シックスセンスラボ株式会社

収益が182%に伸長!? Keywordmap×コンサルティングでサイト流入を大幅V字回復させたシックスセンスラボの成功事例を解説!【BPaaS】

シックスセンスラボ株式会社

目的

コンテンツ制作、サイト流入増加、ユーザーニーズ調査

業種

健康食品、通信販売(EC)

利用部門

全社

代表取締役社長

石川 奈穂子 様

取締役

古堀 俊行 様

「明日の笑顔を届ける」をミッションに掲げ、酵素や麹といった自然由来の素材を活かしたサプリメントや美容用品を開発・販売するシックスセンスラボ株式会社。

同社は自社ECサイトでの直販を事業の主軸としており、Webサイトの成長が事業全体の成功に直結するビジネスモデルです。そのため、ECサイトをさらにグロースさせるべく、Webマーケティング、とりわけSEOの強化・オウンドメディアの運用に注力してきました。その一環で導入したのが、株式会社CINCが提供するSEOツールとコンサルティングを組み合わせた「BPaaS」です。SEOツール「Keywordmap」の活用と専門コンサルタントによる伴走支援によって、サイト流入数、並びに収益が飛躍的に向上。目覚ましい成果を上げています。

シックスセンスラボは、なぜ『自社EC×オウンドメディア運用』で大きな成果を出すことができたのでしょうか。代表取締役を務める石川様とWebマーケティングを管掌する古堀様にインタビュ-を行い、その成功の秘訣に迫りました。

(取材・文:Keywordmap事務局 、撮影:矢島宏樹)

導入に至った経緯

  • ■導入前の課題

    Googleアルゴリズムアップデートによるアクセス数の減少したことと、コンテンツの品質に懸念があったこと

  • ■導入の決め手

    CINCのSEOへのナレッジやノウハウに関して多大なる信頼を寄せており、他社という選択肢はなかった

  • ■導入後の成果

    自然検索流入数が246%、オウンドメディア経由の収益が182%

インタビュー

YMYL領域におけるオウンドメディア運用でシックスセンスラボが大切にしていること

ーーシックスセンスラボの事業内容と石川様、古堀様の業務について教えてください。

石川様(以下、石川) シックスセンスラボは、健康・美容をテーマにしたサプリメントなどの商品を、インターネットで直接お客様に販売する通販を主軸事業としています。弊社の強みは商品の質の高さです。包装、あるいは広告、流通など、サプライチェーンの様々なポイントでコストカットをはかっており、成分や含有量といった商品の品質に大きくコストをかけています。着色料、保存料、香料は一切使用しておらず、有効成分含有量・無農薬成分にこだわることで幅広いお客様にご利用いただいており、中でも40代から60代にかけての女性にご愛顧いただいております。

私の業務ですが、代表取締役として会社を経営するかたわら実務も担当しています。マーケティングにも関わっておりまして、自社EC、オウンドメディアの運用、それぞれの細かい施策に携わっています。たとえばオウンドメディアのコンテンツSEOであれば、記事のテーマを決めたり、必要なデータを集めるためのリサーチやアンケートなど、本当にできることはなんでもやっています。

シックスセンスラボ株式会社 代表取締役社長 石川 奈穂子 様

古堀様(以下、古堀) サプリメントといった健康・美容商品をただ販売するだけではないというのがシックスセンスラボの特徴で、お客様の抱えているお悩みや疑問に対して、商品とは別の形でこたえていける企業でありたいと考えています。実際、その理念がオウンドメディア『PURA VIDA(プーラヴィーダ)』立ち上げのきっかけのひとつにもなっています。

役職としては取締役ですが、私も石川と同じく実務を行っており、SEOを含むWebマーケティング全体を管掌しております。もともと商工会などでWeb関連の講師を務めていたのですが、そこでセミナーに参加していた石川と知り合い、シックスセンスラボでWebマーケティングに従事するようになりました。シックスセンスラボ株式会社 取締役 古堀 俊行 様

ーー御社はWebマーケティングに注力しているとお伺いしております。中でもオウンドメディア『PURA VIDA』の運用の背景には、顧客のニーズにこたえるという目的があるんですね。

石川 健康や美容というのは、お客様の人生や生活に強く深く関わるようなテーマです。商品の宣伝だけではやはりどこか無責任ですし、企業のコミットメントとしてはお客様と真摯に向き合い、お悩みや興味関心に対して正しい情報を伝えていくということが必要不可欠だと思っています。その媒体としてオウンドメディアはピッタリでした。

古堀 もちろん、オウンドメディア運用にはマーケティング的な側面としての期待もあります。2010年代中頃までのECサイトは、少しでもSEOの知識があれば商品詳細ページを最適化して上位を獲得することができたので、必ずしもオウンドメディアを運用しなくてもアクセスを集めることができました。現在も、ECサイトだけで集客することは可能だと思いますが、どうしてもドメインパワーが強い大手ECが上位を占有する傾向があるので、集客を最大化するために別チャネルの開拓は必要だと感じています。シックスセンスラボの理念、ならびにマーケティング的な観点から、オウンドメディアの運用という選択は自然の成り行きでした。

ーーPURA VIDAは健康や美容がオウンドメディアのテーマであることから、YMYL(Your Money Your Life)に属すると思われますが、コンテンツを制作する上で何か意識していることはありますか。

石川 品質には絶対的にこだわるようにしており、正確な情報であるというのは大前提としながら、プラスアルファとしての価値も大切にしています。またおっしゃる通りYMYL領域であるため、E-E-A-Tを担保するために情報発信者としての信頼性には細心の注意を払っています。PURA VIDAは少人数で運用していますが、記事にはすべて監修をつけていまして、それぞれ婦人科や美容皮膚科、あるいは内科の先生がいらっしゃったり、ヨガのインストラクターや漢方の専門家もいらっしゃいます。

プラスアルファの価値としては、特にE-E-A-Tの経験という要素を満たすことが重要だと考え、たとえば3、400人に向けたアンケートを実施して一次情報のリサーチを行うなど、品質を高める取り組みには一切妥協していません。

シックスセンスラボ:オウンドメディア『PURA VIDA』

古堀 振り返ってみると、過去の記事は必ずしも品質が高いとは言えず、どこにでもあるような月並みなコンテンツだったと思います。それでもテクニック的なSEOで上位表示させることができました。いまはもうそういう時代ではないですよね。正確かつ有益な情報にこだわった高品質のコンテンツでなければ、Googleに評価されないばかりかお客様のためにもなりません。そして、それは事業の成長に決して繋がらない。実際、過去には検索アルゴリズムのアップデートの影響で、半分以上のトラフィックを失うという経験もしております。

監修者をつけるといったようなYMYL領域における基本をおさえると同時に、お客様のニーズと向き合うことを常に念頭におくようになりましたし、それこそKeywordmapを活用して、お客様の検索意図やお悩みを徹底的に調査するようになりました。

ーーアルゴリズムアップデートでアクセス数が減少した過去があるんですね。

古堀 もちろん、すべてがネガティブな影響だったというわけではなく、アクセス数が増加するポジティブな影響もありました。ただ、いずれにしても、コンテンツの質が重要であることには変わりはありません。アルゴリズムアップデートの影響を可能な限り最小限に抑えて成長し続けるためには、やはりコンテンツが肝になると思います。

石川 一方で、予めどんなに対策を巡らせていたとしてもネガティブな影響を受けてしまうこともあるというのは、これまでの経験から身に染みて理解しています。そのため近時は、Googleの検索アルゴリズムによって経営自体が左右されることがないように、リスクの分散という点にも注目するようになりました。一時的にひとつのチャネルを失ったとしても経営に大きな影響を与えないよう、複数のチャネル開拓にも力を入れ始めています。

ーーInstagramやYoutubeといったSNSでの発信も積極的に行われていますよね。

古堀 SNSの普及や直近で言えば生成AIの台頭などもあって、世間の流れとして少なからず検索エンジン離れが進んでいると感じます。今後、可処分時間先として検索エンジンの割合が大きく増えることはないとみられることから、SNS経由の集客も実施しており、とくに動画コンテンツに注力しています。

石川 Instagramのリールや、最近更新が滞っていますがYoutubeにも取り組んできました。なにぶん少人数かつ兼務でSNS運用していることから、いかに効率化するかが重要になります。そういう意味では、投稿コンテンツのネタは基本的にCINCさんと一緒に制作している記事をリパーパスして活用しているので、とても助かっています。最小限の工数でWebマーケティングを効率化していくには、大本となる記事コンテンツの品質にこだわることと、その横展開が非常に重要だと実感しております。

課題は『アクセス数の減少』と『コンテンツ制作』:Keywordmap導入の背景と決め手

ーーKeywordmapの導入前に抱えていた背景と導入の決め手について教えてください。

古堀 きっかけはアルゴリズムアップデートによるアクセス数の減少です。そこから先述した通り、オウンドメディア運用で成果を出していくためにはコンテンツの品質を徹底的に見直す必要があると悟ったのですが、そもそもコンテンツに対してユーザーのニーズや検索意図に基づく正しいテーマを設定できている状態ではなかったというのが明確な課題でした。当時はGoogleトレンドやキーワードプランナーなどのツールを用いてキーワード選定やコンテンツ制作をしていたのですが、適切なキーワードを選べていなかったですし、ユーザーニーズに答えるようなコンテンツ制作ができている実感もありませんでした。そんなときに、たまたま参加したウェビナーで出合ったのがKeywordmapです。

石川 率直に言うと、社内で激震が走りました(笑)。

古堀 冗談抜きで激震です。ワードマップというマインドマップ形式でユーザーニーズを調査できる機能を紹介いただいて、「求めていたものはこれだ!」という確信がありました。ターゲットユーザーの検索ジャーニーがそのまま見えるような機能で、どんなキーワードを対策すればよいか、どんなテーマでコンテンツを制作すればよいか一目瞭然なんです。キーワードプランナーや他のサードパーティツールでは、キーワードの検索ボリュームや競合性などを調べることができました。しかし、ターゲットユーザーがどんな検索意図にもとづいて対象キーワードを調べているのか瞬時に理解できるツールはKeywordmapがはじめてでしたので、記事制作で使わない手はないとすぐに石川に相談しました。

石川 Keywordmapはとにかく多機能ですよね。一番はユーザーニーズ調査ですが、ほかにも競合サイトの獲得キーワード調査や記事に含まれているニーズ・トピックの網羅性調査など、魅力的な機能がたくさんあるところも決め手になってKeywordmapの導入に至りました。

ーーKeywordmapをどのように活用されていますか。

古堀 やはり最も使い倒した機能は『ワードマップ』ですね。理由は先述した通り、ターゲットユーザーのニーズ・検索意図を調査して、コンテンツ制作に活かすためです。Keywordmap_ワードマップ機能

コンテンツ制作でいえば、『記事制作タスク』機能もよく使っています。記事構成案から原稿の執筆までツール内で完結できますし、またエディターには執筆中の記事に対してユーザーニーズが含まれているかどうか、サジェストワードや共起語の観点から分析したSEOスコアが表示されるので、それを参考にしながらコンテンツをブラッシュアップできるのがとても便利です。実際に『記事作成タスク』を使って書いた記事がいくつも上位表示されています。

公開した記事は対策キーワードとあわせてKeywordmapに登録するようにしています。登録しておけば、『デイリーレポート』や『検索順位レポート』といった機能が、日々、セッション数やPV数、コンバージョン数、対策キーワードの順位などを自動でトラッキングしてくれます。また、順位が上がったキーワード、下がったキーワードをいくつかピックアップして毎日メールで知らせてくれるので、影響の大きさを問わず変化をいち早くキャッチできるので重宝しています。Keywordmap_記事作成機能

コンサルティングプランの導入:支援内容はベースSEO、キーワード戦略、コンテンツ改善など

ーー2024年11月からKeywordmapのコンサルティングプランをご利用いただいております。主にSEOのコンサルティングを提供するプランですが、ご導入前の課題と決め手を教えてください。

古堀 Keywordmapを導入して、しばらくは上位表示される記事も増えて、オウンドメディア全体のアクセス数も回復していったのですが、2023年あたりから再び減少トレンドに転じてしまいました。概ねコンテンツの品質は改善できた状態だと認識していただけに、順位が徐々に低下しはじめて、アクセス数の減少が止まらないとなったときには、正直なところ、何をどうしていいかわかりませんでした。ほとんど藁にもすがるような思いで、Keywordmapのカスタマーサクセスの方に相談したのですが、そこでご紹介いただいたのがコンサルティングプランでした。

かねてより、CINCさんから定期的にリリースされているSEOや検索アルゴリズムの調査・分析レポートを拝読していたこともあって、SEOへのナレッジやノウハウに関しては多大なる信頼を寄せていました。一応、他社さんのコンサルティングサービスとも比較してみたのですが、最新のデータにもとづいた分析力という観点から見ると、CINCさん以外という選択肢は考えられなかったというのが実情です。

ーーそこからKeywordmapの活用と並行して、コンサルティング支援が始まったわけですね。では、実際にコンサルティングを行っているコンサルタントにも伺います。シックスセンスラボのWebサイトにおいて、SEO上にどのような課題がありましたか。

コンサルタント 細々した問題はいくつかありましたが、サイト全体に最も大きな影響を及ぼしていたのは、ドメインに対するGoogleの評価が分散していたことです。シックスセンスラボ様のサイトを拝見してすぐに気が付きました。よくあるケースで、httpプロトコルの後の「www」のあり・なしで同じWebサイトが表示されていたのです。いわゆる「重複コンテンツ」ですね。この問題への対処がコンサルティングの最初の一歩だったと記憶しています。

石川 オウンドメディアの「PURA VIDA」はもともと別のドメインでしたが、SEO的にシックスセンスラボのコーポレートサイトと統合したほうがよいのではと考え、実際にお引越ししました。おそらく、そのタイミングで「www」のあり・なしが発生してしまったのではないかなと。それで誰も気が付かなかった。

ーーではSEOコンサルティングの具体的な施策は、まず「重複コンテンツ」に対するURLの正規化から始まったわけですね。その他にはどのような支援を行いましたか。

コンサルタント 主にベースSEOとコンテンツ・キーワードの見直しです。

ベースSEOでは、Google検索におけるクローラビリティ(クローラーによるWebサイトの巡回しやすさの度合い)、インデキサビリティ(インデックスされやすさの度合)、ランカビリティ(検索順位を決定する要因を対策している度合い)に注目して、それらを最適化していくための施策を提案いたしました。たとえば、クローラビリティにおいてはXMLサイトマップやrobots.txtの設置、パンくずリストといった内部リンクなど、インデキサビリティであれば重複コンテンツが他にもないか、404エラーやソフト404がないかなど、またランカビリティとしては、titleタグやhタグが正しく記述されているか、ページエクスペリエンスに問題がないかなどをチェックしまして、それぞれ問題があれば修正指示を行わせていただきました。

ベースSEOのチェックリスト

一方のコンテンツについてですが、先ほど古堀様が仰っていたほど、過去のコンテンツの質は悪くなかったように見受けられました。サイトトラフィックの減少に対してある一定の割合を占めていた記事をチェックしてみると、よくある月並みなコタツ記事ではなくて、一次情報にもとづいたオリジナリティのある記事でしたし、他の記事も総じて有益なコンテンツだと感じました。ではどこが問題となってGoogleの評価を下げてしまっていたのか。「E-E-A-Tの充足」と「検索意図の理解」、この2点への対応がやや疎かなのではないかと判断しました。

ーーE-E-A-Tの担保と検索意図の理解ですか。

コンサルタント E-E-A-Tは様々なアプローチから最適化していくことができますが、YMYL領域に属するシックスセンスラボ様のオウンドメディアにおいては、監修に改善の余地があるように見られました。E-E-A-Tの充足には、コンテンツのテーマやトピックの正確性を担保できるような、専門的な人材が監修することが望ましいです。シックスセンスラボ様の場合、対象キーワードの上位競合ページの傾向から、医師が監修した方がいいケース、あるいは医師は医師でも、より適切な診療科の医師が適しているというケースがありました。

また、検索意図についてですが、捉え方に誤りがあるように見受けられました。ただし、コンテンツの質自体は良かったので、もしかすると制作当時はその検索意図の捉え方が正しかった、という可能性もあります。

ーー検索意図の捉え方に誤りがあるというのは、ユーザーニーズに答えられていないということですか。

コンサルタント その通りです。対策キーワードの現時点におけるユーザーのニーズ、あるいは検索意図に対して、それに答えるようなコンテンツが用意されていないことが評価を下げている原因のひとつだと判断しました。「検索結果の変化」に対応しきれていない状態です。

検索順位が低下する際のパターンとして、E-E-A-T的な側面を除くと、ユーザーニーズ・検索意図が変わり、それに呼応する形で検索結果の構成要素が変化したことが挙げられます。この場合、「上位ページの内容との差異」、あるいは「上位のページタイプの変化」などから、コンテンツを見直します。シックスセンスラボ様のケースでは、特に「上位ページとの差異」として獲得キーワードや記事構成(見出し)の差分を調査して、抜け漏れているテーマ・トピックを洗い出しました。

提案書:抜け漏れているテーマ・トピックの洗い出し

ーーキーワードについても教えてください。

コンサルタント 上位表示を目指すキーワードに対して、相関度が高い関連キーワード群を洗い出すようなキーワード提案を行いました。

ーー相関度が高い関連キーワード群とはなんでしょうか。

コンサルタント 一昔前のデータで説明すると、「ダイエット」というキーワードの検索結果1ページ目には、主に「脂肪燃焼」や「カロリー計算」といったキーワードで上位を獲得していたWebページが並んでいました。別の言い方をすると、「ダイエット」というキーワードで上位表示させたければ、「脂肪燃焼」や「カロリー計算」というキーワードで上位を獲得すればよいということになります。そして、この「脂肪燃焼」や「カロリー計算」が、「ダイエット」における相関度の高いキーワードです。

かなり単純化して説明しましたが、おおよそ現在のGoogle検索においても同じような検索結果の作られ方をしていると考えて差し支えありません。このような相関度の高い関連キーワード群を対象に、避けるべきキーワード、狙うべきキーワードを調査して、戦略的なキーワードを提案しました。たとえば、シックスセンスラボ様のターゲット領域であれば、いわゆるドメインパワーが強いサイトや、官公庁、病院・クリニックによって運営されているようなサイトが上位を占有しているキーワードは避けるべき対象として挙げました。一方で、検索ボリュームは小さいながらも、より検索意図が明確なキーワードを積極的に狙うように提案しています。

古堀 Webマーケティングと並行してマス広告を打てるような企業さんと真っ向から勝負を挑む難しさは重々承知していましたから、どうしてもファネルの先の方がターゲットになるというのは、とてもよく理解できましたし、そういうキーワードを狙うべきだというのにも納得感がありました。

コンサルタント 以前に何度か狙いたいキーワードをご共有いただいたことがありました。その際、いま述べたような理由から狙うのはおすすめできない旨をお伝えしたところ、二つ返事でご了承いただきまして……本当にありがたいなと。ともすれば、「狙うなとはどういうことだ」、「それを上位表示させるのがコンサルタントの仕事ではないか」のようなお言葉を頂戴してもおかしくないわけですから、お二人のSEOに対する深いご理解があってこそ私も安心して率直にご提案できるのだと感じております。

石川 むしろ、「このキーワードは狙わない方がいい」、「このテーマの記事は作らないほうがいい」みたいに言っていただけるのは本当にありがたいと思っています。公開してもアクセスされない、あるいはターゲットではないユーザーばかりがアクセスするような記事もあったりするので、リソースが限られている中、シックスセンスラボにとって本質的に必要なキーワードや記事に集中できることは、とても重要なことだと考えています。

導入後、流入数が246%、収益は182%に!Keywordmap導入とコンサルティング支援による事業成果について

ーーKeywordmap導入、ならびにコンサルティングによって、どれくらい成果が出たのか教えてください。

古堀 自然検索からの流入数が大きく増えました。またその影響で収益も増加しています。

Keywordmap導入後は、上述した通りユーザーニーズに基づき、本質的なキーワードやテーマを選定することができるようになったおかげで、コンテンツの品質が向上しました。その結果、アクセス数もしっかりと増加しております。その後、2023年頃にサイト全体のアクセス数が減少し始めたことは先ほど申し上げた通りですが、2024年11月に始まったコンサルティングにより、現在流入数はV字回復中です。具体的に言うと、2月~8月の前年同期比でクリック数が246%増加しています。

コンサルタント 2024年12月のコアアップデートで一気に流入数が回復に転じましたね。コンサルティング開始から2か月くらい経過しており、タイミングがすごくよかったと思います。

古堀 いつもであれば、コアアップデートが来ると戦々恐々としているばかりでしたが、そのときはグッと流入数が増加して驚きました。ほとんど衝動的にコンサルタントの方に「上がったよ!」と連絡してしまったくらいです(笑)。

コンサルタント ただ、コンテンツの質を見る限り、本来あるべき評価に戻ったなという印象です。Googleによる検索エンジンシステムの見直しがコアアップデートなので、ようやく見直してくれたかと。狙ったキーワードで記事ページがしっかりと上位表示されるようになりました。

ーーサイト流入数が回復したことで、何か他に好影響はありましたか。

古堀 シックスセンスラボの場合、自然検索の流入は、リスティングやディスプレイといった検索広告やSNS広告、ひいては収益にも影響を及ぼします。そのため、自然検索流入が増加したことで、オウンドメディア経由の収益が増加しました。2025年2月と8月を比較すると182%増加しています。

コンサルタント 今回の成果に最も寄与したのは、ベースSEOやキーワード戦略、コンテンツといった各ポイントの改善だとは思いますが、それと同じくらい古堀様や石川様のSEOへのコミットも大きかったと感じております。一概に比較できるものではありませんが、他のクライアント様よりも提案をご理解いただくのが圧倒的に早く、また打てば響くようなスピード感で施策を実行いただいておりました。古堀様とやり取りしておりますと、時折、SEOに関する質問のレベルが高すぎて、すぐに返せなかったこともしばしば……(笑)。率直に申し上げると、支援していて大変な面もあるのですが、その分、非常に楽しく、やりがいのある仕事だなと感じております。

ーーコンサルタント冥利に尽きますね(笑)。少人数、かつリソースも限られている中で、SEOにコミットできるのはなぜでしょうか。

石川 SEOが経営における重要課題であり、最優先事項の一つだからです。SEOによる集客が経営に直接影響するということは、長年この業界に携わっていれば、嫌でも身に染みています。先ほどもありましたが、Googleアルゴリズムアップデートによって、良い思いもしましたし、痛い目にも散々あってきました。そういう経験を経ていると、何をおいてもSEOにコミットするというのが当たり前になるのだと思います。

ーーコンサルティングが始まって半年が経過し、一定の成果が生まれ始めました。この先は、どのような支援をしていく予定ですか。

コンサルタント これまで通りのベースSEOやキーワード戦略、コンテンツ制作に加えてCVR改善の支援にも着手していきます。そして、なにより今後は生成AIへのアプローチにも焦点を合わせていきたいと考えております。Google検索で言えば、AI Overviewsの参照元ページとして取り上げられることや、あるいは回答内でブランド名・商品名が言及されるような取り組み、もちろん、ChatGPTやGeminiといったAI検索においても同様の取り組みが、シックスセンスラボ様においても非常に大切になってきます。Passage Indexingでもその重要性が言及されていましたが、今後はキーワードだけでなくセンテンスレベルでのアプローチが肝になるので、生成AIを視野に入れたコンテンツ対策の支援も強化していきます。

石川 直近のご提案でも、急速に変わりつつある検索動向に対して、どのように準備すればいいのか先手先手でご支援いただいています。生成AI対策への取り組みをハウツーまで落としこまれているので、何をすればいいのか明確なのが本当にありがたい限りです。生成AI対策なんてまだもう少し先だと勝手に思っていたので、もうそこまで考えていただけていたのかと驚いたくらいです。

古堀 いや、本当に感動しました(笑)。

コンサルタント ありがとうございます。引き続き、全力で支援させていただきます。

ーー最後になりますが、お二方から今後のCINCに期待することや事業に関する展望があれば教えてください。

古堀 先ほども申し上げましたが、自然検索からの集客は、弊社の事業を続けていく限り延々と追いかけていかなければなりません。しかしながら、ご存知の通り検索エンジンやユーザーの検索行動というのは一筋縄ではいかず、いままさに生成AIの台頭などによって変化しつづけています。将来的にどうなるか予想することも難しい一方で、事業として必死に食らいついていかなければなりません。とはいえリソースやナレッジ・ノウハウといった諸事情により、どうしても自分たちだけで進めていくのには限界があります。ですから、これまでも、そしてこれからも、CINCさんからSEOやAIに関する最新情報をご共有・ご提案いただきながら、末永くお付き合いできますと大変うれしく思っております。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

石川 販路の拡大が今後の重要な経営課題になると考えおり、まだ検討段階ではありますが、アメリカへの進出を目指しています。日本における将来的な人口減少を考えれば、海外展開は現実的な選択肢だと考えておりますし、何しろ私たちの主戦場であるインターネットには国境のような垣根がありません。英語圏において主要なキーワードで上位表示されれば、日本とは比べ物にならないほどの集客数になると想定しているので、新たな挑戦として検討している次第です。とはいえ、そう簡単ではないことは十分承知しております。言語はもちろん、それ以外にも越えなければならない壁も多いと思いますので、ぜひCINCさんと二人三脚でチャレンジできればありがたいですね。

企業DATA
シックスセンスラボ株式会社
シックスセンスラボ株式会社
シックスセンスラボ株式会社

シックスセンスラボ株式会社は、「明日の笑顔を届ける」を理念に、体の内側から美しく健康になれるサプリメントや化粧品の提供、情報メディア配信を通じて女性の一生を応援しています。「体と地球に優しい」をコンセプトに、自然由来の原材料を使用し、徹底した品質管理のもとで商品を開発。サプリメント販売のほか、美容健康情報メディアの運営や海外事業も展開しています。

業種:健康食品、通信販売(EC)

https://www.sixthsenselab.jp/

Keywordmap事務局

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