としても役立ちます。
ハイライトを作成する
ハイライトとは過去のストーリーズ投稿を24時間経過後もユーザーが閲覧できる機能です。
ハイライトを作成しておくことで、プロフィール欄では紹介しきれない情報を掲載することができ、より自社のアカウントの魅力を伝えることができます。
以下がハイライトの表示箇所です。
(引用元:https://www.instagram.com/gyukaku_official/)
例えば、「お客様の声」というハイライトをクリックすると以下のように表示されます。
(引用元:https://www.instagram.com/gyukaku_official/)
通常のストーリーズと同じように表示されるので、画像の再作成やリンクの再掲載などは必要ありません。
インフルエンサーを起用する
インフルエンサーとはSNSのフォロワー数が数万~数百万人にも及ぶ、大きな影響力を持つ人のことを指します。
影響力のある人が口コミのような形で投稿するため、ユーザーの購買意欲を高めやすいメリットがあります。
以下は実際にInstagramで行われたインフルエンサーを起用したPR投稿です。
(引用元:https://www.instagram.com/p/Bu3uFMVnu1y/)
このように、インフルエンサーを活用することで、ユーザーの購買意欲を高められる一方で、適切なインフルエンサーを起用しないと集客につながりにくくなります。
というのも、認知を拡大させるために、フォロワーが多いという理由でインフルエンサーを選んでも、インフルエンサーのフォロワーの属性(性別・年齢など)と、自社ブランドのターゲット層が一致していなければ、集客にはつながらないからです。
具体的に、以下の観点でインフルエンサーを選定すると良いでしょう。
- インフルエンサーのフォロワーの属性(性別・年齢など)とブランドのターゲット層の親和性
- インフルエンサーのフォロワーの質(いいね・コメントなどは行われているか)
- インフルエンサーの過去のPR投稿の反応
キャンペーンを実施する
Instagramでは、フォローや「特定のハッシュタグを載せたコンテンツの投稿」などを条件に、抽選でプレゼントが贈呈されるといったキャンペーンが行われています。
フォローや指定のハッシュタグを参加条件とすることで、拡散されやすい仕組みとなっています。そのため、通常の情報発信や商品の宣伝をする投稿よりも、短期間で集客につなげやすくなるのです。
例えば、ANAのInstagramアカウントでは、アカウントのフォローとキャンペーン投稿への「いいね」を条件にプレゼントキャンペーンを実施しました。
(引用元:https://www.instagram.com/p/ChQsvO2J3Y_/)
その結果、およそ2万件の「いいね」を獲得し、認知拡大につなげました。
キャンペーンを上手く活用することで、地道にインプレッション数、フォロワー数などを増やしていくよりも、早く集客につなげることができるので、実施を検討してみましょう。
ただしキャンペーン実施後には、増加したフォロワー数を維持するために、フォロワーにとって有益な情報の発信が欠かせないことを念頭に置いておきましょう。
リールを活用する
リールとはスマホの全画面で表示されるような縦長動画のことで、最長90秒の動画を発信することができます。
動画形式で実際に商品の活用シーンを映して紹介することで、ユーザーに対して使用するイメージを抱かせられるため、集客に活かしやすいのです。
実際にInstagramの公式Twitterで、リールを使うと以下のような成果が上がったと報告されています。
Instagramでの集客を行う際には、リールを積極的に活用していきましょう。
Instagramでの集客成功事例3選
実際にInstagramを活用した集客を成功させている事例を紹介します。
業界の異なる、以下3つのアカウントを紹介します。
- Classical Elf/クラシカルエルフアパレル
- 不動産(無印良品の家 mujihouse)
- ミスタードーナツ(飲食店)
Classical Elf/クラシカルエルフ(アパレル)
アパレル業界からは「Classical Elf/クラシカルエルフ」を紹介します。
クラシカルエルフは30代~40代の顧客を中心とした女性向けのアパレルブランドで、主にオンラインで商品を販売しています。
(引用元:https://www.instagram.com/classicalelf_official/ )
オンライン販売が主となっているので、Instagram経由での集客にもに力を入れている印象です。
このアカウントの注目ポイントは2つです。
- コーデ例紹介コンテンツ
- インフルエンサーとのコラボ
コーデ例の紹介コンテンツ
クラシカルエルフでは定期的にテーマに沿ったコーデ例を紹介しています。
(引用元:https://www.instagram.com/p/CnHBx4qJl6S/)
コーデ例を紹介することで商品購入後の状態を想像しやすくさせ、購買意欲を高めています。結果、商品単体の写真を掲載する場合に比べ、より多くの商品購入が発生すると考えられます。
インフルエンサーとのコラボ
クラシカルエルフでは、30代~40代から支持を得ていると考えられるインフルエンサーを起用して、リール動画の投稿をしています。
以下のように、何人ものインフルエンサーを起用しています。
自社のターゲット顧客をフォロワーに多く抱えているインフルエンサーとコラボすることで、自社商品に関心が高いであろうユーザーに訴求しやすくなります。
不動産(無印良品の家 mujihouse)
不動産業界の企業も、視覚的な訴求ができるという点でInstagramとの相性が良いといえます。
ここでは「無印良品の家 mujihouse」のアカウントを紹介します。
(引用元:https://www.instagram.com/mujihouse/)
無印良品の家ではリノベーションした部屋や建てた家を掲載し、キャプションにはどういう背景でリノベーション・建設までに至ったのかが書かれています。
以下は実際の投稿です。
部屋の写真を載せ、どういう経緯で無印良品の家との契約まで至ったかが具体的に書かれているので、「無印良品の家」の購入を検討している人にとっては、非常に参考になる投稿だと考えられます。
このように、画像や動画だけでなく、文章(キャプション)まで充実させることで、よりユーザーのニーズを満たすコンテンツになると考えられます。
ミスタードーナツ(飲食店)
飲食業界も写真・動画との相性が良いことからInstagramとの相性が良いです。
今回は「ミスタードーナツ」のアカウントを紹介します。
(引用元:https://www.instagram.com/misterdonut_jp/)
ミスタードーナツのアカウントが上手な点は、キャンペーンの宣伝を行い、オフラインの実店舗への集客につなげている点です。
以下のようにInstagram経由での応募で、商品券が当たるキャンペーンを実施しています。
(引用元:https://www.instagram.com/p/ClPnfhXN4AX/)
オフライン店舗をかまえている場合は、来店を促進できるようにオンラインとオフラインをかけ合わせたキャンペーンの企画がおすすめです。
インスタグラム集客する時の2つの注意点
Instagramで集客に繋げたいときに最低限抑えておくべき注意点を紹介します。
コツやポイントと注意点を抑えておくと、集客に繋がりやすいのでしっかり確認しておきましょう。
- プロフィール欄は「なんとなく」で書かない
- 感覚的な運用は割ける
プロフィール欄は「なんとなく」で書かない
プロフィールは「なんとなく」で書かないようにしましょう。
Instagramにおいてプロフィール欄にあたる箇所は以下です。
(引用元:https://www.instagram.com/grshimamura/)
プロフィールはアカウントの顔となる部分です。
自社商品・サービスや、発信している情報の説明、ユーザに遷移してもらいたいリンクの記載など、情報を網羅する工夫をしましょう。
これらの情報が適切に書かれていなければ、フォロー率が上がらないことは言うまでもありません。
感覚的な運用は避ける
数字に基づかない運用では成果の再現性がなく、継続的な成果にはつながりません。
Instagramでは投稿毎に数値(リーチ数、インプレッション数、保存数、いいね数など)を確認することができます。
これらの数値を分析することで、例えば、どんなクリエイティブ・ハッシュタグを用いると、エンゲージメント(いいね、保存数など)を獲得しやすいのか、といった考察ができ、PDCAを回しながら運用することができるのです。
数値を簡単に確認する方法としては、Instagramの「インサイト機能」を活用することがおすすめです。投稿したコンテンツごとの「ユーザーからのリアクション数」や「プロフィールに何人訪れたか」などの数字を見ることができます。
以下は、実際のインサイト機能の画面です。
様々な数値を詳細に確認でき、PDCAを回すために必要不可欠な情報が表示されます。
Instgram集客に活用できるツール3選
Instagramでは、インサイトという機能を活用して、各指標の数値を分析することができます。
しかし、より詳細なデータを入手したい場合や、効率的な運用を実現したい場合は、ツールを使用するのも一つの手段です。
本章では以下3つのツールを紹介します。
- Creator Studio
- SINIS
- SAKIYOMI
Creator Studio
(引用元:https://business.facebook.com/creatorstudio/home)
特徴 | 機能 |
---|---|
|
|
Creator StudioはInstagramの公式ツールであり、投稿したコンテンツごとの「いいね数」、「保存数」、「インプレッション数」などの数値を分析することができます。
また、予約投稿など、運用を楽にする管理機能も充実しています。
無料で利用できるので、Instagramの運用を始めたばかりの方におすすめのツールです。
- 料金:無料
- トライアル:なし
- ページはこちら⇒Creator Studio
SINIS
(引用元:https://sinis.jp/)
特徴 機能
SINISは40,000ものアカウントが利用するInstagram運用・分析ツールです。
すべての機能を使うなら有料プランにする必要はあるものの、無料プランでも機能が充実しています。
また、フォロワー数と他指標(アカウントリーチ数、インプレッション数など)の推移が分かるため、フォロワー数の増減に関係のある指標を分析することができます。
- 料金:無料(利用内容に制限あり)/有料プランは月額11,000円、あるいは月額55,000円から
- トライアル:無料トライアルあり
- ページはこちら⇒SINIS
SAKIYOMI
(引用元:https://sns-sakiyomi.com/tool)
特徴 機能
SAKIYOMIはI、nstagramの運用代行サービスも行っている株式会社SAKIYOMIが提供するツールです。
投稿分析機能については、SAKIYOMI社がInstagramのアルゴリズム上、重要であると判断した4つの指標(「保存率」、「ホーム率」、「フォロー転換率」、「プロフィールアクセス率」)に絞って数値が表示される点が大きな特徴です。
他にも、Instagram運用に関するノウハウ動画の視聴が可能であったり、デザインテンプレートを使用できたりと、運用サポートが充実しています。
- 料金:月額10,000円、月額15,000円、月額50,000円の3つの料金形態
- トライアル:なし
- ページはこちら⇒SAKIYOMI
まとめ
ここまで、Instagramで集客するメリットやポイントについて解説してきました。
Instagramで集客する上でのポイントは以下です。
- ターゲットを決める
- ユーザーのインサイトを汲み取ったコンテンツを投稿する
- 高頻度でコンテンツを投稿する
- ハッシュタグを活用する
- 商品タグを使う
- ジオタグを活用する
- 広告を出稿する
- ストーリーを更新する
- ハイライトを作成する
- インフルエンサーを起用する
- キャンペーンを実施する
- リールを活用する
また、業務効率化のため、PDCAを回すために、Instagramの運用・分析ツールを使用してみることもおすすめです。
当記事を参考に、Instagramでの集客に役立ててください。
詳しくはこちら
Keywordmapのカスタマーレビュー
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