MEOとは?SEOとの違いや対策方法とメリットについて解説
また、MEOはSEOよりも比較的容易に成果が出やすく、かつ低コストで始められるため、上記のようなビジネスを展開する店舗・企業・組織における、オンライン集客の要となる施策です。
そこで当記事ではMEOの仕組みやメリット、具体的な対策方法について解説します。MEOについて詳しく知りたい方やローカルSEOで集客したいと考えている方は是非参考にしてみてください。
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MEOとは
MEOとは「マップエンジン最適化」のことで、主にGoogleマップにおいて、自身のビジネスや店舗を最適な形で表示させるための施策のことを指します。モバイル端末が普及し、「ここから近くのレストランは」といった検索者の位置情報にひもづいたローカル検索(ロケーション検索)が増加したことにより、実店舗を持つビジネスにとって効果的な手法として注目されるようになりました。
検索地点に応じて、店舗までの距離などを踏まえて検索結果が表示されることから「ローカルSEO」などとも呼ばれます。
■ローカル検索におけるクエリの例
- 居酒屋
- 新宿 イタリアン
- 渋谷 コワーキングスペース
- 美容室 下北沢
- 脱毛 東京
MEOに取り組むための第一歩は、Googleが提供している「Googleビジネスプロフィール」に自身のビジネス情報を登録することです。これまで「Googleマイビジネス」で管理されていましたが、2021年、名称変更に伴って機能も変更されています。
MEOの目的
検索ユーザーの現在地に基づくような検索(ローカル検索)や、「新宿 レストラン」など、地域を含めたキーワードでの検索の場合に、検索ユーザーと、その地域に実店舗・営業所を構えるビジネスをつなぐ役割を持っているのがMEOです。
つまり、MEOを行うことで、高いニーズを持つターゲットユーザー、言い換えれば「今すぐ客」と接点を持つことができ、集客力の向上に直接つながります。
また、株式会社エフェクチュアルの調査によると、地図アプリ利用率はGoogleマップが第一位、主たる利用目的は経路検索・店舗情報の確認となっています。
(引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000039683.html)
この事実からもMEOの重要性を感じることができるでしょう。
また、MEOの目的は、Googleマップ内での検索で上位に表示されることだけではありません。検索エンジン上で検索結果(ローカルパック)に表示されることも同等に重要な目的です。※ローカルパックについては下記で解説します。
Google検索・マップにおける表示のされ方
ビジネスの情報が検索・マップ上にどのように表示されるかは、検索方法や端末によって異なります。
Google検索、およびマップ上で「新宿 レストラン」というキーワードを検索してみたところ、次の項目が表示されました。
- 店名
- 評価の星
- 口コミの数
- 価格帯
- 所在地
- 業種
- 営業時間
- お店やサービスの特徴
(検索エンジンから検索した場合:表示されているのはローカルパックと呼ばれる検索枠)
(Googleマップ内で検索した場合)
Googleマップから検索した場合には「席を予約」というボタンが表示されており、表示されている店舗も若干異なっています。検索エンジンからの検索と、Googleマップ内で検索した場合では、わずかに表示結果が変わります。
MEOとSEOの違い
MEOと似た言葉にSEO(検索エンジン最適化)があります。MEOは、地域でのビジネスの中からGoogeマップ上、および検索エンジン上(ローカルパックに)に表示されることを目指すため「ローカルSEO」とも呼ばれますが、両者は以下の点で異なります。
- MEO:Googleビジネスプロフィールの情報を上位表示させる手法
- SEO:Webページを自然検索結果上で上位表示させる手法
また、成果が出るまでの期間や費用においても異なります。
SEOを行う場合には、Webサイト・ページのメンテナンスにエンジニア、コンテンツ作成にライターやデザイナー、全体のディレクション担当者など、比較的大規模な人的リソースが必要不可欠です。そのため、完全に自社で行うにしろ、コンサルティングを依頼するにしろ、数十万円以上の費用がかかることも珍しくありません。その一方で、MEOは施行ポイントが比較的限られており、低コストで取り掛かることができます。
また、SEOで効果が出始めるまでに2〜3ヶ月ほどかかると言われているのに対し、MEOは早ければ一週間ほどで成果が出ることもあります。低コストかつ短期間で成果が出やすいという点もSEOとの違いだと言えるでしょう。ただし、SEOと違い、提供する商品・サービスの質がそのままMEOの成果に直結することもしばしばある、という点には注意が必要です。この点については、デメリットとして後述します。
MEO対策のメリット
MEO対策のメリットは、単にあなたのビジネス情報がGoogleマップ上で表示されるようになることだけにはとどまりません。集客効果はもちろん期待できますが、ビジネスの信頼性やブランドイメージの向上、顧客にとっての利便性向上など、さまざまな波及効果が見込めます。
あなたのビジネスをより加速させるため、MEO対策で得られる11のメリットを確認しておきましょう。
- SEOよりユーザーの目に留まりやすい
- 来店確率の高い顧客(ユーザー)に訴求できる
- 来店ユーザーが必要な情報を網羅的に掲載できる
- SEOに比べて競合性が低く成果が出やすい
- SEOに比べて費用を安くおさえられる
- Webサイトへの流入の増加も見込める
- 顧客の来店確率が上がる
- 口コミで信頼性をアピールできる
- メディアを経由せずに集客できる
- 顧客が素早く連絡できる
- 画像でビジネスをアピールできる
SEOよりユーザーの目に留まりやすい
何度か上記で触れましたが、「ローカルパック」とは、検索キーワードに関連する店舗や施設、その周辺の地図が表示される、Google検索の自然検索結果に表示される枠を指します。
自然検索での結果よりも上部に目立つ形に表示されるため、ユーザーの目に留まりやすくなります。
来店確率の高い顧客(ユーザー)に訴求できる
地域名や「近くの」など距離をキーワードに含めて検索しているユーザーは、サービスへの関心が比較的強い傾向にあります。なぜなら、そのサービスを受けるか受けないかという段階ではなく、どの店舗でそれを受けるかについて検討するステップまで進んでいると考えられるからです。
したがって、来店確率の高いユーザーに絞って効果的に訴求することができます。
訪問者・顧客にとって必要な情報を網羅的に掲載できる
Googleビジネスプロフィールを通じて、所在地・経路や営業時間など、あなたのビジネスに関する情報を網羅的に伝えることができます。
複数のページをまたいで確認したり、電話での問い合わせをしなくても必要な情報を一箇所で確認できるため、ユーザーにとって利便性が高まることはもちろん、お店にとっても対応の手間が低減されるなどメリットがあります。
SEOに比べて競合性が低く成果が出やすい
SEOによって自然検索での上位表示を狙おうとしても、大企業やポータルサイトがすでに上位に並んでおり、なかなか成果が出せない場合があります。しかしMEOでは、その地域に実店舗があるビジネスのみがライバルとなり、地域外にある大手企業や店舗を持たないWebサイトと競う必要がありません。
また、現状、MEOを本格的に進めているビジネスはSEOに比べるとまだ少なく、競合性が低いため、先駆けて進めておけば効果が出しやすい施策だと言えるでしょう。
SEOに比べて費用を安くおさえられる
SEOは、自社サイトを制作・改修したり、コンテンツを作ったりと、コストがかかりやすい手法です。一方MEOは、Googleビジネスプロフィール(旧:マイビジネス)が無料でできるほか、施策のポイントも限られているため、SEO対策より費用を抑えることができます。
Webサイトへの流入の増加も見込める
ローカルパックを開いて「ウェブサイト」ボタンを押せば、Webサイトにもアクセスできます。つまり、自然検索以外にもトラフィックを集める入り口を増やすことできるようになります。
ただし、 ローカルパックに表示されるためには、下記「MEO対策のやり方」で述べているポイントを徹底的に押さえる必要があります。
顧客の来店確率が上がる
検索ユーザーに向けて、ビジネスや店舗の情報を網羅的かつ詳細に伝えることは、ユーザーの関心を高め、来店に対する不安や疑問を解消することに役立ちます。電話での問い合わせや予約など具体的な行動に結びつけ、実際に来店する可能性を高めることができます。
言い換えれば、見込み顧客を実店舗への訪問者に変換(コンバージョン)させる効果を持っているのがMEO・ローカルSEOになります。
口コミで信頼性をアピールできる
マップに表示される情報の中には、ユーザーからの星評価(レビュー)や口コミ、投稿画像なども掲載されます。積み上げられた好意的な口コミや評価は、ビジネス・サービスへの信頼性を新たな潜在顧客にも伝え、さらなる集客をもたらすアピール材料となるでしょう。
つまり、MEOにおいては口コミや星評価が非常に重要になってきます。これは商材・サービスの質もMEOの条件であることを意味しています。
メディアを経由せずに集客できる
小規模の店舗におけるWeb集客は、ポータルサイト・紹介サイトなどの外部メディアに店舗情報を掲載してもらい、そこから集客を図るという手法が一般的です。しかし、外部Webメディア活用は、「大きな広告掲載料がかかってしまう」、「広告出稿期間が終わると集客効果がなくなってしまう」といったようなデメリットがあります。
一方で、MEOを行いセルフプロディースで集客することができれば、外部メディアに頼らずに、費用を抑えながら、「今すぐ」客と接触することができます。
顧客が素早く連絡できる
Googleマップを検索しているユーザーの多くはモバイル端末から検索しているため、Googleマップが表示されてからわずか数タップですばやく店舗に連絡することができます。連絡の方法が分からないせいで訪問を諦めたり、ほかの店舗を選んだりするといった機会損失を防ぐことができます。
画像でビジネスをアピールできる
Googleマップ上には、ビジネスオーナーが提供した、あるいはユーザーが投稿した写真も表示されます。お店の外観や内観、商品やサービスの様子などを視覚的にアピールできます。
例えば以下はレストランですが、このような画像を用意すると、メニューだけでなく、店舗の外観・内観も把握しやすくなります。
MEOのデメリット
一方、MEOのデメリットはどのような点でしょうか。
方向性を間違えてしまうと期待したような成果が出なかったり、ビジネスそのものに悪い影響を与える場合もあります。MEOに着手する前に知っておくべき2つのデメリットを確認しておきましょう。
- 恩恵を受けるビジネスが限定的
- ネガティブな口コミを投稿されることがある
恩恵を受けるビジネスが限定的
MEOが効果的なのは、特定の地域に向けて事業を展開しており、かつ実店舗のあるローカルビジネスです。それ以外のビジネスでは、MEOから受けられる恩恵はそれほど大きくないでしょう。
とはいえ、下記で紹介しているような対策、たとえばビジネスプロフィール(旧マイビジネス)への登録などは、どのようなビジネスモデルであれ、検索エンジンにおける露出を高めたいのであれば、対応しておいた方がよいでしょう。
ネガティブな口コミを投稿されることがある
ユーザーから受ける評価は、必ずしも好意的なものばかりとは限りません。ネガティブな口コミが投稿されることも考えておかなければなりません。悪質な口コミや法的に問題があるものはGoogleに削除を依頼できますが、対応にもコストがかかります。
口コミに低評価が多いサービスは信頼性に乏しい
星評価が低い企業・サービスは自然と忌避感が生まれるだけでなく、Google検索から信頼性に対する低評価を受ける可能性があります。そうなれば、MEOだけでなく運営するWebサイトへのSEO評価にも影響してくる恐れがあります。
商材・サービスのクオリティは当然ながら、登録情報と実態が大きく異なってしまっていないかなど、ネガティブな口コミが投稿されないための対処と改善が必要でしょう。
なお、口コミに関しては、下記でさらに詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
MEO対策のやり方
それでは、具体的にMEOで効果を出すための方法・やり方を紹介していきます。
MEO対策の施策ポイントは限られているため、比較的簡単に行えます。 以下で紹介する12の方法のうち、まだ注力していないものがあればぜひ実施してみてください。
Googleビジネスプロフィールに登録
MEOの第一歩は、Googleビジネスプロフィール(旧:マイビジネス)に登録することです。Googleアカウントにログインした状態でビジネスプロフィールにアクセスし、案内に従って、項目を埋めていきましょう。
ビジネスについての下記の情報を登録すると、管理画面にアクセスできるようになります。
- ビジネス名
- ビジネスカテゴリ
- ビジネスの住所
- 商品配達や出張型サービスの提供の有無(有の場合は サービス提供地域)
- 連絡先(電話番号・ ウェブサイトのURL)
MEOの基本中の基本です。Google検索、Googleマップでの集客を目的としているのであれば、必ず登録するようにしましょう。
NAP(名前・住所・電話番号)を統一させる
既に企業ホームページなどを公開している場合、そこでの記載とGoogleビジネスプロフィールでの登録内容は統一させる必要があります。
企業名で言えば、前株後株、略称など、表記が一致しているか確認しましょう。表記が異なっていると、Googleに適切に評価してもらえない可能性があります。
特に、NAPと呼ばれる3項目は重要です。下記を参考に見直すようにしてください。
NAP | 注意が必要な点 |
---|---|
Name(会社名) | 前株後株、旧字体、日本語表記・外国語表記、略称 |
Address(住所) | 番地の有無、数字の半角全角、アラビア数字・漢数字、ビル名の表記 |
Phone(電話番号) | ハイフンやカッコの有無、数字の半角全角、国番号(日本は+81) |
ビジネスジャンルに沿ったカテゴリを設定
Googleビジネスプロフィールに登録するビジネスジャンルは、ビジネスの実態と合ったものにしましょう。関係のないカテゴリーに登録することは、検索して来店したユーザーの期待を裏切るだけでなく、ビジネスの評価を下げてしまうことにもつながります。
一致するカテゴリが見つからない場合は、独自に「カスタムサービス」を作成することもできます。登録時点では大きく当てはまるカテゴリを選んだのち、後からカスタムサービスで詳細なビジネス内容を設定しても良いでしょう。
また、サブカテゴリの登録は見落としがちなポイントです。メインカテゴリー以外にも、該当する事業カテゴリがある場合、サブカテゴリーまで登録しておくことで、より正確な情報をGoogleに伝えることができます。
サブカテゴリは、ビジネスプロフィールの管理画面「サービス」より追加できます。
できるだけ多くの項目を登録する
情報は可能な限り充実させましょう。Googleビジネスプロフィールでは、たとえば次のような詳細項目も登録できます。
- 出張サービス等の提供地域
- 開業日
- 営業時間(休業日)
- 予約ページへのリンク
- 商品
- バリアフリー対策
- 衛生対策
情報が多いほど検索で表示されやすくなりますし、何よりユーザーにとっての利便性が高まることは集客力の強化につながります。
紹介文を追加する
ビジネスについての紹介文を追加しましょう。管理画面の「情報」→「ビジネスの説明を追加」より紹介文を作成できます。
紹介文には、商品やサービス、セールスポイント、会社の由来や歴史、その他の情報などを簡潔にまとめて伝えるようにします。検索キーワードを意識することは重要ですが、過剰な施策はかえってGoogleからの評価を落とす可能性があるため、ユーザーが知りたいことや確認したいことを自然な文章でシンプルに伝えるようにしましょう。
口コミ・レビューの収集
実際のユーザーからの口コミの積み重ねは、ビジネスの信頼性を高め、新たな集客を生み出す強力なアピール材料となります。
顧客が満足するサービスを提供し続けていくことが最も重要であることには間違いありませんが、顧客に直接投稿をお願いしたり、寄せられた口コミに返信するなど、MEOとしてできることもあります。
口コミ・レビューはMEOにおいても重要なポイントであるため、後ほど詳しく紹介します。
写真(画像)を追加する
写真を充実させることで、店舗の雰囲気やメニューの見た目を魅力的に伝えることができるため、集客力のアップが見込めます。
実際にGoogleは以下のデータを公表しています。
ビジネス プロフィールに写真を追加しているビジネスは、追加していないビジネスと比べ、Google マップでルートが検索される回数が 42% 増加し、ウェブサイトへのリンクがクリックされる回数が 35% 増加します。
Google ビジネス プロフィールについて
また、画像は以下の条件に合致しているものを選びましょう。
- Google のコンテンツ ポリシーが遵守されている
- 形式はJPGもしくはPNG
- 写真のサイズが10 KB~5 MB(推奨解像度は720×720 ピクセル)
(参考:https://support.google.com/business/answer/6103862#photo-guidelines)
定期的に写真や投稿を追加する
イベントや商品、キャンペーンに関する投稿や写真の追加は、定期的に行いましょう。ユーザーに向けて最新情報を伝えるという目的もありますが、「積極的に情報を管理している」という更新性シグナルを、Googleはランキングの参考にしていると考えられます。
自社サイトにGoogleマップを埋め込む
自社サイトがある場合、Googleマップを埋め込むようにしてください。
Googleマップ上、およびあなたのサイト上において、同じ所在地が示されていることは、本当にそのビジネスがそこに存在するかどうかをGoogleが理解するための材料となり、上位表示の可能性を高めてくれます。
方法としては、Googleマップであなたのビジネスを検索し、「共有」→「地図を埋め込む」→「HTMLをコピー」でコードを取得。所在地を記載したページのHTML内に取得したコードを貼り付ければ埋め込むことができます。
最新情報にアップデートする
Googleマップに限ったことではありませんが、Googleは、更新されないまま古くなっている情報を低く評価する傾向があります。過去の情報は、現在では誤った情報となっていて、ユーザーを混乱させる可能性があるからです。
画像の際にも述べましたが、ビジネスにおいて情報が更新された場合には、定期的にアップデートするようにしましょう。
多言語に対応できるようにする
外国語での検索にも対応できると、集客効果をさらに高めることができます。特に都市部や観光地のように、外国人の訪問が比較的多い地域に実店舗を構えている場合は押さえておくべきでしょう。
日本語で登録した情報が適切に翻訳されているかを一度確認しておくのがおすすめです。
Googleマップにローカル検索広告を出す
ローカル検索広告を活用することで、より短期間で集客を加速させることができます。
広告は、指定した住所の近隣ユーザーに向けてのみ表示されます。料金はクリックされた際に発生するため、ビジネスに関心を持つ顕在顧客に絞った、費用対効果の高いアピールを行うことができます。
MEOで重要な口コミ・レビューについて
最後に、MEOにおいて特に重要な口コミ・レビューについて、2つのポイントをお伝えします。実際にGoogleマップやローカルパックの上位に表示されるビジネスは、星評価が高い傾向にあります。また、上述したように口コミは、企業・商品・サービスへの信頼性に直接影響を及ぼします。したがって、可能な限り高い評価をしてもらえるような対応を行う必要があるでしょう。
- 口コミ・レビューの集め方
- 口コミ・レビューへの対応
口コミ・レビューの集め方
1つ目は、「口コミやレビューをどのように集めたらよいか」についてです。
今すぐ実践しやすい方法は、顧客に直接レビューをお願いするという方法です。名刺やサンクスカード、ちょっとしたプレゼントにレビューページへのQRコードを記載し、感謝の一言を添えてレビュー作成を依頼しましょう。シンプルですが、効果的な方法です。既存顧客との接点は、すべて口コミやレビューを依頼するチャンスだと考えて良いでしょう。
また、既にGoogleマップに上位表示されている競合他社が、どのようなレビューをどのくらい集めているかを参考にすることも有効です。
例えば、ある飲食店に寄せられたレビューがグルメサイトなどに引用されることがありますが、この「引用数」はモニタリングツールを使ってカウントすることができます。レビューの内容と引用数を知れば、上位表示のヒントが得られるでしょう。
口コミ・レビューへの対応
口コミ・レビューに関する2つ目のポイントは、「否定的な口コミに対してどのように対応するか」ということです。
先に述べたとおり、法律に問題があるなどのケース以外では、削除は困難です。悪い評価こそ冷静に対処し、たとえ全てが店舗側のせいではなかったとしても、クレームの事態に至った点については謝罪し、改善する旨を返信しましょう。
これには事態の悪化を防ぐという目的もありますが、否定的な意見に対しても誠実に対応しているやり取りは、ほかの潜在顧客に対しては信頼性アップにはたらきます。否定的な評価を受けたときこそ丁寧に対応しましょう。
まとめ
MEO対策を行うメリットは以下の通りです。
- SEOよりユーザーの目に留まりやすい
- 来店確率の高いユーザーに訴求できる
- 来店ユーザーが必要な情報を網羅的に掲載できる
- SEOに比べて競合性が低く成果が出やすい
- SEOに比べて費用を安くおさえられる
- Webサイトへの流入の増加も見込める
- 集客・来店確率の向上
- 口コミで信頼性をアピールできる
- メディアを経由せずに集客できる
- ユーザーが素早く連絡できる
- 画像でビジネスをアピールできる
また、MEOに必要な対策は以下のようになります。
- Googleマイビジネスに登録
- NAP(名前・住所・電話番号)を統一
- ビジネスジャンルに沿ったカテゴリを設定
- できるだけ多くの項目を登録
- 紹介文を追加
- 口コミ・レビューの収集
- 写真(画像)を追加
- 定期的に写真や投稿を追加
- 自社サイトにGoogleマップを埋め込む
- 最新情報にアップデート
当記事を参考に「MEO」についての理解を深めていただけたら幸いです。
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