Twitter分析ツールの選び方とおすすめ無料ツール9選

最終更新日:

SNSマーケティング

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twitter分析ツール

毎日大量の投稿がタイムライン上で流れていくTwitter(ツイッター)。大量の投稿があるからこそ、その投稿データはビッグデータとして価値が高く、そして分析難易度も高いものとなっているのが現状です。そのような中、Keywordmap for SNSを初めとする多くの無料の分析ツールが世にリリースされており、日々大量のユーザーの投稿データやアカウントデータが分析され、Webマーケティングの現場で活用されています。

どのツールも一長一短であり、できることも多岐に渡るため使用者側の目的にマッチしたツールの選定が非常に重要となります。今回は、そんなTwitter分析の現場において、自社の課題にマッチしたツールの選び方について解説しつつ、おすすめツールをご紹介します。

Twitter分析ツールの種類

Twitterの分析ツールには様々なタイプがあるため、最適なものを選ぶようにしましょう。

Twitter分析ツールと一口に言っても、分析目的によって各ツールのコンセプトはまったく異なります。ツールによって想定される使用方法や効能・メリットは大きく異なり、選び方を間違えると当初の目的が達成できず、運用が形骸化してしまうということがあります。

大別すると、Twitter分析ツールは以下の3タイプに分類されます。

  1. ソーシャルリスニングツール:ユーザー
  2. 投稿管理・ツイート分析ツール:自社アカウント
  3. アカウント・フォロワー分析ツール:自社・競合アカウント・フォロワー

①ソーシャルリスニングツールとそのメリット

ソーシャルリスニングツールとは、SNS上の大量の投稿データからキーワードや画像、ハッシュタグ等を指定し、必要な情報を抽出することで、市場ニーズ調査やブランド反響調査を実施することができるツールとなります。

ソーシャルリスニングを実施することで得られるメリットは、以下などです。

  • 特定のブランドに対する改善要望をキャッチアップできる
  • それを商品開発に活かすことができる
  • SNS上でキャンペーンの効果測定が可能

⇒ソーシャルリスニングツールを見てみる

②投稿管理・ツイート分析ツールとそのメリット

予約投稿やインプレッション数、エンゲージメント数等の基本的なKPIの計測等が可能な運用支援系のツールが「投稿管理・分析ツール」タイプに該当します。

現在、Twitter公式ページからの投稿であっても、予約投稿は可能です。

一方で、予約投稿状況の一覧管理や、定期投稿のスケジュール管理等については、別途スプレッドシート等で管理する必要があるため、可能であれば一元的に投稿管理できるツールの使用をおすすめします。

また、投稿ごとの分析・効果計測ができる点も、当ツールのメリットです。

ツイートがどれだけ表示されたかを示す「インプレッション」や、どれだけユーザーがツイートに反応したかを示す「エンゲージメント」に加え「フォロワー数」等が主要な分析対象となります。

⇒ 投稿管理・ツイート分析の無料おすすめツールを見てみる

③アカウント・フォロワー分析ツールとそのメリット

ここで言うアカウント分析ツールとは、自社のTwitterアカウントは勿論、自社以外のTwitterアカウントも分析できるツールのことを指します。

アカウント分析といっても、投稿内容の分析やフォロワーの属性分析(性別、興味・関心、活動時間等)、フォロワー数推移の分析等、ツールによって分析ポイントが大きく異なるのが特徴となります。

効果的な運用を行っているアカウントの投稿傾向(エンゲージメントを獲得している投稿の発信内容や時間帯など)を分析することで、反響の得やすいツイートを作成する手掛かりを得ることができます。

⇒アカウント・フォロワー分析ツールを見てみる

無料のTwitter分析ツール:ソーシャルリスニングツール

ソーシャルリスニングツールは、上記2つのツールタイプとはテイストが異なります。投稿管理・分析ツールとアカウント分析ツールは、Twitterアカウントありきの分析となります。

一方で、ソーシャルリスニングツールはその名の通り、特定のブランドやキーワードに対するSNS上での反響データを取得するツールとなります。本格的な分析は、有料ツールで行うのが一般的ではありますが、簡易的なものであれば無料ツールでも可能なので、まずは以下で紹介するツールから始めるのはいかがでしょうか。

TweetDeck(ツイートデック:特定のキーワードで定点観測したい)

分析ツール

TweetDeckはTwitter社が提供する公式アプリとなります。

TweetDeckはカラム形式でTwitter検索の画面を複数表示することができる点が特長で、複数のキーワードを同時並行的にモニタリングする目的で活用できます。

例えば、Keywordmap for SNS(サービス名)とCINC(会社名)の両方を同時並行でモニタリングするような場面で有効なツールです。

TweetDeckの特徴・機能をまとめると以下の通りです。

特徴機能
●Twitter社が提供する公式アプリであり、安心性が高い
●Twitter公式の検索コマンドを使用できるため、カスタマイズの幅が広い
●ツイート投稿機能もついているため、リプライ等の即時対応もストレスなく可能
●タイムラインモニタリング
●予約投稿
●特定の投稿にいいね付与
●1つのアカウントを複数人で運用できる

TweetDeckの使い方など詳しくは以下の記事で解説していますので、あわせて参考にしてみてください。

TweetDeck(ツイートデック)とは?使い方や活用するメリットを徹底解説

  • 料金:無料。
  • トライアル:無料で利用可能。
  • リンク:TweetDeck

Twittrend(ツイットレンド:地域別のTwitterトレンドを調査したい)

分析ツール

Twittrendはトレンド分析ができるツールで、調査できる項目はキーワードとハッシュタグとなります。

地域ごとのTwitterトレンドの調査する目的で使用できます。

特徴・機能の詳細は以下の通りです。

特徴機能
●埋もれがちな地域別のトレンドをキャッチアップできる
●キーワードの側面からしかトレンド調査ができない
●全国主要都市約20か所におけるトレンドデータを取得
●エリアごとのトレンド調査

調査可能な地域は限定されているものの、基本的に全国の主要都市は網羅されており、地域別の大まかなトレンドは把握が可能となります。

例えば、テレビ番組等の反響調査を実施する場合、地域ごとに放送時間が異なることがあるため、放送時間とTwitter上の反響の相関性を調査する際にも有効に活用することが可能です。

地方の企業がローカルトレンドを特定するために活用するのも有効な施策となりうるので、機能は限定されているものの活用の幅は非常に広く、おすすめのツールです。

  • 料金:無料。
  • トライアル:無料で利用可能。
  • リンク:Twittrend

BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長

BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長は、株式会社ホットリンクが提供するソーシャルリスニングツールです。もともと「クチコミ@係長」という名称でしたが、2019年に現在の名称に変更されました。

ツール名の通り、主に口コミを分析する目的で使用されます。

特徴機能
●膨大な口コミデータを保有
●属性分析やリアルタイムモニタリングなど多彩な機能
●強力なサポート体制
●口コミ数の推移
●キーワードのリアルタイムモニタリング
●属性分析

Twitterマーケティングに強みを持つホットリンク社ならではの活用サポート体制があるため、徹底的にソーシャルリスニングを行いたい際に魅力的なツールです。

無料のTwitter分析ツール:投稿管理・ツイート

上記でも紹介した通り、分析ツールとはTwitterアカウントをツールと連携し、ツイートの予約投稿等の運用機能を活用しながら、投稿数やエンゲージメント数を計測していくような運用寄りの分析ツールを指します。

その中でも予約投稿やインプレッション数、エンゲージメント数等の基本的なKPIの計測等が可能な運用支援系のツールが「投稿管理・分析ツール」タイプに該当します。

以下に投稿管理・分析におけるおすすめのツールを紹介します。

Twitterアナリティクス

Twitterアナリティクス

Twiterアナリティクスは、運用しているアカウントの数値を調査することを目的として活用されるツールです。

特徴や機能の詳細は以下のようになっています。

特徴機能
●自社アカウントのインプレッション数やエンゲージメント数がわかる
●上記データなどをcsvでダウンロード可能
●Twitterアナリティクス上で詳細な分析は難しい
●自アカウントのツイート分析
●ツイートのインプレッション分析
●プロフィールへのアクセス
●@ツイートの確認
●フォロワー数
●トップツイート数
●プロモーションのインプレッション
●動画アクティビティ

一方で、Twitterアナリティクスは数値管理機能が中心であり、分析機能はほぼ備わっていません。

「どんなツイートをしたらエンゲージメントが上がるの?」といった具体的な施策部分は、Twitterアナリティクスのデータでは非常に難易度が高い作業となります。そのため、実際のツイート案やアカウントの設計案を精度高く立案するためには、下記で紹介する外部ツールの利用をお勧めします。

なお、Twitterアナリティクスについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
Twitterアナリティクスの使い方を徹底解説!ログインや分析の方法も紹介

つぶやきデスク

つぶやきデスクは、主に運用しているTwitterアカウントの投稿管理ができるツールです。

具体的に特徴や機能は以下の通りです。

特徴機能
●複数のタイムラインを並列で表示できる
●リプライやリツイートをチャット形式で表示
●予約投稿機能が充実
●複数のタイムラインの確認
●予約投稿
●DM一斉送信
●フォロワーリスト化
●キャンペーン管理

また、料金については以下のように設定されています。

  • 料金:個人向け無料。企業向け¥22,000/月。代理店向け¥110,000/月。
  • トライアル:有り
  • リンク:つぶやきデスク

Hootsuite(フートスイート:Twitter以外の投稿管理もしたい)

分析ツール:Hootsuite

Hootsuite(フートスイート)は自動投稿機能を強みとしたツールです。

下記のような特徴、機能があります。

特徴機能
●Twitter以外のSNSも一元管理可能
●自動投稿機能が充実
●機能が充実している数少ない日本語対応ツール
●投稿をリアルタイムで確認
●予約投稿
●アクセス解析

上記を踏まえ、socialdogに慣れた方はHootsuiteを活用してみることをおすすめします。

  • 料金:¥5,000/月~。ログインユーザー・利用アカウントの数毎に料金プランが変わる。
  • トライアル:あり
  • リンク:Hootsuite

Buffer(バッファー:投稿管理を徹底的に効率化したい)

分析ツール:Buffer

BufferはHootsuite同様に複数のSNSの投稿管理が可能なツールとなっています。

特徴、備えている機能は以下です。

特徴機能
●機能性とシンプルなUIが両立されおりバランスが良い
●カレンダー形式での予約投稿管理、投稿時間の変更もドラッグ&ドロップで可能
●UIが日本語ではない
●複数アカウントの予約投稿
●投稿管理

「Hootsuiteを使ってみたけど、もっと直感的かつ効率的に運用したい」という方はぜひBufferを使ってみてください。

  • 料金:3アカウントまで無料。4アカウント目から1アカウントにつき5ドル/月~。
  • トライアル:なし
  • リンク:Buffer

無料のTwitter分析ツール:アカウント・フォロワー

アカウント分析ツールとは、投稿管理・分析ツールと異なり、自社のアカウント以外の他のアカウントを分析することができるツールのことを指します。

アカウント分析といっても、投稿内容の分析やフォロワーの属性分析(性別、興味・関心、活動時間等)、フォロワー数推移の分析等、ツールによって分析ポイントが大きく異なるのが特徴となります。

投稿管理・分析ツールと比べ、分析可能な数値項目は劣りますが、その分他のアカウントを分析できるため、自社のTwitterアカウントの運用にあたり、今まで気が付かなかった切り口の運用方法が見えてくるケースもあります。

以下では、Twitter分析の中で必ず覚えておきたいアカウント分析ツールを紹介します。

SINIS for X

SINIS for X(旧:SINIS for Twitter)は 無料のX(旧Twitter)分析ツールです。 ポスト、フォロワー分析はもちろん、アカウント分析レポートの自動作成機能も搭載しているためX運用担当者の煩雑な作業を削減します。

特徴・機能の詳細は以下の通りです。

特徴機能
  • X分析レポートを自動作成できる
  • フォロワー、ポスト、ファネル分析できる
  • ポストをカテゴリ別分類、分析できる
  • ダッシュボード
  • 投稿分析
  • フォロワー分析
  • カテゴリ別分析
  • CSVダウンロード
  • レポート自動作成

基本機能は無料となっています。 コストを抑えながらもXのアカウント運用で成果を出したい人や、資料作成に時間をかけられない人に、おすすめのツールとなっています。

  • 料金:無料
  • トライアル:無料で利用可能
  • リンク:SINIS for X

whotwi(アカウント属性・投稿分析)

分析ツール

whotwiは、AutoScale社が提供するTwitterアカウントの分析ツールです。

特定のアカウント、フォロワーを分析する目的で活用されています。

特徴機能
●アカウントの投稿内容、投稿時間等の基本的な傾向調査が可能
●アカウント間の繋がり調査も可能(誰と誰がよくコミュニケーションを取っているか)
●アカウントによってはデータ取得に時間がかかる
●アカウント分析
●ツイートの傾向調査
●ハッシュタグ調査
●リアルタイム検索
●トレンド速報

なお、以下の通り無料で使用することができます

  • 料金:無料。
  • トライアル:無料で利用可能。
  • リンク:whotwi

ツイプロ(ベンチーマークアカウントの抽出)

twitter分析ツール

ツイプロはTwitter運用において、ベンチマークとなるアカウントの抽出に長けた分析ツールです。

具体的に以下の特徴・機能があります。

特徴機能
●プロフィール内を分析し、アカウントをリスト化することが可能
●whotwiと組み合わせることで活用の幅が広がる
●単体では活用の幅が限定的
●特定のユーザー検索
●予約投稿
●フォロワー属性分析
●プロフィールの執筆

ツイプロでベンチマーク候補を複数抽出し、対象のアカウントをwhotwiで分析することで、定量的なデータに基づいた分析を一気通貫で行うことが可能となります。

できることが限られるツールではありますが、Twitter分析のフローの中に組み込む価値はあるツールなので、有効活用してみてはいかがでしょうか。

  • 料金:無料。
  • トライアル:無料で利用可能。
  • リンク:ツイプロ

Twitter分析オールインワンツール

Keywordmap for SNSは投稿管理、アカウント・フォロワー分析など調査が可能なツールです。

特徴機能
●アカウント分析、投稿管理など調査可能
●UGCだけでなくエンゲージメントの切り口からの反響調査も可能
●Twitterマーケティングを運用する効果測定機能、PDCA機能を搭載
●アカウント・フォロワー分析
●フォロワー属性分析
●キャンペーン分析
●アクセス解析
●予約投稿

上記にて紹介したTwitterの無料分析ツールで、ある程度の分析は可能ですが、あくまでも数値管理やデータ取得に留まるツールが多いのがネックとなります。
抽出されたデータをどのように活用するのかは、分析担当者の属人的なスキルに依存するため、本当の意味でツールを使いこなすには一定の知見が必要となるでしょう。誰にでもできることではありません。

一方で、Twitter運用分析ツール「Keywordmap for SNS」では、アカウント分析、投稿管理上記ポイントを揃えており、且つどのようなツイートをすればエンゲージメントが取りやすいのかという施策部分まで明らかにすることができます。

また、ソーシャルリスニングの側面から考えたときに、多くの有料ツールではUGC(User Generated Content : 一般ユーザーより生まれたコンテンツ)の取得をメイン機能としています。

Keywordmap for SNSはUGCだけでなく、「どのようなキーワードに対しエンゲージメントが多いのか」という切り口からも分析が可能なので、正しい意味でのユーザーの反響調査が可能です。

  • 料金:有料。プラン毎に料金が変わるため要問い合わせ
  • トライアル:有り
  • リンク:Keywordmap for SNS

Twitter分析ツールを選定するポイント

Twitter分析ツールを紹介してきましたが、具体的にどのような点に注意して選べばいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

本章では、ツールのタイプ別に、選ぶ際のポイントについて解説します。

ソーシャルリスニングツールの選定ポイント

一般的に使用されているソーシャルリスニングツールは、下記のマトリクスのように分類することができます。画像で示した4象限が選定ポイントになりますので、是非参考にしてみてください。

Twitter分析ツール:ソーシャルリスニングマトリクス

分類方法としては、

  • 全量ツイートデータ(Twitter上の全投稿を抽出)
  • サンプリングツイートデータ(Twitter上の全投稿の一部をサンプルとして抽出)

というツイートデータ量で分類するケースがあります。

もう1つの分類方法としては、

  • 過去の特定期間のツイートデータ
  • 現在これから投稿されるツイートデータ

というデータ取得方法で分類することも可能です。

UIやUX等、細かな相違点も勿論ありますが、上記のマトリクスのように根本的に仕様が異なるため、自社の分析したい項目に応じて、正しいツールを選ぶ必要があります。

投稿管理・ツイート分析ツールにおけるポイント

投稿管理・ツイート分析の目的では、以下の点を満たしているツールをおすすめします。

  • カレンダー等で投稿を一覧管理ができるか
  • 投稿ごとの効果計測ができるか
  • 使用するアカウント全てを管理可能か
  • 運用状況のレポート機能があるか

きちんと管理でき、PDCAを回せるかが肝となります。

さらに予約投稿など、運用を楽にしてくれる機能が搭載しているかも重要なポイントといえます。

さらに、投稿ごとに効果検証できるようにしておくことで、反響の得やすいツイートの特徴を把握しやすくなるメリットがあります。

アカウント・フォロワー分析ツールにおけるポイント

アカウント分析ツールの選定ポイントは以下となります。

  • アカウントの投稿傾向が分析できるか
  • アカウント自体の属性分析ができるか
  • アカウントのフォロワーが分析できるか

なお、投稿傾向とは、

  • どんな情報(テーマやフレーズ)を含む投稿なのか
  • 何時ごろの投稿が多いのか
  • どのような投稿でエンゲージメントを獲得しているのか

といった傾向となります。

また、「属性」とはプロフィール文や投稿文を参考に、各アカウント(ユーザー)の興味・関心を表したものになります。

フォロワーの属性を分析することで、自分がターゲットするユーザーがファンになっているのか否かを把握することができます。

Twitter分析で着目すべき指標

ここまで、Twitter分析ツールの紹介や種類について解説してきました。

本章では、分析の目的に合わせて着目すべき指標について紹介します。指標を理解し、活用することで効果検証が行いやすくなります。

また、以下で紹介する指標は、自社アカウントのみならず、競合アカウントを分析する際にも重要な観点です。

  • フォロワー数
  • インプレッション数
  • エンゲージメント数
  • フォロワー属性
  • 投稿時間

フォロワー数

ユーザーは「面白い」もしくは「有益」などと感じたアカウントをフォローする傾向にあります。そのため、アカウントの影響度を測る指標として「フォロワー数」が参考になります。

また、フォロワー数の「推移」まで分析することで、どんな投稿をしたタイミングでフォロワーが増えたのか把握することが重要です。

たとえば、競合アカウントがTwitter上でキャンペーン(フォローやリツイートをしてくれたユーザーに対してプレゼントを付与する等)を実施した際にフォロワーが増加した場合、自社も同様のキャンペーンを行うべきなのではないかといった打ち手が見つけやすくなります。

なお、フォロワー数を増やすためには、下記にて解説する「インプレション」と「エンゲージメント」を高めることが重要です。

フォロワー数の推移を分析する方法については以下の記事で詳しく解説しています。
Twitterのフォロワー数の推移を調べるツール5選と分析方法

インプレッション数

インプレッション数とはTwitterのタイムライン上で表示された回数を指します。

せっかく投稿しても、ユーザーに見られなければ意味はありません。

どのくらいリーチしたのか参考にするために、インプレッション数を追っていくことが重要になります。なお、インプレッション数は、下記にて説明する「エンゲージメント数」を増やすことで拡散され、増える傾向になります。

インプレションを増やす方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
Twitterのインプレッションを増やす方法! 匿名アカウントで調査した結果を公開

エンゲージメント数

Twitterにおけるエンゲージメント数とは、以下7つのユーザーアクションを合計した値です。

  • いいね 
  • リツイート
  • 返信
  • メディアのエンゲージメント
  • 詳細のクリック
  • リンクのクリック
  • ハッシュタグのクリック

エンゲージメント数を分析することで、どれだけユーザーに関心を与え、反響を得ることができたのか把握しやすくなります。また、反響を得やすい投稿の特徴を分析することにも役立てられます。

さらに、定期的に一定のエンゲージメントを獲得し続けることは、常にユーザーに対して有益な情報を発信できている状態とも捉えられるため、フォロワー数の維持につながります。

エンゲージメント数の増やすコツについては、以下の記事で網羅的に解説しています。
Twitterのエンゲージメントとは?チェック方法や増加させる15のコツを紹介

フォロワー属性

先述しましたが、Twitterにおける「属性」とは、プロフィールの掲載情報や投稿に含まれるキーワードをもとに、アカウント(ユーザー)の興味・関心を表したものになります。

フォロワー属性を確認することで、ターゲットとするユーザーがフォロワーになっているかどうかチェックできます。もし、フォロワーの属性がターゲットユーザーと大幅に異なる場合、ターゲットユーザーのニーズに即したツイートを投稿できていない可能性があります。

定期的にフォロワー属性を調査することで、ツイート内容の調整を行っていきましょう。

以下のアカウントでは、就職活動をしている大学生にフォローされる傾向にあることがわかります。

Keywordmap for SNS:フォロワー属性分析機能

投稿時間

投稿する時間帯によって、エンゲージメント獲得のしやすさが変わってきます。

例えば、朝の通勤ラッシュの時間帯や、ランチタイムではTwitterの使用率は上がる傾向にあるなど、アカウントごとに特徴があります。

そのため、どの時間帯に投稿すれば反響を得やすいのか、競合アカウントの分析を含め、PDCAを回しながら、調査していくことが重要です。

Twitterの投稿時間に関する戦略立てには、以下の記事を参考にしてみてください。

Twitterの投稿時間はいつが最適なのか?アクティブ時間帯から逆算する拡散戦略

Twitter分析ツールを使った成功事例

「モバオク!」を運営する株式会社モバオクは、Twitter分析ツール「Keywordmap for SNS」を活用し、投稿したツイートのエンゲージメント数や、フォロワーの属性(興味・関心)を調査しました。

(※モバオク!:生活雑貨を中心に、気軽に商品の売買ができるオークションサイト)

調査を通じて認知拡大ができているかどうか、自社のファンになってもらいたい層のユーザーがフォロワーになっているかどうかを分析し、運用のPDCAを回しました。

twitter_mobaoku

(引用:https://twitter.com/mbok_jp

結果として、ツールの導入から半年ほどで、フォロワー数が1.7倍増加させることに成功しました。

また、効果検証のために行っていたツイート分析に割いていた工数の30%削減を実現しています。

▼モバオク社のTwitter運用における戦略、ツール活用術についての詳細はこちら

フォロワー増加、工数削減!モバオクのKeywordmap for SNS活用術

まとめ

当記事では、Twitte分析ツールの紹介やツール選定時のポイント、分析の際に注目すべき指標について解説してきました。

ツールは以下の目的別に選ぶことが重要です。

  • 投稿管理・ツイート分析
  • アカウント・フォロワー分析
  • ソーシャルリスニング

ぜひ皆様の利用目的に合わせてツールを選択してみてください。

この記事を書いたライター
Keywordmap編集部
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