「モノづくりと職人」 縫製工場の強みをTwitterで伝えたい

――Twitterマーケティングに取り組んだ狙いについてお聞きしてもよろしいでしょうか。

高橋様(以下、高橋) 大きく分けて二つあります。顧客が何を欲しているのかというニーズを調査して、それに対して我々がどんな価値を提供できるのか探るために、Twitterを活用してマーケティングしていくこと。そして、八橋装院という会社をもっと世の中に知ってもらうための化学反応を起こすプラットフォームとしての活用です。縫製工場自体がいまや絶滅危惧種なので、日本にはまだ我々のような縫製工場が存在するということも含めてTwitterマーケティングを推進していけたらなと。

八橋装院様インタビュー

――SNS、ソーシャルメディアにはTwitterのほかにもFacebookやInstagram、Youtube、LINEなど様々なプラットフォームがありますが、なぜTwitterを選択したのでしょうか。

高橋 じつはこれまで、FacebookやInstagramを中心にSNS運用を行っており、現在も行っています。ただ、やはり情報の拡散性という点に関してはTwitterに分があると思いますし、その点が導入を決めた最大のポイントです。

商品単体で見ると、各社似たようなアイテムを少しずつ工夫して競い合っています。そういう中で、僕たちのような認知度が低くて小さな企業が抜きんでていくためには、やはり縫製工場が作っているというのは強みをはっきり伝えていく必要があると、何度も話し合ってきました。

では、その強みをどのように伝えればよいのかというと、これはなかなか写真一枚で収まることではありません。ですから、「言葉」や「テキスト」だけを気軽に発信できるTwitterは魅力的でした。従来はInstagramで、ある程度作りこんだ写真の投稿をメインの運用としていましたが、「モノづくり」や「作り手」の背景やメッセージという縫製工場ならではの強みを、カジュアルに発信していきたかったので、そういう点ではまさにTwitterがぴったりでしたね。

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――TwittterとInstagramは、戦略的にどのようにすみ分けていますか。

工藤様(以下、工藤) Instagramは普通の投稿に加え、広告も出しています。主にオンラインストアの売り上げ増加を狙った内容で、その時に売りたい商品にフィーチャーしてクリエイティブを作成しています。一般投稿も広告も、とにかくオシャレを意識したコンテンツ作りです。一方、Twitterは先ほどあった通り、背景から丸ごと伝えるという発信の仕方をとっていますので、用い方もターゲットも全く異なります。

――Instagramは、ニーズの顕在層向けが多く、Twitterは潜在層向けに発信する、というイメージでしょうか。

工藤 おっしゃる通りです。Instagramはどちらかというと売上増加を狙っていて、Twitterは情報拡散性の高さからブランディングや認知拡大に焦点を合わせているので、ひとことで言えば目的が異なる、ということになります。

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Keywordmap for SNS導入の決め手はリアルタイムなエンゲージメント率の把握とCS(カスタマーサクセス)の存在

――Keywordmap for SNSをご導入いただく前に、御社が抱えていた課題があれば教えてください。

工藤 一言でいってしまえば、Twitterを活用しきれていなかった点でしょうか。ほとんどの投稿が、新作入荷のお知らせやキャンペーンのお知らせに終始してしまっていて、効果的な運用は行えていませんでした。拡散性の高さと、それに基づく様々なメリットについては重々理解していたのですが、工数や知識の不足から、PDCAを回して最適な運用を行う余裕はありませんでした。

高橋 手探りでもなく、とにかくやるだけやってみる的な運用で、正直なところ効果検証にしてみても、その検証方法も知りませんでしたし、そもそも検証をするというプロセスすら念頭になかったですね。Keywordmapの提案を受けて、初めて運用スキームについて理解しましたから。

――ありがとうございます。それではKeywordmapを導入するにあたって、何か決め手はございましたか。

高橋 調査・分析や投稿に関する工数削減はもちろんそうなんですが、やはり、どのような人間にコンテンツや商品が届いているのか把握できるところですね。フォロワーの属性やコンテンツに対するエンゲージメント率の高さが一目見れば瞬時にチェックできるという点は、決め手になりました。どのような投稿がどのようなユーザーに対して反応が良いのかリアルにわかるので、次に活かせるなと。

工藤 CS(カスタマーサクセス)が入ってくださるというのもポイントでした。Keywordmapというツールだけではなく、相談しあいながら運用できるというのが大きかったと思います。

高橋 確かに。それがないと僕としてもOKは出しづらかったですね。何かわからないことがあるときに聞けば答えてくれる人がいる、というのは心強いです。Twitter運用、あるいはKeywordmapというツールについて調べる工数が発生してしまったら元も子もないですから、後押しをしてフォローしてもらえるというのは決め手ですね。

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TwitterアカウントとKeywordmap for SNSを連携、改善と実行を繰り返して認知拡大を目指す

――すでに、Keywordmapをご利用いただいていると思うのですが、現段階ではどのような機能でどのような調査をされているか教えていただけますか。

工藤 運用アカウント分析は毎日チェックしています。エンゲージメント率を中心に見ていて、どれだけいいねやリツイートされているかなどは、日々追うようにしています。実際に現場の職人の方々に見せると反応が良かったりして、データを共有する際もこの機能は便利ですね。ほかにも、期間で絞ってインプレッションやエンゲージメントが一覧で確認できるのは重宝しています。あまり予想していなかった商品のツイートがリツイートで伸びていると、Twitterユーザーの傾向に意外な発見があって、そういうのが数字で見られるという点をどんどん活かしています。

Keywormdap for SNS_運用アカウント分析_八橋装院様インタビュー

――ありがとうございます。他には何か利用している機能はありますか。

工藤 ハッシュタグ分析とフォロワー分析を使うことが多いですね。
ハッシュタグですが、ヒット数が多いものはそれだけ話題性があると考えられますが、逆に多すぎると埋もれる可能性も高まると思うので、ハッシュタグ分析を使いながら、バランスを考えた選定をするようにしています。

Keywormdap for SNS_ハッシュタグ分析_八橋装院様インタビュー

――フォロワー分析についてはいかがですか。

工藤 フォロワー分析は自社アカウントと他社さんのアカウントの分析に利用しています。フォロワーのプロフィールに含まれているキーワードがワードマップ状に並んでいるので、期間ごとにフォロワーの属性がAからBに変化したということが一目瞭然で比較できますし、会議で社内の者に共有する際も見やすくて非常に役立っています。

――フォロワーが増えたタイミングや、減ったタイミングでその変化を見比べているイメージでしょうか。

工藤 そうですね。運用当初の頃は、「広島」というワードをプロフィールに入れている方が圧倒的に多かったのですが、フォロー&リツイートキャンペーンを展開したあとは、広島というワードが「小物」とか「バッグ」といったワードに取って代わり始めました。フォロワーの属性変化が視覚的にチェックできるというのは、効果検証という意味でも、次の施策に活かせるのではないかなと思っています。

――他社アカウントについても同じように分析しているのでしょうか。

工藤 はい。ベンチマークというほどでもないですが、気になっている他社さんのアカウントを分析して参考にしています。たとえば、ある他社さんのアカウントのフォロワー属性が、「好き」とか「大好き」というワードで構成されているのがわかりました。KPIとまではいきませんが、ある種の目指すべき像ということで、そういう「好き」という属性を持ったフォロワーを増やしていくということを、アカウント運用のひとつの指針にしています。

Keywormdap for SNS_Follower分析_八橋装院様インタビュー

――今後、Keywordmapを活用して、どのようなことを実現したいとお考えでしょうか。

工藤 まずはフォロワーを着々と増やして、Twitterの拡散性を活かしながら八橋装院やFUKUNARYというブランドの認知度を高めていくことを当座の目標としています。日ごろからユーザーとコミュニケーションをとりながら、どんなお客様がフォロワーにいるのかしっかり分析して、ニーズを明らかにしつつ、次の商品企画などに活かせればいいなと考えています。

――以前、工藤様からお伺いした点として、ゆくゆくは社内の別のTwitterアカウントも認知拡大に向けて運用していきたいとのことでしたが、いかがでしょうか。

工藤 本アカウントとは別に店舗用のアカウントをスタッフが運用しているのですが、そちらにも今後は力を入れていきたいと思っています。日々、投稿しているのですが、フォロワーの伸びがあまり芳しくないので、Keywordmapとアカウント連携して、まずは分析から始めるつもりです。せっかくアカウントが複数あるので、ツールを活用していきながら、フォロワーを増やして認知拡大に努めていきたいです。

――おっしゃる通り、Keywordmapは複数のアカウントを連携できるので、どんどん活用していただければ幸いです。CSとして私どもも精いっぱいサポートさせていただきます。

工藤 ありがとうございます。よろしくお願いします。

――本日は、貴重なお時間をいただき、まことにありがとうございました。

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